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April 09, 25
スライド概要
2025年4月8日(火) 開催
UiPath Friends 関西 ~ 自動化で答えを出す市民開発者 ~
UiPath 関西セッション
UiPath FriendsはUiPath ユーザー有志によって運営される非営利の公式ユーザーコミュニティです。 UiPathに関する技術交流や勉強会を行い、UiPathユーザーの技術力向上に寄与していきます。 イベントの登壇資料を掲載しています。 コミュニティサイト: https://uipath-friends.doorkeeper.jp/ YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@UiPathFriends
ローコードでここまでできる! Studio Webで手軽に始める 自動化デモ3選 2025/4/8 UiPath株式会社 テクニカルサポート 濱本貴雄
自己紹介 名前: 濱本貴雄(はまもとたかお) 所属: UiPathテクニカルサポートチーム 社歴: 経理→UiPathでおよそ5年間 業務: お客様の問い合わせ対応をしています 好きなUiPath製品:Orchestrator 趣味: 色んな場所を歩くことです。 先週末は、箕面大滝でお花見してきました。 まれにQiita書いてます。 https://qiita.com/hamam 2
ローコードでここまでできる! Studio Webで手軽に始める自動化デモ3選 1. Salesforce の データ一括更新 2. Autopilot で データ処理 3. Slack で 問い合わせ 自動回答 大量データを一気に更新でき、 手作業の手間とミスを大幅削減! 問い合わせ・ToDoリストなどの 優先順位自動見極めで 作業効率アップ 気軽に社内問い合わせし、 生成AIが適切に回答 情報セキュリティも安心 3
UiPath Studioファミリー 3つの製品 StudioWeb はブラウザで操作、StudioX は初心者向け、Studio はプロ向け インストール不要! ブラウザで開発できるツール 簡単な作業をサクッと自動化したいときに便利 プログラミング不要! 初心者向けデスクトップ自動化ツール Excel業務などの定型作業の自動化に最適 本格的な業務自動化! 開発者向けの高機能デスクトップツール 複雑な処理やシステム連携の自動化に最適 4
1. Salesforce のデータ一括更新 ■背景 • 社内システム(Salesforce)の情報を一括更新する 必要が発生 • 更新対象はExcelファイルにまとめられた約100件 のデータ • 現状は各ページを手動で開いて1件ずつ更新が必 要な状況 ■開発方針 • 一部でも自動化し、業務効率を改善したい 5
2. Autopilot for Everyoneでデータ処理 ■背景 • • • 問い合わせ対応業務の優先順位づけをしたい • 同じ優先順位のサポートチケットが複数たまると、優先度の見極めが困難になる 社内システムから、チケットのリストは一括取得できる 優先順位をつけるRPAを普通に開発しようとすると、少し大変そう • 優先順位のアルゴリズムを考えて、試行錯誤することになりそう • 人間が見やすいデータに出力する方法も考えることになる ■開発方針 • 優先順位づけは、生成AIを使って自然言語で設定する 6
2. Autopilot for Everyoneでデータ処理 ➢ Autopilot for Everyoneのインストール • • https://docs.uipath.com/ja/autopilot/other/latest/overview/prerequisites Orchestratorに自動作成される「Autopilot」フォルダーへアクセス権を設定する ➢ データを取得した後、Autopilot for Everyoneでデータ処理する 1. 出力引数としてデータを返すワークフローを開発し、Orchestratorにプロセスとして登録する 2. Automation Cloud > 管理 > AI Trust Layer > Autopilot for Everyoneでテナントを選択する A) 「開始プロンプト」セクションでフォルダー選択し、プロンプトを新規作成する - B) 3. - 「AI に送信されるプロンプト」に、生成AIに対する具体的な指示を記載する 「ツール」セクション > 「ツールを設定」タブでフォルダー選択し、プロセスを選択する オートメーションのプロンプトの説明(例):○○データの一覧を取得します Autopilot 向けに有効化:チェックを入れる 回答前に実行するように設定:チェックを入れる UiPath Assistant左上の「Autopilot☆」タブで、「新しいチャット」ボタン左側にある「設定 」を開き、最下部の 「Autopilotを終了」をクリック→Autopilotの「再起動」をして、変更を確認する 7
3. Slack で問い合わせ自動回答 ■背景 • • Slack(チャットツール)に質問したとき、生成AIで自動回答できると、回答者への負荷を考えずに遠慮なく質問できそ う • 例: • 文章の翻訳、校正 • 社内情報を元に回答する 生成AIの利用にあたり、機密情報も質問できるようにしたい ■開発方針 • Slack特定チャンネルへの投稿をトリガーに、会社で契約している生成AI(UiPath.GenAI.Activities)に投稿文を与え て、生成されたレスポンスをSlackに返信する 8
3. Slack で問い合わせ自動回答 ➢ HTTP Webhook コネクタ • • https://docs.uipath.com/ja/integration-service/automation-cloud/latest/user-guide/uipath-http-webhook 2025年4月時点でプレビュー版 1. Studio Webで開発する場合は、Automation Ops > ガバナンス > Studio Webのポリシー > アクティビティで 「プレビュー パッケージとアクティビティを有効化」する 2. Desktop版でCross-platformプロジェクトを作成し、アクティビティパネルのフィルターで「プレビュー」を含める。 Studio右下の「Cloud Compatible」ボタンから、Studio Webにアップロードできる ➢ 実装例 • • メッセージが Slack に投稿されたときに、HTTP Webhook コネクタを使用してオートメーションをトリガーする: https://docs.uipath.com/ja/activities/other/latest/integration-service/trigger-an-automation-using-the-httpwebhook-connector-when-a-message-is-posted-to-a-slack-channel Context-Grounding対応のSlackボットを作成する: https://qiita.com/hidecha/items/e10cea38c4f01926c9a2 9
まとめ Studio Webを今まであまり触っていませんでしたが、 いざ触ってみると、結構使いやすかったです。 Automation Cloudを利用している方はご利用いただけるので、 皆様もお試しください。 10