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August 12, 26
スライド概要
こいでです!
Kyutech ARISE 第2回学び合い交流セミナー 特別講演 AIに任せられること、 人にしかできないこと ― これからの学び直しを考える ― 小出 洋 九州大学 情報基盤研究開発センター 教授 2026年8月21日(金) QR ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL スライド公開用QR
小出 洋(こいで ひろし) 福岡で25年、社会人のみなさんと一緒に 学ぶ場をつくってきました。 福岡県警察 サイバー犯罪対策テクニカルアドバイザ 2014年から、地域の事件対応の現場と関わり続けています サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞 2026年3月受賞。人材育成の取り組みが評価されました 顔写真 (差し替え)
今日の問い AIで、人の仕事はなくなるのでしょうか?
A I の 現 在地 AIが、できるようになったこと 文章を書く 調べる プログラムを作る メールの下書き、議事録、 翻訳、報告書のたたき台 資料集め、要約、 比較表づくり 簡単な仕組みなら、 数分で試作品ができる もう「未来の話」ではなく、今日から使える道具です。
A I の 現 在地 AIは、とにかく速い 4,000万行 約1時間 世界中のサーバーを支える 基盤ソフト(Linux)の規模 AIが、人間が長年見落としていた 欠陥を見つけ出した時間 海外の研究チームがAIでLinuxカーネルを解析した実例(2026年)
A I の 現 在地 速くなった世界で、会社を守るということ AIで、見つけるのが速くなる 攻める側も、同じだけ速くなる だから、守りは ビジネスを止めないための「投資」 トラブルは「起きるかも」から 「いつか起きる」ものに 保険や避難訓練と、同じです。 損を防ぐ費用ではなく、続けるための備え。
A I の 現 在地 でも、AIは「決めて」くれません AIがしてくれるのは 案を出すまで 延期する 選ぶのは、人 予定どおり進める 選んだ結果に責任を持つのも、人 A案 B案 C案 まず調べる どんなに優秀な部下がいても、最後にハンコを押すのは社長です。
今日の結論 作業はAI、決めるのは人
物語 ある会社の、金曜日 金曜 17:00 週末 月曜 9:00 ニュースが届く どうする? 大事な納品 「お使いのシステムに 問題が見つかりました」 対応する時間は 二日しかない 大口のお客様への 納品が控えている ― さて、あなたがこの会社の社長なら、どうしますか ―
物語 会議室では、意見が割れた 「納品は延期すべきだ」 「予定どおりでいい」 「まず調べよう」 何かあってからでは遅い お客様との約束が先だ 慌てて動くのが一番危ない 慎重派 現場派 分析派 どの意見にも、一理ある。だから、まとまらない。
物語 なぜ、決められないのか 情報が揃わない 本当に危ないのか、うちに関係あるのか、まだ分からない 時間がない 月曜の朝は、待ってくれない 責任が伴う 延期しても、強行しても、誰かがその結果を背負う システムに限りません。仕入れ先の事故も、SNSの炎上も、同じ構図です。
物語 決められた会社は、何が違ったのか ① ② 確認する順番を 決めてあった 最後に決める人を 決めてあった 何から調べるかで迷わない 会議が「報告の場」で済む たった、これだけ。 火事の日に強いのは、消火器が多い会社ではなく、避難訓練をしている会社です。
学 び 直し 「決める力」は、練習で身につく 練習していない会社 練習している会社 本番で、初めて考える 一度、体験している 慌てる・もめる・遅れる 落ち着いて、決められる 学び直しの中身は、道具の使い方だけではありません。
学 び 直し 学び直しで鍛える、3つのこと 1 2 3 知っておく 決めておく 練習しておく 自分の会社に何があるか。 AIにどこまで任せるか。 いざという時の判断を、 何が止まると商売が止まるか。 どこから先は人が見るか。 平時のうちに体験しておく。 3つ目の「練習」こそ、一社ではできないこと。
学 び 直し 大学で、実際にやっています 「金曜日の物語」を、 みんなで体験する演習 九州大学の社会人向け講座 (SECKUN)では、業種の違う 受講生が同じテーブルで 「止めるか、続けるか」を 議論します。 講師が一方的に教える場ではなく、経験を持ち寄る場です。
学 び 直し みんなが、先生 業種が違えば、 判断の引き出しも違う。 製造業のサプライチェーンリスクの考え方 金融の「決裁を停めない」という対応方針 製造業 金融 医療における危機管理体制 自治体の住民対応 ―― 持ち寄れば、全員の財産になります。 学びの場 自治体 IT企業
まとめ 大学・企業・地域で、一緒につくる 大学 企業 地域 場をつくる 経験を持ち寄る 人が育ち、還る 演習を設計し、 現場の判断の実例が、 育った人が地域の会社を 異業種が出会う場を開く 何よりの教材になる 支え、次の人を育てる 判断の練習は、一人でも、一社でもできない。だから大学に、この役割がある。
今日の持ち帰り 作業はAI、決めるのは人。 学びと備えは、ビジネスを続けるための投資。 一緒に地域でのセキュリティを考えていきませんか? QR スライド公開用QR