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May 15, 25
スライド概要
株式会社fonfunは東京証券取引所スタンダード市場の上場企業で、DXソリューション・クラウドソリューションを展開するテックカンパニーです。2023年7月にはサイブリッジグループによるTOB(株式公開買付)が実施され、新たな経営体制のもと新中期経営計画を発表しました。時価総額100億円の達成を目標とし、「DX」事業基盤の強化に向けてエンジニア採用の強化や戦略的なM&Aを積極的に進めています。 ■会社概要 会社名:株式会社fonfun(東証スタンダード:証券コード2323) 本社:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚JMFビル笹塚01 6階 代表者:代表取締役 水口 翼 設立:1997年03月03日 資本金:174,972千円 事業内容:ソフトウェア開発事業を中心とするDXソリューション、SaaSや自社プロダクトの運営を行うクラウドソリューションの提供
2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) 2025年5月15日 上場取引所 東 URL https://www.fonfun.co.jp/ (氏名) 水口 翼 上 場 会 社 名 コ ー ド 番 号 代 表 者 株式会社fonfun 2323 (役職名) 代表取締役社長 問合せ先責任者 (役職名) ソリューション本部長 取締役 兼 コーポレート 定時株主総会開催予定日 2025 年6月 26 日 配当支払開始予定日 2025 年6月 27 日 決算補足説明資料作成の有無 :有 決算説明会開催の有無 :有 (氏名) 八田 修三 TEL 03-5365-1511 有価証券報告書提出予定日 2025 年6月 27 日 (百万円未満切捨て) 1.2025年3月期の業績(2024年4月1日~2025年3月31日) (1)経営成績(累計) (%表示は、対前期増減率) 調整後営業利益 (EBITDA) 売上高 2025年3月期 2024年3月期 営業利益 経常利益 当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 1,268 699 81.3 78.0 268 121 120.5 160.9 149 74 100.5 617.4 163 92 77.9 342.6 169 68 148.5 260.4 1株当たり 当期純利益 潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 円 銭 円 自己資本 当期純利益率 銭 総資産 経常利益率 % 売上高 営業利益率 % % 2025年3月期 24.63 24.61 21.8 10.4 11.8 2024年3月期 10.22 ― 11.7 9.5 10.7 (注1) 調整後営業利益(EBITDA) = 営業利益+のれん償却費+顧客関連資産償却費+減価償却費+株式報酬費用 (注2) 2025年2月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に当該株式分割 が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しております。 (2)財政状態 総資産 純資産 自己資本比率 百万円 1株当たり純資産 百万円 % 円 銭 2025年3月期 2,149 957 43.5 133.62 2024年3月期 1,008 621 61.3 92.62 (参考) 自己資本 2025年3月期 935百万円 2024年3月期 617百万円 (注)2025年2月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に当該株式分割が 行われたと仮定して、1株当たり純資産を算定しております。 (3)キャッシュ・フローの状況 営業活動による キャッシュ・フロー 投資活動による キャッシュ・フロー 財務活動による キャッシュ・フロー 現金及び現金同等物 期末残高 百万円 百万円 百万円 百万円 190 175 △1,217 288 875 △89 661 657 2025年3月期 2024年3月期 2.配当の状況 年間配当金 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 円 銭 円 銭 円 期末 銭 円 配当金総額 (合計) 合計 銭 円 2024年3月期 ― 0.00 ― 0.00 2025年3月期 ― 0.00 ― 3.00 2026年3月期(予想) ― 0.00 ― 0.00 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無 2025年3月期の期末配当の内訳 普通配当0円00銭 記念配当3円00銭 配当性向 純資産 配当率 銭 百万円 % % 0.00 3.00 0.00 ― 21 ― 12.4 ― ― 2.7 3.2026年3月期の業績予想(2025年4月1日~2026年3月31日) 売上高 通期 営業利益 (%表示は、対前期増減率) 1株当たり 当期純利益 当期純利益 経常利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 1,658 30.7 187 25.3 176 7.9 176 4.1 円 銭 25.17
※ 注記事項 (1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 ② ①以外の会計方針の変更 : 無 ③ 会計上の見積りの変更 : 無 ④ 修正再表示 : 無 (2)発行済株式数(普通株式) ① 期末発行済株式数 (自己株式を含む) 2025年3月期 7,098,040株 2024年3月期 6,761,840株 ② 期末自己株式数 2025年3月期 94,944株 2024年3月期 91,882株 ③ 期中平均株式数 2025年3月期 6,876,256株 2024年3月期 6,670,633株 2025年2月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に当該株式分 割が行われたと仮定して、期末発行済株式数、期末自己株式数、期中平均株式数を算定しております。 ※ ※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 (将来に関する記述等についてのご注意) 本資料に記載されている事業見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると 判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業 績等はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に 当たっての注意事項等については、添付資料P.4「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し」をご覧ください。 (決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法) 当社は、2025年5月20日(火)にライブ配信による決算説明会の開催を予定しております。また、使用する決算 説明会資料はTDnetで本日開示するとともに、当社ウェブサイトにも掲載する予定です。
