高校生起業家教育プログラム「エヌイチ道場」 インパクトレポート vol.3

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March 27, 26

スライド概要

高校生起業家教育プログラム「エヌイチ道場」のインパクトレポート vol.3

高校生起業家教育プログラム「エヌイチ道場」
公式サイト
https://n1dojo-shiojiri.studio.site/
公式Instagram
https://www.instagram.com/n1dojo.shiojiri/

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長野県塩尻市シビック・イノベーション拠点「スナバ」が主催する高校生起業家教育プログラム「エヌイチ道場」の公式アカウントです!

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各ページのテキスト
1.

vol.3 発 行 者 : 一 般 財 団 法 人 塩 尻 市 振 興 公 社 ( シビック ・ イノベーション 拠 点 「 スナバ 」)

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01 スナバってどん なところ? P2 02 エ ヌイチ 道 場 って何? P2-4 03 私 たちが 解 決した い 社 会 課 題 P5 04 社 会 的 インパクトマネジメント P6 05 エ ヌイチ 道 場 に お ける 社 会 的 インパクト P7 06 本 事 業 を 評 価 するた め の 測 定 指 標 P8 07 昨 年 度 からの 変 化 ① P9 08 昨 年 度 からの 変 化 ② P 10 09 昨 年 度 からの 変 化 ③ P 10 10 昨 年 度 からの 変 化 ④ P 11 11 学 生 たち の 声 P 12 12 社 会人 ・ O B /O G の声 P 13 13 評 価 実 施 後 の 所 感と 今 後 の チャレン ジ P 13 14 来年 度以 降 の 運 営に向けて P 14 01

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2018 年 8 月、長野県塩尻市にオープンしたシビック・イノベーション拠点「ス ナバ」は、 「生きたいまちを共に創る」をビジョンに掲げ、市民による、市民のため の課題解決や新しい価値創造を行うことを支援・加速するための場です。 「誰かに解決してもらうのを待っているのではなく、自分の住む地域の課題は、 自分自身が解決の担い手になれる。」こうしたカルチャーが広がっていくことで 課題が少しずつ解決されていき、自由で多様な未来が広がっていきます。 「スナバ」という名前は公園の砂場に由来します。そこへ行けば誰かがいる。そ こであれば新しいコトやモノを試行錯誤しながらつくっていける。新しい挑戦を 後押しするようなコミュニティがある。スナバを通して、挑戦する人が仲間と出 会い、動きを加速させていく。そんな場を目指して運営をしています。 松本広域経済圏イノベーションプラザ 塩尻市が主催する「高校生起業家教育事業」の一環で 令和2年度からスナバが始動した高校生の事業伴走 プログラムです。エヌイチとは、ビジネス用語の n= 1 に由来し、高校生が「本当に喜ばせたい誰か(n =1)」 のことを考え、自分なりに解決策を考え、事業化を目指 すプログラムです。 約 4 ヶ月のプログラム期間の中で、高校生は「なぜ」自 分がやるかを突き詰め、本当に喜ばせたい誰かのこと を想い、仮説検証を行います。早い段階から資源を集 めながら仮説検証を行うため、事業のピッチの機会は 2 回。中間発表と、最終発表があります。 社会を変えるのに大人になるまで待っている必要なん てない!エヌイチ道場は、高校生たちが本気で考える 事業に伴走しながら、 社会を変える人たちを増やします。 02

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エ ヌイチ 道 場 の カリキュラム ( 令 和 5 年 度 ) 令和 5 年度のエヌイチ道場は塩尻市の事業という枠組みから離れ、自律自走型のプロジェクトを目指すものとして実施されました。年間プ ロジェクトの中で一貫して意識していたことは「エヌイチ道場をチャレンジングでサステナブルなプログラムにする」というもの。今期からは 短期集中型の「チャレプロ」と、約 4 ヶ月の実践型プログラム「ゴリプロ」をどちらも公募制とし、特に「ゴリプロ」に関してはチーム制 と活動費用の付与するシステム(1 チームあたり 3 万円まで)を採用。地域の方々に支援をいただく機会を得ながら学生たちの自律的な事 業のブラッシュアップを後押ししました。 短 期 集 中 プ ロ グラム D AY 1 8 / 18 D AY 2 8 / 19 D AY 3 8 /2 0 長 期 プ ロ グラム D AY 1 10/ 16 &10/2 3 D AY 2 11/ 12 D AY 3 12 /3 D AY 4 1/ 14 D AY 5 1/2 8 D AY 2月 6 チャレプロ 計 4 名の参加 地 域 プ レ イヤ ーとの 出 会 い 、 W H Y&エ ヌイチ 同 定 ・参加者同士のチームアップ(自己紹介、事業アイデア発表) ・街歩きなどを通して、地域のプレイヤーと出会いの創出 ・自身の過去を振り返り、WHY やエヌイチ(事業における n=1)を発見 顧 客 の 課 題 深 堀 、 ワ ー クショップ ・顧客の課題を深堀。運営メンバーによる壁打ちも実施 ・ワークシートを用い、顧客の課題の解決策を検討 ・ピッチに向け、事業内容のブラッシュアップと発表準備 公 開 ピッチ ( 招 待 制 )、 フィード バック ・仮説検証フェーズにおける協力を募るために招待制イベントを実施 (各生徒から 5 分ピッチ&5 分事業フィードバック) ・地域の事業者や先輩起業家と参加者とのマッチングなど、仮説検証プロセスに向けたネットワーク形成 ゴリプロ 計 14 名の参加 事 業 アイデ ア の 発 表 ・日程が合わず、前後半に分けて実施 ・参加者同士のチームアップ、事業アイデア発表 大 門 マル シェ 出 店 ・エヌイチ道場として大門マルシェに出店 ・伴走セッションにてチームごとに内容を検討し、チラシ配りや アンケート依頼、プロトタイプの提供 メンター 佐 竹 氏 か ら の イン プット 回 ・各生徒から 3 分ピッチ&事業フィードバック ・サービス作りに必要なマインドセットやフレームワークについて、 メンタの経験や知識に基づきインプット ゴリプロ期間中、週に 1 回伴走 セッションを実施。 2チームごとのグループに分かれ、 メンター 小 林 氏 か ら の イン プット 回 活動の進 捗 確認や課 題のシェア ・各生徒から 3 分ピッチ&事業フィードバック ・メンターの経験や知識に基づき、相手に伝わるプレゼン方法に ついてインプット。 発表練習を繰り返しブラッシュアップ を行った。 最終発表会 ・プログラムの集大成として各生徒から 5 分間の最終ピッチ ・全体セッションでの意見交換・ディスカッション 振 り 返 り&フィード バック ・参加した高校生の振り返りをチームごとに実施、 半年後の在りたい姿などを共有し、目標設定を実施 03

