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April 27, 25
スライド概要
長野運動公園総合体育館の建替え、アクアウイングの長寿命化改修、その他(駐車場、芝生広場、噴水を整備、関連事業として運動公園に隣接する道路の改良、雨水調整池を整備)について、2025年3月時点での市が開示した資料です。
長野市議会議員の金沢敦志(かなざわ あつし)です。日々の活動や市行政のことなどを皆さんにお伝えしています。
長野運動公園総合体育館外整備事業について 2025.3
2 長野運動公園総合体育館外整備事業 長野運動公園総合体育館の建替え 現在の総合体育館が有する機能(メイン・サブのアリーナ、柔道場、剣道場など)を維持 空調設備の整備、バリアフリーの充実及びユニバーサルデザインへの対応 現在、ホワイトリングサブアリーナに常設されている体操練習場を移設 アクアウイングの長寿命化改修 耐用年数を迎えている設備等の更新 故障、不具合箇所の修繕、更新 エネルギー供給設備を総合体育館と共有化するとともに、エネルギーサービス事業を導入し、維持管理の負担を軽減 その他 駐車場、芝生広場、噴水を整備 関連事業として運動公園に隣接する道路の改良、雨水調整池を整備
生まれ変わる総合体育館 3 人が集い、癒しと感動を与える北長野の新たな交流拠点に 外観パース(イメージ)※1 北長野地区は、JR北長野駅と長野電鉄信濃吉田駅が近接しており公共交通の利便性が高く、商業施設や行政施設など多様な都市機能を有した住環境が 広がるエリアです。人々が生活し、行き交うこのエリアで、昭和53年の国民体育大会を機に誕生し、以来約50年に渡り長野市のスポーツ振興の拠点として 存在してきた長野運動公園総合体育館が、新たに生まれ変わります。 新しい総合体育館は球技などを行うアリーナ、柔道場や剣道場、体操練習場だけでなく、多目的室や会議室、キッズルームを備え、年齢、性別や障害の 有無を問わずどなたでも多種多様なスポーツを楽しめる施設となります。また、「する」スポーツだけでなく、大規模大会やFリーグ※2に所属するボアルース 長野のホームゲームも計画されるなど、「みる」スポーツの新たな拠点となります。 周辺には噴水や緑地も整備し、スポーツなどで体育館を利用する人だけでなく、子育て世代や高齢者、子どもたちなどが日常的に集うことができる、憩いの 空間を創出することで、総合体育館を中心とした癒しと感動を与える新たな交流拠点が誕生します。 ※1 資料内のイラストは設計時のものであり、今後変更になる場合があります ※2 日本フットサルリーグ
4 市民の「する」スポーツの拠点になります スポーツを「みる」、スポーツと「つながる」場所になります 新総合体育館は、市民の利用をメインに考え整備を行っています。また、アクアウイングと 渡り廊下でつなぐことにより、それぞれの施設を一体的に利用できるようになります。 柔道場や剣道場といったこれまで有していた施設に加え、体操練習場や軽スポーツなどもで きる多目的室の整備や、ユニバーサルデザインを取り入れることで、だれもが快適にスポーツ を楽しめる本市唯一の“多機能な体育館”として、市民の「する」スポーツの拠点となります。 新総合体育館のメインアリーナは、FリーグやVリーグ※1の基準を満たしているため、プロ スポーツの試合を開催することが可能となり、新たな「みる」スポーツの会場が誕生します。 また、地域密着型プロスポーツチームと連携し、スポーツを介した賑わいや交流の場、ボラン ティア活動などの場を確保することで、市民とスポーツが「つながる」場所になります。 