GA4 概略と特徴 - 株式会社真摯

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June 02, 23

スライド概要

GA4(Google Analytics 4)の概略と特徴についてまとめた資料です。以前に公開していた資料「GA4 概略と移行」の改訂版です。

以下の内容を含みます。

・GA4とは、特徴
・レポート、ディメンションと指標
・ユニバーサルアナリティクスとの違い
・計測
・実際のところどんな感じ?

https://cinci.jp/docs/ga4-overview

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株式会社真摯 代表取締役 コンサルタント。 マーケティング視点と分析データの根拠を元に、クライアントのデジタル領域のビジネス改善を支援しています。

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関連スライド

各ページのテキスト
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GA4 概略と特徴 2023年6月2日 株式会社真摯 株式会社真摯

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GA4 概略と特徴 ⚫ GA4とは ⚫ 特徴 ⚫ レポート、ディメンションと指標 ⚫ UAとの違い ⚫ 計測 ⚫ その他、雑感など 株式会社真摯 2

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GA4とは Google アナリティクス 4 プロパティ 株式会社真摯 3

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GA4とは ⚫ 「Google アナリティクス 4 プロパティ」 ⚫ Googleアナリティクスの新しいバージョン、新しいツール。 • 2019年8月に「アプリ+ウェブ プロパティ」としてリリース。Firebase Analyticsからの派生 • 2020年10月に「Googleアナリティクス4 プロパティ(以降、GA4)」として正式にリリース ⚫ ユニバーサルアナリティクス(以降、UA)との互換性なし https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/new_google_analytics/ https://analytics-ja.googleblog.com/2020/10/google.html(日本語) https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/prepare-for-future-with-google-analytics-4/ https://analytics-ja.googleblog.com/2022/03/prepare-for-future-with-google-analytics-4.html(日本語) 株式会社真摯 4

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GA4の特徴 ⚫ クロスプラットフォーム ⚫ 機械学習を活用した予測機能の導入 ⚫ プライバシー重視のデータ収集 ⚫ その他、BigQuery 連携強化、ユーザー軸、イベントによる計測、など 株式会社真摯 5

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GA4の特徴 ⚫ クロスプラットフォーム • ログインに使用するUser IDを元に、ウェブとアプリをユーザー軸で統合した計測が可能 • プロパティ内にウェブとアプリのデータをそれぞれ格納し(データストリーム)、User IDで統合 • ウェブとアプリで共通のディメンション、指標 login login login 複数のデバイスで User ID ウェブやアプリを利用 株式会社真摯 6

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GA4の特徴 ⚫ 機械学習を活用した予測機能の導入 • アクティブユーザーが7日以内に購入や離脱する可能性を予測し、予測指標や予測オーディエンスを利用できる 7日以内 購入可能性 予測収益 アクティブ ユーザー 離脱可能性 株式会社真摯 7

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GA4の特徴 ⚫ プライバシー重視のデータ収集 • IPアドレスは標準で匿名化 • 「CookieやIDを利用できるかどうかにかかわらず、将来のニーズに適応できる設計」 • User ID、Googleシグナル、デバイスID(CookieやアプリインスタンスID)など 株式会社真摯 8

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今後のスケジュール Now UA 無償版 2023/7 計測 GA4 12カ月 2024/7 計測停止、計測済みデータは利用可能 利用不可 計測 UAを通常通り利用できる期間 GA4利用に慣れておくべき期間 必要に応じて UAのデータを参照、 エクスポートできる期間 • UAの無償版は2023年7月1日に計測停止。その後2024年7月1日まではデータを利用可能 • UAの有償版360の予定はリセラー企業にご確認を UAに アクセス不可 Export historical data from Universal Analytics before July 1, 2024 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/13510998 株式会社真摯 9

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レポート、ディメンションと指標 株式会社真摯 10

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利用できるレポート 標準レポート • 新しいUI、レポート、指標に慣れていく • UAと同等のことが、GA4では難しかったり手数が多くなることがある。新しい視点が求められる • GA4のデータの反映は遅い。データの処理に最大72時間かかるため、直近3日間のデータは変動する 株式会社真摯 11

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標準レポートのカスタマイズ ライブラリ • 任意のディメンションと指標の組み合わせのレポートを標準レポート形式で作成 • 普段よく把握する内容、必要なデータに絞り込んだ内容で作成できる。ただし制約は多い • UAのビューの代用 株式会社真摯 12