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チームメンバー シビック・イノベーション拠点「スナバ」に蓄積された人的資本を活用しつつ、今年度は若手スタッフもチームに参画。 5 名中 3 名が大学生も含む 2 0 代の若手スタッフとなったことで高校生の伴走スタイルに変化が生まれました。 スナバのコアチームの岩井・岩佐がプロジェクトを牽引しつつ、エヌイチ道場の活動に興味を持った 20 代の若手スタッフもチームに 参画したことで、高校生たちとの関係性がよりフラットに、また高校生たちの変化に刺激され、運営チームの何人かは開業届けを出す など、双方向への相乗効果を確認することができました。 岩井美咲 プログラムディレクター 新卒で株式会社 Hub Tokyo に入社後、起業家のコミュニティづくりや事業伴走を行いながらブログラムやイベント運営を 経験。2018 年より長野県塩尻市のシビック・イノベーション拠点「スナバ」の立ち上げに参画し、2020 年、塩尻市に移住 &独立。 「 鼓舞」をテーマに、向き合う人のビジョンや課題を掘り下げ、企画を一緒に実現する。事業内容はインタビューや ライティング、ブランド立ち上げから経営伴走まで多岐にわたる。 岩佐岳仙 プログラムディレクター スナバ運営スタッフ。横浜市出身。高校生の時にひとつの物差しや敷かれたレールというようなことに違和感を持ち、様々 なテーマで探究を開始。その後、北欧を中心に海外や国内の起業家たちとのネットワークを築き、様々な課題のゲンバとホ ンバの行き来をしている。特に最近は人を中心としたまちづくりや環境問題に対し、対話や事業を通じた取り組みをしてい る。エヌイチ道場では DIY と高校生に問いを投げかけるのが得意。 手塚琉盛 プログラムファシリテーター 長野県松本市出身。地元の大学に進学後、1 年生の春休みに実践型インターンシップに参加したことで、働くことに対する ネガティブなイメージが変わった。大学 2 年生に進級した際には、スナバでの仕事を通じて塩尻という地域と出会い、その 後エヌイチ道場の影響を受け、地域活動に熱心に取り組むようになった。現在は休学中で、 「学生のノイズ体験をもっと気 軽に」というビジョンのもと、出会いと機会を大切にしている。 齊間美佳 プログラムファシリテーター 長野県生まれ、長野県育ち。新卒では医療専門職として病院に就職。仕事中心の生活や患者さんとの関わりを通して、自分 の暮らしについて考えるようになる。1 年ほどの無職期間を経て、2023 年の春からスナバのシフトスタッフに。エヌイチ道 場の運営にも携わり、高校生たちの伴走セッションなどを行った。現在はフリーランスとして、サイト制作や SNS 運用、講 座運営サポートなど複業スタイルで働いている。 天广尚弥 プログラムファシリテーター 長野県生まれ。高校卒業後 1 年の移行期間を経て、新潟大学教育学部へ進学。休学中にサッカー教室の新規立ち上げで 塩尻へ。次第にスナバや滞在型交流拠点 en.to へと導かれる。 「自らが決断し、心の躍動を源泉にフィールドの中で偶発的な出会いや発見が繰り広げられていく」を信条に掲げ、探究する 学びに内在される推進力とフィールドが包含する固有性が交錯する地点に出現し、 人の生涯の学び - 活動に多面的に携わる。 04

