「ええと思うなら、やったらよろしいやん」をできるために考えてきたこと

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October 27, 24

スライド概要

DevLOVE関西200回目の発表スライド

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レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言

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各ページのテキスト
1.

DevLOVE関西 「やったらよろしいやん」を できるために考えてきたこと 中村 洋(@yohhatu)

2.

自己紹介

3.

中村 洋(Yoh Nakamura) ✔ レッドジャーニー ✔ アジャイルコーチ ✔ Certi ed Scrum Professional®-ScrumMaster ✔ Certi ed Scrum Product Owner® ✔ Certi ed Agile Leadership I ✔ Certi ed LeSS Practitioner fi fi fi fi ✔ http://about.me/yohhatu

4.

主な経歴 ✔ 2021/8〜現在 レッドジャーニー/個人事業主 ✔ 2014/4〜2021/6 ギルドワークス ✔ 2012/7〜2013/12 フェンリル ✔ 2007/3〜2012/7 TIS ✔ 1999/4〜2007/3 ソフトウェア開発会社 数社

5.

主な登壇実績/発表資料 ✔ Outcomeに向き合う中 出会った出来事とその解決案 (Regional Scrum Gathering Tokyo 2024) ✔ アジャイルコーチはなにをもたらすのか?なにを考えて、なにをし ているのか? (ScrumFestFukuoka2024) ✔ 組織 ア ャイルになっていく道を歩ん 時、「少し けうまくや れたこと」と「うまくやれなかったこと」 (Regional Scrum Gathering Tokyo 2021) ✔ 「仕事なんか楽しいは ないやん」に反発し「ええと思うなら、やっ たらよろしいやん」を胸に歩ん きた話 (Developers Summit 2019) ✔ 「成功と失敗の狭間に横たわる2つのマネジメント (Developers Summit 2014) だ だ で で ず ジ が 他多数( https://www.docswell.com/user/yohhatu )

6.

Agileとの出会い ✔ 2001年頃:常駐していた現場でXP(エクストリーム・プログラミン グ)と出会う。当時のプロジェクトで実践 ✔ 2008年頃:受託開発においてクライアントとともにアジャイル開発 を実践 ✔ 2010年頃:スクラムマスターとして、社内向け開発基盤をスクラム で2年間かけて開発 ✔ 2012年頃:アジャイルコーチとして、社内にアジャイルなチーム、 組織に近づくために活動 ✔ 2014年以降:アジャイルコーチとして、50社以上、90チーム以上 を支援している。開発チームだけでなく、企画含めたプロダクトチー ム、また組織全体の改善、変化の支援を行っている

7.

話すこと

8.

話すこと ✔ プロダクトづくりで大事にしていること。そ れに至った出来事 ✔「やったらよろしいやん」のために考えてき たこと

9.

話さないこと ✔ アジャイルの話はしません

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余談 ✔ スクラム"だけ"を正しくやろうとして価値あ るプロダクトになるかな?

11.

プロダクトづくりで 大事にしていること

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利用者に価値があるか?

13.

利用者に価値があるか? ✔ 利用者の課題が解決したか? ✔ 利用者の状況がどう変わったか? ✔ 利用者が幸せになっているか?

14.

利用者に価値があるか? ✔ 利用者にとっての価値をOutcomeと呼ぶ ✔ Outcomeの先にImpactがある ✔ Outcomeを生み出すためのOutputがある

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利用者に価値があるか? https://blog.crisp.se/2019/10/16/christopheachouiantz/output-vs-outcome-vs-impact

16.

利用者に価値があるか? ✔ 利用者にとっての価値を生み出す以外にも、 届ける、使えるものを作る、作り続けるように する、事業を続けるといったこともある ✔ Outcomeに注目するのは大事だが、それ以外 にも関心を払うものもある

17.

作ったけど 使ってもらえなかったプロダクト

18.

作ったけど使ってもらえなかった プロダクト ✔ 出来事:つくったけど使われなかった ✔ 理由:利用者のことを理解していなかった ✔ 学び:つくる前に利用者のことを理解する活 動をする

19.

