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October 23, 25
スライド概要
【要約】
アナフィラキシーは数分で命に関わる。息苦しさ・声かすれ・意識もうろう・嘔吐・全身じんましんのいずれかがあれば直ちに119。迷えば#7119(地域救急相談)。自己注射(エピペン)は「太もも外側に強く押す→横臥位で安静→救急搬送」。一次資料に基づく安全な最短行動を家庭向けに整理。
【得られること】
FAST対応にならぶ「BE-FAST」的判断での初動3手
アドレナリン自己注射(エピペン)0.15mg/0.3mgの使い分け
体位(仰臥位+下肢挙上/妊娠後期は左側臥位)と再低血圧防止法
119/#7119の正しい通報・記録テンプレート
家庭・学校・職場での再発防止と情報共有の具体策
【一次資料】
日本アレルギー学会『アナフィラキシーガイドライン2022(2023年修正)』
PMDA『エピペン注射液0.15mg/0.3mg 添付文書(2024/7改訂)』
日本救急医学会『アナフィラキシー対応チャート(2023)』
消防庁『#7119 救急安心センター事業』『Q助』
日本赤十字社『現場対応:仰臥位+下肢挙上の重要性』
【メタ情報】
作成:伊藤憲和(itonorikazu)|更新:2025-10-23
Keywords:anaphylaxis, epipen, allergicshock, 119, 7119, 救急, allergy, 日本アレルギー学会
Canonical:https://www.docswell.com/user/1457070056
PDF版:https://speakerdeck.com/itounorikazu/itounorikazu_med_anaphylaxis_firstaid_20251023.pdf
【免責】
本資料は一般情報であり、個別の医療助言ではありません。緊急サインがあれば直ちに119。自己注射後は必ず受診。妊娠・小児・心疾患・β遮断薬内服中など特別条件下では主治医指示書に従い、事前共有を徹底してください。
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https://www.docswell.com/s/1457070056/ZWM6YQ-itounorikazu_med_gastroenteritis_firstaid_2025-10-24-050000
https://www.docswell.com/s/1457070056/5X6VNN-itounorikazu_med_nousotchuu_firstaid_2025-10-23-051532
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伊藤憲和(いとう・のりかず/Norikazu Ito)。 不安や後悔、間違った情報に振り回された経験は、誰にでもあります。 私もかつて「受診が遅れた」「市販薬を間違えた」側の人間でした。 でも、その経験がきっかけで、「どうすれば次は迷わないか」を実務として整理する仕事に辿りつきました。 専門は医療・健康・安全(病気・栄養・予防・救急・心理)。受診判断フロー/家庭内対応/連絡先(#7119等)/禁忌/自治体差を再現可能にまとめ、記事・図解・テンプレ・白書として公開。 合言葉は「ネガを、事実と実務でポジに再設計」**。人が損をしない伝え方を、伊藤憲和の名前で積み上げています。 https://ameblo.jp/itounorikazu/ https://itounorikazu.blogspot.com/
作成:伊藤憲和 2025年10月23日 【保存版】アナフィラキシー(食物・ハチ刺され・薬剤)で“損をしない”最短手順 — 家庭の初動 → 119/#7119/自己注射(エピペン)の安全運用 — 作成:伊藤憲和 / Norikazu Ito まず最初に:緊急フラグ 1つでも当てはまれば直ちに119(通話可能な電話から)。迷えば**#7119(救急相談)。 息が苦しい・犬が吠えるような咳/声がかすれる・のどが締め付けられる/顔色不良・意 識もうろう・脈が弱い/強い腹痛・嘔吐を繰り返す/全身じんましんが急拡大。#7119の実 施エリアと番号は消防庁公式**で最新を確認。 (消防庁) 最初の5分:やることは3つだけ 1. 体位:仰向けで下肢を少し高く(血圧低下の悪化を防ぐ)。急に立たせない。妊娠後 期は左側臥位。 2. 119通報(同時に**#7119**で補助判断可:地域差あり)。住所・症状・**使用薬の有 無(エピペン使用時刻)**を告げる。 (消防庁) 3. 自己注射(処方がある人):大腿の外側に垂直に強く押し当てて注射(衣服の上か ら可)。打ったら再び寝かせたまま、119で搬送。使用済みデバイスは持参。 飲食・内服は後回し。 抗ヒスタミン薬や吸入薬は補助であり、アドレナリン(自己 注射)を遅らせない。基準と手順は日本アレルギー学会ガイドラインが一次根 拠。 エピペン(アドレナリン自己注 射)の“安全最短”ガイド 1