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03 2015 年に 67,000 人ほどだった人口は年々減ってきて おり(総人口の推計・政策誘導の目標のグラフを参照)、 また総人口内における生産年齢人口・年少人口は減少 傾向にあり老年人口は増加傾向にあることから今後高 齢化が進むことが考えられます。高齢化が進行するにつ れ、複雑化、多様化する地域課題や市民の価値観など に対して、行政だけで対応することが年々難しくなって いきます。 塩尻市では、こうした現状を踏まえて、「これからの都 市像」を行政が単独で達成を目指す目標ではなく、地 域の多様な主体とともに実現を目指すことを目標とし、 塩尻市の総合戦略の中に入れ込みながら実現を目指し てきました。 その文脈の中で重要視されているのが、これからの都市 像を一緒になって描き、実現していく多様な主体の創造、 つまり「人創り」の部分です。地域課題の解決のため にはさまざまなスキル、経験を持ったプロフェッショナル な人材と関わっていくことも大事ですが、地場で生まれ、 生活する人たちが本来持っている個性や才能を伸ばし、 未来を形づくる主体として育っていくフィールドが地域に 用意されていることが求められます。 スナバは、「市民の」「市民による」という意味のある「シビック」という単語と、革新的な動きを表す「イノベーション」という単語を掛け合わせ た「シビック・イノベーション拠点」として 2018 年 8 月長野県塩尻市に誕生した施設です。 企業、起業家、教育機関、農家、生活者、そして行政など。地域に暮らす、すべての人を 市民 ととらえ、持続可能性と社会的効果を両立する 事業や、新しいしくみを、ともに生み出し、ともに育てる場。それがスナバです。「生きたいまちを共に創る」ことをビジョンに、多様な主体が混ざ り合い、新たな価値をまちに生み出していくムーブメント、それがシビック・イノベーションです。 このムーブメントを創り出すための 3 つの要素が、「人創り」「事業創り」「場創り」です。特に、「人創り」においては、課題が発生した時に誰か に解決を委ねるのではなく自ら解決の主体となろうとするような起業家精神 = アントレプレナーシップや、アクションを自ら起こしていくリーダーシッ プ、問題を他人事とせずに自分ごととして捉えて解決を目指すオーナーシップの精神を醸成することを目指しています。その「人創り」のカルチャー を土台に、地域課題を持続的に解決するような「事業創り」や起業家人材への支援、多様な人が共創していくような機会創出などの「場創り」を 行っていきます。 こうした「人創り」 「事業創り」 「場創り」の活動を絶えず行ってきた私たちは、令和 2 年度から塩尻市が主催する「塩尻市高校生 起業家教育事 業」を受託することになりました。高校教員のみなさまや、高校生たちにヒアリングを行う中でいくつかの地域課題が見えてきました。まず、大学 が少ない塩尻市において、多くの学生が高校卒業や大学進学を機に県外へ転出してしまう状況があり、且つ大学卒業後の就職期以降も地元に 帰る人が少ないこと。また、高校生活においては学校と自宅の往復をしている学生が多く、地域との接点を持つ機会が少ないことから、地域へ の理解や愛着の醸成がうまくいかない例が多いことなどが見えてきました。さらに、選択した高校によってある程度のキャリアパスの固定化など も地域特有の課題としてあげられ、進学・就職以外のキャリアの選択肢を知らないまま進 路選択をせざるを得ない心理的な状況も考察されま した。 05

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04 社会的インパクトとは 短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の成果として生じた社会的、環境的なアウトカム これまでのインパクト評価は経済的な指標や短期で測定できるインパクト評価に重きがおかれる傾向がありました。しかし、近年は、経済指標だけ ではなく、人々とのつながりに基づく社会的関係資本や、地球の自然環境資本などといった「非経済的資本」も考慮しながら、総合的にインパク トを測定していく動きが生まれています。本事業では行政機関が運営に関わる事業だからこそ実現できる、幅広い評価の切り口、そして教育事業 として長期的に顕在化してくるインパクトを評価する視点に立脚したインパクト指標の設定が重要だと考えています。そのため、本評価における社 会的インパクトとは、参加高校生自身の変化と、それがもたらす地域内の人々・環境への影響の総称として定義します。 06

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2 0 2 3 年度版 ①運営チーム組成 ②資金調達 ⑤プログラム運営 ⑥事後報告 地域起業家から のインプット 地 域課題や ニーズの認識 地域課題や ニーズへ 当事者意識が 芽生える 地域への 愛着醸成 ③事業ゴール /KPI 設定 高校生メンバー との交流 運営メンバーとの 振り返り・ 現状把握 同世代から の刺激 自分や周りの 課題に向き合う チャレンジング 精神を持つ学生 の居場所 確保 やりたいこと・ 根源的興味 の発掘 キャリア選択 の幅が広がる 参加者の 起業 ④参加者募集・広報活動 OB/OG、 スナバコミュニティ、 地域住民との交流 多様な社会人へ のアウトプット 社 会 人との 関係性構築 失 敗 ・ 課題感の 発現 / 事業修正 プロト事業 / プロジェクトの 実践 起業家精神 の会得 挑戦者を応援する コミュニティの創出 達成度 低 07 高