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標準レポートのカスタマイズ ライブラリ レポート内容を フィルタ グラフの変更、 非表示 任意のディメンションと 掛け合わせ サマリーレポー ト向け要素 任意の指標 株式会社真摯 13

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利用できるレポート 探索の各レポート • 「探索」レポートでは、アドホックな分析などで利用。各自でレポートを作成、設計する • 特徴的なレポートあり。UAの有償版GA360で提供されていた一部レポートもGA4で利用可能に • 共有は「読み取り専用」モードになり、ダッシュボードとしての利用は難しい。受領者はコピーして利用 株式会社真摯 14

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利用できるレポート 探索レポート 自由形式 • シンプルなデータ表の形式。任意のディメンションと指標の組み合わせでレポートを設計可能 • ディメンションと指標の意味、適切な組み合わせの理解が必要 株式会社真摯 15

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利用できるレポート 探索レポート ファネルデータ探索 • ファネルの形式 • ユーザーシナリオの可視化。任意のステップをユーザー軸で最大10ステップまで設定可能 株式会社真摯 16

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利用できるレポート 探索レポート セグメントの重複 • 任意の最大3つのセグメントの重複状況を把握可能 • ユーザーセグメントの行動の違いや類似性の推測に利用 株式会社真摯 17

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予測指標、予測オーディエンス 機械学習を活用した予測指標、予測オーディエンス • 「購入の可能性」「離脱の可能性」「予測収益」 • 要件を満たせば利用可能 要件の一部 • 「購入ユーザーおよび離脱ユーザーのポジティブ サンプルとネガ ティブ サンプルの最小数。関連する予測条件をトリガーしたリ ピーターが過去 28 日の間の 7 日間で 1,000 人以上、トリガーして いないリピーターが 1,000 人以上必要」 [GA4] 予測指標 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/9846734 ▲予測オーディエンス ▲予測指標 株式会社真摯 18

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利用できるレポート 広告レポート 株式会社真摯 19

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ディメンションと指標の意味の理解が必要 探索レポートや標準レポートでよく利用するディメンションと指標 ディメンション オーディエンス名 意味 レポート期間中にイベントがログに記録された際にそのユーザーが属 していたオーディエンス イベント名 イベントの名称 デバイス カテゴリ 端末の種類。mobile, desktop, tablet, smart tv 最初のユーザーのデフォルト チャネル ユーザーを最初に獲得したデフォルトのチャンネルグループ グループ ユーザーの最初の参照元/メディア ユーザーを最初に獲得した参照元とメディア セッションのデフォルト チャネル グ ループ セッションを参照したデフォルト チャネル グループ セッションの参照元/メディア セッションを参照した参照元とメディア ページ ロケーション ページのプロトコル、ホスト名、ページパス、クエリ文字列 ページパス + クエリ文字列 ページのページパス+クエリ文字列 ページパスとスクリーン クラス ページのページパスまたはアプリのスクリーンクラス コンテンツ グループ コンテンツに対応するカテゴリー。要イベントパラメータ指定 ランディング ページ セッションの最初のページビューに関連するページパス ページの参照元URL ホスト名とパスを含む完全な参照URL。自ドメインと他ドメインを含 む ホスト名 URLのサブドメイン名とドメイン名。FQDN リンク先URL アウトバウンドリンクやファイルダウンロード先の完全なURL。拡張 計測が有効な場合は自動計測 GA4 ディメンションと指標の日本語名 - 株式会社真摯 https://cinci.jp/docs/ga4-dimensions-and-metrics-in-japanese.html 指標 意味 アクティブ ユーザー数(ユーザー) その期間にサイトを訪問したアクティブユーザー数。エンゲージメン ト セッションが発生するか、ウェブサイトのfirst_visitイベントまたは engagement_time_msecパラメータが発生した場合 総ユーザー数 エンゲージメント イベント発生の有無によらず、サイトやアプリを操 作したユーザーの合計数。通常は「アクティブ ユーザー数」の利用で 問題ない 新規ユーザー数 初めてサイトにアクセスしたユーザー数 セッション数 セッションの数。session_startの回数 エンゲージのあったセッション数 以下のいずれかの条件を満たしたセッション(10秒以上滞在、コン バージョン発生、2ページ以上閲覧) エンゲージメント率 セッション数に対するエンゲージのあったセッション数の割合 セッションあたりの平均エンゲージメン ブラウザ上でフォーカス状態にあった時間(ユーザーエンゲージメン ト時間 ト)のセッション平均値(秒数) 平均エンゲージメント時間 ブラウザ上でフォーカス状態にあった時間(ユーザーエンゲージメン ト)のアクティブユーザーあたりの平均値(秒数) コンバージョン コンバージョンイベントの数 表示回数 ビュー数、ページビュー数 閲覧開始数 ある画面でセッション内で最初に記録されたイベントが発生した回数 ユーザーあたりのビュー ユーザーあたりの表示回数、ページビュー数 イベント数 イベントの発生回数 株式会社真摯 20

