576 Views
May 11, 23
スライド概要
2023/4/25にエンタープライズアジャイル勉強会で講演したスライドになります。アジャイルの社内ガイドの内容です。
Insurtechラボで作成しているスライドです
アジャイル開発 社内推進事例のご紹介 ニッセイ情報テクノロジー株式会社 保険インフラ事業部(InsurTech推進室) 承認№:NIT2023-026(保イ002)05
自己紹介 自己紹介 森 琢二 開発技術革新部 技術革新グループ 兼 Insurtech推進室 担当業務: 生命保険個人保険 ホスト開発(20年)@大阪 オフショア開発指導 (03年)@杭州 開発技術革新部 (10年)@東京 -アジャイル推進担当 (05年) ※年数は概算です 趣味:ネコ歩き 1
本務側からのミッション(2022.04) (机上で分かったつもりになっている) アジャイル開発を現場で経験することで 初めて分かることがあるはず。 実践的な知識やスキルを習得して、 ガイドや社内育成計画に反映し 全社に還元するように。 2
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint4~7) うちの社内でアジャイルやってる 人って、どれくらいおるんやろか? やってはる人はどんなことに 困ってはるんやろか? 3
全社アジャイル実践状況 確認アンケート結果 ➢ 各事業部では実案件に限らず、PoCによりアジャイル開発の実現性や効果を確認する傾向も見られ、ビジネス ニーズの多様化に伴い、アジャイル開発を選択肢とすることの重要性が高まっている様子がうかがわれる。 事業部のアジャイル開発取組状況(①社内情報収集:全体概要) 事業部 対象システム 実施期間 システム運用事業部 移管管理システム(Smile) 2017.11~20 18.9 IA次世代化プロジェクト(NEO)GIB 2018.2~ 2019.12 MetLife 2021 ニッセイプラス少短 2021~ はなさく生命Web-D 2021~ 個人保険システム事業部 READ-IT!!開発など 2020.01~ 年金So事業部 CPBS_C/Sデータアップロード 2021~ ヘルスケアSo事業部 双方向基盤開発 2022~ 外資系生保 保険So事業部 /保険インフラ事業部 グループ会社 2018 2019 2020 2021 2022 ~ 実践者トータル約40名 +InsurTech Lab.約30名 4
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint4~7) まず、今困っている人たちを サポートできるような 情報発信から始めてみよ。 5
アジャイル実践者支援 【Agile Playbook】 社内環境(SharePoint)作成 ➢ 初めてアジャイル開発を実践するにあたり、経験者や前例となる資料などもないため、まずは教科書通りに実践 してみることをサポートする「Agile Playbook」を作成し、勉強会を実施。 ➢ 勉強会の参加者などから、資料への事例追加のリクエストや実運営に関する照会も寄せられ、試行錯誤しつつ アジャイル運営を行っている現場の状況を把握できた。 Agile Playbook(アジャイルのナレッジ化~社内共有) 初学 試行 実践 熟達 Agile Playbook 6
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint8~11) 今現場で困っている人たちとか 新たに始める人たちをサポートする サイトは準備して全社に展開したけど。 他にはどんなレベルの人たちに向けて、 どんな情報を発信していくのが有効? 今年度のマイルストーンも含めて チームで認識合わせが必要やなー。 7
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint8~11) 「アジャイル」って言葉は知ってても、社内で は、残念ながらまだ市民権を得られてへんし、 いろいろ誤解もありそうや。 開発手法の選択肢にもなってへん。 アジャイル初学者向けの導入サイト とか、どうやろか。 8
Agile Playbook 分冊化(入門編) Agile Introductions の位置づけ Agile Playbook Agile Introductions アジャイル開発にチャレンジしたいがウォーターフォール開発のような先例も少なく、 初学 どのような手順で始め、どのように進めるべきか、具体的な資料を探して困っている 人に対し「はじめの一歩」として、教科書通りに始めることをサポートする 試行 アジャイルはどのようなもので、どんな目的で採用され、従来型の開発とは何が違う のか、というアジャイル初学者向けの入門編として理解の促進を図る 試行 初学 実践 熟達 Agile Playbook 実践 熟達 Agile Introductions 学習コンテンツなのであればAgile Playbookの説明を 充実させる、でもよい気がするが? 初学者啓蒙活動であれば、クイズとかはどう? Agile Introductions 目次 目次 概要 リンク 1 アジャイルが求められる背景 (目的と効果) 「アジャイルランチ勉強会(10/3)」の資料をベースに 『ビジネスの変化のスピードが劇的に早く』なり、 『答えが誰にも分からないVUCAの時代』の事例を記載 「経産省DXレポート」 「経産省DXレポート2」 2 アジャイル開発とは 「アジャイル開発ソフトウェア宣言」と 「アジャイル宣言の背後にある原則」の説明 「アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方」 @IPA 「Scrum Guide」の説明 ・スクラムの特徴 ・スクラムの価値基準 ・スクラムチーム など 「スクラムガイド」 用語説明? 3 4 5 スクラムとは ※ロール、イベント、作成物については他との重複 感があるので、ここでは解説を割愛か 「NITアジャイル開発ガイドライン」 アジャイルとウォーターフォール 開発の違い ウォーターフォール(計画駆動型)とアジャイル(価値駆 動型)の特徴の整理 「NITアジャイル開発適合性フィルターツール」 アジャイル開発の導入にあたり アジャイル開発の有効性を最大化するための留意点を記載 ・マインドチェンジ ・Whyの重要性 ・風通しのよさ ・スキルセット 「NISSAY IT REPORT」 「Agile Playbook」 アジャイルの誤解? 9
