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February 10, 25
スライド概要
レッドジャーニー( https://redjourney.jp/ ) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で50の組織、100チーム以上を支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ ・サウスポーなエンジニアの独り言( https://www.yohhatu.com/ ) ・yohhatu's note( https://scrapbox.io/yohhatu/ )
ネガティブ・ケイパビリティ
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ ジョン・キーツ(John Keats)が提唱した概念 ✔ 「不確実性や曖昧さ、わからないことを受け 止め、それに向き合う能力」 ✔ 明確な日本語訳はない
ネガティブ・ケイパビリティとは? 以下のような態度や姿勢のこと ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 問題の本質を深く理解しようとする
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 「すぐに答えを出すこと」や「結論を急ぐこ と」を避け、探索的な姿勢を保つ態度 ✔ 新たなアイデアや洞察が生まれる余地を作る
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 問いを深める ✔ 「なぜそれが起きているのだろう?」「この 状況はなにを意味しているのか?」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 結論を留保する ✔「今はまだ結論を出すのは早いかもしれな い。もっとデータを見てから判断しよう」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 複数の仮説を同時に検討する ✔ 「このシナリオだとどうなるだろう?別の ケースではどうだろう?」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 直線的な答えを急がない ✔ 「わからない」を認める ✔ 「今は確実な答えがない。ただ、これを調べ ていく価値があると思う」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 混乱や矛盾、不確実性の中でも落ち着いてそ の状態を観察し続ける ✔ 不安や不快感を回避するのではなく、それを 受け止めることで新しい視点を獲得する
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 曖昧な状況に耐える ✔ 「今はまだ状況が十分に見えていない。少し 時間をかけて理解を深めよう」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 異なる意見を受け入れる ✔ 「この視点も重要だし、あちらの意見も確か に一理ある。両方の観点を踏まえながら考えよ う」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 「観察する」時間を作る ✔ 「もう少し様子を見てみよう。急いで手を打 つより、状況を深く理解したほうが良さそう」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 矛盾や不確実性(よくわからない状態)を受け 入れる ✔ 感情を言語化する ✔ 「この状況には少し不安を感じるがそれは自 然なこと。一緒に整理していこう」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 問題の本質を深く理解しようとする ✔ 表面的な解決策ではなく、問題の背後にある 原因や影響を徹底的に探る ✔ 短期的な成果ではなく、長期的な価値を重視 することにつながる
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 問題の本質を深く理解しようとする ✔ 「なぜ」を繰り返す ✔ 「なぜこのエラーが発生したのか?」「なぜ その条件が整っていなかったのか?」と掘り下 げる
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 問題の本質を深く理解しようとする ✔ システム全体を理解する ✔ 「この問題は他のプロセスにどんな影響を与 えているのだろう?」とシステム全体の視点で 考える
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 問題の本質を深く理解しようとする ✔ 異なる視点を取り入れる ✔ 「チームメンバーや顧客がこの問題をどう見 ているのか確認してみよう」
ネガティブ・ケイパビリティとは? ✔ 問題の本質を深く理解しようとする ✔ 仮説を検証する ✔ 「もし原因がAだとしたらこうなるはず。こ の仮説をテストする方法を考えよう」
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の行動編) ✔ 問いを持ち続ける ✔ すぐに答えを出さない習慣をつける ✔ 感情を観察する ✔ 曖昧な状況に身を置く
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の行動編) ✔ 問いを持ち続ける ✔「どうすればいいか」ではなく「何が起きて いるのか?」「何が本質的な課題か?」を問い 続ける ✔ 日記やメモを活用して、問いを記録し、定期 的に振り返る
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の行動編) ✔ すぐに答えを出さない習慣をつける ✔ 会話や仕事で結論を急がず、状況を観察する 時間を意識的に取る ✔ 例:新しい課題に対して、すぐに解決策を出 さず「少し時間をもらって整理します」と伝え る
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の行動編) ✔ 感情を観察する ✔ 曖昧さや不確実性に直面した際の自分の感情 (不安、焦り、イライラなど)を観察する ✔ 瞑想やEQを活用し、感情と行動を切り離す練 習をする
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の行動編) ✔ 曖昧な状況に身を置く ✔ あえて「不確実性が高い」プロジェクトや新 しいスキル習得など未知の領域に挑戦する ✔ 新しい趣味や分野の学習を通じて「分からな い」状態を体験し、それを楽しむ
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の心構え編) ✔ 「完璧でなくてもよい」という考えを持つ ✔ 不安を成長のサインと捉える ✔ 矛盾を受け入れる
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の心構え編) ✔ 「完璧でなくてもよい」という考えを持つ ✔ 成果や結論に「完璧さ」を求めるのではなく 「今できるベスト」を意識する
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の心構え編) ✔ 不安を成長のサインと捉える ✔ 不確実性や曖昧さを「悪いもの」と捉えるの ではなく、「成長の機会」としてポジティブに 受け止める
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(個人の心構え編) ✔ 矛盾を受け入れる ✔ 問題や状況が矛盾を含むことは自然なことで あると理解し、すべてを一貫させようとしない
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(チームの行動編) ✔ 「わからない」を共有する ✔ 結論を保留する文化を作る ✔ 対話を増やす ✔ 心理的安全性を確保する
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(チームの行動編) ✔ 「わからない」を共有する ✔ チームメンバーが不確実性や曖昧さを率直に 共有できる場を作る ✔ 「曖昧なことリスト」を作成しチームで議論 する
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(チームの行動編) ✔ 結論を保留する文化を作る ✔ すぐに答えを出すのではなく、チームで「状 況を観察し続ける」期間を意図的に設ける ✔ 例: 重要な決定については、一晩考えてから 再び議論する「一時保留」ルールを採用する
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(チームの行動編) ✔ 対話を増やす ✔ 曖昧さや矛盾に直面したとき、メンバー間で 「これについてどう思うか?」をオープンに話 し合う ✔ 多様な意見を歓迎する
ネガティブ・ケイパビリティを 伸ばすには?(チームの行動編) ✔ 心理的安全性を確保する ✔「失敗」や「分からない」ことを共有する際 に、否定されることを恐れない環境を作る ✔ 例: リーダーなどが率先して「自分も曖昧さ に迷っている」とオープンに伝える