ユーザーLT④高橋麻理子さん_UiPathによる自動化へのブロックチェーン活用

>100 Views

February 06, 26

スライド概要

profile-image

UiPath FriendsはUiPath ユーザー有志によって運営される非営利の公式ユーザーコミュニティです。 UiPathに関する技術交流や勉強会を行い、UiPathユーザーの技術力向上に寄与していきます。 イベントの登壇資料を掲載しています。 コミュニティサイト: https://uipath-friends.doorkeeper.jp/ YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@UiPathFriends

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

(ダウンロード不可)

関連スライド

各ページのテキスト
1.

UiPath Friends Festival 2026 ユーザーLT ④ UiPathによる自動化へのブロックチェーン活用 UiPath × ブロックチェーンで自動証跡化 ー案件対応におけるメールのやり取りー 2026年1月31日 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 0

2.

自己紹介 高橋麻理子 (UiPath歴:9年目) 榎本 敬文 (UiPath歴:8年目) 東芝デジタルソリューションズ株式会社 データ事業推進部 東芝デジタルソリューションズ株式会社 AI・自動化技術サービス部 ✓ 2017年に弊社でUiPathビジネスを立ち上げた当初から UiPathに携わっています。 ✓ 2018年から弊社でUiPathビジネスの社内外向け導入、 展開に関わってきました。 ✓ 社外向けサービスの提供に加えて社内展開にも関わって きました。 ✓ 弊社事例紹介に掲載させていただいている会社様の導入 にPMとして対応しました。 ✓ 現在は、UiPathと自社ソリューションを組み合わせ、 東芝グループ内の業務効率化につながる新たな適用領域 の拡大を模索しています。 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 1

3.

どうしてこの取り組みをやろうとしているの? ■ よくある状況 「案件対応で起きがちなシーン」 ✓ メールの往復が長い/添付が増殖 ✓ 「最新の仕様書はどれ?」 「当時こうでしたよね?」 →メール掘りが始まり、数日かかることもある ■ 困りごとの正体 「その裏にある本質的な課題とは?」 ✓ 時系列を確認しづらい ✓ 該当時点での最新版であった根拠 を示しにくい © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 2

4.

どうしてこの取り組みをやろうとしているの? ■ よくある状況 「案件対応で起きがちなシーン」 ✓ メールの往復が長い/添付が増殖 ✓ 「最新の仕様書はどれ?」 「当時こうでしたよね?」 →メール掘りが始まり、数日かかることもある 困りごとを解決したい ■ 困りごとの正体 「その裏にある本質的な課題とは?」 ✓ 時系列を確認しづらい ✓ 該当時点での最新版であった根拠 を示しにくい © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 3

5.

どうやって解決するの? ブロックチェーンを活用します ✓やりとりがすべて時系列で記録されます。 ✓自由なファイル形式を利用できます。 ✓なかったことにできません。 ✓置き換えることはできません。 ✓添付書類など関連する資料を紐づけて登録できます。 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 4

6.

どうやって解決するの? UiPathのライブラリを作りました UiPath Studioから即利用可能 ブロックチェーンに記録を残すUiPathの専用ライブラリを作成しました。 ロボット開発時にアクティビティを 使ったドラッグ&ドロップ操作で 簡単にブロックチェーンに記録を 残すことができます。 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 5

7.

どうやって解決するの? 準備 1.UiPath Studioで以下のロボットを作成 ①Outlookから関連メールを自動収集(スレッド/件名/差出人で絞り込み) ②収集した各メールの本文(ハッシュ)と添付ファイル(ハッシュ)を計算し、ブロックチェーンに登録 ③最終成果物 (ハッシュ)を計算し、ブロックチェーンに登録 ④最終成果物を管理システムに登録 2.Orchestratorから作成したロボットを定期的にスケジュール実行 ①関連メールを収集 メール ②メールと添付ファイルをブロックチェーンに記録 ③最終成果物をブロックチェーンに記録 添付ファイル 添付ファイル 添付ファイル ④管理システムに登録 メール メール 管理システム ブロックチェーン © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 6

8.

