LINEミニアプリで ゼミ運営は変わるのか? 仕組みだけでは動かない ココカラ勉強会 2025年5月31日 tappuriz
自己紹介 大阪経済大学 経営学部 教授 担当科目:経営組織論 2025年3月 生成AIにプログラミングをやってもらえることを知る 2025年4月 LINEミニアプリ・リリース 2025年5月 LINEミニアプリ・認証
ゼミ活動 アンケート調査とデータ分析 報告書作成 → 10月 プレゼンテーション →2月 週1回の活動では成果を上げるのは無理・価値観も多少違う 活動をより適切に支援できないものか コミュニケーションの問題 → LINEミニアプリ活用
LINEミニアプリ インストール不要・ログインが楽 大学のシステムは2段階認証が必要 (Authenticator 「はい」と「いいえ」が近すぎて誤タップ連発) スマホで使いやすいインターフェース + AI利用 Cursorのおかげでなんとか構築可能
LINEミニアプリ開発 対象:大学ゼミ(14名) 目的:ゼミマネジメントの効率化とコミュニケーション活性化 開発者:Cursor + gemini-2.5-pro, claude-4-sonnet 開発期間:1ヶ月(2025年3月~4月) 運用期間:1ヶ月(2024年4月~)
Demo Homma Seminar Assistant(https://homseminar.netlify.app/) LINEログインが必要 クエリパラメータ「?skip_auth」で回避可能(本日のみ) authResultElement.style.display = 'none'; // ローディング非表示 pageContentElement.style.display = 'block'; // コンテンツ表示 doGet(e)とdoPost(e)はLINEログインかつ許可されたidのみ動作 if (verificationResult.isValid && verificationResult.userId && ALLOWED_USER_IDS.includes(verificationResult.userId)) {
メリット ログインが楽 liff.login() GAS側でトークン検証 const VERIFY_API_URL = 'https://api.line.me/oauth2/v2.1/verify'; 期限切れ(60分後): liff.logout() → liff.login()で再取得 採点が楽 Gemini API
温度差 教員:「やった!」「できた!」「動いた!」 学生:「……」 プログラミングへの関心のなさ 教員がはしゃいだ瞬間に学生は引く オリジナル格言:興奮した犬は避けられる 学生を動かす鍵が必要
“場”のデザイン 技術に対する情熱は伝染しない “場”のデザイン 使う理由・場面・理由付け 課題提出 → 出さなきゃ単位落ちる → 皆使ってくれる 目標管理 → 自分で役割を考えさせる曖昧な指示 → 一部反応 インフォーマルなコミュニケション → やる理由がない → ほぼ無反応
検討したこと インフォーマルなものに意味を持たせる? 意味ない方がいい やっていい自由 余計な事をしたら怒られるとでも思っているのか? その割に妙な権利意識があるらしいんだが 適性重視の採用が必要
できること 教員と学生のコミュニケーション たぶん無理、そもそも求められていない AIをかませるしか無い リマインド・採点・フィードバックはできる! 投稿促進・雑談活性は無理! 関わらないと関係性ができるって何のバグなんだよ
AIの活躍 MBTIチーム分け 提出課題採点・フィードバック 貢献度スコア ルーレット 技術が仲介すると上手く行っている気がする
結論 ミニアプリ設計 構造 習慣化 技術や機能は活動する上では十分備わっている?
今後の課題 LINEボットはSupabaseに移行済み LINEミニアプリも順次移行して、RDBMSを活用する ゼミ活動といっても基本的にデータベースが本体となりそう これまでどおり開発は全部AIにやってもらう このまま突き進むしかない AIの進化によって、これまでの苦労はすべて消し飛ぶのでは?という無力感
心境 負け続けているギャンブラー もう辞めようにも辞められない サンクコストが積みあがってしまっていて、しばりつけられている スカンピンになるまで続ける 継続的な改善活動 まだ勝っていないだけと思い込むことで乗り切ろうとしている?謎。 リファクタリング????
まとめ 教育における技術導入 KPIとかどうでもいいです やっていることはギャンブル(負けモード)か信仰に近い どっちもやったことないんですが 必要な機能の検討 当面はギャンブル視点で取り組む 技術も教育も勝手に進む