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December 28, 24
スライド概要
次回作に同じ UI素材を使い まわして且つ色もさくっと調 整したーい! 2024.12.15 性DEC2024 下半期 @ながらえんぺる+くまにゃん
登壇者 名前: ながらえんぺる サークル名:ながらえん X: @nagara_studio 主な活動:技術同人誌執筆・ゲーム開発の支援・ゲーム開発 直近の実績 ● ● [ももいろたんざく] ちっちゃい先生と恋してる~教師と元教え子の甘々同棲生活 ~+Game もしも、会社の情シス担当がゼロ人になったら。 ○ 未経験から1人情シスになった 1年の話をつらつらと書いた本
サポート登壇者 名前:くまにゃん サークル名:ももいろたんざく X: @momoiro_frame 主な活動:純愛いちゃらぶな18禁作品を主に作ってます。
本日は「ももいろたんざく」さんから 12月に出る こちらの 2作品の事例です
この2作品は前作の仕組みを再利用して開発しました Unity+Naninovelで開発
本開発での課題
UIのデザイン は同じでOK 色は作品に合わせた色 にしたい
手作業で直すのはめんどいなぁ
手作業でやる場合 1. 色を決める 2. Unityのプロジェクト内にあるUIのパーツそれぞ れの色の値を手作業で直す (フレームとかアイコンとか文字とかとか…
毎回手作業は嫌なので効率化したい
前作のUI数はものすごく多いわけではないが … ● 今後も色を変えたいはよくありそう ● 前作はデザイナーさんがカラーパレットを定義し てくれているから活用したい ● 今後UIや色の種類も増えるかもしれない
なにかなかったかなぁ・・・
これでは?!
調査開始 ※専門用語が増えます
uPaletteとは @harumak_11氏が2021年に公開した色を管理するオープンソースのライ ブラリ(ツクールで言うプラグイン) 日本人製なので日本語マニュアルがある 管理できるもの ● ● ● ● 色 グラデーション 文字スタイル テーマ 反映できるもの ● UnityのUIであればだいたいに対応してそう
色
色の管理をする手順 ● Palette Storeを作成する ● エントリを作成する ● エントリの色を設定する ● 色同期用のコンポーネントをUIに付ける ● 同期用のコンポーネントがどのエントリと同期す るか設定する
実際にちょっとやってみましょう
グラデーション・文字スタイルも同様 ● Palette Storeを作成する ● エントリを作成する ● エントリを設定する ● 同期用のコンポーネントをUIに付ける ● 同期用のコンポーネントがどのエントリと同期す るか設定する
テーマ
テーマとは ● uPaletteで定義されているもの ● エントリで設定されている値をテーマ単位でまと められる ● UIスキンみたいなイメージ ● ゲーム実行中に動的に切り替える事が可能
こっちもやってみましょう
uPaletteの基本は以上! 今日みせたものがわかれば今すぐ活用できると思います! 気になる方は「 uPalette」で検索するか下記 URLから是非 https://github.com/Haruma-K/uPalette/blob/master/README_JA.md
つづいて uPaletteを導入したこちらの話
毎回手作業は嫌なので効率化したい
これは効率化できたのか?
結論:できました
どう良かったか? ● UIの色を変える敷居が大きく下がった ● オープンソースなので自分で機能改善もできる
UIの色を変える敷居が大きく下がった ● 導入しない場合と比べて覚える手順が圧倒的 に少ない ● 色の変更と反映までのサイクルが短いし反映さ れる範囲も段違い ● 敷居が下がることでエンジニア以外が対応でき るようになった。
自分で機能拡張できる ● どう作られているかは全部公開されている ● 独自のコンポーネントを適用する例などもマニュ アルにある
例:既存のUIの色をエントリに追加できる拡張 ● AddEntryを押すと設定された色がエントリに追加される
どんな課題がある?
どんな課題がある? ● アニメーションは対象外 ○ ちっちゃい先生では一部のボタンにアニメーションで色を つけているところがあったのでこういうところは現状カ バーできない ● 初回のセットアップは大変 ○ UIを一つ一つ見つける作業は必要…これが終わればあ とは楽 ○ 今回は拡張を作ることで少し効率化を行った。
まとめ ● ☀uPaletteはUIの色管理をしたいなら簡単で強力 ● ☀Unityに精通しなくてもUIの色調整が可能になる ● ☀今回の2作品では効率化できた ● ☁uPaletteを使っても初回は手間が多い ● ☔アニメーションには対応していない
ご静聴ありがとうございました。