353 Views
August 01, 25
スライド概要
https://kinto-technologies.connpass.com/event/361074/
こちらのイベントで発表した資料です。
明るくて前向きなファシリテーションをしたい KINTOテクノロジーズ 中口翔太 2025/8/1
自己紹介 Name 中口翔太 ( X: @naka227_shima ) Career 5年営業→6年エンジニア KINTOテクノロジーズは21年12月より Now ファシリテーションとかアジャイルが好き ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 2
まずはファシリテーションについて定義の確認 “ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支 援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。 集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動 を支援し促進していく働きを意味します。 その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、会議で言えば 進行役にあたります。” ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 本日は主に会議におけるファシリテーションの話です “日本ファシリテーション協会 公式サイト (https://www.faj.or.jp/) より引用” 3
問い ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 4
みなさんは会議のファシリテーションをする上で どんな目標がありますか?? ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 5
私のゴール Lv2 ワクワク感や衝動 Lv1 みんなの納得感 ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 6
なぜ”納得感”か こういう状況ありませんか? B A C ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 7
なぜ”納得感”か Aに決定される A ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 8
なぜ”納得感”か Win-Loseが生まれてしまう • 心理的安全の低下 • モチベーションの低下 A • 責任感・当事者意識・主体性の低下 120%の力が発揮できない ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 9
なぜ”納得感”か 適切な議論をした上で B A C ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 10
なぜ”納得感”か みんなが納得できる新たな解決策を導く D ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 11
なぜ”納得感”か Win-Win • 心理的安全の上昇 • モチベーションの上昇 • 責任感・当事者意識・主体性の上昇 120%の力が発揮できる ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 12
意見が異なる時の解消法 回避 • 先延ばし • 他の人に決めてもらう 競合的 • 妥協、説得、譲歩 • 多数決 協調的 • みんなのニーズや想いに寄り添う ©KINTO Corporati on. All rights reserved. “堀 公俊, ファシリテーション入門 〈第2版〉 (日経文庫)” 13
意見が異なる時の解消法 回避 • 先延ばし • 他の人に決めてもらう 競合的 • 妥協、説得、譲歩 • 多数決 協調的 • みんなのニーズや想いに寄り添う ©KINTO Corporati on. All rights reserved. “堀 公俊, ファシリテーション入門 〈第2版〉 (日経文庫)” 14
「何を決めるか」よりも 「どう決めるか」を大事にしたい ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 15
ゴールを達成するために事前準備で行なっていること 1. 参加者に役割や期待値を伝える 狙い:全員からの発言しやすい場作り/立場などで意見が強くなってしまう人に配慮する 役割 人 何を期待しているか リーダー Aさん 最終的な判断をお願いします! 若手 Bさん、Cさん 些細な疑問でも、遠慮なく聞いてください! 専門家 Dさん 専門家の視点でコメントお願いいたします! 参加メンバー Eさん、Fさん、 Gさん アイディアをジャンジャン出してください! Hさん マネージャーの立場で一歩引いてみていただき、明 らかに方向がおかしくなっていたり、会社的におか しい内容になっていたらコメントしてください! 例: マネージャー ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 16
ゴールを達成するために事前準備で行なっていること 2. 問いの設計 狙い:自由すぎる問いは逆に考えにくいので、とっかかりがある質問を考えておく 例: 「何かいいアイディアがある方いませんか??」 「他社の事例でいいなと思ったことありませんか??」 「最近、調子どうですか??」 「最近、体の調子はどうですか??」 ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 17
ゴールを達成するために事前準備で行なっていること 3. 判断軸の検討 狙い:判断軸をあらかじめ考えておく 例: 効果 効果 実現性 緊急性 将来性 ×4 ×3 ×2 ×1 A 2 3 3 4 27 B 2 4 3 1 27 C 5 4 1 3 35 重みづけ 実現性 【ペイオフマトリクス】 ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 合計 【意思決定マトリクス】 18
ゴールを達成するために事前準備で行なっていること 4. ルールや規範を提示する 狙い:発言しやすい場作り/空気を読みすぎるをなるべく避けたい 例: 1. どんな小さな発言もめっちゃwelcome 2. 反対意見もめっちゃwelcome 3. みんなが納得するまでやろうね 4. 迷った時はワクワクする方を選ぼう 5. けど、否定的/攻撃的な言い方はしないでね ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 19
ゴールを達成するために事前準備で行なっていること 5. 1-4を事前に誰かに壁打ちする 狙い:ファシリテーター1人の視点だと、 みんなにうまく伝わるかわからないので事前に誰かと壁打ちをする ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 20
ワクワク感や衝動って?? Lv2 ワクワク感や衝動 Lv1 みんなの納得感 ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 21
「ワクワク感や衝動」のためにファシリテーターができること ファシリテーターが、 明るいこと、 前向きなこと、 元気なこと、 楽しそうなこと ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 22
自分なりの山(ゴール)を見つけることが大事 ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 23
まとめ • 私のファシリテーションのゴールはlevel1「納得感」、level2「ワクワク感、衝動」 • 納得感はパフォーマンスに影響が出る • 意見が異なる時、回避、競合的、協調的な解決があるが、協調的を目指したい • そのために事前準備でできること 1.期待値を伝える/2.問いの設計/3.判断軸/4.ルールや規範/5.壁打ち • ワクワク感のためにファシリテーターが明るく、前向きに、元気に、楽しそうに振る舞う • 自分なりのゴールやスタイルを見つけよう ©KINTO Corporati on. All rights reserved. 24
Thank you!