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本 事 業 を 評 価 するた め の 測 定 指 標 ロジックモデル項目 / 測定指標 達成要件 手段 01. 師範からのインプット回 / その効果を感じているか 運営データ参照、 参加者事後アンケート 02. 参加人数 / セッション回数 ( 全体・チーム) 運営収集データ 03. 伴走セッションの回数、前回から の事業・自身の変化につながって いるか、事業シート 振り返りシート、 参加者アンケート 04. 運営収集データ OB/OG の参加頻度、スナバ・ 地域住民への発信、その他の関わり 05. アウトプット機会 運営データ参照、 参加者アンケート 06. 地域(自分に身近な場所・事柄) ・地域課題に対しての言及があるか ・地域課題に対して理解がある、解像度が上がっている 課題を認識している、理解が ・扱っているテーマが地域課題に関係しているか 深まっている ピッチ資料 07. 参加者同士の学び合いは 起きているか ・チームセッション、全体セッション、 ピッチに向けての練習などで、互いに向けてのフィー ドバックや気づきを得ている ・お互いの仮説検証に関わる(例 イベント参加など)ことで、事業者側とカスタマー側とし ても学びを得ている ・OB/OG の参加者へのフィードバック 参加者アンケート 08. WHY の深掘り、 自己分析ができているか ・なぜやるのか、という点が重要だと感じている ・自分の事業の WHY を内省して言語化している、事業設計に活かされている ・自分がワクワクする / モヤモヤするモノ・コトに気づき、その原点に立ち返る インタビュー 09. 悩み・つまづきを認識しているか、 ・試行錯誤した結果、アクションに至っているか(アクションの回数) それを基に事業内容を修正して ・そこからの学びについて言及があるか いるか ・失敗・成功にかかわらず、アクションの結果を次の軌道修正(PDCA)につなげている 振り返りシート、 参加者アンケート 10. 社会人とのつながりは 増したか 運営ヒアリング 11. 地域(自分に身近な場所・事柄) ・地域課題が自分ごとになっている(プログラム参加前と比べた時の意識の変化) 課題を自分ごととして捉えている ・N=1 やヒアリング対象が身近な人間関係で、その情報をもとに事業が設計されている か、事業に何らかの影響を与えて ・入手したデータを自分なりに解釈して、 事業に反映できている、 課題への解像度が高い状態 いるか インタビュー、 参加者アンケート 12. エヌイチ道場・スナバコミュニ ティへの安心感の高さや、オー ナーシップがあるか。 ・関係人口やスナバの利用頻度など ・伴走メンバーへの相談頻度 ・プログラム参加前とのコミュニティに関する意識の変化 ・マイプロジェクトを通じた同期との関わりの重要度をどれだけ感じているか (アンケートやインタビューなど) インタビュー、 参加者アンケート 13. WHY が事業 / アクションに 活かされているか ・自分の関心や、楽しいこと、やりたいことに向き合い、言及しているか ・事業の中で WHY についての言及があるか(ピッチ資料、アンケートやインタビュー) ・事業とのつながりあるストーリーテリングができているか (ピッチ資料、 アンケートや インタビュー) インタビュー 14. プロト事業 / プロジェクトに 取り組んでいるか ・プロトタイピング=商品開発のフェーズではなく、商品を試験的に販売する段階にあるか 振り返りシート、 参加者アンケート 15. 地域への印象は変化したか ・MVP (試作品) の製作をしているか (仮説でもいいので、 対象顧客の設定や単価の設定を行う) インタビュー ・参加前と参加後の地域へのイメージの良い変化(今後も地域や、 コミュニティに関わり たいとか、)地域=塩尻、長野県域 ・参加前後で塩尻市や長野県についての理解やイメージが深まっている ・塩尻市や長野県に対しての印書が参加前と比較して良好になっている 今後の関わりしろのイメージを持っている 16. エヌイチ道場で出会った人々や気 づきをキャリア選択に活かしているか 進学や決められた(推薦された)就職だけではなく、別の選択肢も持っているか。進学の ほかに、事業である程度の収益を生んでおり、起業もキャリアの一つとして検討している インタビュー 17. 起業しているか 開業届を出しているか 運営ヒアリング 18. まずはやってみる、失敗しても修正 ・プロト事業 / プロジェクトの実施から何らかの学びを得て、次のアクションに生かして して取り組む姿勢は身についてい いるか るか ・繰り返し、PDCA サイクルを回せているか ・周りの人々を巻き込んで事業運営ができているか ・失敗を恐れず挑戦する ・自分や社会の未来について考え、行動する ・社会課題や地域課題の当事者意識をもって、解決に向けて自ら動きだす ・プロジェクトの関係人口(アクションの回数 × 出会った人数) ・プログラム参加前と参加後の関係性の変化の差分(アンケートかインタビュー) ・自ら社会人にコンタクトをとることに抵抗がなくできているか ・社会人を自分の事業に巻き込む 08 振り返りシート、 参加者、アンケート、 インタビュー

