Elastic-jp public sector seminar keynote

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October 21, 20

スライド概要

2020.10.20
Elastic-jp public sector seminar keynote

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FPT ジャパン エグゼクティブエバンジェリスト 独立行政法人 国立印刷局 デジタル統括アドバイザー兼最高情報セキュリティアドバイザー Microsoft で C#、.NET、Visual Studio、Windows、iOS、Android、Microsoft Azure 等の開発者向け技術啓発活動を担当後、Dell、Accenture、Elastic、VMware を経て現職まで一貫して同様の活動を継続。現職では NVIDIA AI GPU クラウドサービス、各パブリッククラウドとの AI 関連での協業、マーケティングを担当。政府の仕事は、内閣官房 政府 CIO 補佐官、 デジタル庁 PM を経て、現職を兼務。 AI 駆動開発勉強会主催。

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

政府 CIO ポータル グランドデザインのご紹介と 2030年の⾏政ITシステムのあるべき姿 Shotaro Suzuki Elastic Technical Product Marketing Manager/Evangelist 内閣官房 IT 総合戦略室 政府 CIO 補佐官 1

2.

⾃⼰紹介 鈴⽊ 章太郎 Technical Product Marketing Manager/Evangelist Elastic 2003年マイクロソフト⼊社。公共営業部⾨の担当アーキテクトとして .NET の技術啓発活動に従事。 2006年開発者向けマーケティング部⾨に異動、テクニカルエバンジェリストと して iOS/Android や Microsoft Azure の開発者向け技術啓発活動 を10年にわたり担当。 Microsoft K-ON Club 創設メンバー。 ⽇本マイクロソフト退社後は、Dell、Accenture 等を経て、2020年6⽉か らは Elastic で開発者向け技術啓発活動に携わる。 2019年4⽉ 内閣官房 IT 総合戦略室 政府 CIO 補佐官(法務省担当)。

3.

⽇本政府の取り組み デジタル⼿続法案、 スーパーシティ法案、 コロナ対応… • • 世界最先端デジタル国家 創造宣⾔ 官⺠データ活⽤推進基本 計画 – デジタル・ガバメント 推進⽅針 • デジタル・ガバメント実⾏ 計画 実⾏計画が ⽬指すもの (ToBe) 世界最先端デジタル国家

4.

• 【⽅針2-3】プラットフォームの共⽤化と⺠間サービスの活⽤ • – 効率的かつ効果的なプラットフォームの整備を⾏うため、共⽤化を前提とした共通システムや共通サービスの 整備及び拡充を推進する。業務やデータの標準化等の業務改⾰を進めながら、府省共通システムの継続 的な充実及び強化や⾃治体クラウドの⼀層の推進に取り組む。 – 全国同⼀⽔準での提供が求められる地⽅公共団体等のサービスについて、各主体において個別に情報シ ステムの整備を⾏うのではなく、⾃治体クラウド等 への集約化を推進する。加えて、クラウドの広域化やグル ープ同⼠の統合等を 進め、機能の共⽤化を促進する。 • – プラットフォームの共⽤化の⼀環として、⾏政機関におけるテレワーク・リモート アクセス環境の共通化等、⽣ 産性の向上や多様なワークスタイルを実現する共通インフラの整備を推進する。 • – 情報システムの導⼊に当たっては、全ての機能を⾏政⾃らが構築するという⾃ 前主義に拘泥するのではなく 、⺠間クラウドや⺠間サービスを積極的に活⽤し、⾏政機関が全てを保有・管理する形態から必要なものを 必要な期間だけ利⽤ するという考え⽅へ転換する。これによって、最新技術の早期かつ適時の導⼊ や投 資対効果の向上を実現する。国において直接保有・管理する必要がある 政府情報システムについては、標 準化・共通化を図るとともに、投資対効果の 検証を徹底した上で、政府共通プラットフォームへの移⾏を推 進する。 国際的動向を⾒ながら、 プラットフォームの共通化を 再検討する必要あり クラウド⽅針を作成 データ分析やプロジェクト管理等 汎⽤機能での⺠間サービスの 積極的活⽤ クラウドバイデフォルトの推進

5.