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint12~17) 初学者がとっつきやすそうな、 「何かおもしろそう」と思えるような エンターテインメント要素のある。。。 SharePointでできるかなー。 10
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint12~17) Agile Introductions 改定前ページ構成 改訂前はカテゴリごと、 対応実施(開催)時期ごとに 資料やネットへのリンクを まとめて登載していた これでは中味を知っている 人しか対象に辿りつけない 11
Agile Playbook 分冊化(入門編) Agile Introductions(β) その他アジャイル関連リンク アジャイルの疑問や誤解に ざっくり回答 詳細説明に誘導 12
Agile Playbook 分冊化(入門編) Agile Introductions(β) Agile Introductionsのサイト構成 13
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint12~17) ページ内に音声ファイル設置して 偉人たちに関西弁でしゃべらしたら ちょっとおもしろいかも。 他の社内サイトとの差別化にもなるし。 14
Agile Introductions 音声化対象範囲 Sprint14対象範囲 1 2 3 4 1.「ナレッジの泉」の「アジャイル開発参考資料」から入った際の トップページでもあり、おもしろそうと思わせるページの台詞の音声化。 2~5.文字量が多く、初学者が読むことを面倒に思う”Agile Introductions”の 各説明ページの順次音声化する。 (ページ遷移しないため、音声ファイルをページに設置予定) 5 15
Agile Introductions 音声ファイル設置 音声ファイル設置 16
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint12~17) フキダシに書かれている内容をそのまま しゃべるだけなんやったら、どれか1つ 音声聴いたら、残りは聞かへんで。 あと、YouTubeみたいに画面クリックで 再生とかでけへんの? そらそうやな。 スプリントレビューでのフィードバック、 次のスプリントで反映してみよ! 17
Agile Introductions (α) 回答の文を一言にして 音声を聞いてもらうよう変更 誤解や疑問はそのまま、 音声ファイルは削除 18
Agile Introductions (α) 詳細説明のページに全文を 標準語で記載 19
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint12~17) アジャイル初学者向けの説明ページとしては おもしろなったと思うけど、 「こんなんできましたよー」って宣伝せな みんなに気づいてもらわれへんで。 もの作るのにかまけて、そんな 当たり前のことも気づいてへんかった。 次のスプリントで社内への紹介動画を 作って、全社告知や! 20
Agile Introductions 音声化対象範囲 Agile Introductions/Playbook 8 社内ポータルで 宣伝 Sprint16対応 ・Agile Introductions/Playbookが、どこに、どのような構成で配置されており、何が記載されているのか というサイトの存在の紹介は、動画化+音声化によりNITubeに公開するのは効果的。 ・Agile Introductionsの説明ページよりも優先順位は高い。(この優先度が最も高かった。。) 21
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint18~19) あとは、毎週のランチ勉強会を動画化して 参加できなかった人も見れるように、とか 社外有識者のトークイベント開催、とか。 それとネット上で拾ってこれるような アジャイルの関連資料を、カテゴリごとに 整理して探しやすくする、ってのも ええかも。 22
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(Sprint18~19) トークイベント・勉強会・コミュニティ 他社事例のカテゴリ整理 23
アジャイル実践ノウハウのナレッジ化取組(2023.03) 新しくいろいろ作ったんはええけど、現場のユーザーの声が 確認できてへん。これはどうにかせなあかん。 おまけに新しい事例やサンプルを追加したり、たえず更新せな、 あっという間に陳腐化してしもて、社内にアジャイル開発が 増えてきたときには使いもんにならん、ではしゃーないしな。。 勉強会動画のライブラリ化、とかコミュニティの活性化とか 来年も、地味ながらいろいろやること多そうや。 24