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September 08, 24
スライド概要
2024年7月30日に開催されたMembers BEMA LT #2
【スクラムの成功/失敗事例をシェアしよう!実践から学ぶLT会】
にお声掛けをいただき、発表させていただいた内容です。
https://connpass.com/event/324886/
VPoE や EM の E は Empowerment だと考えているビール好きな東京在住の徳島人。 ふりかえりカンファレンス・あじゃてく読書会・人にやさしいManagement3.0勉強会・ゆるふわ輪読会・スクフェス神奈川・各種EMコミュニティなどに育まれています。 CSP-SM、CSPO、CLP、CWSD、 COTEN CREW。
スクラムマスターがファシリ力を高めようと ワークショップを学んだら、 ファシリの前後がめちゃめちゃ大事だった話 piro. takahara
本日お話しすること いま【スクラムの成功 /失敗事例をシェアしよう!理論でなく実践から学ぶ LT会】 にお邪魔していますが・・・ この発表は、 ● 「スクラムの 成功/失敗事例」・・・というよりは、 「スクラムマスターの 成功/失敗事例」をシェアさせていただく感じです。 ● まちがいなく 「理論でなく 実践」についてお話しできると思います! 2
本日の目次 おおよそ、こんな話をします。 1. スクラムマスターがワークショップを学んだ経緯 2. WSDで学んだことの概要 3. WSDで学んでからの変化 4. まとめと今後の展望 3
自己紹介 経歴 piro. takahara ● 1社目(16年くらい)ソフトウェアプロダクト開発 C++エンジニア、PO、PM、人事、など Hiroshi Takahara ● 2社目(7年くらい)受託開発 → ソーシャルゲーム SE、バックエンドエンジニア、開発部長、など ● 3社目(6年くらい)コンサルタント PM、PMO、自社SES事業、執行役員、など ● 個人事業も開業 ● 2019年9月〜 株式会社スタンバイ EM → スクラムマスター・アジャイル推進 @piro12vortis → VPoE・アジャイル推進 + EM兼PO よく話すこと 👉 ビール 🍺、カレー 🍛、コーヒー、ランニング 🏃、徳島ヴォルティス、ニセコひらふ #ふりかえり実践会 #ふりかえりカンファレンス #scrumkanagawa ゆるふわスクラム輪読
自己紹介 経歴 piro. takahara ● 1社目(16年くらい)ソフトウェアプロダクト開発 C++エンジニア、PO、PM、人事、など Hiroshi Takahara ● 2社目(7年くらい)受託開発 → ソーシャルゲーム SE、バックエンドエンジニア、開発部長、など ● 3社目(6年くらい)コンサルタント PM、PMO、自社SES事業、執行役員、など @piro12vortis 今日は、 スクラムマスター専 ● 任だった時代に ● 個人事業も開業 2019年9月〜 株式会社スタンバイ EM → スクラムマスター・アジャイル推進 → VPoE・アジャイル推進 + EM兼PO ワークショップにつ いて学んだことを よく話すこと 👉 ビール 🍺、カレー 🍛、コーヒー、ランニング 🏃、徳島ヴォルティス、ニセコひらふ お話しします #ふりかえり実践会 #ふりかえりカンファレンス #scrumkanagawa ゆるふわスクラム輪読
セッション採択 →登壇 単独では 1回 読書会の仲間と 共同登壇 3回 6
ワークショップセッション採択 →開催 このあとの話に出 てくるので 割愛します 7
スクラムマスターがワークショップを学んだ経緯 まず、前提とか背景とか 8
(前提その1 ) アジャイルの「ライトウィング」と「レフト ウィング」という概念をご存じでしょう か。 平鍋 健児さん - An Agile Way - アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィング」 https://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/09/rightwing-and-leftwing-of-agile.html 9
(前提その1 ) 私は、エンジニア経験はあるものの... チーム環境に向き合う 「レフトウィング」 を主戦場にしています。 引用元:平鍋 健児さん - An Agile Way - アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィン グ」(オルタナティブ・ブログ) https://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/09/rightwing-and-leftwing-ofagile.html 10
