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May 21, 25
スライド概要
20250521 DevLOVEライトニングトーク(LT)資料
野中郁次郎先生 追悼LT会
https://devlove.connpass.com/event/352249/
※投稿内容は個人の見解であり、所属組織とは関係ありません。
2025年5月21日(水) DevLOVE 野中郁次郎先生 追悼LT会 脳内野中先生からの「問い」 残された者たちが遺志を継ぐために 山田 哲寛
このLT(Lightning Talk)の要約 ● ● ● ● [思い出] 野中郁次郎先生のことは戦史と組織の研究者として知った。 [思い出] スクラムとの出会いをきっかけに他の著作や思想を知った。 [問題意識] 先生の遺志を継いでいくために、どうしたらよいのだろうか? [結論] 先生を「脳内に宿し 」、自分へ「問い」を投げかけ続けよう。 このLTのスピーカーはどんな人? ● ● ● 大きな企業の社内情報システム部門でPjMとPdM 隠れ(?)スクラムマスター、上流工程への問題意識 いつの日か故郷(田舎)を繁栄させたい人 discord facebook : #tetzhiro_yamada : https://www.facebook.com/tetzhiroyamada
自分と野中先生の出会い(書籍) 大学生 ↓ 社会人 7年目 ↓ 現在 歴史愛好者の自分にとって野中郁次郎先生は 長らく『失敗の本質』共著者のひとりだった。 戦史や米海兵隊の組織論を研究している人という 印象を持っていた。
スクラムに出会ってから 野中先生をもっと知る 大学生 ↓ 社会人 7年目 ↓ 現在 スクラムに出会い、先生の思想の幅広さと奥深さを知 る。それまで知らなかった著作を読み漁った。
直接お会いすることは叶わず (会えたところで価値を出せたか怪しい)
野中先生の遺志を継ぐために 何をすればいいのだろうか?
ぶ自 ま そ ち 分 る の こ の ご 人 み中 と 間 に を ほ お す し ら で い ぬ に な 者 ら の 言 葉 が す 自 数 る 問 多 こ を く と の だ 出典:『蒼天航路』李學仁(原作・原案)、王欣太(作画)第25巻 94ページ
伝統は、これを日に新たに救ひ出さなければ、 ないものなのである。 それは努力を要する仕事なのであり、 従つて危険や失敗を常に伴つた。 これからも常にさうだらう。 少くとも、伝統を、さういふものとして考へてゐる人が、 伝統について、本当に考へてゐる人なのである。 この一節の中の「伝統」という言葉を (先人の遺した)「知識」「思想」に置き換えてみよう。 出典:『伝統について』小林秀雄 新訂小林秀雄全集 第七巻(1978年)
わたしの脳内に居る野中先生からの「問い」 「生きているか?」 日々憶えておける短さで、膨大な先生の思想を連想できる「問い」を持とう。 その知識は「生きているか?」(現場と乖離していないか?) その判断は「生きているか?」(過去と未来と場と繋がっているのか?) あなたは 「生きているか?」(思考や探索を停止していないか?)