どうやって解決するの? 結果 再掲 ➢ ブロックチェーンの記録により、経緯がスムーズに確認できる ➢ ブロックチェーンに問い合わせることにより、メールや仕様書などが そのときのものである根拠を示せる © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 7

9.

具体例:複数社共同での案件対応 自社A社と共同開発B社、C社は、新規共同プロジェクトを開始 仕様に関してお互いに確認しながらプロジェクトを遂行中 ①関連メールを収集 メール ②メールと添付ファイルをブロックチェーンに記録 ③合意したドキュメントを ブロックチェーンに記録 仕様書など 仕様書など 仕様書など メール ④管理システムに登録 メール 管理システム 収集したメール 2026/01/10 10:22:B社指摘メール ⇒ メール本文(email1),添付ファイル(draft_v1) ⇒ hash(email1), hash(attached_draft_v1) 2026/01/12 15:07:C社修正メール ⇒ メール本文(email2),添付ファイル(draft_v2) ⇒ hash(email2), hash(attached_draft_v2) 2026/01/15 09:40:A社確認メール ⇒ メール本文(email3),添付ファイル(draft_v3) ⇒ hash(email3), hash(attached_draft_v3) 2026/01/16 11:30:3社合意メール ⇒ メール本文(email4),添付ファイル(final_v4) ⇒ hash(email4), hash(attached_final_v4) ブロックチェーン 時系列 ├─ 01/10 10:22 ├─ 01/12 15:07 ├─ 01/15 09:40 └─ 01/16 11:30 B社指摘メール → hash(email), hash(attached_draft_v1) C社修正メール → hash(email), hash(attached_draft_v2) A社確認メール → hash(email), hash(attached_draft_v3) 3社合意メール → hash(attached_final_v4) (Tx#1) (Tx#2) (Tx#3) (Tx#4) © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 8

10.

具体例:複数社共同での案件対応 プロジェクト開始から1年後、プロジェクトが進む中、B社側の新任担当者から問い合わせが来た。 仕様書に沿って 対応していないのではないか 指摘箇所は、途中で変更が入り、3社で変更に 合意している認識。 最新版として手元にある仕様書をブロックチェーン に照会すると、以下が確認できたため、B社の 担当者に報告。 ・final_v4は確かに双方が「合意済み」と宣言した メール(Tx#4)と一致している。 B社新任担当者 最新版と認識している仕様書が3社で合意した 最新版であることの根拠を示せた ブロックチェーン 時系列 ├─ 01/10 10:22 ├─ 01/12 15:07 ├─ 01/15 09:40 └─ 01/16 11:30 B社指摘メール → hash(email), hash(attached_draft_v1) C社修正メール → hash(email), hash(attached_draft_v2) A社確認メール → hash(email), hash(attached_draft_v3) 3社合意メール → hash(attached_final_v4) (Tx#1) (Tx#2) (Tx#3) (Tx#4) 普通であれば、 ・1年前の大量メールを掘り起こし ・添付ファイルを1つずつ照合し ・誰がどのタイミングで何を送ったか を数日〜数週間かかる確認が、“即証明”できます。 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 9

11.

次の取り組み AIで自動化範囲の拡大へ ✓ AI OCR(UiPath Document Understandingなど)で、 メール・仕様書の差分サマリを自動生成 ✓ Communications Miningで、 「指摘」「再送」「合意」などのメール分類と節目候補の自動抽出 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 10

12.

UiPath × ブロックチェーン、みなさまの現場なら? 身近に案件対応以外にも 請求書の受領時、例外承認の完了時、監査に出す証跡など 「ほんとにそれ?」「変更してないよね?」に対して 確認に時間がかかる、根拠を示しにくい場面はありませんか? そんな場面があったら、ぜひ教えてください。 © 2026 Toshiba Digital Solutions Corporation 11