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 ○添付資料の目次 1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2 (1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2 (2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3 (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………4 (4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………4 2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………4 3.財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………5 (1)貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………5 (2)損益計算書 …………………………………………………………………………………………………7 (3)株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………9 (4)キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………11 (5)財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………13 (継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………13 (企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………13 (セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………18 (持分法損益等) …………………………………………………………………………………………………22 (1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………22 (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………23 1
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 1.経営成績等の概況 (1)当期の経営成績の概況 当事業年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の当社を取り巻く環境に関しては、デジタルトランスフォーメーシ ョン(以下、DX)市場やクラウド関連事業において、クライアント企業の産業全体に変革を起こすDXへの取り組みが より一層加速しており、また経済産業省を中心とした政府が掲げるDXレポートにおいても、「2025年の崖」と称され る複雑化、老朽化、ブラックボックス化した既存システムが残存した場合に想定される国際競争力の低下などの諸課 題への解決にむけて、DXシナリオの重要性が高まるなど、高成長が期待される市場として注目されております。 DXソリューション事業においては、クライアント企業のレガシーシステムからの脱却のDX支援を行っており、技術 解決の知見を蓄積させ、加えてDXの事業基盤構築に向け、グループ全体でのエンジニア、デジタル人材の拡大を着実 に図ってまいりました。また、クラウドソリューション事業においてもSMS配信サービス「バンソウSMS」に加え、ク ラウド電話「CallConnect」、飲食店向け日次決算プラットフォーム「れすだく」など、ストック収益のビジネスの拡 充をしております。このような状況の中、当社は「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」をミッションとして 掲げ、社会貢献に資するDXソリューションを提供できるよう当社の既存事業の収益を維持しつつ、新たなサービスの 企画・提供を実施しております。 【当事業年度の実績】 以上の方針のもと、当事業年度の業績は、以下のとおりとなりました。 2024年3月期 2025年3月期 前年同期比 売上高 699百万円 1,268百万円 568百万円 81.3% 営業利益 74百万円 149百万円 75百万円 100.5% 経常利益 92百万円 163百万円 71百万円 77.9% 当期純利益 68百万円 169百万円 101百万円 148.5% 当社の各セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 なお、当事業年度より、セグメントを従来の「リモートメール事業」「SMS事業」「ボイスメール事業」「受託開発 ソフトウェア事業」「その他事業」から、「クラウドソリューション事業」「DXソリューション事業」のセグメント に変更しております。 (セグメント別売上高) 2024年3月期 2025年3月期 前年同期比 クラウドソリューション事業 559百万円 798百万円 238百万円 42.7% DXソリューション事業 140百万円 470百万円 330百万円 235.1% 合計 699百万円 1,268百万円 568百万円 81.3% 2
