RAGで業務、変わりましたか?── 検索技術の歴史が示す不都合な真実

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March 30, 26

スライド概要

RAGは検索技術の延長線上にある。
全文検索→エンタープライズサーチ→セマンティック検索→RAG。
25年間、名前が変わっただけで本質は同じ「社内文書を探して持ってくる」。

RAGがカバーするのは業務の10〜15%。
残り85%の「判断・作業・調整」は変わらない。

検索の改善 ≠ 業務の改善。

▼ 動画版
https://youtu.be/zxEj4TtXFJ8

▼ 記事版(note)
https://note.com/harmonic_insight/n/nd3b9d4b8adf1

HARMONIC insight
https://www.insight-office.com/ja

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AI・DX活用と業務改善のコンサルティング会社 HARMONIC insight の公式アカウントです。 建設業をはじめとする中堅・中小企業向けに、基幹システム導入、AI業務活用、データ可視化などの知見を発信しています。 ▼ 公開スライドのテーマ ・AI / LLM の業務活用(RAG、セキュリティ、コスト比較) ・基幹システムの選定・導入・カスタマイズ ・業務改善フレームワーク(トゥールミンロジック、資料作成術) ・DX人材育成・オンボーディング ▼ 関連リンク YouTube:https://www.youtube.com/@HARMONICinsightJP note: https://note.com/harmonic_insight

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各ページのテキスト
1.

RAGで 業務、変わりましたか? ─ 検索技術の歴史が示す不都合な真実 ─ H A R M O N I C i n s i g h t

2.

この光景、20年前にも見ました 2004年ごろ 2024年 「全文検索を導入すれば 社内の情報が活用できる!」 「RAGを導入すれば 社内のナレッジが活用できる!」 「Googleみたいに何でも探せる!」 「AIが何でも答えてくれる!」 「これで業務が効率化される!」 「これで業務が変わる!」 言い回しが変わっただけで、言っていることは同じ HARMONIC insight 1

3.

検索技術の変遷 ─ 名前が変わるだけの25年 1999 2004 2010 2020 2023 全文検索 エンタープライズ サーチ Elasticsearch セマンティック 検索 RAG Lucene登場 キーワードで 文書を探す Google GSA 社内を横断検索 分散検索基盤 ファセット検索 ベクトル検索 意味で探す ベクトル検索 + LLM要約 やっていることは全部同じ ── 「社内の文書を探して持ってくる」 HARMONIC insight 2

4.

RAGの正体を分解する R A G Retrieve Augment Generate (検索する) (くっつける) (まとめる) 社内文書から 関連情報を取得 検索結果を プロンプトに付加 LLMが文章として 回答を生成 A と G は「検索結果の見せ方」を変えるだけ RAGの品質を決めるのは結局「R(=検索)」── ここが20年前と同じ構造 HARMONIC insight 3

5.

歴史が証明する「検索の限界」 期待 結果 「社内文書を横断検索!」 検索はできたが 誰も使わなくなった 「Google並の検索を社内に!」 導入後、利用率が 低迷し形骸化 「AIが社内情報に答える!」 結局「探す→読む→判断」 は人の仕事のまま 2000年代前半 全文検索 2000年代後半 エンタープライズ サーチ 2023年〜 RAG 3回目の同じ失敗を繰り返すのか? HARMONIC insight 4

6.

なぜ「検索」では業務が変わらないのか RAGがカバーする範囲 変わらない部分(=業務の本質) 質問を入力する 情報の正しさを判断する 関連文書を検索する 判断に基づいて意思決定する 検索結果を要約表示する 実際の作業を遂行する 関係者と調整・合意する 結果を記録・報告する 業務全体の 10〜15% HARMONIC insight 業務全体の 85〜90% 5

7.

本当に業務を変えるなら × 多くの企業がやっていること ○ 本来やるべきこと 「情報を探しやすくする」 「業務そのもの」を変える RAG導入 → チャットUIで社内検索 → 検索精度の改善 → ナレッジベースの整備 AIに判断・作業を任せる設計 → 業務プロセスの再設計 → AIエージェントによる自動化 → 人はレビューと意思決定に集中 = 「探す」を改善しているだけ = 「探す→判断→作業」を再構築 HARMONIC insight 6

8.

Hi 検索の改善 ≠ 業務の改善 RAGに投資する前に、 「業務のどこを変えるか」を設計しませんか H A R M O N I C i n s i g h t