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February 19, 25
スライド概要
未経験からWEBデザインをデジハリで学び、WEBデザイナーとして転職→副業→独立(制作会社経営&WEBデザインスクール講師)を継続。制作会社出身でもない自分が、なぜ独立をつづけてこれたのかを解説。WEBデザイナーとして、フリーランスや法人を目指す方からよく聞かれることへの、回答としてまとめました。
あくまで一例として「こんなやつでも、やっていける方法があるんだな」くらいの気軽さでご覧ください。
今回のスライドでは、デザインセンスも大してない自分が、どうして依頼されるのかについてです。
①サイトではなく、「起業家にサイトを届けるサービス」を売っているから
②クライアント経験を活かしているから
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから
④ディレクションも提供しているから
⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから
なぜ独立をつづけてこれたの? 築地のくせに、独立をつづけてこれた理由 ①ご紹介されやすくしたから ②作品ではなく、サービスを提供したから ←このスライドで、5つ解説 ③できることからやってきたから ④トラブルを前提でやってきたから ⑤理念があったから 5つの理由
イントロ ミッション:アンパンマンをたすけよ 「アンパ◯マン、新しい顔だよー!」 子ども向けの国民的アニメ、ア◯パンマン。 某ヒーローが、頭を交換するシーンはおなじみである。 目の前にいるのは、顔が濡れて弱ったヒーロー。 デザインがうまいデザイナーは、ここでよく間違える。「私は、上手にあんぱんをつくれます」と自己紹介するのだ。 アン◯ンマン的に、そこじゃない。 頭、いますぐ交換しないといけないの。 新しい頭を、投げてほしいの。 あんぱんがつくれるのは、大前提。 誰でもいいから、早くあんぱんを投げてほしいのだ。 ジャムおじさんがいなければ、バタ子さんでもよし。なんなら、チーズでも可。 求められているのは、あんぱんのクオリティじゃない。 それをピンチの際に、届けることなのだ。
周りからすっごい、不思議がられる Q. なぜ大してデザインセンスもないくせに、依頼が絶えないの? A. わたしが売っているのは、きれいなサイトじゃないからです。 わたしが売っているのは、相手が必要なサービスだからです。 イミフだと思いますので、ちゃんと解説します...... イントロ
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから なぜ大してデザインセンスもないくせに、依頼が絶えないの? ①サイトではなく、「起業家にサイトを届けるサービス」を売っているから ②クライアント経験を活かしているから ③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから ④ディレクションも提供しているから ⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから ①サイトではなく 「起業家にサイトを届けるサービス」 を売っているから
②作品ではなく、サービスを提供したから クライアントは何を求めている? ワーク :アンパ◯マンになったつもりで、パン屋の選考をしてください あんぱんの味、関係ないですよね? 求めるものは? アン◯ンマンの求めるサービス:頭を交換してくれるパン屋 例)現場に、あんぱんを届ける 例)100%の命中率で、パンをぶん投げる
アンパ◯マンが、パン屋を面接 どっちのパン屋がいい? ジャム氏、採用! 効果的な提案:頭の交換力 的外れな提案:おいしいパン ジャム氏 木村氏 非常時に備え、あんぱんを作り置き 戦闘現場まで、車で配達 的確な投擲で、頭を交換 あんこにこだわり 生地は小麦から厳選 日本一のおいしさ
②作品ではなく、サービスを提供したから 作品じゃなくて、サービスって? サイトをつくれるだけでは、受注できない 例) WEBデザイナー:超カッコいいサイトがつくれます! 起業家:いや、来週までにサイトつくれるか、しりたいんだけど......。 潜在顧客の状況を、知らないのはNG 相手の状況にあわせて、制作方法を提案する=サービス
重要なのは、商品じゃなくてサービス 利用状況で、サービスは変わる 利用者の状況で 必要なサービスがちがう 水が欲しい お風呂入りたい 蛇口から 料理したい 浄水器 オフィスに常設したい ウォーターサーバー 歩きながら飲みたい ペットボトル
サイトはサイトでも......。 依頼主の状況で、求めるサービスは変わる お客様の状況で、WEBデザイナーに 求めるサービスがちがう サイトがほしい 個人の趣味用 いつかほしい 一部上場企業 半年かけて、完璧なサイトが必要 起業家 テストマーケ用にいますぐほしい
