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January 20, 25
スライド概要
大学院生向け集中講義のフューチャー・デザイン授業(フューチャー・デザインと発表)
脳の研究と教育をしています。『焚き火の脳科学』の著者。大学の必修科目の設計や全学教育マネジメント、合理的配慮申請システムの設計・開発にも携わっています。さらに「フューチャー・デザイン」を教育、人材育成、組織運営に導入する活動にも力を入れています。
大問題を解決しよう② 大学院基幹教育科目 2日目1~4限 集中講義 九州大学 基幹教育院 岡本 剛 (フューチャー・デザイン・コンソーシアム代表) ©岡本 剛 2024 大問題を解決しよう 本資料はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-継承 4.0 国際(CC BY-SA 4.0)に従って利用が可能です。 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja
成績評価 ◍ 授業への参画、授業態度、成果物の提出を通じて、 「個別の教育目標」に基づいて評価します。 ◍ ワークシートに書けと指示されているものは全て書き、Moodleの 所定の提出場所に必ず出しましょう! ◍ 筆記試験は行いません。
提出物などの確認 ◍ Moodleで配布している【授業ワークシート(提出用)】に必要な ことを書き込んで提出する形式を取ります ◍ 1日目(途中まで記入したもの)、2日目(完成版)にそれぞれ提 出してもらいます ◍ 配布資料 ● Moodleにて配布 ◍ 質問・相談 ● Moodleメッセージか授業時には岡本の連絡先を記載していますまで
授業の進め方(2日目) ⑤ フューチャー・デザイン(将来人になりきり、将来人 から現在人にリクエストをする) ⑥ これまでの活動をまとめた資料の作成(各自) ⑦ チーム内で発表・議論し、資料を修正 ⑧ 他のチームに出向いて発表・議論し、資料を完成
ワークシートに書くべきものがあるスライド ◍ この色のスライドで示します ◍ 前回のワークシートをそのまま使います ◍ 参考にした文献、ウェブページ、ChatGPTからの回答など があればその都度ワークシート㉑に書き加えよう
役割分担の確認(4~5人) 遅くとも8:50まで ◍ 前回の役割分担を確認しよう(変更しても良い) ● ファシリテータ(1人) ◎ 司会進行と時間管理 ● 板書係(1人) ◎ 出てきたアイデアを率先してホワイトボードに書く ● 言い出し・盛り上げ係(1人) ◎ 求められたら常に最初に発言してグループワークのきっかけを提供 ◎ グループワーク全般を盛り上げる ● アイデア出し係(1~2人) ◎ 良いアイデアをどんどん出す ◍ 役割・メンバーのリスト、自分の仕事をワークシート⑪に書こう (変更がなければコピペでOK)
2日目1限 8:40~10:10 フューチャー・デザイン
前回のふりかえり ① ガイダンス、イントロダクション、アイスブレイク ② チーム&テーマ決め、研究手法の相互レクチャー ③ プレゼント・デザイン ④ パスト・デザイン+フューチャー・デザインの予告
フューチャー・デザインの標準手法 10 フューチャー・デザイン ⚫ 現在のしがらみを完全無視 ⚫ 将来人になりきって現在人にリクエスト 3 パスト・デザイン ⚫ 現在の出来事の要因を過去に求める ⚫ 過去人に感謝・要望 プレゼント・デザイン 2 1 過去 現在 将来
フューチャー・デザインの標準手法 11 フューチャー・デザイン ⚫ 現在のしがらみを完全無視 ⚫ 将来人になりきって現在人にリクエスト パスト・デザイン ⚫ 現在の出来事の要因を過去に求める ⚫ 過去人に感謝・要望 過去 現在 将来
常に2050年の世の中を 想像しながら生活しましたか?
フューチャー・デザインを 体験しよう 9:20まで
将来人になって将来をイメージしよう 1. 今の年齢のまま2050年8月5日に行ける ビブス型タイムマシンを貸し出します。 ※2050年はシンギュラリティの到達予想年の さらに5年後 2. ビブス型タイムマシンを装着してください。 3. 全員装着できたら作動させるので、心の準 備をしてください。
今は2050年8月5日
みなさんは2050年に来て、 すでに1週間生活しています。
2050年の 人々の暮らしは どうなっていますか?