各リーグの主な施設基準 新総合体育館 平面図(予定) 2階 Vリーグ Fリーグ 項目 入場可能数 1,000人以上(可動席含む) 2,000席以上の観客席 ・可動席は施設に常設された座席 ● 車いすスポーツにも対応した 傷がつきにくい合成樹脂製の フロアを用いたサブアリーナ 空調設備 原則として冷暖房完備 適切なアリーナ内温度調整が 可能な空調設備を備えること 木製もしくは合成樹脂製 木製が望ましい ボアルース長野フットサルクラブ 長野GaRons※2 信州ブリリアントアリーズ※2 フロア床材 ● アクアウィングとも接続する わかりやすい中央通路 ユニバーサルデザイン を取り入れた諸室 ホワイトリングサブアリーナ の体操練習場を2階に移設 ● 傷つきにくい加工の木製 床を用いたメインアリーナ ● 様々なスポーツに対応できる多目的室 主催チーム 新総合体育館のメインアリーナはいずれの施設基準も満たしている※3 アリーナ WC スポーツ 更衣室 2,000席 会議・事務 倉庫・機械室 (可動席を含む) 完備 木製 (サブアリーナは合成樹脂) 共有 軸線 動線(人) 視線 動線(物品) ※1 SVリーグは2024~2029は3,000席以上、2030から5,000席以上の観客席が要件となるため、開催は不可能 ※2 新総合体育館はホームアリーナではないが、サテライトの開催が可能 ※3 その他、諸室や設備の基準についても対応可能
5 ホワイトリングに集中していた大会開催希望を分散し、より多くの大会開催を 可能にします ホワイトリングが持つポテンシャルを活かした、メイン、サブアリーナを使った 全国規模の大会が開催可能になります 大規模大会の開催にあたっては、空調設備が条件とされることが多くなっています。これまで は、本市で唯一空調設備を完備しているホワイトリングに大会などの開催希望が集中し、本来で あれば開催可能な大規模大会が他市に流出する事例がありました。空調設備等を備えた新総合体 育館を整備することにより本市での開催希望のニーズに応えることができ、交流人口の増加につ ながります。 これまでホワイトリングのサブアリーナは半分を体操練習場として使用していたため、体育館 としては半分しか使用できない状態となっており、ホワイトリングでの大規模大会の開催時にも 様々な制約を与えていました。新総合体育館に体操練習場を整備することでホワイトリングのサブ アリーナが全面利用できるようになり、ホワイトリングでの大規模大会開催時の制約がなくなるだ けでなく、新たに体育館1棟に相当する面積が利用可能になります。 現 状 現 状 ホワイトリング 総合体育館 ホワイトリング サブアリーナ 体操練習場 開催 要件 空 調: × 観客席:約1,200 開催 要件 → 予約 カーテン 市外へ 空 調: ○ 観客席:約5,000 ※ 現状はバスケットボールコート1面 新総合体育館に体操練習場を移転整備 整備後 整備後 ホワイトリング 新総合体育館 ホワイトリング サブアリーナ 開催 要件 → 予約 空 調: ○ 観客席:約2,000 開催 要件 市内開催へ 空 調: ○ 観客席:約5,000 → 予約 ※ バスケットボールコート3面(現状から2面分増)
6 類似施設との比較 名 称 新総合体育館 SAGAアリーナ 横浜BUNTAI 場 所 長野県長野市 佐賀県佐賀市 神奈川県横浜市 かほく市総合体育館 青森市総合体育館 (とり野菜みそ BLUECATS ARENA) (カクヒログループスーパーアリーナ) 石川県かほく市 青森県青森市 外 観 施工者ホームページより 開館日 建設費(税込) 横浜市ホームページより 施工者ホームページより 施設ホームページより(撮影:中山保寛) 2027年1月(予定) 2023年5月 2024年4月 2024年4月 2024年7月 10,300,000千円(見込み) 25,700,000千円 13,992,620千円 7,500,000千円 8,600,000千円 ※外構工事含む/旧施設解体費含まず 延床面積 12,127.88㎡ 29.800.00㎡ 15.462.95㎡ 8,837.00㎡ 12,063.17㎡ 建設費/延床面積 849,283円/㎡ 862,416円/㎡ 904,913円/㎡ 848,704円/㎡ 712,914円/㎡ メインアリーナ (バスケットボール2面) サブアリーナ (バスケットボール1面) 規模等 メインアリーナ (バスケットボール2面) サブアリーナ (バスケットボール2面) メインアリーナ (バスケットボール2面) サブアリーナ (バスケットボール1面) メインアリーナ (バスケットボール2面) 柔剣道場 弓道場 メインアリーナ (バスケットボール2面) サブアリーナ (バスケットボール1面) 体操練習場 多目的室 控室 トレーニングルーム キッズルーム 柔剣道場 VIPルーム 更衣室 等 会議室(4部屋) 等 多目的室 多目的室 プレミアムラウンジ 会議室(3部屋) 等 売店ブース 飲食スペース 等 会議室(8部屋) 等