クライアントの状況、知ってますか? ターゲットって、誰? 築地(起業家向けのデザイナー)の場合 うちの潜在顧客の特徴 サービスオーナー 起業家 新規事業担当者 スタートアップの社長... 依頼主 = 時間がない 予算がない 人手がない サービス内容が毎月変わる などを、周りにわかってほしい ↑のような、起業家の状況にあわせて、サイトをつくっている
起業家が、WEBデザイナーを面接 どっちのWEBデザイナーがいい? つきじ、採用! 効果的な提案:サバイバル能力 的外れな提案:デザイン力 つきじ 他のデザイナーさん 予定より前倒しで制作 デザインも、こっちであらかた決定 情報がない部分は、勝手に作文 最低限の体裁で公開を担保 受賞経験 デザインへのこだわり 丁寧さ
起業家にサイトを届けるサービス 「今月中に、サービス開始したいんです!」 「かしこまりました! サイトを今月中に公開ですね! ミッション:起業家にサイトを納品せよ ところで、本日は17日ですね!」 うちの場合、すべての案件が「なるはや」である。 1時間でも早く、サイトを公開したい依頼主。 一方で、サービス内容は未確定なのだ。 サービス内容考えてる途中で、サイトの依頼がくる。 クライアントは、テキストなんか書いている暇がない。 誤字脱字のチェックなんか、やってられない。 サイトのデザインは、営業先で好感が得られそうなら、とりまOK。 来月にはサービス内容変わってるから、さっさと公開して、修正を繰り返したい。 あ、バナーも必要だった。もー。依頼する時間もないわー。 という方々ばかりなのだ。 彼らを救うのは、サイトを丁寧にじっくりつくる、デザインセンスではない。 サイトの公開までの、スピードなのだ。1時間でも早い、高速な納品である。
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから ②クライアント経験を 活かしているから
②クライアント経験を、活かしているから クライアントは、どうしてほしい? ワーク :クライアントが何をもとめているか、書き出してみてください だいたい、妄想ですよね? 実際は? 例) よくある方法1)ユーザー目線で考える よくある方法2)ユーザー調査をする 結局、他人ごとだよね? ......本当にわかる?
②クライアント経験を、活かしているから クライアントがどうしてほしいか、どうしたらわかる? クライアントにならないと「どうしてほしいのか」わからない 例)当事者にならないと、「大変さ」がわからないこと バイキンマンとの戦い 虫歯治療、抜歯 奨学金の返済 海外留学 結婚、離婚 起業、倒産 留年 闘病、手術 制作依頼 他人として話を聞くだけでは、浅い 実際に当事者になることで、「本当にしてほしいこと」がわかる
②クライアント経験を活かしているから 自分がムカつくことは、相手にしない 「修正、週明けになります」 「そ、そんな.....」 ディレクターとして、制作会社の代表として、起業家として。 築地も、あらゆる立場で、WEBデザイナーやコーダーへ依頼をしていた。 依頼経験だけなら、10年近くになる。 その中で感じることがある。 「マジで、助けて。」 めちゃくちゃなスケジュールの中で、期日が迫り、社長はレスが遅く、会議のたびに内容がひっくり返る。 なんとか形にしようと、社長と担当のデザイナーとの間で四苦八苦する。 社長は制作工程のことがわからないから、むちゃくちゃな期日を言ってくる。 デザイナーは企画状況なんか知ったではないから、修正が頻発することに憤りを感じる。 クライアントにも、WEBデザイナーにも言いたいことが100個くらいある。 私がクライアントだったら、こんな指示をださない。私がWEBデザイナーだったら、こんな対応はしない。 それが、自社のサービスの根幹にある。
ターゲットって、誰? 築地が経験した、依頼者の立場 依頼主としての経験 事業会社のWEBディレクター 社内外のWEBデザイナー、コーダーへ自社ECサイトの制作依頼 社内のWEBデザイナー、コーダーの採用担当 事業会社のWEBデザイナー スマホアプリ、企業サイトをデザインし、社内の開発者へ開発依頼 バナーやLPを社外の制作会社へ依頼 副業 他のWEBデザイナーと共同受注。サイトのコーダーを担当 独立後 自身が起業家になる 自社や他案件の制作を、他のWEBデザイナーに依頼
②クライアント経験を活かしているから クライアントの声 ) 依頼主としての、WEBデザイナーへの希望 WEBデザイナーに、感じていた不満 😭 秒で返事がほしい(レス遅い ) 🙇 制作、修正速度を限界まで上げてほしい(待ち時間つらい😭) 修正に文句いわないでほしい(わかってくれ😭) 期日を守るために、どんどん提案してほしい(時間との戦い⏰) 自分でスケジュール考えて(バッファー込みで逆算して🙇♂️) 長文おくってこないで(読んでる時間ないから!😢) 土日や夜間も早朝も対応してほしい(いつでも対応してくれ ) 依頼主としての、本音 回答を待たずに、提案型でうごいてほしい(待たずに進めて!) 🖐️ 上の意味不明な指示にも、従ってほしい(皆までいうな ) 😇 もっと、デザイン練習してくれ(効率とか、センスとか上げて🙇♂️) ......。 トラブルやミスは、自主的に対応してほしい(誤字直しといて )
