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March 03, 22
スライド概要
経皮吸収製剤について、精神科医として解説した資料です。レクチャーでの使用OKです。
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
向精神薬の経皮吸収製剤は リバスチグミン 抗認知症薬 ブロナンセリン 抗精神病薬
リバスチグミン 18mg 名 刺 3.5cm ブロナンセリン 40mg
経皮吸収されるかは 分子量 が影響 ブロナンセリン367 リバスチグミン250 Bos & Meinardi, Exp Dermatol. 2000 PMID: 10839713
経口薬の 薬物動態 は複雑
経口のブロナンセリン 空腹時摂取だと 血中濃度が 食後摂取より低い 経皮吸収剤 で解決♪
経口の リバスチグミンは 嘔気が問題 経皮吸収剤 で解決♪
経皮吸収製剤は経口薬より 血中濃度の変動が 緩やか
分や時の単位で 効かせるには 経皮吸収製剤は不向き
日の単位での効果は 経皮吸収製剤でも 経口薬と大差なし
経皮吸収製剤は 適度な血中濃度を 目指しやすい
経口薬 経皮吸 収製剤 日に何度も 一日一回 が多い が多い
副作用が生じても 経口薬は 待つだけ 経皮吸収製剤 は剥がせる
リバスチグミン 胸 背 上腕 ブロナンセリン 胸 背 腹
部位によって吸収が異なる 胸100 上腕92 腹80 大腿71 背100 リバスチグミンの経皮吸収製剤の部位による比較 Lefèvre et al., J Clin Pharmacol. 2007 PMID: 17389556
剥がすたび 角質層が 剥がれる 部位を 移しながら使用
剥がすときはゆっくり 勢いよく剥がすと 角質が剥がれすぎる
皮膚が乾燥してると 皮膚のバリア機能が 落ちて透過性が増す
リザーバー型 ニトログリセリン マトリックス型 リバスチグミンなど多数 テープ型 ブロナンセリン 薬剤を含有する層 粘着層 薬剤を含有する 粘着層
経皮吸収製剤 20~50% に皮膚症状 多くが軽症~中等症 中止にいたるのは1.7~6.8% Ale et al., Adv Ther. 2009 PMID: 19967501
刺激性 接触皮膚炎 貼った範囲の 紅斑 アレルギー性 接触皮膚炎 貼った範囲を超えうる 丘疹、水疱、 盛り上がりなど
普段のスキンケア ヘパリン類似物質 含有製剤 ヒルドイド®など
アレルギー性接触皮膚炎 その薬の中止 ストロングクラスのステロイド リンデロン -V軟膏など 🄬 もったいがらず怖がらず 十分塗って早く治して 治ったら中止
ブロナンセリンは 大きい割に 伸縮性がない 前かがみで胸・腹に貼ると つっぱることに注意
リバスチグミンは 水濡れに不向き ブロナンセリンは 添付文書上は 濡らさないように記載あり
ブロナンセリンは 日光を避けるよう 添付文書に記載 されている モルモットで皮膚光感作性が認められた