ゲームジャム高梁2024　事前勉強会　ゲームジャムの過去・現在・未来

ゲームジャム高梁2024 事前勉強会 ゲームジャムの過去・現在・未来 @ShinjiYamane 2024/09 #OkaUni #ゲームジャム高梁

はじめに 自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げます  「こんな時にゲーム開発している場合か？」  傷跡が残る土地でのゲームジャム  3.11東日本大震災と「福島ゲームジャム2011」  平成30年西日本豪雨と「ゲームジャム高梁 2018」  ゲームは避難生活に必要とされ、ともに復興に力を あわせ、どこからでも世界に発信できる 

自己紹介 • 大学でゲーム開発を教えています  岡山Unity勉強会 アドバイザー  NPO法人 IGDA日本 理事  訳書に『はじめて学ぶビデオゲームの心理学』など • ゲームジャムを推進してきました  2010年1月に日本国内初のゲームジャム紹介記事を書く  2014年に岡山に転職、中四国でもゲームジャムを開催 • 中四国地方でのゲームジャム連続開催により、栄えある大都 会アワードを共同受賞 • 2025年度に広島県広島市の安田女子大学に着任予定

Part 1: ゲームジャムのこれまで

ゲームジャムとは • 週末に会場に集まり、即席で混成チームを結成 • 短期間でゲームを1本完成させる • 作ったゲームをプレゼンテーション，リリース， 試遊 • 20年前に起こったゲーム業界の常識破り

ゲームジャムの20年 • 最初の「Indie Game Jam」は北米のベテランゲーム開発者に よる問題提起だった • ゲーム業界はこのままでいいのか • ゲーム会社は大きくなったが、新しい，実験的なアイデアを作 品を作れているか？ • ゲームジャムで実験作を開発し展示する活動はじまる • 北米から世界に伝わるゲームジャム • 大学が会場となった北欧「Nordic Game Jam」 • コペンハーゲンで創業したUnityがスポンサー、ゲーム業界が 応援 • そしてゲームエンジンUnity無料化とともに世界中のゲーム をつくりたい人々へ→

世界に広がるGlobal Game Jam • IGDAが世界のゲーム教育機関に呼びかけてはじまる • 毎年1月末に開催される世界同時多発ゲーム開発 • 週末に世界中でゲームが開発され，製品化も • SteamでもGlobal Game Jamタイトルの製品版セール https://store.steampowered.com/sale/globalgamejam/ • その他にも発売されたGGJ作品を公式サイトで紹介 https://globalgamejam.org/ggj-success-stories • 世界のどんな場所でも，ゲームを開発して全世界公 開できる

• https://store.steampowered.com/sale/globalgamejam/
• https://globalgamejam.org/ggj-success-stories

ゲームジャムが変えた世界 • なぜ社会人がタダで参加するのか？ • ゲーム開発体験は楽しい • ゲームは一人ではできない • その場で感想を直接聞ける • 仕事ではできないことに挑戦できる  短期間で試作品をつくってから判断しよう • むしろ短期間だからこそコアの部分に集中できる • 失敗してもダメージは軽く，いいことしかない • つくったらゲームをお互いに見せ合おう • 世界に公開して遊んでもらうまでがゲームジャムです

Part 2: ゲームジャムの現在

瀬戸内地域に広が るゲームジャムの 仲間の輪 • 活発な人は20回以上 • 多様なゲームジャムが 開催され、同じ会場・ 同じテーマが連続しな い

ゲームジャム高梁のインパクト • 市役所ホールでゲーム開発 • 議員があいさつ，市長が来訪，市民に開放 • 地元からの差し入れ • 同時開催イベント • コスプレ撮影会，eスポーツ大会など

ゲームジャム高梁以降のゲームジャム • ゲームジャム高梁以降，さまざまな地域イベ ントとつながるゲームジャムが開催される • UOZUゲームジャム • SanukiXGame • ゲームジャムがそれまでつながっていなかっ た地域コミュニティをつなげる • ゲームジャムはさらに広域ネットワークをつ くる

あなたの街にもゲーム開発者が • 岡山Unity勉強会 主な参加メンバー紹介  つながる瀬戸内地方のゲーム開発者コミュニティ 地元以外でも、 • PICO PARK (岡山県井原市出身の三宅俊輔さん) • ゲーム会社に勤めながら個人開発 • 3年で1000本しか売れなかった個人開発ゲームが、2022年にゲーム実 況で3ヵ月で100万本突破、2024年に全世界で500万本販売 • ふるさと納税で地元でも話題に • Downwell (香川県出身の麓（ふもと）さん ) • 上京して学生時代に小さいゲームを毎週つくり続けて13週目 • 日曜劇場『アトムの童』で主人公がつくったゲームに

• https://madewithunity.jp/creators/takumi-naramura/

Part 3: ゲームジャムの未来

新たなサイクルのはじまり 2024年は  岡山Unity勉強会設立10周年  岡山Unity勉強会は次回で111回  新体制でのゲームジャム高梁  2025年は  中四国地方のゲームジャム10周年  La-Mulana2 Kickstarter 10周年 

アフターコロナのゲームジャム • 数百人のメガ会場は消滅し，大ホールでの人 数制限ゲームジャム会場へ • アフターコロナのゲームジャム国内会場は地 方から(2022-) • 今年も日本のゲームジャムシーンをリードす るのは地方会場:

2024年秋も地方会場でゲームジャム！ 09/22(日) ゲームジャム高梁事前勉強会  10/12(土)～13(日)札幌 #SapporoGameCamp  10/19(土)～20(日)岡山 ゲームジャム高梁  11/08(金) ～11(月) 京都 京都創造ゲームジャム   2025/01/20(月) ～26(日) Global Game Jam

いざ、秋のゲームジャムへ •ゲームジャム高梁の申込ページで， スケジュールを確認しよう! •健康第一！

Enjoy!