てんかんの基本

3.1K Views

December 04, 21

スライド概要

てんかんについて用語や対応法などについて、看護学生を主とした医療系学生を対象に講義やYouTubeで解説するのに使用した資料です。

profile-image

精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
3.

てんかんと転換性障害は ぜんぜん違う 転換性障害=変換症で生じる てんかんみたいな発作は 心因性非てんかん性発作 ピ ー ネ ス PNES : Psychogenic Non-Epileptic Seizure

4.

てんかん 脳の神経細胞の 異常な電気活動が 脳全体に 広がる病気

5.

てんかん どの年代でも発病する 0.5~0.8% 日本で60-100万人

6.

脳腫瘍や頭部外傷など 明らかな原因がある 症候性 症候性てんかん 明らかな原因はない 特発性 特発性てんかん

7.

意識を失わない単純発作 動いちゃったり 光が見えたり 音が聴こえたり

8.

意識を失う複雑発作

9.

電気的刺激が限局 脳全体に電気的刺激が波及 部分発作 部分 全般発作 全般 焦点発作 焦点 部位に応じた発作 脳全体の発作

10.

強直性発作 間代性発作 持続的に筋肉が 硬直する 屈曲・伸展を 交互に繰り返す

11.

重積 重積発作 発作が長時間続く →高い死亡率 30分という定義もあるが 5分続いたら重積を 想定して動く 静脈確保→ジアゼパム等の静脈注射 呼吸管理

12.

てんかんは 脳波で検査 脳波

13.

てんかん 抗てんかん薬で 発作を抑制 1/3~1/4が難治性

14.

てんかんは 抗てんかん薬の 規則正しい 継続が重要

15.

てんかんを 手術 で治すことも

16.

指導すべきこと

17.

十分な 睡眠 睡眠不足が発作を誘発

18.

規則正しい 生活リズム

19.

テレビは 明るい部屋で 画面から離れて

20.

アルコール は避ける

21.

入浴やプールは 要注意

22.

自動車の運転は てんかん発作が起きているうちは 不可

23.

発作時は どう対応?

24.

応援を呼ぶ

25.

時間を確認 けいれん重積発作 =長すぎる発作 への対応の可能性 発作開始の時間や 持続時間を カルテ記載

26.

気道を確保 口の中の物に注意 衣服を緩め 下顎挙上 発作後の嘔吐での 窒息に注意 側臥位

27.

タオルや割り箸を 入れない 入れない

28.

「発作で動かないように」と 押さえない 押さえない 体を 骨折や脱臼のリスクになる

29.

移動しない 発作中に 転倒・転落のリスク

30.

揺すったり大声で呼んだり 刺激しない 刺激しない

31.

口に物を詰めず 押さえず 移さず 刺激せず 応援呼んで 時間を確認し 気道を確保