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昨 年 度 からの 変 化 ① 本ページからは、ロジックモデルの中でも特に強調したい 4 つのアウトカムについて紹介していきます。 4 つはロジックモデル内(p.07)において、それぞれ短期に位置しています。 10 社 会 人との 関 係 性 構 築 【エビデンス】 参加者の事後インタビュー記録(1on1 での話しあいの機会、 「 本場」への視察回数) ◯スナバ内の 掲 示 物などから抽 出したデータを参 照 case study 1 case study 2 case study 3 チ ーム 「 D K 」 チ ーム 「 で ぃ ふぇ ん だ ーず 」 チ ーム 「 もあ ゆう 」 車をカスタムする専用ガレージの設 立を目指す高 校 生が分 野 の専 門人 材とマッチング。中 長 期 のロードマ ップが可視化された。 木曽漆器を題材にしたオリジナル小 説とのセット売りを構 想していたと ころ、木曽漆器組合との接点が。図 書館でのブース展示出展などの可能 性が開けた。 女 子 高 校 生の 悩み解決に特 化した ノート作成。キャリアコンサルタント との接点ができたことで、ノートの 内容に新たな視点がもたらされた。 case study 4 case study 5 case study 6 チ ーム 「 寝 林 」 チ ーム 「 空 集 合 」 チ ーム 「 食 革 命 」 森 林 で のリラックス効 果 の 訴 求 方 法に悩んでいた高校生。観 光事業を 手がける事業化とつながり、事業展 開の方向性に示唆が与えられた。 外国人技 能実習生の孤独 問 題に着 目し食事会を企てる高校生と、地元 で 活 動する福 祉 関 係 者との 接 点構 築で、共催の企画が生まれた。 食品のパッケージデザインに悩んで いたところ、商品化の経験がある同 世代の高 校 生とマッチング。完成品 のイメージが明確化した。 T! POIN ・スナバコミュニティに留まらず、塩尻近辺のイベント出店など新たな出会いやプロジェクトにより、 ・スナバコミュニティに留まらず、 塩尻近辺のイベント出店など新たな出会いやプロジェクトのまちへの露出機会の増加した まちへの露出の機会が増えた ・スナバ内での月間掲示物や SNS の宣伝など、プログラムに関わりうるまちの大人・企業への認知が向上した ・プログラムを金銭的に支援する機会や地域にひらかれたイベントが増加した ・プログラムを金銭的に支援する機会や外部にひらかれたイベントが増加した 09

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10 昨 年 度 からの 変 化 ④ 14 プ ロト 事 業 / プ ロジェクト の 実 践 【エビデンス】 参加者の最終発表資料 参加者のイベント開催2回 商品開発3回 前年からの「プロトタイプの実 施の 少なさ」という課 題を受け 、運 営でプロトタイプを実 施できる機 会を複 数 回 用 意したり 、実 施 するための 資 源の 提 供をしてきた 。今 年度はイベントの開 催 、商 品 開 発 等「 実 際 にやってみる 」といった姿 勢が多く見られた。 一方で、「エヌイチの設 定から仮 説をたてられているか 」 「 実 践 後 の 振り返りが十 分に出 来ているか 」など P D C A を回せているか 疑 問に残る場 面があった。 チーム「DK」。ピッチイベントでは改造スキ ルを活かしたラジコンを展示 チーム「でぃふぇんだーず」。プロトタイプ としてピッチイベントに短編小説を作成 チーム「もあゆう」。ピッチイベントで商品の 試作品を発表 チーム「寝林」。プロトタイプのイベント 開催時の写真 チーム「空集合」。在日外国人とのイベント を社協とコラボし、企画・開催 チーム「食革命」。コオロギクッキーの試食 会を合計 5 回開催 少しずつでも行動を起こしていけば、どんどん 人とつながったりアイディアが 湧いたり進 展 していくことを実感できた。具体的に次にどう 行動するのがいいかは、いろいろな方に教え ていただいたし、今後は少しずつでも取り組ん でいくことを大事にしたい。 参 加する前は今年度中に商品をつくる 段 階まで進めると思っていなかったが、 売れる段階まで商品をブラッシュアップ することができた。エヌイチ道場に参加 したからこそ 1 個形がつくれた。 市外高校生 市内高校生 11

