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June 01, 25
スライド概要
2025年5月31日(土)開催の第6回 Azure Travelers 勉強会 愛媛の旅
with しこあず での登壇資料です。
Microsoft MVP for Microsoft Azure/ Azure, .NETのWebアプリケーションエンジニア / 技術情報発信・勉強会実況アカ /
Azure Storage Actions がGAしたので試してみた 2025/5/31(土) 「第6回 Azure Travelers 勉強会 愛媛の旅 with しこあず」 御成門プログラマー(Tomotaka Suzuki)
自己紹介 名前:御成門プログラマー(Tomotaka Suzuki) 受賞: Microsoft MVP(Microsoft Azure) 2023年6月~ 技術: Microsoft Azure(コスト周り多め), .NET, Angular X(Twitter) : @onarimonprogram 技術ブログ : onarimon.jp グルメブログ: food.onarimon.jp
Azure Storage Actions がGA!!! 2025年5月6日GA Azure Blob Storage と Azure Data Lake Storage のデータ管理タスクを自 動化されたフルマネージドプラット フォーム コードを記述せずに複数Storage Account の何百万のオブジェクトに対 してデータ操作を実行できる Unlock seamless data management with Azure Storage Actions—now generally available | Microsoft Azure Blog
Azure Storage Actions 設定した内容を元にタスク実行 Conditions If: タスクの対象となる条件を定義 • Blob Property: Blobプロパティ • 作成時間、更新時間、ファイル名、タグ、 blobの種類など • Operator: 演算子 • Property value: 検索に使用する値 Then: 条件に一致したオブジェクト操作を定義 • Operation • Blobの削除 • Blobの期限、不変ストレージ、訴訟ホー ルド、タグ、アクセス層の設定 • ソフトデリートされたBlobの復元 • Blobのタグを全て削除 Storage Account Assingments Assingments:タスクを複数のストレージにアサインする • サブスクリプション • Storage Account • Assignment name • ロールアサイン: Storage Task のManaged Id に付与するロールの 指定 • Filter object: Blob名のプレフィックスで操作対象に含む、除外する ものを設定 • Trigger • 実行頻度: スケジュール実行、1回きり • 開始日, 終了日 • リピート間隔(日単位): 再実行間隔 • レポート出力Container • タスクの有効/無効
複数ストレージへの展開が可能 Assingments Storage Account Assingments Storage Account ・・・ Azure Storage Actions ・・・ Conditions Assingments Storage Account Assingments Storage Account
Azure Storage ライフサイクル管理との違い Azure Storage Actions Azure Storage ライフサイクル管理機能 “複数ストレージアカウント”にまたがるデータ 管理に適している “単一のストレージアカウント”内でのデータラ イフサイクル管理に適している “大規模な”データ操作や”複雑な条件”に基 づくデータ管理を自動化 データを自動的に異なるアクセス層に移行し たり、ライフサイクルの終わりにデータ削除 使用料金が発生 機能自体は無料 (Storage操作料金は発生する場合あり) タスク実行インスタンス35.714円 (ストレージタスクの割り当て実行に発生) 対象オブジェクト数(100万件あたり)14.286円 呼び出された操作(100万件あたり)142.856円 データ ライフサイクルを自動管理してコストを最適化する - Azure Blob Storage | Microsoft Learn
Azure Storage Actions のコスト https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage-actions/
想定される利用シナリオ 命名規則や開発、テスト、本番などの環境ごとに異なる経過時間に基づいてアーカイ ブ層に移動したり削除させる →コスト削減へ オブジェクトのメタデータを分析し、不変ストレージや訴訟ホールドを自動適用。不要に なったデータを削除 →コンプライアンスのためのデータ保護 選択した大量のデータをアーカイブ層から復元する →1回きりの大規模データの操作 Azure Storage Actions によるシームレスなデータ管理の一般提供開始 |Microsoft Azure ブログ
個人的 要望・感想 タグ付け、アクセス層の変更、削除の自動化などコスト最適化観点でリソース管理が 進みそう 一方で1ストレージのみに適用させるのであれば「ライフサイクル管理機能」で充分な 面もあり差別化が必要そう Operation に「Blobの移動」や「Blobのコピー」などがあると選択肢が増えそう