(前提その2 ) Zuzana 'Zuzi' Šochová * が提唱している #ScrumMasterWay という概念もあります。 * The Great ScrumMaster(邦題:SCRUMMASTER THE BOOK)、The Agile Leader(邦題:アジャイルリー ダーシップ)の著者 引用元:ScrumMasterWay(スクラムマスターの道) https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 11
いま向き合っているのは、 どのレベルが多いですか? 1. 私のチーム 2. 関係性 (人間関係) 3. システム全体 引用元:ScrumMasterWay(スクラムマスターの道) https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 12
はじめに(前提その2 ) 私は、このところ レベル2 → 3 に向き合っていて、 ワークショップを学ぼうと思った きっかけも、このあたりと関係が あります。 引用元:ScrumMasterWay(スクラムマスターの道) https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 13
(前提その3) 引用元:ScrumMasterWay(スクラムマスターの道) https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html 14
(前提その3) 書籍「SCRUMMASTER THE BOOK」第2章よりス クラムマスターが採用する 4つのアプローチ ● ティーチングとメンタリング ● 障害物の除去 ● ファシリテーション ● コーチング 引用元:翔泳社 SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798166858 15
(前提その3) 書籍「SCRUMMASTER THE BOOK」第2章よりス クラムマスターが採用する 4つのアプローチ ● ティーチングとメンタリング ● 障害物の除去 ● ファシリテーション ● コーチング これとか、周りとかを見て 「次はコーチングを学ぶべきか?」 などと考えている頃でした。 引用元:翔泳社 SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798166858 16
スクラムマスターがワークショップを学んだ経緯 そして、きっかけ 17
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その1 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. ファシリテーション力を高めたいと思ったから。 18
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その1 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. ファシリテーション力を高めたいと思ったから。 Q. なぜ、スクラムマスターがファシリテーション力を高めたいと思ったのか? A. 合宿のファシリを担って、力不足を痛感したから。 😢 19
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その1 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. ファシリテーション力を高めたいと思ったから Q. なぜ、スクラムマスターがファシリテーション力を高めたいと思ったのか? A. 合宿のファシリを担って、力不足を痛感したから。 😢 Q. どんなところに力不足を感じたのか? A. フレームワークをちょっと知ってるだけでは全然通用しなかったから。 20
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その2 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. 「WSD」の存在を知ったから。 21
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その2 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. 「WSD」の存在を知ったから。 Q. なぜ、「 WSD」を知ったのか? A. コミュニティの先輩が X で「WSD」と何度も呟いてたから。 22
なぜスクラムマスターがワークショップを学んだのか? きっかけ - その2 Q. なぜ、スクラムマスターがワークショップを学ぼうとしたのか? A. 「WSD」の存在を知ったから。 Q. なぜ、「 WSD」を知ったのか? A. コミュニティの先輩が X で「WSD」と何度も呟いてたから。 Q. なぜ、コミュニティの先輩が X で「WSD」と何度も呟いてたのか? A. (詳しく聞いてないが)学びの密度が濃いからだろう・・・と当時思った。 23
スクラムマスターがワークショップを学んだ経緯 で、WSDって?? 24
