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July 22, 25
スライド概要
【メタバース】メタバースでLT会&もくもく会! Vket技術・学術系ウィーク - connpass
https://csharp-tokyo.connpass.com/event/359281/
で登壇した資料です。
リアル・配信イベント主体の団体が VRChatでイベントを開くまでのお話 困ったことや工夫したことなど 2025/7/22 須藤(suusanex)
自己紹介 ID:suusanex( connpass・Twitter・GitHub共通) 名前:須藤圭太 サイエンスパーク株式会社という独立系ソフトウェアベンダーに所属 自社製品開発・継続保守する製品開発を10年ほど・受託開発は5年ほど 小規模開発チームでPM・プログラマ・プラットフォームエンジニア・テック リード的な事まで何でもやってます C#・Windows開発がメインでC++もいける Developer Technologies .NETでMicrosoft MVPを受賞しました C# Tokyoコミュニティでイベント開催 Windowsアプリ開発のネタが多い
C# Tokyoのイベント C# Tokyoでは、リアル・配信・オンライン会議などの形で、C#やその周辺技術 のイベントを開催してきた リアルイベントも良いが、オンラインイベントは近隣でなくても参加できるな ど可能性が広いと思う しかし配信では一方的だし、オンライン会議ではどうもリアルのように質問や 会話が盛り上がらない そこで、VRChatでのイベント開催を試みることにした とにかく続けて色々試してみようということで、隔週で2年以上続けている
VRChatのイベントは上手く行った? 期待した効果はある 特に「距離感」があるのがリアルイベントに近くて良い オンライン会議は全員参加テーブルトークみたいになるが、VRChatでは近くの人と 話せる しかし思った以上に気をつけるべきポイントが多く、開催が難しかった 困ったこと・工夫したことなどを紹介します
問題1,まず、VRChatに入れない 参加者がVRChatに入れない、というところからスタート 前提として、C# Tokyoのconnpass告知からの参加者は、「リアルイベントや配 信はよく見るが、VRChatは初めて」が大半 VRChatのアカウントは当然持っていないし、Steamもインストールしていない という人も多い ↓どうする? 手軽な解決策はない 「VRChatを試してみる」というのもイベントの範囲だという位置づけにして、 イベントページの説明やC# TokyoのSlackでサポート
イベントページの説明やSlackでサポート
問題2,インスタンスに入れない イベントを始めたころは、定番の方法が高難度だった 事前に管理メンバーにフレンド申請 当日にその人へ「Invite Request」 初めての人が「事前にフレンド申請」がまずキツい インスタンスのURLを発行する手もあったが不安定で、動かない人続出 ↓どうする? グループ機能の追加でだいぶ楽になったと思う 当日にゲーム内で「グループ」から検索してグループインスタンスへ入れば良い グループ登録だけならWebから事前にやっておくこともやりやすい どちらも「主催メンバー(参加者には知らない人)」ではなく「イベント名が付い たグループ」なので、入りやすい
問題3,声が聞こえない、会話できない マイクが上手く動いていないなどで、会話ができないケースが多発 VRChatの文字チャットは使いづらいし、初めて触ってすぐ分かるUIでもない 単にマイク無効のケースも多いが、マイク有効だが聞き取れないケースも ↓どうする? マイク無効はVRChat上も見えるので、口頭やSlackでサポート 聞き取れないケースは難しいが、最近だいぶ減った VRChat側のマイクサポートが改善されたのかも?
問題4,スライド表示や画面共有できな い もくもく会の成果発表などで、スライドを映したり画面共有したりしたい VRChatにそういう機能は無い ↓どうする? スライドはまさにこのSlidenでだいぶ解決した 親切な先輩達がワールドを用意してくれたり色々サポートしてくれました、感謝! 画面共有は未だに良い案が無い Youtube配信してSliden等に映せばかろうじて・・・?だいぶハードルが高い 良い案を募集中
問題5,参加者数や参加者の履歴を残し たい イベントの実績として、参加者数や、誰が参加してくれたかなどの履歴を残し たい connpassからの申込ならそうした情報を残せるが、VRChatからグループインス タンスへ入ってもらうと情報が残らない ↓どうする? 諦める! VRChatの「開いているイベントにふらっと入る」文化と合わない connpass登録などを強制しても、間口が狭まるだけ 自分でブログに開催記録を残すなどする
その他 「Quest対応」ワールド・アバターって何・・・? まず勉強だが、試してみないと分からない挙動もある 自分がQuest Linkユーザーなので、両方試せて助かった 動画配信するとか、開催風景の写真とかはどうすれば? PC版(Quest Link)ならストリームカメラで全部解決 UIが最初は意味不明でしたが触って慣れました
まとめ 思った以上に、「そもそもイベントに参加できない」系の壁が多かった conppass告知やSlackなど、VRChat以外の要素と組み合わせる必要はありそう そうした苦労はあるが、VRならではの価値は確かにある 今後も工夫してVRのイベントをやっていきたい