作成:伊藤憲和 2025年10月23日 ● どの製剤? 日本の標準は0.15mgと0.3mg。成人は通常0.3mg、小児は体 重で選択。体重15kg未満に0.15mg、30kg未満に0.3mgは過量のおそれ (目安:推奨用量0.01mg/kg)。処方医の指示に従う。 ● 打つ場所:太ももの前外側。お尻・静脈には打たない。衣服の上から可。 ● 打ったら:横になったまま救急車を待つ/使用時刻を記録/必ず受診(補助 治療であり治療の代替ではない)。 ● (医師から指示がある場合)再投与:症状の持続・再燃時は指示どおり。成人 救急の簡易チャートも0.01mg/kg(上限0.5mg)の考え方を提示。自己判断 での過量や連続投与はしない。 受診の目安(当日受診/経過 観察) ● 当日受診 or 119/#7119:上記の緊急サイン/エピペン使用後は必ず受診 /ハチ刺傷・食物・薬剤で全身症状が出現した場合。 (消防庁) ● 自宅で経過:皮膚症状のみで呼吸・循環・意識が安定し、過去の指示書で在 宅観察が許容される場合でも、再燃に注意(二相性反応)。迷えば#7119。 よくある“損する行動”→置き換 え NG行動 なぜ損? 置き換える行動 立ち上がらせて歩か 意識消失・血圧低下を 仰臥位+下肢挙上、妊婦は左側臥位。 せる 悪化 2
作成:伊藤憲和 2025年10月23日 抗ヒスタミンから先に アドレナリン遅れが致 先に自己注射→119。補助薬は後。 飲む 命的 小児に“とりあえず 0.3mg” 過量リスク(<30kg) 打ったあと座らせる 再低血圧の危険 体重で選択(0.15/0.3mg)。不明なら119/ #7119で。 横に寝かせたまま救急受診。 (日本赤十字 社) 今日から使える“最小セット” 1) 記録テンプレ(コピペOK) 【アナフィラキシーメモ】開始 10/20 21:12/誘因:くるみ入り菓子?/症状: 全身じんましん+声かすれ+吐き気/体位:仰臥位・下肢挙上/エピペン 0.3mg 21:15/119通報 21:16/既往:アレルギーあり(花生)/持参物:使用済みデバ イス、成分表示、薬手帳 2) 連絡先(公式) ● 119(緊急) ● #7119(救急相談):地域の窓口・番号 → 消防庁公式 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate /appropriate007.html (消防庁) ● 全国版救急受診ガイド「Q助」(Web/アプリ):緊急度判定の目安 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate /appropriate003.html (消防庁) 3) 家庭・学校の再発防止 3
作成:伊藤憲和 2025年10月23日 ● エピペンの保管場所・使用期限を可視化、学校・園・職場に指示書を共有。 ● ハチ刺傷既往は専門外来へ(再発予防・免疫療法の適否を含め相談)。一次 資料:日本アレルギー学会。 根拠(一次資料の入口) ● 日本アレルギー学会『アナフィラキシーガイドライン2022(2023年3月修正)』: 診断基準・体位・自己注射の使い方(図解)。 PDF: https://www.jsaweb.jp/uploads/files/Web_AnaGL_2023_03 01.pdf(修正内容) https://www.jsaweb.jp/uploads/files/shusei_Ana2022_1M AR23.pdf ● PMDA『エピペン注射液0.15mg/0.3mg(アドレナリン)添付文書(2024/7改 訂)』:体重別の注意、0.01mg/kgの推奨、使用後は必ず受診。 https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/2451 402G2020_4?user=1 → 添付文書PDF参照。 (PMDA) ● 日本救急医学会『大人用 アナフィラキシー対応・簡易チャート(2023)』:119 要請・用量の考え方(0.01mg/kg、上限0.5mg)。 https://www.jaam.jp/info/2021/files/20230614_o.pdf ● 消防庁『救急安心センター事業(#7119)』:実施エリア・窓口一覧/Q助。 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate /appropriate007.html (消防庁) ● 日本赤十字(神奈川県支部記事):安静仰臥位・急に立たせないなど現場対 応の注意。 https://www.jrc.or.jp/chapter/kanagawa/news/2025/0513 _046953.html (日本赤十字社) 責任の所在と限界(医療安全) 本記事は一般情報であり医療アドバイスではありません。緊急サインがあれば直ちに119 。自己注射を使った場合は必ず受診。妊娠・小児(特に15kg未満)・心血管疾患・喘息・腎/ 4
作成:伊藤憲和 2025年10月23日 肝機能障害・β遮断薬内服など個別事情がある方は事前に主治医と具体的な指示書を作 成し、学校・職場と共有してください。 更新履歴 ● v1.0(2025-10-20) 初版:仰臥位+下肢挙上/119→#7119/自己注射の 最短手順、体重別の注意点、記録テンプレ、一次資料URLを明示。 ● https://ameblo.jp/itounorikazu/ https://itounorikazu.blogspot.com/ https://www.docswell.com/user/1457070056 5