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January 11, 23
スライド概要
Regional Scrum Gathering Tokyo 2023( #RSGT2023 ) での発表資料
レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言
Outcomeにフォーカスする チームへのジャーニー 中村 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/4XbZCfU2Uoo
中村 洋(Yoh Nakamura) ✔ レッドジャーニー ✔ アジャイルコーチ ✔ Certi ed Scrum Professional®ScrumMaster ✔ Certi ed Scrum Product Owner® ✔ Certi ed Agile Leadership I ✔ Certi ed LeSS Practitioner fi fi fi fi ✔ http://about.me/yohhatu
関わった現場 45社 https://visualhunt.com/photo/8648/
関わったチーム 90チーム https://visualhunt.com/photo/35879/
コーチの事例
ともに越える
Service Red Journey inc.
今日のゴール https://unsplash.com/photos/1JX4J̲kq7sU
今日のゴール
今日のゴール ✔ 届けたものが役に立つと嬉しいですよね?
今日のゴール ✔ チームは Outcome にフォーカスできていま すか?
このセッションのゴール ✔ Outcome にフォーカスするチームの出発点、 何から始めると良いか知ることができる
Outcomeに対する考察 https://unsplash.com/photos/uGP̲6CAD-14
Outcomeに対する考察 ✔ このセッションでの定義は以下 ✔ Output = 作った機能 ✔ Outcome = 利用者がどう変わった か?課題が解決したか?幸せになったか?
Output https://unsplash.com/photos/86b0GW7aLUw
Outputの例 ✔ 商品を画像で検索できる ✔ JCB カードで商品を買える ✔ 自分のアバターを設定できる
Outcome https://unsplash.com/photos/iz2rJYY2pjE
Outcome ✔ 探せなかった商品を画像で見つけ、手に 入れることができるようになる ✔ 人の行動が変わる (観測できる)
Outcome と Output の関係 https://unsplash.com/photos/vBpd607jLXs
Outcome と Output の関係 ✔ 対立構造ではない ✔ 一方にフォーカスするのではなく、両方 にフォーカスする
Outcome と Output の関係 ✔ Output できていない中で「Outcome が〜」は説得力がない ✔ Outcome が見えていない中で「リリー スの数が〜」は意味がない
Outcome と Output の関係 https://www.jpattonassociates.com/wp-content/uploads/2018/05/minimize-and-maximize.png
参考:みなさんのプロダクトバックログア イテムはOutcomeを生み出していますか? Regional Scrum Gathering® Tokyo みなさんの プロダクトバックログアイテムは Outcomeを生み出していますか? ギルドワークス 中村 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/TSgwbumanuE https://www.docswell.com/s/yohhatu/54EJJK-is-your-pbi-producing-outcome#p1
Outcomeにフォーカスしないと 何が起きるか? https://unsplash.com/photos/GpOpP4YPu30
Outcomeにフォーカスしないと 何が起きるか? ✔ 誰にも使われないムダなモノを作ってしまう ✔ 関わる人々の気力なども奪ってしまう
Outcomeにフォーカスするやり方 https://unsplash.com/photos/LQzUEAyebwM
仮説検証型アジャイル開発
デュアルトラックアジャイル dual-track agile https://www.jpattonassociates.com/dual-track-development/
Mobius https://www.mobiusloop.com/
Outcomeにフォーカスする チームの3つのスタート地点 https://unsplash.com/photos/PGnqT0rXWLs
Outcomeにフォーカスする チームの3つのスタート地点 1:チームがスキルを獲得していく 2:チームにスキルを持ったメンバーが加わる 3:チームを別に作る
Outcomeにフォーカスする チームの3つのスタート地点 ✔ 嬉しいこと ✔ 困りそうなこと ✔ 困りそうなことへのアプローチ案
チームがスキルを獲得していく https://unsplash.com/photos/YK0HPwWDJ1I
チームがスキルを獲得していく 開発者中心のチームがOutcomeにフォーカス できるスキルを獲得していく状況
チームがスキルを獲得していく ✔ コミュニケーションパスを少なく保てる ✔ 機能しているチームで取り組める
チームがスキルを獲得していく ✔ スキルを得るための時間が必要 ✔ どうしても合わない人もいる
チームがスキルを獲得していく ✔ スキルを得るための時間が必要 ✔ チームで学習するための時間を取る ✔ 外部の専門家に関わってもらう
チームがスキルを獲得していく ✔ どうしても合わない人もいる ✔ 音楽性の違いを受け入れる ✔ チームでカバーできる考え方を持つ
Outcomeにフォーカスする チームの3つのスタート地点 1:チームがスキルを獲得していく 2:チームにスキルを持ったメンバーが加わる 3:チームを別に作る
チームにスキルを持った メンバーが加わる https://unsplash.com/photos/qWwpHwip31M
チームにスキルを持った メンバーが加わる Outcomeにフォーカスできるスキルを持った メンバーがこれまでのチームに加わる状況
スキルを持ったメンバーが チームに加わる ✔ スキルがそろうので進みやすい ✔ スキルや考え方の移転が起きやすい ✔ コンテキストの共通認識がそろいやすい
スキルを持ったメンバーが チームに加わる ✔ コミュニケーションパスが増える ✔ 同期のリズムが合わない
スキルを持ったメンバーが チームに加わる ✔ コミュニケーションパスが増える ✔ チーミングのための時間を取る ✔ 活動を通じてお互いの認知をそろえていく
スキルを持ったメンバーが チームに加わる ✔ 同期のリズムが合わない ✔ スプリントレビューを活用する
Outcomeにフォーカスする チームの3つのスタート地点 1:チームがスキルを獲得していく 2:スキルを持ったメンバーがチームに加わる 3:チームを別に作る
チームを別に作る https://unsplash.com/photos/Ar-iTL4QKl4
チームを別に作る Outcomeにフォーカスするチームを別に作り、 2つのチームで協働していく状況
チームを別に作る ✔ チームとしてマネジメントしやすい ✔ Outcome にはフォーカスしやすい
チームを別に作る ✔ 2 つのチーム間に壁ができやすい
チームを別に作る ✔ 2 つのチーム間に壁ができやすい ✔ OKR などでチーム間での視座をそろえる ✔ 全体の流れに目を向ける
まずやってみること https://unsplash.com/photos/RvF2R̲qMpRk
まずやってみること ✔ Outcome はなに?を考える ✔ Outcome を計測することを始める ✔ Outcome の情報を日々見る
Outcomeにフォーカスする ヒントになれば幸いです https://unsplash.com/photos/AMQEB4-uG9k