②クライアント経験を活かしているから 性格がわるいって? そうね! 築地のいいところは、顔だけ! でも、依頼主として、困った経験があるから WEBデザイナーとして、的確な提案ができるんだと思います。 脳筋な結論 クライアントが求めるWEBデザイナーになりたいなら まずは、自分がクライアントになるのが確実
サービスづくりのステップ 築地の場合 ユーザー体験 クライアントとして、WEBデザイナーへの依頼経験がある ユーザーニーズ WEBデザイナーに、何をしてほしいのかわかる サービスづくり クライアントが求めるサービスがわかる メニューづくり 料金や期間、無料のオプションなどの条件の目安がわかる サービス提供 クライアントの目的達成を、WEBデザインで助けられる (過去の自分と似た状況の)クライアントに必要な、WEBデザイナーになれる
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから ③依頼しやすくするために メニューをつくっているから
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから どんなメニューが必要? ワーク :他のデザイナーに、WEBサイトを頼んでみてください 価格設定とか、期間とか、迷いますよね? 依頼しにくい たたき台になる「メニュー」があると、依頼内容を相談しやすい それでOK 例)LPは15万円、2週間くらい 例)バナーは5千円、3日くらい もっと早くして! もっと安くして!
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから メニューを見ながらなら、注文しやすい 「ビッグマック1点。コーラ1点。合計で1500円になります。」 メニューというと、飲食店のメニューが思い浮かぶのではないだろうか。 メニュー表には、価格も、注文できる食品も決まっている。 制作会社の場合、メニューがないところが多い。 サイトは、オーダーメイドだからだ。 案件ごとに、条件も、つくるものも違うから、都度見積りで対応しているためだ。 しかし、うちの場合、のんびりお見積りなどしていられない。 30分以内に価格、期日、制作内容を決めないといけないこともある。 クライアントが、依頼内容を考える時間を最短にする必要がある。 とにかく目安を出して、希望にあわせて詳細を決められるよう、サポートする。 マクドナルドばりに、効率よく注文を聞きださねばならい。 「この価格で、この期間で、だいたいこんなサイトができますよ!」といって、希望を聞き出すのだ。 オーダーはいりまーす!
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから メニューは目安 メニューがないと、依頼しにくい! 例) WEBデザイナー)Q.予算いくらですか? Q. 15万円で、2週間でどう? クライアント)A.えーっと汗 A. あ、もっと早く必要です! メニューはあくまで、だいたいこんなもんかな?って内容 交渉前提でつくる
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから 選択肢が必要 具体的に聞かれると、考えやすい 例) お母さん)今日お昼なにがいい? Q. ラーメンとカレーどっちがいい? 子供)なんでもいい A. カツ丼がいい 選択肢を提示されると、希望を考えだす
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから LP うちの場合の、目安のメニュー 15万円、2週間 バナー 5千円(シンプルなら3千円)/パターン 3日 スライド 15万円/30ページ 1週間 「これでいいですか?」って聞くと、はじめて色々、考え出す クライアントが、依頼内容を考えやすくするために、メニューをつくる
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから 最低限必要な情報 詳細をきめて、依頼にする 制作物 なにつくってくれるの? 料金 いくらくらいで、つくってくれるの? 制作期間 どのくらいの日数がかかるの? 実績 これまでに、だれが依頼したの? 作品イメージ どんなサイトをつくれるの? これらを元に 希望を考えだす
③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから メニューがなくても、受注はできる 「WEBサイト、つくれなくても受注できるんだ......。」 私が大したデザイン力もないときから、案件を受注しはじめたのは2つのエピソードに背中を押されたからである。 ①メタップスの社長 プログラミングができないのに、「つくれます」といって、案件を受注。 案件をとってから、プログラミングを学んで納品したらしい。 ※詳しくは、「お金2.0」という本を読んでね ②先輩の事例 全然制作ができない、WEBデザイナースクールのとある先輩。 先輩は制作できないが、営業力があり、他のデザイナーに制作依頼をして、かなり稼いでいるという話。 築地も副業をしていたとき、細かいメニューはなかった。 でも、周囲に「サイトつくれるようになった」と伝えたら、案件が受注できたのだ。 独立後、メニューを作ったら、さらに依頼が増えた。 メニューは、サービスを説明しやすくしているだけだ。とにかく、自分に発注できることが伝わればOK。
