20250701_『公開天文台白書2025』の作成過程と調査協力のお願いについて

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July 02, 25

スライド概要

日本公開天文台協会「第19回全国大会(徳島大会)」にて発表したスライドです。
※一部削除している項目があります。

発表内容は報告者個人の見解に基づくものであり、発表者が所属する組織の公式見解ではございません。
また、内容に誤りがある可能性があります。ご了承の上閲覧ください。

発表について
https://www.koukaitenmondai.jp/convention/2025_tokushima/tokushima2025.html

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各ページのテキスト
1.

『公開天文台白書2025』の作成過程と 調査協力のお願いについて 米澤樹(みさと天文台/和歌山大学観光学研究科) 日本公開天文台協会 調査研究委員会

2.

「公開天文台白書2025(仮)」発行予定!! • 公 開 天 文 台 10 0 周 年 に 向 け 、 基 礎 資 料 を 整 備 • マスコミの報道用資料、企画展用の資料としての活用を想定 • 前回調査より7年が経ち、現状を知る必要性 • 現状把握のため大規模調査を実施 • 公 開 天 文 台 白 書 20 25 ( 仮 ) と し て 発 行 予 定 ! ! お忙しいところ恐縮ですが、 回答のほどよろしくお願いします!!

3.

これまでの天文台に関する調査 実施年 対象数 回答数 1991 27 23 名前 発行・報告年 1991 1年 1991 120 110 公共天文台要覧1992年版 1992 1年 1993 124 公共天文台要覧1993年度版 1993 5年 1997 208 146 公共天文台要覧1997年度版 1998 9年 2006 412 256 公開天文台白書2006 2007 16年 2018 360 198 公開天文台白書2018 2023 2年 2025 未定 - 公開天文台白書2025 2025 日本公開天文台協会調査研究委員会編(2023)『公開天文台白書 2018』日本公開天文台協会.

4.

各種調査の棲み分け 白書 • 最も網羅的に実施 する調査 • 要覧や基礎調査で の設問も含む • 5年ごとの調査を目 指す • 設問数が多く、回 答、集計、分析に コストがかかる 要覧 基礎調査 • 基本情報をまとめ たデータベース的 な資料 • 毎年継続して行う ため経年変化を知 る資料 • 公開天文台一覧 • • 「公開天文台とは 何か」が付きまと う 継続のため最低限 の調査項目 米澤樹・澤田幸輝・調査研究委員会(2024)「公開天文台基礎調査について:今を見つめ直す」 『日本公開天文台協会 第 18 回全国大会集録』.

5.

思い出話 – 白書2018 -

6.

白書2018 | JAPOS ・白書との出会い 尾久土さんの思いつき・・・ 米澤くん、公開天文台白書が12年更新されてい なので。代わりにデータを集めたら?? 福島 のJAPOS(2018)で 提案し てくる わ! 米澤樹・尾久土正己(2019)「公開天文台白書2018」『日本公開天文台協会第13回大会集録』31-35.

7.

白書2018 | データ収集 • 調査の事務、集計委託(和歌 山大学尾久土研究室) • 設問作成はJAPOS • Webフォーム&郵送での回答 可能 • 郵送での回答をデータ化 • 2019年3月にJAPOSへ納 品 米澤樹・澤田幸輝・尾久土正己(2022)「『公開天文台白書 2018』の作成過程と今後の展望」『日本 公開天文台協会全国大会 第 16 回全国大会集録』.

8.

白書2018 | 白書分析・執筆 • 2021年み さと天 文台へ 就職 • 白書が未発行 • 2022年澤田、米澤が白書作成に向け着手 • 2022年島根大会にて計画発表 • 2022年 分析・執筆 • 2023年6月 白書発行 • 2023年7月 白書担当理事に 澤田幸輝・米澤樹・尾久土正己(2024)「公開天文台データベースの構築とその研究利用」 『日本公開天文台協会 第 18 回全国大会集録』.

9.

白書2018 | 課題 2006年版と2018年版 の単純比較が困難 質問項目が膨大 両 年で 異 なる 施 設種 別 を 選択 し てい る ケー ス が 目立 つ (2 8% ) 回答、集計、分析に大き な負担 例 )2 0 0 6年 野外 活 動施 設→2 0 1 8年 社会 教 育施 設 一方、調査は継続的に行 うことが求められている 回答の意図が不明瞭 質問の意図がわっていな い、選択肢が曖昧 白書2025では課題を踏まえて作成

10.

白書2018 | 活用 • 各 館 へ 配 布 / PD F 公 開 / 納 本 • 各種研究の基礎資料 • 例)吉田ほか(2024)「安価で自作しやすい低分散分光器の 開発の試み」 分光器の保有率は20%弱 • 予算要求資料(星の文化館さんの事例) • 100cm望遠鏡 : 2017年の設置以降保守予算なし 白書や集録の記載を基に、スポット的に予算を付けてもらった • 翌年からは予算が削除されたそうですが、、、 • リファレンス • 例)日本天文遺産「倉敷天文台と関連遺産」 2023年度の日本天文遺産選定理由にて引用 日本天文学会(2024)「2023 年度(第6回)日本天文遺産について」

11.

鹿本成人(2025)「公開天文台PR広報大作戦」,JAPOS第19回大会

12.

白書2025(仮)について

13.

白書2025 | 目的 より良い公開天文台となるように、現状を知ることで、 今後の施策・行動の指針/意思決定の材料となるような資料を作る。 公開天文台の 全体像を知る 各天文台での 比較資料 各種研究の 基礎資料 活用例)大規模施策、企業の提案資料 活用例)稟議資料、意思決定補助資料 活用例)論文、研究、調査

14.

白書2025 | 方針 定義「公開を目的として設置された、据え付け型及び移動 型望遠鏡設備(天文台車を想定)を有する施設」 • 2026年全国大会で配布予定 • 可能な限り手間を減らす • オンライン回答のみ • 設問数を減らせるように努力 • 回答しやすい設問にする • 博物館委員会や100周年史編纂WGと協力

15.

白書2025 |他委員会&WGと協力 • 公開天文台の設置経緯 • 博物館登録の状況 • 学芸員資格について など連携中

16.

白書2025 | 限界 • 現状しかわからない • 未来は現状を知った上で考えられる • 過去は調べるしかない->100周年史編纂 WG

17.

白書2025 | スケジュール 集計 JAPOS 全国大会 発表 (現在) 設問 検討 作成 印刷 回答 期間 分析 完成 確認 修正 全国大会で 配布 執筆 2025年 7月 2026年 9月 2月 6月

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「公開天文台白書2025(仮)」発行予定!! • 集計者、回答者の負担を減らし持続可能な調査へ • 公開 天文台100周年に向 け、基 礎資料 を整備 • マスコミの報道用資料、企画展用の資料としての活用を想定 • 前回調査より7年が経ち、現状を知る必要性 • AIが読むためのリファレンス? • 現状把握のため大規模調査を実施 • 公 開 天 文 台 白 書 20 25 ( 仮 ) と し て 発 行 予 定 ! ! お忙しいところ恐縮ですが、 回答のほどよろしくお願いします!!