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08 昨 年 度 からの 変 化 ② 08 自 分 や 周りの 課 題 に 向き 合 う 【エビデンス】 「プログラム終了時点で n=1が明確に決まっていない」→3/5 チーム エヌイチ道場では『 誰のために 取り組むのか』 『 なぜ 事業に取り組む必要があるのか』という観点を考え抜く過程を重要視してい る。今年度も社会課題や自身の身の周りのモヤモヤ感やワクワク感を拾い上げ、 n=1 や WHY についてチームで議論した。 「地域の豊かな自然環境を伝えたい」、 「 自分の趣味をビジネスに昇華したい」など、さまざまなワクワクがプロジェクトの土台となった。 しかし、理想の状態(誰にどうなって欲しいのか、その感情はどういったきっかけで生まれたのか)を明確に設定したうえで、プロジェク トを1つの手段として実施しているチームが少ない。そのため、プログラム終了後の継続性や発展性が生まれにくい。個人→チームで取 り組んだこと、師範からのインプットセッションが減少したことで、個々人の n=1、WHY に向き合う機会や深さが前年度までに比べて 不足したことが 要因だと考えられる。今年度は積極的にアクションを起こした経験値が 蓄積されていることが 強み。その経験をもとに 事業・自身の根本をさらに深堀りすることができるのではないか。 09 昨 年 度 からの 変 化 ③ 12 チャレン ジング 精 神 を 持 つ 学 生 の 居 場 所 確 保 【エビデンス】 スナバスタッフによるイベント開催 2 回、スナバでの高校生のイベント開催 2 回 プログラム補助回数(総計 5 回)3回 1 人、2 回1人、1回3人 卒業生進路報告 5 名 高 校 の 探 究 授 業を超えて、さらに自身 のプロジェクトの広がりや 発 展を目論む学 生 が 進 んで受 講する傾 向が見られた 。 教 科 学 習を修 錬するという物 差しに挫 折感を抱いたり 、 教 室 内で 形成される話 題に馴 染めないなど 、自らの所属するコミュニティ 内で窮屈さを感じている高 校 生 が、等身 大の自分 起 点かつ 一 歩 先 の 未 来 の自分を目指して 、異 年 齢や 様々な業 種 、それに伴う価 値 観やステージの 違いも含めて 、新たな社 会人との 遭 遇 機 会 がもたらされた 。 年代 が 近く時 間 的にゆとりのある伴 走 人材( 都合 のつきやすさ 、誘 いやすさ )の加 入や 、チーム制の導入により一 緒にイベント参 加したり、仲 間 同 士 の支え合いができたことで 、スナバの 存 在が身 近になった 。 スタッフ発 の交 流 企 画や、高 校 生の 仮 説 検 証を兼ねたイベント開 催などそれぞれの 事 業への関わりしろ増 加により 、高 校 生 同 士 の 横の交 流やスナバで試 行することへの 抵 抗 が 取り払われた 。 去期までのプログラム卒業生(現役高校生)がピッチや各回の手伝いで参加し、新旧エヌイチメンバーによる縦の交流がもたらされた T! POIN ・チーム制の導入により、チーム内での役割分担や支え合いが生まれ、事業推進効果が見られた ・大学生人材も運営チームに参画することで縦横斜めの伴走体制が増え、よりフラットに相談できる機会が増えた ・過去のエヌイチ道場卒業生によるプログラムサポートなど、継続的なプログラム運営によるインパクトが生まれ始めた 10

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11 東京都市大学 塩尻高等学校1年 松本深志高等学校 � 年 *参加当時 *参加当時 重田 知花 さん 大池 萌愛 さん (シゲちゃん) (もあ) 世界的な食糧自給問題に対する危機感から、人類の新たなタンパ 部活に勉強に人間関係に忙しい現代の女子高生が抱えるモヤ ク質供給の選択肢として、 『昆虫食』に目をつけました。 モヤを書き込むことで整理し、スッキリするノートの開発に取り 私たちの住む地域にも昆虫食自体は特産品として存在するので 組みました。 すが、その不気味な見た目や苦々しい味を感じさせないように、パ 元々、小学生の頃からなんでも日々の出来事をノートに書き込 ウダーをかけた POP なクッキーにすることで、誰もが気軽に手に む習慣があり、その習慣が自らの悩み解消に貢献していたこと 取れる商品の開発に取り組みました。企業に協業を持ちかけたり、 に気づきました。アプリや講座など、類似商品を利用すること 地元の特産品と掛け合わせたりするなど、コストを下げつつイン で、商品開発に役立てました。 パクトをもたらす商品展開の仕方も同時に模索しました。 プログラムでは、社会人としっかり関わることができた。 与えられた課題を解決することはあったけど、自分で見つけた課題 特にピッチイベントなどでは、起業家やメンターが自分を高校 を解決するのは初めて。エヌイチのプログラムを通して、自分たち 生としてではなく、対等に接してくれたのが嬉しかった。 じゃ思い付かないことを運営や他チームからアドバイスをもらえ た。そのような体験があったからこそ、エヌイチの一体感が生まれ たと思う。 木曽青峰高等学校2年 信濃むつみ高等学校1年 *参加当時 *参加当時 星野 輝 さん 百瀬 環紀 さん (てるてる) (D.D.) 木曽の森林が持つ疲弊した心身を癒す浄化作用や、まるで自分が 自らも普段 使いする木曽漆器、古来より受け継がれし伝 統 工 自然の一部になったように温かく包まれた感覚を得た過去の体験 芸品を次世代まで残したいとの想いを起点に、自作のオリジナ から着想し、 「寝る」というシンプルな行為を通して、自然をあるが ル短編小説と掛け合わせた物語 体験としての事業展開の仕方 ままに体感できるイベントを企画し実行に移しました。師範や伴 を模索しました。 走メンバーの助言から、届けたい価値が「ほっこりする体験」だと プログラム中に、輪島塗で有名な漆器の産地、能登半島での震 いうしっくりくる端的な表現に辿り着き、木曽の自然というフィー 災の報を受け、地元喫茶店に自作の義援金箱を設置し、現 地 ルドを活かした施策や、ほっこりを擬似体験できる顧客への提案 へ募金を郵送するなど、木曽漆器の認知向上に努めた。購買方 の仕方を模索しました。 法の提案と双方の今後に向けての施策をプログラム期間を通 して考え続けました。 インタビューなどを通して、エヌイチは誰なのか、エヌイチは何 を求めているのか、深く考えることができるようになった。 人と話すのが苦手だった以前と比べると、比較的人前に出て話 自分が考えていることは当たり前ではなく、相手の考えも想像 すことが上達したと思う。特に、師範や社会人の方、 大学生など、 するようになり、会話や人間関係もうまくいくようになった。 自分の話を親身になって聞いてくれる人がいることが嬉しかった。 12