作ったけど使ってもらえなかった プロダクト ✔ 利用者のことを理解していなかった ✔ 利用者が仕事をしている場所、環境を見なかった ✔ 仕様書などの情報だけをインプットにした ✔ 利用者の状況がわかっていれば別のものにし た(と思う)

20.

作ったけど使ってもらえなかった プロダクト ✔ つくる前に利用者のことを理解する活動をす る ✔ どんな道具をどのように使っているか? ✔ 作業環境、周囲の状況はどのようなものか? ✔ 行動観察、ユーザーインタビュー、Job To Be Done

21.

ドッグフィーディングで 価値を見つけたプロダクト

22.

ドッグフィーディングで 価値を見つけたプロダクト ✔ 出来事:現場と一緒に仮説検証した ✔ 理由:「使ってね」だけでは進まなかった ✔ 学び:ドッグフィーディングと利用者の Outcomeにフォーカスした活動 https://unsplash.com/photos/hRwrvv

23.

ドッグフィーディングで 価値を見つけたプロダクト ✔ 現場と一緒に課題解決できるか検証した ✔ 提供して終わりではなく課題解決しているか?ま でを目的にした(インセプションデッキにも書いた) ✔ チームメンバーそれぞれが利用者と一緒になって 進めた

24.

ドッグフィーディングで 価値を見つけたプロダクト ✔ ドッグフィーディングと利用者のOutcomeに フォーカスした活動 ✔ 利用者として使ってみることで(作り手とは)違う 姿が見えてくる ✔ Outcome と Output の帽子の切り替え

25.

まとめ ✔ Outcomeを関心を持ち、Outputしていく

26.

「やったらよろしいやん」のために 考えてきたこと

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自分は運がよかった

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自分は運がよかった ✔ よきタイミングでよき人と出会えた ✔ コミュニティに出会えた ✔ やりたいことをやって食べていける環境に なった

29.

コミュニティと自分との出会い

30.

コミュニティと自分との出会い ✔ 最初に出会ったコミュニティはXP関西 ✔ Redmineとチケット駆動のコミュニティ ✔ DevLOVE関西 ✔ スクラム道関西

31.

「やったらよろしいやん」のために 考えてきたこと ✔ 自分でハンドルを握る ✔ 自分ができることに集中する ✔ 自分がお金を出すとしたら同じことをする? ✔ 次に会った時、お土産を渡す ✔ フィードバックループを回す

32.

自分でハンドルを握る

33.

自分でハンドルを握る ✔ 自分のやりたいことをやる ✔ 自分のやりたいことを伝える ✔ 自分のやりたいことをやれる環境を作る ✔ 自分でハンドルを握ることは必ずしも楽では ない

34.

自分ができることに集中する

35.

自分ができることに集中する ✔ 自分がなんとかできないことを気にしない ✔ 働きかけることは自分自身の行動 ✔ 自分の行動で起きた反応や影響を観察することは できる ✔ 自分にできることに集中する

36.

自分がお金を出すとしたら 同じことをする?

37.

自分がお金を出すとしたら 同じことをする? ✔ 「自分のお金を使うとしたら、この施策/取 り組み/やり方をやるか?」

38.

次に会った時、お土産を渡す

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次にあった時、お土産を渡したい ✔ 人と話す時に同じ話をしない ✔ 自分の経験したことや考えたことを話す ✔ 相手が役立ちそうなことを話す

40.

フィードバックループを回す

41.

フィードバックループを回す ✔ 自分で自分をふりかえってのフィードバック ✔ 周りからフィードバックをもらう ✔ 様々なフィードバックから差分を見つける

42.

「ええと思うならやったらよろしいやん」 となぜ思っているか?

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なぜ思っているか? ✔ 自分以外の誰か ✔ 自分 決めてくれるわけではない 選択すること 他人のせいにすること で が なくなる ✔ 自分がええと思うことはやり続けられる で が 「ええと思うならやったらよろしいやん」と

44.

最後に

45.

最後に 現場を変えるのはみなさんひとりひとり 誰かが変えてくれるわけではない でも、ひとりというわけではない 共に歩む仲間がいる

46.

コミュニティが現場の前進に役立つと幸いです