2019年6⽉ デジタル ファースト 法案 可決成⽴ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45208480U9A520C1MM 0000/

6.

政府 CIO 補佐官技術タスクフォース ディスカッションペーパー https://cio.go.jp/dp

7.

引⽤︓パブリック・クラウドを利⽤した情報システムにおける計画・構築時の基本的な考え⽅ https://cio.go.jp/dp2019_01 パブリック・クラウド利⽤時の考え⽅ (従来の考え⽅) システム設計 クラウドサービスのリファレンスアーキテクチャをベースとする 様々な技法・⼿法や、これまでの経験をベースとする 開発量の削減 SaaS、PaaS、マネージドサービス等を利⽤する パッケージや超⾼速開発ツール等を適⽤する データベース マネージドサービスの DB を利⽤する (スケールアップ・スケールアウト可能) ライセンスを購⼊して個別に DB サーバを構築する BI マネージドサービスの BI を利⽤する ライセンスを購⼊して個別に BI 環境を構築する システム間インタフェース 疎結合、⾮同期を前提に、API 管理ツールで⼀元管理を⾏う 個別に設計・実装 サービス指向 マネージドサービスのマイクロサービス(サーバレス)を利⽤する 個別にサービス化を⾏う 環境変化への姿勢 環境変化を当然と捉えて、前向きに対応する。 環境変化を必要悪と捉えて、やむを得ず対応する アジャイル開発を積極的に取り⼊れ、コンテナ等の DevOps も想定する (参考) 3.アプリケーション設計・開発における考え⽅ 1/2 政府 CIO 補佐官等 ディスカッション ペーパー 2019年4⽉

8.

グランドデザイン https://cio.go.jp/granddesign

9.

デジタル技術の動向 https://cio.go.jp/granddesign • ユーザーインターフェイス・認証技術の 多様化 • AI(⼈⼯知能)の⾼性能化 • 機器の⼩型化、省電⼒化 • 所有からサービス利⽤への移⾏ • モビリティ、ロジスティクスの変化 • キャッシュレスの進展

10.

海外政府の動向 https://cio.go.jp/granddesign • 国⺠⼀⼈⼀⼈に寄り添った⾏政サービス – – – – ⾳声認識 画像認識 ⾃然⾔語処理 AR/VR • 官⺠共同を実現するプラットフォーム • 価値を⽣み出す IT ガバナンス – – – 中核となる組織は積極的に Web API やソースコードを 外部へ開放 CivicTech と呼ばれる市⺠プログラマーのコミュニティと 連携 HTTP プロトコルを⽤いた API

11.

オープンソース化とコミュニティの⼒ 厚⽣労働省主導 接触確認アプリ • • • businessinsider.jp/post-214726 https://github.com/Covid19Radar/Covid19Radar/blob/m aster/README.md https://lp-covid19radarjapan.studio.design/ 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の“感染が疑われる 濃厚接触”を通知する「接触確認アプリ」

12.

クラウドネイティブ仕様書の登場 令和2年度補正経済産業省デジタル プラットフォーム構築事業(補助⾦申請システムの 機能開発等事業)」に係る委託先の公募について https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2020/downloadfiles/k200423002_02.pdf

13.

『デジタル・ガバメント技術検討会議』の タスクフォースを再編しました。 https://cio.go.jp/node/2705

14.

2020年10⽉8⽇ 第⼆期政府共通プラットフォームが AWS 上で運⽤を開始 https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/10/japan-government-commonplatform-launches-on-aws-to-accelerate-digital-transformation-of-citizen-services/

15.