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (セグメント別営業利益又は損失△) 2024年3月期 2025年3月期 前年同期比 クラウドソリューション事業 137百万円 263百万円 125百万円 91.4% DXソリューション事業 47百万円 80百万円 32百万円 68.2% △110百万円 △194百万円 △83百万円 75.2% 74百万円 149百万円 75百万円 100.5% 調整額 合計 ① クラウドソリューション事業 クラウドソリューション事業は、当社が以前より提供しております、SMS配信サービス「バンソウSMS」やモバ イル端末向けWebメールサービス「リモートメール」をはじめとする、主にSaaS型のサービス群を包含する事業と なります。当期においてはM&Aによりクラウド電話システム「CallConnect」や、飲食店向け日次決算プラットフ ォーム「れすだく」など、SaaSプロダクトの拡充をしております。それらの結果、当期において、売上高は前期 比42.7%増の798百万円となりました。セグメント利益は、売上高の拡大により、前期比91.4%増の263百万円と なりました。 ② DXソリューション事業 DXソリューション事業は、顧客それぞれのニーズにより向き合い、データとテクノロジー、顧客のビジネスへ の深い理解をもって、企業・社会全体のDX化を推進し顧客と共にビジネスをプロデュースしていく事業となりま す。「ソフトウェア開発」、「技術者派遣」などの具体的なソリューションを通じてDX化を支援しておりま す。当期において、売上高は前期比235.1%増の470百万円となりました。また、セグメント利益も、売上高の拡 大により、前期比68.2%増の80百万円となりました。 (2)当期の財政状態の概況 当事業年度末の総資産は2,149百万円となり、前事業年度末に比べ1,140百万円の増加となりました。その主な要因 は、流動資産における売掛金の81百万円の増加、現金及び預金の33百万円の増加、無形固定資産におけるのれんの804 百万円の増加、顧客関連資産の136百万円の増加、繰延税金資産の68百万円の増加等であります。 負債につきましては、1,191百万円となり、前事業年度末に比べ804百万円の増加となりました。その主な要因は、 流動負債における1年内返済予定の長期借入金の143百万円の増加、未払金の30百万円の増加、未払費用の29百万円の 増加、前受金の10百万円の減少、固定負債における長期借入金の583百万円の増加等であります。 純資産につきましては、957百万円となり、前事業年度末に比べ335百万円の増加となりました。 3
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (3)当期のキャッシュ・フローの概況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、661百万円となりました。当事業年度における各 キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は190百万円となりました。この主な要因は、税引前当期純利益47百万円、のれん償 却額80百万円、減損損失74百万円、抱合せ株式消滅差損益47百万円の資金増等に対し、立替金の増加額39百万円、 未収入金の増加額23百万円、未払金の減少額22百万円の資金減等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,217百万円となりました。この主な要因は、子会社株式の取得による支出1,130 百万円、定期預金の預入による支出50百万円、事業譲受による支出43百万円、定期預金の払戻による収入20百万円 等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は875百万円となりました。この主な要因は、長期借入による収入959百万円、長期 借入金の返済による支出232百万円、株式の発行による収入149百万円等によるものであります。 (4)今後の見通し 今後の事業環境においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)への需要が継続的に高まる一方、急速に 進行した円安やウクライナ情勢の長期化などに伴う資源・エネルギー価格の上昇、米新政権の不確定要素などマク ロ経済の変動や技術革新の加速といった課題も存在します。当社は、これらの環境変化を的確に捉え、持続的な成 長を実現するための戦略を推進してまいります。 クラウドソリューション事業の今後の見通しと注力ポイントとしては、既存サービスの機能強化や利便性向上を 図り、顧客満足度を高めることで、解約率の低減と安定収益の維持・拡大を目指します。DXソリューション事業に おいては、重点施策として、受託開発及びSES体制を強化し多様な開発手法に対応できるケイパビリティの拡大を目 指します。戦略的なM&AとしてDX・ソフトウェア開発企業、IT技術リソース提供(SES企業等)等の領域をターゲッ トとし、技術力、顧客基盤、人材獲得を推進し、早期にグループ全体でエンジニア100名体制を構築します。 当社は、長期的な経営ロードマップにおいて「DX」をコアコンピタンスと再定義し、「DX」による付加価値の最 大化を通じて企業価値向上を目指す企業集団への変革を進めております。企業努力と改善の歩みをとめることなく 新規のお客さまの獲得・既存のお客さまへのサポート等を通じて、テックカンパニーとして更なる付加価値の提供 に努めます。その結果、更なる成長を続けることで、2026年3月期の業績見通しは、売上高1,658百万円、営業利益 187百万円、経常利益176百万円、当期純利益176百万円と高い成長率の業績を見込んでおります。 2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 当社は、財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で財務諸表を作成する 方針であります。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、今後の事業展開や国内外の諸情勢を考 慮の上、適切に対応していく方針であります。 4
