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April 22, 25
スライド概要
大学で使われているゲームデザインの教科書The Art of Game Design: Book of Lenses (『アート・オブ・ゲームデザイン: レンズの書』、日本語訳はジェシー・シェル著『ゲームデザインバイブル 第2版』https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118017/ )を使ったゲームデザイン概論の授業用スライドはこれで最後です.
なお原著第3版ではプレゼンスの章が追加されています.
Game Jammer working at Yasuda Women's University since April 2025. IGDA Japan board member, HEVGA individual member. 2025年より安田女子大学に移りました.
Introduction to Game Design 第34章 「目的」 「おわりに」 講師: 山根信二 Creative Commons Attribution 4.0 International license Creative Commons Attribution 4.0 International license .
Ch.34 ゲームデザイナには それぞれが目指す目的がある •Each Designer has a Purpose •本章の構成: •最も深いテーマを持つこと The Deepest Theming 1
§34.1 最も深いテーマを持つ The Deepest Theming • 本書はいろいろな listening を扱ったが,もっとも深い listening は自分に問うこと • エドガー・アラン・ポーの詩『The Raven』 (『大 鴉』, おおがらす) • 英詩だが,日本語の私訳がネットでも読める • 余談 • 第2章冒頭にも登場,本書はポーにはじまりポーに終わる • なぜ唐突に文学者を引用するのか? インディーの源流 2
レンズ#112: 大鴉のレンズ •みなさんの人生の残り時間は有限 •「このゲームを作ることに、わたし の人生の貴重な時間を費やす価値が あるのか?」 3
自分の残りの人生の目的は 誰が教えてくれるのか? •自分自身に耳を傾けるとき •ただし、自分の人生のテーマを他人に知ら せる必要はない •だが,テーマをもったゲームは力強い (レンズ#11「統一テーマのレンズ」) 4
レンズ∞: あなたの 秘密の目的のレンズ •唯一の,真の目的に向かって進んでいこう • この質問だけで十分です: わたしは何のためにこれをしているのか? 5
おわりに •これで章扉のマップが完成した! 6
グッドラック • とうとう完結 • マップは持ったか? 指輪は持ったか? • レンズは持ってるか? • 【補足】カードデッキの日本語訳も公開したよ! https://deck.artofgamedesign.com/ • 「占い」「使い方」もチェックしてみよう! • 持ってるだけではなく使わないと意味がない! 7
最後のメッセージ • 「われわれゲームデザイナはお互いに支え合わないと ね!」 After all, we game designers have to stick together. • これからも学びあおう! • 【補足】著者のジェシー・シェルは本を出しゲームスタジ オを経営するだけでなく,IGDAやGDCその他で講演し情 報共有し続けています • http://jesseschell.com/talks/ 8