政府AWSクラウドの運⽤管理はNECに 国産ベンダーに期待する「新たな役割」 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04561/ 政府が2020年10⽉に稼働させる第2期政府共通プラットフォーム(PF)を構築・ 運⽤するITベンダーの体制が固まった。2020年8⽉下旬までに実施した政府調達 で、運⽤管理業務の事業者にNECを、⽶アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)から調 達するクラウドサービスの購⼊窓⼝として⽇⽴システムズを選定したことが⽇経クロステ ックの取材で分かった。... 毎年の競争⼊札でロックイン回避へ 今回の⼊札は2020年10⽉〜2021年3⽉までの第2期政府共通PFの構築・運 ⽤が対象。プロジェクトを担当する総務省は2021年度の業務発注先も競争⼊札で 選定する⽅向で検討している。今回の調達からはクラウド移⾏を機に、ベンダーの固 定化(ロックイン)を避ける⼯夫が⾒られる。 その1つが運⽤管理の⼊札で、業務ノウハウの⽂書化を重要な成果物に位置付け たことだ。総務省は「ベンダーが交代してもノウハウを円滑に継承するため」(⾏政管 理局⾏政情報システム企画課)と狙いを説明する。「政府の他のクラウド活⽤プロジ ェクトでも、⽂書化で今回のノウハウを再利⽤しやすくすることも意識した」(同)。

16.

Kubernetes の課題 Dev Ops Infrastructure

17.

Kubernetes の課題 Containe r Runtime

18.

3 Solutions, 1 Stack, Deploy Anywhere 3 つのソリューション Elastic エンタープライズサーチ Elastic オブザーバビリティ Elastic セキュリティ Kibana Elastic Stack 蓄積、検索、分析 Elasticsearch Beats 豊富なデプロイ選択肢 可視化 & 管理 Logstash Elastic Cloud Elastic Cloud Enterprise SaaS (AWS/Azure/GCP) IaaS (クラウド & オンプレ) 収集 Elastic Cloud on Kubernetes Kubernetes (クラウド & オンプレ)

19.

Kubernetes のログとメトリック、トレースを組み合わせる ● ● ● コマンド1つで Kubernetes のアプリからログをストリーミング可能 テレメトリーのインフラデータから Prometheus のメトリック、Jaeger のトレースまで収集し、オープンソースの Elastic APM エージェントで分散トレーシングを実施可能 事前設定済みの Kibana ダッシュボードですぐに確認でき、Metricsアプリで横断的に検索できる

20.

Kubernetes サービスの変化を把握する ● ● ● MetricbeatとFilebeatの⾃動探知機能 で、環境のあらゆる変化を把握できる モジュールを追加したり、パスを記録するプロセスは⾃動化され、Docker や Kubernetes の API フックを使って監視設定 が動的に調整される さらにメタデータが付記されることにより、すべてのデータの出所を把握できる

21.

Kubernetes に Elastic Observability を適⽤したサンプル MySQL APM packetbeat metricbeat filebeat Elasticsearch Service (Elastic Cloud) or ※ 点線部分は⼊ れ替え可能。図は GKE を使う例。 サンプルは GCP の GCE, VM インスタン ス上に Minikube を⽴てている。 21 Google Kubernetes Engine Elastic Cloud on Kubernetes (ECK)

22.

Kubernetes に Elastic Observability を適⽤したサンプル アプリのデプロイ https://www.elastic.co/blog/kubernetes-observability-tutorial-k8s-cluster-setup-demo-app-deployment

23.

MIXED REALITY とは︖ 物理世界とデジタル世界を融合し、 ユーザーは物理世界に存在しながら、 物理・デジタル両⽅のオブジェクトとやり取りができる世界。 デジタル世界 物理世界 AUGMENTED REALITY (AR) VIRTUAL REALITY (VR) MIXED REALITY (MR)

24.

システム開発者からみた フレームワーク像について 野澤宇⼀郎 株式会社マイスター 常務取締役 24

25.

Elastic + Kibana + HoloLens 2 IoT ソリューション概要およびワークフローイメージ Microsoft Azure Visio のレイアウト図⾯上に配置した設備図形に データを⼊⼒して、設備データをファイルに出⼒ IoT 機器の データを 随時取得 HoloLens IoT機器 専⽤アプリにより、 該当設備のデータを MR 表⽰ Copyright 2020 Meister Corporation.

26.

Elastic x スマートシティ 事例(バルセロナ) 出典︓ 内閣府地⽅創⽣推進事務局 令和2年7⽉ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvs/38/150/38_24/_pdf

28.

Thank You for your attention! Search. Observe. Protect.