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから ④ディレクションも提供しているから
④ディレクションも提供しているから 注文したら、自動でできると思ってる 「でき上がりましたら、お席までお持ちします」 飲食店で注文したら、あとは席で待つだけ。 サイトをはじめて注文する人は、同じながれだと思っていることが多い。 まさか厨房に呼ばれて、「火加減は?」とか「塩加減は?」とか、いちいち聞かれると思ってない。 シェフじゃないんだから、知らんがな! プロなら、美味しいものを勝手につくってくれ!って感じだろう。 しかし、サイトの場合、オーダーメイドなのだ。 クライアントへの確認事項はもちろん、クライアント自身にしかできないタスクもある。 ところが、クライアントはサイトの制作工程など知らない。 だから、WEBデザイナーがディレクターを兼任しないといけないのだ。 WEBデザイナーが、スケジュールを決めて。仮で素材をそろえて。色やらフォントを決めて。 SNSシェア画像も勝手に用意する。 分析ツールの設定やドメインの契約手続きは、クライアントに作業を解説しながら進める。 注文をうけたら、自分が制作プロジェクトのリーダーにならないといけない。 自分が、クライアントに代わって、制作プロジェクトを指揮しないといけないのだ。
④ディレクションも提供しているから 進行をまかせたいよね? ワーク :WEBサイトを依頼したデザイナーに、何を期待しますか? 期日までの進行管理も、やってほしいですよね? ディレクションして デザイナーに指示してほしい:依頼主が知らない点もカバー 例)ドメイン契約しないといけないんですよ、一緒に手続きしましょう。 例)プライバシーポリシーページ、仮文で用意しておきました。
④ディレクションも提供しているから ディレクションも、依頼に含まれる サイトをつくれるだけでは、期日内に納品できない 例) 納品するまでの進行管理、トラブル対応、タスクの指示......。 プロジェクト管理ができないと、サイトを納品できない。 クライアントはディレクションできない 制作工程を知っているWEBデザイナーが、ディレクターもやる
④ディレクションも提供しているから サイトの依頼に、ディレクションも含まれる 制作工程を知っているWEBデザイナーが 進行管理しないといけない理由 = クライアントが、知らないタスクが80% 内容とイメージ伝えたらOK いやいやいやいや やることめっちゃあるから! クライアント WEBデザイナー 参考集め 競合分析 スケジュール決め タスク分担 テキスト準備 画像準備 デザインと開発、チェック、修正 フォーム設定 プライバシーポリシーページ作成 ドメイン購入 サーバーとドメインの連携 サーバー契約 OGP設定 ファビコン設定 分析ツール連携 公開、公開後の修正対応
④ディレクションも提供しているから 間に合わせる、なんとしてでも 例)納期を守るための工夫 スケジュール 数日バッファーを持たせて組む。 作業速度 予定の1/2〜1/3で前倒しで作業。 トラブル ある前提。予測して動く。 タスク期日 クライアントのタスクにも、期日を決める。前倒しで催促。 タスク実行 クライアントのタスクを、待たない。一緒にやるor勝手にやる。 タスク例 サンプルテキストや参考を用意して、作業しやすくする。 完成度 未完成部分は後日にまわし、最低限で公開。後日修正して、再公開。 遠慮なし
④ディレクションも提供しているから ディレクターの仕事は、遠慮しないこと 「遠慮したらダメよ」 とある企業のWEBデザイナーをしていたときのこと。 開発部門をまとめる、ベテランのディレクターの上司がいた。 何人もの開発者の男性たちをまとめて、テキパキと指示を出す。 プロジェクトをガンガン進めていく。 上司から教わったのは、「プロジェクトのために、誰にも遠慮したらだめ」である。 ディレクターの仕事は、納期内に納品することだ。 開発者や社長の都合、機嫌、予定や体調、自分との立場や関係性などなど。 プロジェクトのためには、一切気にしてはいけないとのこと。 「いつまでに作業できそうですか? 代わりに〜ではなダメすか? 手が空いてる人、こっち優先して」 すごい勢いで複数プロジェクトのトラブルを回避して、作業を進めていく。 社長や役員たちとの交渉も、開発者たちへの指示も、一切遠慮がないことでプロジェクトが守られていた。 独立後、納期を守れたのは彼女の働き方を知れたおかげである。
