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August 05, 26
スライド概要
はじめまして、yukikoと申します。 IT教育支援や、DX推進が可能です。 ◆ スキル LPIC レベル2 AI / Python Splunk BI(データ可視化・分析) ◆ その他 新卒・未経験の学生向けに、エンジニア転職を応援する資料を趣味で作成しています。 もしよろしければご活用ください。
受け止める力 メンタリングの言葉 × 心理学の実証研究 浄土真宗の発想を、エビデンスで裏付ける うさうさ研修工房
はじめに 浄土真宗には、「変わってから救われる」のではなく「そのままの姿で受け入れられる」という考え方があります(他力・悪人正機など の思想)。 この「条件をつけずに、まず受け止める」という発想は、実は心理学のメンタリング研究でも重要な要素として繰り返し扱われていま す。 この資料では、浄土真宗発想のメンタリングフレーズに加えて、それを裏付ける近年の査読済み研究を紹介します。 紹介する研究は査読付き学術誌に掲載されたもので、出典は最終ページにまとめています。 2
研究が示すこと 「受け止める」姿勢を裏付ける 3つの知見 無条件の受容 と 関係の質 無条件の肯定的関心 と 支援効果 受容の場 と 心理的安全性 40,737人分・173サンプルを統合したメンタリン グ研究のメタ分析では、無条件の受容 (unconditional acceptance)がメンターの中心的 行動の一つとされ、関係の質の高さは社会的 資本の獲得と強く相関 (ρ=.54)していた。 支援者の無条件の肯定的関心( unconditional positive regard)に関する64研究のメタ分析で は、支援を受ける側の改善と小〜中程度の正 の関連(g=.28、多層分析では g=.36)が確認され た。 1年間のピア・メンタリングプログラムに参加した 研究者40名を対象にした介入研究では、傾聴と 受容を軸にした関わりを経て、心理的安全性の スコアが有意に上昇した( 5.6→6.1、p=.005)。 Eby et al. (2013), Psychological Bulletin, 139(2), 441–476. Farber, Suzuki, & Lynch (2018), Psychotherapy, 55(4), 411–423. Chronicle of Mentoring & Coaching, 8(1), 127–140 (2024). 3
今のできてない状態も、成長の途中として普通にあることだと思ってます メンタリング編 ① ありのままから始める言 葉 完璧に理解してから質問しなくていいので、わからないまま聞いてください ねらい 「できるようになってから認める」ので はなく、「今のつまずいている状態そ のものを受け止める」ことから始め る。 つまずいてる自分を責めなくていいですよ。それも含めて今の実力です 弱さを見せてもらえた方が、こちらもちゃんと支えやすいです 4
うまくいかない期間があっても、こちらから関わりをやめることはないので安心して ください メンタリング編 ② 見捨てない、を伝える 言葉 今回できなくても、それで見限ったりしないので大丈夫です ねらい 「摂取不捨」の発想 ——一度関わっ た相手を、結果が出るまで見捨てな いという安心感を渡す。 何度つまずいても、そのたびに一緒に考えます 5
まとめ 「条件付きの承認」から「無条件の受け止め」へ。この発想の転換は、宗教的な思想であると同時に、メンタリング研究が積み重ねて きたエビデンスとも重なっている。 参考文献 Eby, L. T., Allen, T. D., Hoffman, B. J., Baranik, L. E., Sauer, J. B., Baldwin, S., Morrison, M. A., Kinkade, K. M., Maher, C. P., Curtis, S., & Evans, S. C. (2013). An interdisciplinary meta-analysis of the potential antecedents, correlates, and consequences of protégé perceptions of mentoring. Psychological Bulletin, 139(2), 441–476. Farber, B. A., Suzuki, J. Y., & Lynch, D. A. (2018). Positive regard and psychotherapy outcome: A meta-analytic review. Psychotherapy, 55(4), 411–423. Psychological Safety: Creating a Transformative Culture in a Faculty Group Peer-Mentoring Intervention. Chronicle of Mentoring & Coaching, 8(1), 127–140 (2024). 6