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May 27, 25
スライド概要
https://shin-agile.connpass.com/event/355141/
UXデザインとアジャイルをつなぐ人。
キャズムを越えろ! 越境のための 価値の翻訳と挑戦の設計 株式会社 Gran Manibus 伊藤 貴洋@TakahiRoyte
伊藤貴洋@TakahiRoyte • 株式会社Gran Manibus • リーン・アジャイル・エクス ペリエンスデザインの考えか たとテクノロジーでよりよい 世界をつくります
キャズムを越えるためには、 キャズムを知らなくちゃいけない
キャズムってなんだ • イノベーション普及のカーブにある、アーリーアダプターとア ーリーマジョリティーにあるふか〜い溝 • このキャズムを越えられるかどうかが、イノベーションが普及 するかどうかの分岐点
キャズムってなんで生まれるんだ イノベーションの採用の動機が違う つまり重要視する価値基準のバランスが違う 理念・意味・興味 逆転点 実利・再現性・必要性
自分自身はどうやって アジャイルのキャズムを越えたか • たまたまアジャイルのプロジェクトに入った • ただそのプロジェクトでは大失敗した • 最終的にそのプロジェクトはガントチャート引いた • でも、今でもアジャイルを続けることができていて、 結果的にキャズムを越えることができてる、なぜ?
なぜ、アジャイルを続けられた? • 2回目のチャンスがあったから • 教育、理解、支援された環境があったから • すでに先駆者たちがいてくれたから • 知識を本やネットに残してくれていた • 研修やコミュニティが存在していた 挑戦の設計 価値の翻訳
キャズムを越えるための挑戦の設計 • 挑戦を一発勝負にしないこと • 再挑戦できるしくみや文化があること • 支援つきで挑戦できること 挑戦の設計は、自分ひとりではできない
上をまきこむ 周りをまきこむ • 挑戦できる環境づくり • 支援を受けられる環境づくり • 横のつながり • ハードルをさげる まきこみたい人たちがキャズムを越えるのに躊躇しているなら、 会話の中でアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の 価値観のバランスのズレが生じているかも? ココ と ココ
キャズムを越えるための価値の翻訳 • アジャイルの理念、意味、興味が、どうアジャイルによる 実利 、再現性、必要性につながるか • アーリーマジョリティの目線に立って、アーリーマジョリティ が何を欲しているのか ビジョン 価値基準 実利 再現性
適切な翻訳ができていないと、 キャズムの先の人たちの姿は、 こう見えているかもしれない? Photo by Mark Horrel CC BY-NC-SA 2.0
価値の翻訳と挑戦の設計の注意ポイント • 翻訳元の意味も重要なことを伝えられる翻訳になっているか • なんちゃってアジャイル、なんちゃってスクラム • アジャイルのイテレーションだけじゃなくて、価値基準や原則 が伝えられているか。アジャイルのスクラムのロールとイベン ト、だけじゃなくて、理論や価値基準が伝えられているか。 • 小さく、成功していける設計ができているか。 • こまったときにすぐ助けを求められる環境にできているか。
価値の翻訳と挑戦の設計の注意ポイント • 翻訳元の意味も重要なことを伝えられる翻訳になっているか • なんちゃってアジャイル、なんちゃってスクラム • アジャイルのイテレーションだけじゃなくて、価値基準や原則 が伝えられているか。アジャイルのスクラムのロールとイベン ト、だけじゃなくて、理論や価値基準が伝えられているか。 • 小さく、成功していける設計ができているか。 • こまったときにすぐ助けを求められる環境にできているか。
私たちの経験が「挑戦の設計図になる」 それぞれの人たちが、それぞれの場の文脈で、 翻訳ができて、設計図をつくれる • 自分たちの成功体験を再現できるように • 自分たちの失敗体験をくりかえさないように 私たちがキャズムを越えてほしいと思っているのは、 私たちのすぐ近くにいる人たちのはず
どこにキャズムがあろうと越境しよう • 自分の立ち位置によって自分がキャズムの前にいるのか、後ろ にいるのかなんてすぐ変わる • 自分がキャズムを越えられていたら、価値の翻訳と挑戦の設計 の橋を掛けて、キャズムの向こう側へつなごう • 自分がキャズムを越えられていなかったら、価値の翻訳をして くれている人は探せばいる。その人のかけてくれた橋に足を踏 みだす勇気をだそう
Photo by G310ScottS CC BY-SA 3.0
挑戦の設計 価値の翻訳 Photo by G310ScottS CC BY-SA 3.0
挑戦の設計 価値の翻訳 Photo by G310ScottS CC BY-SA 3.0
おわり