④ディレクションも提供しているから 築地の場合 クライアントに必要なサービス 緊急搬送な状態で、サイトを依頼 🚑 2つそろって サービスになる + WEBサイト制作 サービス内容から、検討中 🤔 ディレクション 納期までの時限爆弾 💣 = やばい納期でも納品するWEBデザイナー(築地)へ、依頼がくる
独立をつづけてこれた理由 ②作品ではなく、サービスを提供したから ⑤クライアントが「得した」と 思うようにしてるから
⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから せっかくならお得な方がいい ワーク :価格が同じ商品なら、どちらを選ぶ? 無料特典が、多い方ですよね? お得感だいじ いろんなサービスが、お得感でライバルと比べられる ポイント10倍 レディースデイ 次回使える無料券 30%オフ 2個買ったら1個無料 お子様無料
⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから UXデザインは、競合争いに勝つためにある 「隣の米屋より、たっぷりすくってあげるのよ。そうしたら、またうちに買いにくるから」 祖母が小学生のとき。妹と一緒に、道で米を売っていたそうだ。 商店街でござを引いて、並んで米を売る。 隣にも、向かいにも、大人たちが出す米屋。 競合に勝つために祖母が考えたのは、米を他の店より「器にたっぷり盛ってみせる」ことだった。 他の店より米をお得に買えたと思った客は、また祖母の店に米を買いにくるのだ。 「損しないように、米を器のスレスレまでしか入れない店は、ケチだと思われるからね。」 これが、私が生まれて初めて商売を学んだ瞬間である。 後に、ユーザー体験やら、UXデザインやら、かっこいい名前で、曖昧な呼ばれ方をするようになったそれ。 サービスには絶対に競合がいる。同じサービスなんて、山のようにある。代替手段があるのだ。 価格以外で競合たちに勝つには、価格以外の「お得感」が必要なのだ。 お客様が素人でもわかる、「得したな!」っていうユーザー体験を提供する必要がある。
改めて、起業家が、WEBデザイナーを面接 どっちのWEBデザイナーがいい? つきじ、採用! お得感がある お得感がない つきじ 公開無料 SNSシェア画像1枚無料 修正回数無制限 ドメイン連携無料 フォーム設定無料 ......。 他のデザイナーさん 特典なし
⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから お得感も、いろいろ タイパの良さ 接客の良さ 作業の特典 予定より早く納品 待ち時間の少なさ 修正に柔軟に対応 気の利いた提案 無料で公開 無料でSNS画像制作 得した!
⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから スピードという、お得感 例)築地が、「はやい」と感じてもらうためにしていること 1. チャットは即レス。短文。スタンプ・リアクションマーク多用。メールはNG。 2. MTGは最低限(無駄話を削減) 3. 初回面談30分中に、条件確定(当日中に、見積もりとデザイン参考を送る) 4. 予定の1/2〜1/3のはやさで、前倒しで作業 5. クライアントの作業の遅れをあらかじめ防止(修正指示、素材受領は放置しない) 6. テキストが来ないならMTGで一緒にライティングor資料をもらって勝手に書く 7. デザインは基本1案で、迷わせない 8. 修正は多くても翌日中
独立をつづけてこれた理由 なぜ大してデザインセンスもないくせに、依頼が絶えないの? ①サイトではなく、「起業家にサイトを届けるサービス」を売っているから ②クライアント経験を活かしているから ③依頼しやすくするために、メニューをつくっているから ④ディレクションも提供しているから ⑤クライアントが「得した」と思うようにしてるから おさらい
まとめ 築地は、WEBサイトじゃなく、WEB制作サービスを売ってます 起業家のために、サイト制作サービスを提供 1. サイトのデザイン力ではなく、「納品力」が売り 2. 依頼主としての不満を、サービスづくり活かす 3. メニューみせて、受注しやすく 4. クライアントに代わって、ディレクションも実施 5. お得感があると、なおよし こんなやつもいる
サービスの好みは、ひとそれぞれ...... 薬局も、ヘアサロンも、服のブランドもたくさんあるし 同じサービスでも、魅力がちがう 結局、「自分が依頼したいWEBデザイナー」になればいいのかな
自分でも依頼したくなるサービス、つくってみてね
5つの理由 なぜ独立をつづけてこれたの? 今回は、「サービスのつくりかた」ついて話しました。 次回は、「独立のステップ」についておはなしします。 ①ご紹介されやすくしたから ←過去のスライドで、6つの工夫を解説 ②作品ではなく、サービスを提供したから ③できることからやってきたから ④トラブルを前提でやってきたから ⑤理念があったから ←このスライドで、5つ解説 ←次のスライドで解説