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June 27, 23
スライド概要
日本公開天文台協会「第17回全国大会(姫路大会)」にて発表したスライドです。
※一部削除している項目があります。
公開天文台白書2018が完成し、目標としてはより良い公開天文台を目指し、現状を把握して今後の施策や行動の指針とすることが挙げられます。調査研究委員会が編纂業務を一任され、客観的事実のみを記載しました。収集したデータは、今後の大規模施策や研究資料として活用されることが期待されます。白書を通じて、天文台の運営や維持管理におけるノウハウも集め、今後の安定した運営基盤作りを目指します。
発表内容は報告者個人の見解に基づくものであり、発表者が所属する組織の公式見解ではございません。
また、内容に誤りがある可能性があります。ご了承の上閲覧ください。
発表について
https://www.koukaitenmondai.jp/convention/2024_tokyo/tokyo2024.html
よろしくお願いします
公開天文台白書2018の完成報告 米澤 樹(みさと天文台) 澤田 幸輝(和歌山大学大学院観光学研究科) 日本公開天文台協会 調査研究委員会
ご報告
公開天文台白書2018完成 • • • • お手元の冊子をご覧ください。 公開天文台白書2018がついに 完成しました。 重たいですが必ず持って帰って ください。 意図せず、コロナ前の貴重なデ ータが取得できました。
『公開天文台白書2018』について
目的(再掲) より良い公開天文台となるように、現状を知ることで、 今後の施策・行動の指針/意思決定の材料となるような資料を作る。 公開天文台の 全体像を知る 各天文台での 比較資料 各種研究の 基礎資料 活用例)大規模施策、企業の提案資料 活用例)稟議資料、意思決定補助資料 活用例)論文、研究、調査
方針・目標 • • • • 2006年版と同様の内容・構成 集計結果にもとづく主観的な解 釈・考察は避け、客観的事実のみ を記述 編纂業務は「調査研究委員会」が 一任して実施 JAPOSはその発刊業務を担う 郵送で集まった回答
これまでの経緯(再掲) 10/19 WEBにて調査開始 2018 JAPOS総会 和歌山大学 尾久土ゼミ 白書の集計 を受託 11/13 質問票を郵送(360通) 1月 集計完了 JAPOSへ 結果報告 集計 2018年 2019年 2022年
経緯 調査研究委員会、運営委員 会にて原稿確認 構成 2022 JAPOS 総会 集計 原稿 完成 執筆 決定 Web MTG 1/26 2/15 3/7 3/22 2023 JAPOS 総会 最終 提出 完成 5月 6月 原稿修正 表紙デザイン 執筆 2022年6月 5/29 印刷 業者 2023年 1月 4月
結果
天文台に関する調査 実施年 対象数 回答数 1991 27 23 1991 1993 1997 2006 2018 120 110 124 208 412 360 146 256 198 名前 発行・報告年 1991 1年 公共天文台要覧 1992年版 1992 公共天文台要覧 1993年度版 1993 公共天文台要覧 1997年度版 1998 公開天文台白書 2006 2007 公開天文台白書 2018 2023 1年 5年 9年 16年
集計結果 • 集計期間 2018/10/19-2019/1/31 • 郵送数 360通 • 有効回答数 198館が回答(休閉館を含む) • 回答率 55%(2006年白書62%) ※重複、施設名の誤り、MLにより 郵送がなかった施設の回答もあり →調査対象を見直す必要がある 図 1. 回答施設の施設種別(n=198)
【天文台のメンテナンスと整備のノウハウ集】 1990年代の公開天文台ブームからそろそろ30年が経過し、施設 の老朽化や維持管理に労力が使われて来ていると思います。日常 の小さなメンテナンスから大規模改修まで、これまでみなさんが実 践されてきた望遠鏡や天文台の維持管理のノウハウや事例を集め て、これからの30年間を安定して運営するための基盤を作ること ができれば良いと思います。
白書を見ると 設立当初からない 設立当初はあっ 4% たが、その後持 その他 2% たなくなった 2% 基本的にない が、必要に応じ て予算化される 28% 定常的に予算化 されている 64% P.99図 121. 天文台の保守整備費について(n=192) 2006年版 2018年版
少し異なる切り口で見ると 望遠鏡の口径の大きさと保守予算の関係 20cm未満(18) 20-39cm(60) 40-59cm(60) 60-79cm(27) 100cm以上(10) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 定常的に予算化されている 基本的にないが、必要に応じて予算化される 設立当初はあったが、その後持たなくなった 設立当初からない その他 回答なし 100%
課題・今後について
回答 の の の 図 設 図 の 課題 回答 の の 別 の の 回 の の の 回答 設 の 設 年 回答 回答 施設 の の の の 施設 施設の
2018年版の課題 公開天文台とは何か 質問項目が膨大 JAPOS発足から15年が経 ち、天文台を取り巻く環境は 大きく変わった。公開天文台 の定義もあいまいになって きた。 回答、集計、分析に大きな 負担(例えば回答60%紙) 次回調査の対象をどうする か。 一方、調査は継続的に行う ことが求められている ⇒調査に対し何が求めらて いるのかを把握する必要が ある WEB版と郵送で質 問が異なる 質問紙を早急に用意した ため、WEB版と質問項目 が違った →集計が煩雑になったり、 不正確になった
執筆 Wordの履歴 • 9343 約155時間 • 4494 約75時間 230時間 • 票入力 整理 グラフ 成 内容 MTG等 • ん
今後について 白書データをより 詳細分析 次の発表を参照 今後も活用していきたい。 皆様もご活用ください。 公開天文台リスト(仮) 次回調査について そもそも、JAPOSの把握し ている天文台リストがない • 調査項目、対象を検討 定義や運営形態があいまい なため作成が難しい • もっと簡略化できないか • 今回の反省点を踏まえる • もっと使いやすい媒体は ないか
まとめ • 「公開天文台白書2018」が完成しました! • 皆さんに「使ってもらう」ことが作成の目的 • ちゃんと持って帰ってください →資料について質問があればお気軽にお申し付けください。 今後とも皆様のご助言、ご指導、ご賛同をお待ちしております!!