WSD とは? 引用元:青山学院大学ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラム https://wsd.si.aoyama.ac.jp/ 25
WSD とは? 青山学院大学ワークショップデザイナー (WSD)育成プログラム HP:https://wsd.si.aoyama.ac.jp/ 青学が開講している社会人講座(以前は大阪大学などにもあったらしい)。 ざっくり特長 - 入学選考あり(毎年 1月に出願・小論文提出、 2月に選考会) - 受講期間は約 3か月半:4月〜8月、9月〜12月の年間2期 - 学習時間 120時間:授業出席(グループ実習 2セット込み)、オンデマンド講座のレポート提出など - 受講料:248,000円(※非課税) - 国の「教育訓練給付」で学費が最大 70%帰ってくる 26
WSD とは? 引用元:青山学院大学ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラム https://wsd.si.aoyama.ac.jp/curriculum/ 27
WSD とは? 引用元:青山学院大学ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラム https://wsd.si.aoyama.ac.jp/manabi/ 28
WSDで学んだこと(超サマリ) 29
WSDで学んだこと WSDでは、ワークショップを大きく3つの要素で構成されるものとします。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ● リフレクション 30
WSDで学んだこと WSDでは、ワークショップを次の3大要素で構成するものと考えています。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ● リフレクション(ふりかえり) プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 31
WSDで学んだこと WSDでは、ワークショップの構成を大きく3つの要素で括ります。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ● リフレクション 経験 省察 試行 概念化 コルブの経験学習モデル - 経験 → 省察 → 概念化 → 試行 32
WSDで学んだこと 大前提となる学習観 = 社会構成主義 学習観 学習内容 学習者 得られるもの 評価 効果 行動主義 刺激と反応 (できる) 自分1人 正解 獲得した“量” 九九や簡単な計算などが できる 認知主義 知識の獲得 (わかる) 自分1人 正解 獲得した“量” どういうことかを説明でき る 社会構成主義 意味の生成 (分かち合う) 自分と他者(共 同体) 経験した“質” 何かを一緒に行うことで 起こる他人からの刺激に よる経験、学習 納得解 33
WSDで学んだこと 大前提となる学習観 = 社会構成主義 👉 分かち合う学習 学習観 学習内容 学習者 得られるもの 評価 効果 行動主義 刺激と反応 (できる) 自分1人 正解 獲得した“量” 九九や簡単な計算などが できる 認知主義 知識の獲得 (わかる) 自分1人 正解 獲得した“量” どういうことかを説明でき る 社会構成主義 意味の生成 (分かち合う) 自分と他者(共 同体) 経験した“質” 何かを一緒に行うことで 起こる他人からの刺激に よる経験、学習 納得解 34
WSDで学んだこと このようなアイテム(キーワード)を学びました。 1. 建設的相互作用 2. 肩書き外し 3. 参加の保証、参加の増幅 4. 試行誘因性 5. 足場かけ(発達の最近接領域) 6. 正統的周辺参加 7. 目標の階層性、体験のデザイン 35
では、参加者のみなさんにお伺いします! 以下のなかで概要を聞いてみたいものはありますか? 1. 建設的相互作用 2. 肩書き外し 3. 参加の保証と参加の増幅 4. 試行誘因性 5. 足場かけ(発達の最近接領域) 6. 正統的周辺参加 7. 目標の階層性、体験のデザイン 👉 チャットにどうぞ! 2-3個行けたら と思います もし、うまく説明でき なかったら、ごめん なさい🙇 36
それでは、参加者のみなさんにお伺いします! #1 以下のアイテムのなかで概要を聞いてみたいものは? 1. 建設的相互作用 2. 肩書き外し 3. 参加の保証・参加の増幅 4. 試行誘因性 5. 足場かけ(発達の最近接領域) 6. 正統的周辺参加 7. 目標の階層性・体験のデザイン 👉 チャットにどうぞ 37
それでは、参加者のみなさんにお伺いします! #2 以下のアイテムのなかで概要を聞いてみたいものは? 1. 建設的相互作用 2. 肩書き外し 3. 参加の保証・参加の増幅 4. 試行誘因性 5. 足場かけ(発達の最近接領域) 6. 正統的周辺参加 7. 目標の階層性・体験のデザイン 8. その他 👉 チャットにどうぞ 38