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データのしきい値に注意 データのしきい値とは、ユーザー属性などの情報からユーザーを推測されることを避けるために レポートから一部データを除外する仕組み。システムによって定義されているため調整はできない。 • Googleシグナルが有効で、指定した期間のユーザー数が少ない場合 • レポートにユーザー軸のディメンションや指標が含まれている場合(ユーザー属性やユーザー数) 株式会社真摯 21

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データのしきい値に注意 ▲しきい値が適用されたケース。 レポート反映は14行目までで、それ以降のデータは除外されている。 ▲しきい値が適用されていないケース。計測されたデータがすべて表示される 株式会社真摯 22

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データのしきい値の回避方法 Googleシグナルを有効にしている場合でも、「レポート用識別子」の設定を「デバイスベース」に 切り替えてGoogleシグナルを一時的に使用しないことで対処は可能。 [GA4] レポート用識別子 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/10976610 株式会社真摯 23

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UAとの違い 株式会社真摯 24

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UAとの違いと注意点 指標の変化、刷新 ⚫ セッションの仕様変更 • 参照元が変わったときや日付をまたいだときにセッションは切れない、など。詳細は割愛 ⚫ コンバージョンの仕様変更 • • コンバージョンのカウント方法が以下の2択に(2023年4月から) • イベントごとに1回(推奨) • セッションごとに1回(レガシー) イベントごとに1回の場合、セッション内で対象コンバージョンを複数回達成した場合は回数分をカウント ⚫ 直帰率、エンゲージメント系指標 • • エンゲージメント系の指標が登場 • エンゲージメントのあったセッション:以下のいずれかを満たすセッション(10秒以上滞在、CVイベント発生、2件以上閲覧) • エンゲージメント率:エンゲージメントのあったセッション数/セッション数 • ユーザーエンゲージメント:端末のフォアグラウンドに表示、もしくはフォーカス状態にあった時間の合計(秒数) • 平均エンゲージメント時間:ユーザーエンゲージメント/アクティブ ユーザー数 • セッションあたりの平均エンゲージメント時間:ユーザーエンゲージメント/セッション数 直帰率は従来の意味とは異なる • 直帰率:エンゲージのなかったセッション数/セッション数 ⚫ 類似名称の指標で数値は一致しない 株式会社真摯 25

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UAとの違いと注意点 計測の仕様の変化 UA GA4 ウェブサイトの計測がルーツ。Urchin 系統。 アプリとウェブ。Firebase Analytics 系統。 デスクトップウェブ計測からの積み重ね さまざまなプラットフォームの計測が前提 Cookieをベースとした計測 Cookieに依存しない計測 User ID、Googleシグナル、デバイスID(Cookieなど) セッション軸 ユーザー軸 後からユーザー軸を追加 後からセッション軸を追加 ページビュー+イベント すべてイベント 株式会社真摯 26

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UAとの違いと注意点 データの保持期間と詳細(GA4 無償版) プラットフォームやレポート データ保持期間 利用できるディメンションと指標 データの種類 サンプリングの影響 GA4 標準レポート データ保持期間の影響を受けない 限定されたディメンションと指標 集計済みデータ なし GA4 探索レポート 「2か月」「14か月」のいずれか 多くのディメンションと指標 未加工データ あり Looker Studio 接続 データ保持期間の影響を受けない 限定されたディメンションと指標 集計済みデータ あり BigQuery 出力 データ保持期間の影響を受けない エクスポートした内容 raw データ なし データの保持 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/7667196 株式会社真摯 27