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12 社 会 人 ・ O B / O G の 声 ロジックモデルの長期アウトカムにもあるように、エヌイチ道場が目指すのは参加高校生の一定期間の学びだけではなく、関わった社会 人への影響や、OBOG 生のプログラム終了後の活動・キャリア選択への影響を生みだし、ひいては地域でチャレンジしやすい環境作り を提供価値として目指しています。スナバが運営するようになってから 4 年目を迎え、少しずつ見えてきた兆しを 2 事例紹介します。 当 事 者 に なって 感じる 、 地 域 で の 若 者 の 学 びと 自 身 の 気 づき エ ヌイチ 道 場 で の 経 験 を 次 のステップへ 昇 華 久保 晴希 さん 藤原 正道 さん 1956 年松本生まれ。ご家族の都合で会社員は引退し、塩尻 昨年度エヌイチ道場受講生。木曽青峰高校出身で、京都の大学 市街地に移住。ご自身の趣味が高じて、塩尻音盤館(コミュニ に今年進学。実践社会学科を専攻し、社会学の観 点から地 域 ティスペース)やレコード・映画の鑑賞会を運営。直近では子 観光などを学ぶ。 ども食堂など、社会的な活動への支援を開始。 エヌイチ道場では出身の木曽町の魅力を発 信する滞在プログ 大門マルシェを通してスナバコミュニティと出会う。スナバに ラムを発案。プロト事業の実施も行った。アクションの実施や は起業家輩出を目指す意識の高いイメージを持ち、これまで プレゼンテーション機 会が多かったことで、自身の自信にも はあまり積 極 的には関わってこなかった。今 年度エヌイチ 道 繋がり、エヌイチ道場終了後も高校での「課題研究」として、 場と出会い、 地域に住む身近な高校生がチャレンジする姿、 地元の祭の広報・周知の促進をテーマに活動を続けてきた。 それを支援する事業があること に対して感動し、支援を開 高校卒業後の進 路選択については、 「大好きな木曽町の持続 始。各報告会への参加を通して高校生の活動を身近で観測し 可能性を高める」ことを主軸に置き、現在の大学を選択し、受 てきた。現代の 10 代が何に興味を抱き、どうチャレンジした 験の自己推 薦文にはエヌイチ道 場での活動も記載した。イン いのか、聞くことがご自身にとっても刺 激に。特に課 題 意 識 タビュー当時、まだ入学から1か月程度ではあったが、既に「授 や、興味関心が多様なことに感銘を受ける。もっと自分のよう 業や活動が楽しい」と感じており、今後は大学と自分の地元 な地域住民に対しても開かれたエヌイチ道場であってほしい。 を繋げて、域外人材との交流を促進させていきたいとのこと。 住民として得られることも多いため、いろいろな支援の形が あるのではないかと語る。 13 評 価 実 施 後 の 所 感と 今 後 の チャレン ジ インパクトレポートも今 回で vol . 3 となりました 。リサーチャーは初 年度 1 名でスタートし 、今 年度は 3 名とパワーアップ 。これま で以 上に多様な視 点から評 価を行う土台ができてきたように感じます 。特に今 年は『 現 場との距 離 感 の 遠 近 』や 、『 前年度 以前と の 時 間 軸 的な対比 』、そして『 教 育 学 的 視 点の広がり 』という点を活かしてインパクトレポートを作成しました 。 開 始した一 昨 年に比べて 、行 政 機 関 、N P O はもちろんですが、上場 企 業をはじめとした民 間 企 業におけるインパクトレポートを見 かけることも増えました 。ただ 、毎 年定 期 的にレポートを対 外 的にリリース( 更 新 )していく事 業はあまりないように思います。エヌ イチ 道 場が 3 年 間リリースし続けているのには 、まさに『 エヌイチ 道 場らしさ 』が 宿っているのではないでしょうか 。それはつまり、 「毎 年更 新し続ける必 要 性 があるほど 、柔 軟にプログラムや事 業に関わる人々が 変 化している 」という点です 。 P. 5 で紹 介しているように、社 会 的インパクト評 価は、その 結 果を事 業マネジメントに反 映させていくための 一つの 材 料です 。過 去 2 回の評 価 結 果を運 営チームが 咀 嚼し 、実 現したい 社 会 的インパクトに向けて( インパクトの 最 大化を目指して )、プログラム を毎 年アップデートしてきた過 程やその 結 果を感じていただきながら 、今 回のレポートを読 み込 んでいただけますと幸いです 。 プログラムが 更 新されていくなかで 、「 初 年度に作成したロジックモデルは 本当に今 の 事 業にマッチしているのか? 」 「 目指 すべき アウトカムは変 化しているのではないか? 」と悩みながらリサーチをすることも多く 、それが今 回の 最 大の難 関となりました。 来 年度 以 降はスナバ ・ エヌイチ 道 場がどのような過 程で目指 すべき北 極 星に近 づいていくのか 、 ロジックモデル 含めて改めて検 討していきたいと思います 。また 、レポートチームとしてもインパクト評 価を各ステークホルダーへの広 報 や事 業マネジメントまで 繋げていけるようにチャレンジを続けます 。 13