それでは、参加者のみなさんにお伺いします! #3 以下のアイテムのなかで概要を聞いてみたいものは? 1. 建設的相互作用 2. 肩書き外し 3. 参加の保証・参加の増幅 4. 試行誘因性 5. 足場かけ(発達の最近接領域) 6. 正統的周辺参加 7. 目標の階層性・体験のデザイン 8. その他 👉 チャットにどうぞ 39
WSDの他の価値 学べる内容だけでなく、参加者のバリエーションが・・・ 引用元:青山学院大学ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラム https://wsd.si.aoyama.ac.jp/manabi/ 40
WSDで学んでからの変化 41
ワークショップを学んでからの変化 修了から1週間も経たないうちに・・ #1 部門全体で行うワークショップの企画が持ち込まれ・・・ さっそく実践へ ● ● プログラムデザインの作成 ○ 目標の定義、オプションの考慮 ○ 主催メンバー間での「ねらい」の共有 Co.ファシリテーターとの当日連携 42
ワークショップを学んでからの変化 #2 例の「合宿」のファシリも・・回ってきました! 43
ワークショップを学んでからの変化 #3 認定WSDへの挑戦 ● 受ける過程がリフレクション ○ ▶ 強みを客観的に発掘してもらえる機会 44
ワークショップを学んでからの変化 #3 認定WSD になりました。 45
ワークショップを学んでからの変化 #4 いろんなワークショップを体験したい ● XP祭り ● スクラムフェスニセコ → 自分でもやりたいかも・・・ 46
ワークショップを学んでからの変化 #5 社外でワークショップをやろう! 47
ワークショップを学んでからの変化 WSDに導いてくれた例 の先輩と一緒に👉 オリジナルのWSを 作って開催しました 48
ワークショップを学んでからの変化 #6 役割拡大 ● VPoE を拝命 49
まとめ 50
本日のまとめ ファシリの前後がめちゃめちゃ大事だった。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ○ ● もちろんファシリの様々なアプローチやスキルを大いに学べました! リフレクション プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 51
本日のまとめ ファシリの前後がめちゃめちゃ大事だった。 ● プログラムデザイン ○ ニーズ拾い上げ → 目標の定義 → 時間・場所・モノや資料の準備 ... 大事! ● ファシリテーション ● リフレクション プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 52
本日のまとめ ファシリの前後がめちゃめちゃ大事だった。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ○ ● 当日やることと時間の選択肢を予め準備するのは、プログラムデザイン! リフレクション プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 53
本日のまとめ ファシリの前後がめちゃめちゃ大事だった。 ● プログラムデザイン ● ファシリテーション ● リフレクション ○ ねらいなどのプログラムデザインがあるからこそふりかえりが充実! プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 54
【再掲】WSDで学んだこと WSDでは、ワークショップを次の3要素で構成するものと考えています。 ● プログラムデザイン 「ファシリの前後が大事」 とか言ってますが ● ファシリテーション “ファシリテーション ” ● リフレクション(ふりかえり) という言葉の定義にも拠ります。 👉 今日はWSDの定義で! プログラムデザイン ファシリテーション リフレクション 55
本日のまとめ ワークショップを学んだことで、 学ぶ領域が広がっている( now on going ) ● 教育学 ● 心理学 ● EQ(感情知能/心の知能指数) などなど 56
本日のまとめ ワークショップを学んだことで、 チャレンジも拡がっている( now on going ) ● 社外でのワークショップ 実施 ● 役割(これは偶然? w) 57
さらに 58
本日のまとめ ++ 今日この機会をいただいたことで・・・ WSDでの学びを再確認 できました。 ● 学んだことを 発信することによる学び が、ここにも! ( now on going ) みなさんもぜひ! 59
今後について 60
今後について 社外実践のチャレンジ、しばらく続けます! ● 社内実践のための「道場」になって ● (社内ニーズに関わらず)やりたいテーマに向き合ってやれる 61
8月24日(土)に仙台で お世話になっている👉ア ジャイルコーチと、こんど はスクラムのど真ん中っ ぽいテーマにも挑戦しま す! 62
9月28日(土)に東京で WSDの次の期にも👉 アジャイル文脈の仲間を 見つけたので、 3人で挑戦予定です 63
note などでも共有していければと思ってます 64
ありがとうございました! Thank you . 65