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UAとの違いと注意点 その他 ⚫ UAのデータをGA4に移すことは不可 ⚫ アカウント構成が異なり、ビューの概念がない • 有償版360ではサブプロパティを利用可能 ⚫ SPAによるウェブサイトの計測には注意が必要 ⚫ AMPに未対応 株式会社真摯 28

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計測 株式会社真摯 29

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イベント計測が中心になる ウェブサイトやアプリ上の特定のインタラクションや発生はイベントで計測を行う イベントの種類 自動収集イベント 説明 デフォルトで収集されるイベント https://support.google.com/analytics/answer/9234069 拡張計測機能イベント 拡張計測機能が有効になっている場合に収集されるイベント 推奨イベント GA4にて名前とイベントパラメータが事前に定義され、別途 実装を必要とするイベント https://support.google.com/analytics/answer/9216061 https://support.google.com/analytics/answer/9267735 カスタム イベント イベント例(アプリとウェブで異なる) first_visit, session_start, user_engagement など page_view, scroll, click, view_search_results, form_start, form_submit, video_start, video_progress, video_complete, file_download など login, purchase, search, share, sign_up, tutorial_begin, tutorial_complete, add_to_cart, view_cart など 各自任意に定義するイベント。上記のイベントがユースケー スで機能しない場合に利用 インタラクションや発生をイベントで計測する際、「推奨イベント」を積極的に利用すること。 既存のレポート機能に反映されたり機械学習に利用される他、今後追加される機能の利用が期待できる。 計測したい内容が推奨イベントにも拡張計測機能イベントにも該当しない場合に、任意の内容のカスタムイベントを利用する。 株式会社真摯 30

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イベント イベント計測の構成 イベントはそれぞれに紐付けられたイベントパラメータを収集する。下記は例。 イベント名(例) すべてのイベント 自動収集イベント 拡張計測機能イベント 推奨イベント カスタム イベント page_view ページビュー click 離脱クリック イベントパラメータ • • • • • language(言語) page_location(ページ ロケーション) page_referrer(ページの参照元 URL) page_title(ページ タイトル) screen_resolution(画面の解像度) • engagement_time_msec(前のイベントからの経過時間) • • • • • link_classes(リンクのクラス:リンクのclass属性) link_domain(リンクドメイン) link_id(リンク ID:リンクのid属性) link_url(リンク先 URL) outbound(送信:リンク先URLがプロパティのドメインではない場合 true) 推奨イベントの計測の際は、定義されているイベントパラメータを基準にして計測設計を行う。 カスタムイベントを計測する際も、他のイベントのイベントパラメータとの共通利用を図ることが望ましい。 Recommended events | Google Analytics 4 Properties | Google Developers https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/ga4/reference/events?hl=en 株式会社真摯 31

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イベント イベントの計測設定 イベントの計測設定は、GA4の管理画面、Googleタグマネージャ経由、HTML直接記述などで行える。 管理が十分であれば問題ないが、事故防止やブラックボックス化防止の観点から いずれかに集約してイベント計測設定を行うことが望ましい。 ▲GA4管理画面におけるイベント作成の画面 GA4の権限のみで行える利点があるが、設定の柔軟性に欠ける ▲Googleタグマネージャにおけるイベント作成の画面 Googleタグマネージャの導入や権限付与が必要だが、より柔軟な設定を行える 株式会社真摯 32

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イベント 拡張計測機能 拡張計測機能を使って、コンテンツに対する インタラクションを自動で計測できる。 必ずしもすべての項目を有効にする必要はない。 項目によっては適切に機能しなかったり、 意図しない計測を含む場合がある。 「スクロール数」は90%スクロールのみ計測 「離脱クリック」では、意図しないリンクを計測に含めたり、すべての離脱リンクを 計測しない場合がある。拡張計測機能を無効にした上で特定条件をGA4の定義に沿っ て再指定したり、追加で別途カスタムイベントで設定を行っても良い 「フォームの操作」はすべてのフォームが対象(サイト内検索なども含む)。ページ に設置されたMetaピクセルが反応して意図しない大量の計測が入ることがあり、無 効にした方が良いケースがある 「動画エンゲージメント」は JavaScript API サポートが有効になっている埋め込み 動画が対象。ウェブサイト側が非対応であれば、無効にした上でGoogleタグマネー ジャ経由で定義に沿って再指定した方が良い 株式会社真摯 33