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14 来 年 度 以 降 の 運 営 に つ いて まず、令 和 5 年度のエヌイチ 道 場を無 事 終えられたこと、また、インパクトレポート第 三 弾の 作成まで 漕ぎ着くことができたこと に対しまして、ここまでのプロセスに関わってくださった 全ての方々にこの 場を借りて御 礼申し上げます 。 今 年度のエヌイチ 道 場は、前年度までの 塩 尻 市の 事 業という枠 組みの 外での実 施となり 、1 年を通して自律自走できる状 態を模 索する期 間だったように思います。また 、 運 営 体 制もスナバのコアチーム 5 名での 運 営から一 時 的に 2 名での 運 営となったこと で 、プロジェクトのやり方を抜 本 的に変 更する必 要がありました 。 そうしたなかで 今 年度 掲げたのは 、 「 エヌイチ 道 場を 、チャレンジングでサステナブルなプログラムにする 」というスローガン 。プロ グラムをどのような形で運 営するとしても 、高 校 生たちの 挑 戦したい気 持ちを折らず 、彼らが挑 戦できるような舞 台 や 余白を用 意 すること。また、この 環 境を仕 組み化しながら、地 域 の人たちをはじめとする多様な人がプログラムを応 援したいと思うような流 れをつくることも意 識したプログラム設 計を心がけました 。 蓋を開ければ、大 学 生を含む 2 0 代 のスタッフが 新たな 伴 走 人材として運 営チームに参 画し 、エヌイチ 道 場に参 加した O B ・O G らがプレイベント企 画 ・ 運 営や 本 編 の 壁 打ちなどに積 極 的 に参 加することで 、 高 校 生により近 い立 場でのコンテンツ提 供が 可 能になりました。なお 、社 会人との関 与という点では 、 「 塩 尻 大 門マルシェ 」への出 店や 、X m a s ミニピッチなどで 学 生 が参 加 者 から自分たちの 活 動 資 金となるサポートを募ったり、最 終ピッチイベントでも 3 0 名 以 上の 社 会人と交 流する機 会 ができました。 一方で、次年度に向けた改 善点などもレポート作成を通じて見えてきています 。エヌイチ 道 場で 大事にしている「 W H Y( 自らの 情 熱)」 「 エヌイチ(課 題を抱える人 )」などを深く問いながら 、自己 理 解 や事 業 創 造 の 部分が 実 行できるよう 、プログラムをブラッシ ュアップするほか、それを担 保する組 織 の 体 制 基 盤を強 固にしていきます 。なお 、エヌイチ 道 場とシナジーを生み出しやすい 他 団 体との 連 携などの 機 会も 模 索していく予 定です 。 エヌイチ 道 場 の 今後を考える上で 、 今 年は今まで以 上に O B・ O G たちと話す 機 会 がありました 。 「 自分 の 夢を見つけることがで きた」や、 「学 校や家 以 外で一 番 好きな居場 所だった 」こと 、 「 自分が考えてもいなかった進 路 選 択を選ぶことにつながった 」など、 エヌイチ 道 場に参 加した 経 験は彼らの人 生はに一定 以 上のインパクトを与えているようです 。さらに 、 嬉しいサプライズだったの は、過 去 のエヌイチ 道 場 の同 窓 生 が 離れた 地で 、共 創プロジェクトを動かしていること 。 エヌイチ 道 場 の本当の 価 値は、 1年 間という限られた時 間 軸 の中で計りかねるものです 。この 営みを短 期 間で終わらせることなく、 長い 時 間 軸のなかで 価 値のあるプログラムにしていくこと 。そして 、その 営みによって輝く高 校 生たちの 姿が 、地 域で生 活するさ まざまな人たちの 背 中を押すような好 循 環を生み出していきたいと思います 。今後とも 、どうぞよろしくお願いいたします 。 エヌイチ 道 場 運 営チーム 一 同 師 範 からの 支 援 多 くの 支 援 者 を 得 る 仲 間 との 出 会 い 自 己 の 変 化 と 継 続 的 な プ ロ ジェクト 創 出 商 品 や サービスの 開 発 14

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事業主催:一般財団法人塩 尻市振興公社 プログラム運営・発行者:一般財団法人塩 尻市振興公社(スナバ事業部) レポート制作:浅川雄介、畔高咲良、天广尚弥 デザイン:川口純 2024 シビック・イノベーション拠点「スナバ」