アクアウイングの長寿命化改修 7 屋内50mプール、25mプール、飛込施設を完備しているプールは、中部地方でも4施設しかありません 対象を屋内50mプールとした場合においても、県内ではアクアウイングのみであり、健康増進などを目的に 利用する方だけでなく、部活動の受け皿を含め競技者にとっても非常に重要な施設となっています ダイエープロビスフェニックスプール ・ 所在地 新潟県長岡市 屋内50mプール完備施設数 (中部地方) ・ 開館日 2008年8月 アクアウイング ・ 床面積 15,094.15㎡ ・ 観客席 3,000席 県名 施設数 内アクア同 規模施設数※ 長野県 1 1 新潟県 2 1 富山県 2 0 石川県 1 1 福井県 1 0 山梨県 0 0 岐阜県 0 0 静岡県 4 1 愛知県 4 0 ・ 所在地 長野県長野市 ・ 床面積 13,544.86㎡ ・ 開館日 1997年9月 ・ 観客席 2,000席 金沢プール ・ 所在地 石川県金沢市 ・ 開館日 2017年4月 ・ 床面積 14,148.42㎡ ・ 観客席 2,113席 ※屋内50m、25mプール、飛込設備を完備している施設 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場 ToBiO アクアウイング利用者数 年度 利用者数 令和5年度 120,079人 令和4年度 115,943人 令和3年度 105,968人 ・所在地 静岡県浜松市 ・開館日 2009年2月 ・床面積 17,700㎡ ※新型コロナウイルスの影響下でも10万人以上の利用があった ・観客席 3,193席
周辺環境の整備など 8 施設配置や駐車場の新設により、長野運動公園全体が使いやすくなります 施設配置の見直しにより、今まで分散していた駐車場を集約し、利用者の動線がシンプルに なります。また、芝生広場や噴水などの憩いのスペースも新たに整備され、公園全体を使った幅 広い活用が可能となります。これまで課題となっていた運動公園全体の駐車場不足も、陸上競技 場の東側に150台程度の駐車場を新たに整備することで長野運動公園全体が使いやすくなります。 現状 ・駐車場が分散 = 施設への動線が複雑 ※イベント時は各駐車場に整理員必要 ・駐車場から施設入口までの動線が必ず 階段かスロープを経由しなければなら ない状態 30台 出入口 出入口 徒渉池 季節を問わず大規模避難所として使用できる施設になります 令和元年東日本台風災害において、長野運動公園総合体育館は統合避難所として利用されま したがバリアフリーや空調設備などの面で課題がありました。新総合体育館ではこれらの課題 を解消し季節を問わず運用できる大規模避難所として、市民の安心・安全を支える施設になり ます。 現状 将来 令和元年東日本台風災害時の課題 ・ユニバーサルデザインを取り入れた誰でも使い やすい施設 ・バリアフリー不備、トイレ等の衛生問題 ・空調不備(特に冷房)による夏季の運用困難 令和元年東日本台風災害発生当初のメインアリーナ内 ・空調完備により一年を通して快適な環境を提供 ・避難所としての運用も踏まえた設計 炊出しを考慮したスペース (かまどスツール設置) 物資の積み降ろしや一時保管に便利 な広い下屋スペース ・徒渉池周辺(中央広場)の大部分が舗装 されており休憩場所が少ない ※野球場で使用済みの人工芝を敷いて 対応中 わかりやすいメイン動線 ・施設、駐車場等の配置見直し 100台 150台 ・芝生広場、噴水などの設置 ・利用者動線のバリアフリー化 地域の防災・減災に貢献します 将来 新たに陸上競技場東側に整備する駐車場の地下に雨水調整池を整備することにより、下流域へ の河川流量を調整し、地域の防災・減災に貢献します。 新駐車場(イメージ) ・新たな駐車場を整備 ・駐車場の地下に雨水調整池※(V=4,500㎥)を整備 ※ 調整池: 洪水の原因となる雨水を 一時的に貯留して河川に 少しずつ流す施設 出入口 321台 下流域への河川流量を調整 噴水 広い屋根下と一体に なった憩いのスペース 地域の防災・減災に貢献 陸上競技場東側に新たに 150台程度の駐車場を整備