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イベント 推奨イベント GA4にて名前とイベントパラメータが事前に定義され、別途実装を必要とするイベント。 インタラクションや発生をイベントで計測する際、「推奨イベント」を積極的に利用すること。 既存のレポート機能に反映されたり機械学習に利用される他、今後追加される機能の利用が期待できる。 他に「ゲーム向け」カテゴリーがある [GA4] 推奨イベント https://support.google.com/analytics/answer/9267735 株式会社真摯 34

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イベント コンバージョン コンバージョンはイベント単位で指定する。 そのため、多くのケースでコンバージョン用にイベントを計測する必要がある。 株式会社真摯 35

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イベント コンバージョンのカウント方法 コンバージョンのカウント方法は2種類(2023年4月より) • イベントごとに1回(推奨) • セッションごとに1回(レガシー) イベントごとに1回の場合、セッション内で対象コンバージョンを複数回達成した場合は回数分をカウント 株式会社真摯 36

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オーディエンス • 特定条件のユーザーをリスト化する「オーディエンス」 • 状況把握としての利用 • ターゲティングとしてGoogle広告のリマーケティングリストの配信先に利用可能 株式会社真摯 37

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オーディエンス • オーディエンスは、複数のアクションの組み合わせや柔軟な前後条件(シーケンス)で設定可能 • アクションの有効期間を指定し、指定日数を過ぎればオーディエンス対象から除外も可能 • 「オーディエンストリガー」で該当条件そのものをイベントとして計測できる。CVにも設定可能 [オーディエンス例] 「商品詳細」閲覧後「カート」に到達した ユーザー(有効期間30日) 株式会社真摯 38

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コンテンツグループ • ページやスクリーンをルールに基づいて分類。事前に設定が必要 • グループ単位で指標を確認できる。「大局→詳細」を可能にする ▲「ページとスクリーン」レポートにて標準でディメンションが準備されている 値を反映させるには事前の設定と計測が必要 ▲コンテンツグループの値はイベントパラメータ content_group で指定する 上記は、正規表現の表などの変数を適用させた例 株式会社真摯 39

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チャネルグループ • デフォルトチャネルグループ以外に新しい「カスタムチャネルグループ」を作成できる(2023年3月より) • • 無償版は2グループまで(グループ内チャネル数25) 自社向けの分類を作成し、ディメンションとして標準レポートや探索レポートで利用できる ▲チャネルグループの設定画面。デフォルトチャネルグループは編集不可 ▲任意の条件でカスタムグループを作成できる 株式会社真摯 40

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実装設定内容の整備 GA4の実装設定内容は「設計定義書」などドキュメントに整理し、関係者と共有すべきである。 特にイベントやオーディエンスなどの定義が不明であれば、現状把握や分析に支障をきたしてしまう。 • 各種管理画面の項目 • データストリーム • イベント • オーディエンス • コンテンツグループ • カスタムディメンションとカスタム変数 ▲少なくともエクセルやスプレッドシートなどで実装設定内容をドキュメントにまとめておく 株式会社真摯 41

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その他、雑感など 株式会社真摯 42

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その他、雑感など ⚫ 👍Pros ⚫ 機能追加や仕様のアップデートは頻繁に行われている ⚫ ポジティブさや可能性を意識した指標やディメンションが設けられた印象 ⚫ 機械学習などトラフィックの大きいサイトほどメリットを享受しやすそう ⚫ 👎Cons ⚫ 「計測ツール」の色が強い印象 • 「分析ツール」としてはまだ厳しい。分析用途に応じた標準レポートが少ない。探索レポートなどを準備する必要がある • BigQueryエクスポートでの利用を前提とした設計にも感じる ⚫ 数値の不一致や非表示の箇所がある • しきい値、サンプリング、(other) など • レポートにアウトプットされるデータは再集計や処理、省略などがなされ、「傾向の把握」にとどまる場合がある ⚫ 整っていないと感じる部分もある • 自動取得イベントや標準仕様のパラメータの一部は、標準のディメンションや指標として利用できる状態ではない • ディメンションや指標の日本語名称が各所で統一されていない ⚫ 設定内容を理解しないと現状把握や分析に支障が出る 株式会社真摯 43

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