728 Views
December 07, 21
スライド概要
レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言
より良いやり方を実験しながら 見つけることを学んだ現場の話 ギルドワークス 中村 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/TSgwbumanuE
自己紹介 ・中村 洋(よう) ・ギルドワークス ・現場コーチ/アジャイルコーチ ・認定スクラムマスター ・DevLOVE関西 ・@yohhatu http://about.me/yohhatu
現場コーチとは? https://visualhunt.com/f/photo/6320530955/0096f62955/
ミッション 「正しいものを正しくつくる」 現場を増やす
関わった現場 27社 https://visualhunt.com/photo/8648/
関わったチーム 54チーム https://visualhunt.com/photo/35879/
現場コーチがやっていること https://unsplash.com/photos/oMpXTC6H0h0
現場コーチのやっていること ✔ 現場で開発チーム、事業する人達と一緒 になって改善を進めていく ✔ 現場に伴走して、現場と一緒に行動す る ✔ 独立した視点を持ち、制約に縛られな い
チームを ビルドする 技術の導入・定着を 支援する プロセスを 改善する
現場コーチが大事にしていること 規律・実験・学び https://visualhunt.com/photo/80107/mother-and-daughter-examining-model-of-globe-in-park-1/
今日のテーマは「実験と学び」 Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/Vbzx-yy5FoA
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
実験と学びに関する質問 ✔ この1ヶ月で、仕事のやり方や使う道具 を変えてみたことはなんですか? ✔ この1ヶ月で、新しく知ったこと、わ かったことはなんですか?
実験と学び ✔ 実験:仕事のやり方を自分達でより楽し く、うまくするためいろいろ試してみる ✔ 学び:実験し起きたことを整理し、そこ から新しい学びや行動につながることを引 き出した気づき
なぜ、実験をする必要があるのか? Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/i--IN3cvEjg
なぜ、実験をする必要があるのか? ✔ 不確実な世界 ✔ 変化のスピードが早い ✔ モチベーション
不確実な世界 ✔ 何が欲しいのか顧客自身も明確にわか らない ✔ 作り出す方法もどうすればいいかわか らない
変化のスピードが早い ✔ ベストプラクティスの有効期間が短い ✔ 「昔はこうだった」が通用しなくなっ ている ✔ ソフトウェアを作ること自体が難しく なっている
モチベーション ✔ 変化がないと成長する実感を感じられ ない ✔ 成長の実感が感じられないと楽しくな くなる ✔ 楽しくなると自分のやっていること(仕 事)に対してモチベーションがあがらない
なぜ、実験をする必要があるのか? ✔ 不確実な世界 ✔ 変化のスピードが早い ✔ モチベーション
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
実験する時に必要な環境 Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/0Tgug57SJPU
実験する時に必要な環境 ✔ 心理的安全性を作る ✔ 心理的安全性とセットの責任 ✔ 学びを積み上げるマインドセット
心理的安全性を作る ✔ 「心理的安全」とは、関連のある考え や感情について人びとが気兼ねなく発言 できる雰囲気をさす。 https://www.amazon.co.jp/dp/B00N8J1NPQ/
心理的安全性を作る ✔ Googleが社内のチームを 調べ、優れたチームの条件 を見つけようとした調査研 究。 ✔ チームに「心理的安全 性」があることが最も重要 だった。 https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understandingteam-effectiveness/steps/introduction/
心理的安全性とセットの責任 ✔ 心理的安全だけが高く、責任感が低い と「Comfort Zone(快適なゾーン)」にな り、実験をしなくなる。
学びを積み上げるマインドセット ✔ よりうまくいく方法を実験をし、学び を積み上げることで発見する(探索的)。 ✔ 最初からうまくいくわけではない。 March2008 DiamondHarvardBusinessReview
実験する時に必要な環境 ✔ 心理的安全性を作る ✔ 心理的安全性とセットの責任 ✔ 学びを積み上げるマインドセット
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
実験する時の3つのプラクティス Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/f6UzEHe5qf4
実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験に対する仮説を立てる ✔ 実験は小さく1つずつする ✔ 実験結果をふりかえる
実験に対する仮説を立てる ✔ 「こういう状況にこういう実験をする とこうなるのではないか?それはこれで観 測できる」 ✔「全く想定できない」ことがわかること も意味がある(未知と向き合っている) ✔ 何も考えずにするのは実験ではない(時 間のムダになる)
参考:ものごとを構造で捉える 2:なぜそう ありたいのか? 1:ありたい姿 6:何をするのか? 7:何をどう 計測するのか? 3:今の姿 5:いつそう なりたいのか? 4:原因は なにか?
実験は小さく1つずつ ✔ 大きい実験だと結果がわかるまで時間 がかかる(フィードバックループが長い) ✔ たくさんの実験を同時にすると何がよ かったのかわからなくなる(“学び"が濁る) ✔ 何がよかったかわからないから、どれ もやり続けることになる(ムダを生む)
実験結果をふりかえる ✔ 実験したことからの学びを発見、共有 し、そこから次にすることを決める ✔ YWTなどのフレームワークがある ✔ Y(やったこと)、W(わかったこと)、T(つ ぎやること)の頭文字
参考:さまざまなふりかえり
実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験に対する仮説を立てる ✔ 実験は小さく1つずつする ✔ 実験結果をふりかえる
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
実験し、学んできたチームの話 Copyright (c) 2014 Guild Works Inc.
実験し、学んできたチームの話 ✔ 当初はうまくいく正しいやり方を見つ けようとしていたように見えた ✔ 「うまくいかなくても死なない」 ✔ 「合わないとわかればやめればいい」
実験し、学んできたチームの話 ✔ 探索的な実験をできるようになった ✔ 「実験はやることを増やすだけでなく、 止めることもあるよ」 ✔ 「シングルループだけでなく、ダブルルー プの実験もしてみよう」 ✔ Whyが見えなくなることもあった ✔ 「それなんのためにやっているの?」
実験し、学んできたチームの話 ✔ 実験から学んだことをより活かして欲 しい ✔ 「ブルーピルではなくレッドピルを選んで 欲しい」
実験した当人が得た学びが最高の宝物 Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/ZgwLhzXNLqc
話すこと ✔ 実験と学びの必要性 ✔ 実験する時に必要な環境 ✔ 実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験し、学んできたチームの話 ✔ まとめ
実験の必要性 ✔ 不確実な世界 ✔ 変化のスピードが早い ✔ モチベーション
実験する時に必要な環境 ✔ 心理的安全性を作る ✔ 心理的安全性とセットの責任 ✔ 学びを積み上げるマインドセット
実験する時の3つのプラクティス ✔ 実験に対する仮説を立てる ✔ 実験は小さく1つずつする ✔ 実験結果をふりかえる
みなさんは何を実験してみますか? Copyright (c) 2014 Guild Works Inc. https://unsplash.com/photos/E̲-aYIrQ1-U