2050年に暮らしている将来人どうしで歓談し、 板書係が2050年の暮らしなどを書いていこう ⚫ 2050年の将来人になりきる!! ⚫ 人々の暮らしと環境がどうなっているか ⚫ 幸せなユートピアか不幸なディストピアか 9:30まで ⚫ 自由に想像し、現在形・断定で話そう 2024年は だったけど(過去形)、 2050年は だよね(現在形)
2050年の暮らし 2050年の暮らしについて書いた 板書の写真をワークシート⑫に 貼り付けよう
現在人へのリクエスト 10:10まで
2024年8月1日に考えていた 「大問題」を思い出そう
いまから 2024年にいる 人々と交信します
2050年の将来人から2024年の現在人への リクエストを話し合い、書いていこう 10:10まで ⚫ 「大問題」が解決された2050年の暮らしを実現するために、または 「大問題」が悪化してしまった2050年の暮らしを回避するために 2024年の誰に何を取り組んで欲しいか ⚫ 実現可能性は深く考えず、パスト・デザインのように自由にリクエストしよう ⚫ 重要なリクエストを1つに絞ろう→2限の最初に全体発表 2050年の 2024年から を実現/回避するために をやらないと間に合わない!!
将来人から現在人へのリクエスト 2050年の暮らしを実現/回避する ための重要なリクエストを書いた板書の 写真をワークシート⑬に貼り付けよう
2日目2限 10:30~12:00 これまでの活動をまとめた資料の作成(各自)
フューチャー・デザインをクラス全体で発表しよう ◍ 発表内容 ● 班で設定した「大問題」は、2050年ではどうなっているのか ● 2050年の暮らしを実現/回避するために現在の誰に、何をリクエストするのか ◍ 発表者は誰でも良い ● 班で話し合って決めよう ◍ 発表方法 ● その場で口頭で発表 ● 一班につき最長2分 10:40まで
2024年8月5日(月) に帰ります
おかえりなさい
プレゼント・デザインとフューチャー・デザイン 11:00まで ◍ プレゼント・デザイン ● 2024年の私たちは、2050年の将来を見据えて、どのようなアクションを実施すべ きだと考えたか ◍ フューチャー・デザイン ● 2050年にジャンプした私たちは、2050年の暮らしを実現/回避するために、 2024年の人たちにどのようなアクションを実施してほしいとリクエストしたか ◍ 実施すべきアクションの内容の違いについてグループで話し合い、 さらになぜそのような違いが生じたのかを考察し、板書しよう。 ◍ 板書の写真を各自撮ってワークシート⑭に貼り付けよう
将来人を経験した現在人としての個人総括 12:00まで ◍ これまでの活動をふりかえってワークシート⑮⑯⑰⑱にまとめよう ◍ ポイント ● 班活動で決めたこと、自分がこれまでに書いたことをそのまま写してはいけない ● (3つ)と書かれた項目は3つ書くこと ● 自分独自の視点で修正したり、自分独自のアイデアを加えたりしよう ● 班で設定した「大問題」と関連する別の問題を再設定しても良い ● ⑱は新たに検討して加える ◍ この時間で終わらない場合は、3限で30分程度確保します
2日目3限 13:00~14:30 チーム内で発表・議論し、資料を修正
チーム内発表会 14:30まで ◍ 全員完成しているチーム:言い出し係から順番に1~3を実施 1. 個人総括(ワークシート⑮⑯⑰⑱)を発表する 2. 発表者以外のメンバ全員で、個人総括の内容を良くするための提案を積極的にする ※ 提案を採用するかどうかは発表者が決める ※ 採用した提案にもとづいて個人総括の内容を修正しよう ※ 発表者に採用してもらえるような良い提案を積極的にしよう 3. メンバの主な提案と、採用して修正した内容を自分のワークシート⑲にまとめる ※ 1人あたり1~3の持ち時間を最長15分程度とする ※ 3限で全員終わるように時間を調整する ◍ 未完成者がいる班:30分を上限として個人総括作業を認めます
2日目4限 14:30~ 他のチームに出向いて発表・議論し、資料を完成
他チームへの出張発表会 16:20まで ① 最初の発表チームを決める ② 発表チームの所属メンバ全員が他チームに出張して発表する (同じチームに出張できるメンバは最大2名までとする) 1. 個人総括(ワークシート⑮⑯⑰⑱)を発表する 2. 質疑応答(コメントも含む) 3. 主な質問・コメントとその回答を自分のワークシート⑳にまとめる 4. 良い提案をしてもらった場合は、積極的に受け入れて個人総括を修正し、ワークシートを完成させる ※ 1チームの持ち時間は最長15分程度とする ※ 2名出張する場合は、先に2名の発表をした後で、2名分まとめて質疑応答を行うなど、時短化を工夫 ※ 4限で全員終わるように時間を調整する ③ 他のチームでも同様に行い、全てのチームが出張発表をしたら終了
提出物 ◍ Moodleの「2日目のワークシート」に ワークシートを提出してください ◍ 授業アンケートへの回答もお願いします
岡本へのコンタクト 授業に関する質問や相談などは Moodleメッセージかメールで 授業時には岡本のメールアドレスを書いています