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 3.財務諸表及び主な注記 (1)貸借対照表 (単位:千円) 前事業年度 (2024年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 売掛金 仕掛品 前払費用 短期貸付金 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物 減価償却累計額及び減損損失累計額 建物(純額) 工具、器具及び備品 減価償却累計額及び減損損失累計額 工具、器具及び備品(純額) 有形固定資産合計 無形固定資産 のれん 顧客関連資産 商標権 ソフトウエア 無形固定資産合計 投資その他の資産 関係会社株式 長期前払費用 出資金 長期未収入金 敷金及び保証金 繰延税金資産 破産更生債権等 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 5 当事業年度 (2025年3月31日) 677,930 123,769 380 10,712 ― 1,674 △645 813,822 711,061 204,905 ― 15,118 270 7,337 △197 938,495 8,179 △6,435 1,743 125,162 △123,777 1,384 3,128 8,179 △6,784 1,394 20,455 △19,813 642 2,036 124,948 ― 1,268 155 126,372 929,450 136,742 961 5,012 1,072,167 16,100 1,167 20 774,316 20,353 27,560 ― 0 △774,316 65,202 194,702 1,008,524 16,100 3,673 10 772,986 20,562 95,892 71 0 △772,986 136,310 1,210,514 2,149,010
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (単位:千円) 前事業年度 (2024年3月31日) 負債の部 流動負債 買掛金 1年内返済予定の長期借入金 未払金 未払費用 未払法人税等 未払消費税等 前受金 預り金 賞与引当金 受注損失引当金 その他 流動負債合計 固定負債 長期借入金 退職給付引当金 固定負債合計 負債合計 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 資本準備金 資本剰余金合計 利益剰余金 その他利益剰余金 繰越利益剰余金 利益剰余金合計 自己株式 株主資本合計 新株予約権 純資産合計 負債純資産合計 6 当事業年度 (2025年3月31日) 41,292 63,761 21,515 4,891 290 22,076 18,507 1,405 4,144 3,005 37 180,924 69,632 207,524 51,298 33,942 530 26,909 8,423 3,611 ― ― 13 401,885 185,515 20,352 205,867 386,792 768,614 21,194 789,808 1,191,693 100,000 10,000 607,299 607,299 847,245 847,245 85,650 85,650 △175,176 617,773 3,958 621,732 1,008,524 254,999 254,999 △176,485 935,759 21,557 957,316 2,149,010
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (2)損益計算書 売上高 売上原価 情報サービス売上原価 版権料 売上原価合計 売上総利益 販売費及び一般管理費 広告宣伝費 販売促進費 役員報酬 給料及び手当 法定福利費 地代家賃 支払手数料 減価償却費 のれん償却額 顧客関連資産償却額 研究開発費 退職給付費用 貸倒引当金繰入額 賞与引当金繰入額 その他 販売費及び一般管理費合計 営業利益 営業外収益 受取利息及び配当金 受取保険金 経営指導料 貸倒引当金戻入額 その他 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 支払保証料 雑損失 営業外費用合計 経常利益 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 699,744 (単位:千円) 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 1,268,700 292,118 32 292,150 407,594 678,061 43 678,104 590,596 12,834 879 30,000 78,462 19,445 13,922 88,149 1,674 42,140 ― 131 3,645 △158 10,173 31,675 332,976 74,617 13,270 ― 31,800 77,154 18,414 15,594 107,812 1,731 80,689 18,516 ― 1,901 △134 6,776 67,434 440,961 149,634 32 20,425 ― 1,310 751 22,520 350 ― 21,000 1,330 3,965 26,645 3,743 579 702 5,024 92,112 11,117 ― 1,261 12,378 163,902 7
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 特別利益 抱合せ株式消滅差益 事業譲渡益 特別利益合計 特別損失 固定資産除却損 抱合せ株式消滅差損 減損損失 特別損失合計 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 当期純利益 8 (単位:千円) 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 42,771 ― 42,771 3,578 5,000 8,578 1,511 ― 92,497 94,008 40,875 290 △27,560 △27,270 68,146 62 51,125 74,010 125,198 47,282 571 △122,637 △122,066 169,348
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (3)株主資本等変動計算書 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:千円) 株主資本 資本剰余金 利益剰余金 資本金 その他利益剰余金 資本準備金 資本剰余金合計 利益剰余金合計 繰越利益剰余金 当期首残高 100,000 607,299 607,299 17,503 17,503 68,146 68,146 当期変動額 当期純利益 新株の発行 自己株式の取得 減資 株主資本以外の項目 の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 ― ― ― 68,146 68,146 100,000 607,299 607,299 85,650 85,650 株主資本 新株予約権 自己株式 当期首残高 △174,773 純資産合計 株主資本合計 550,029 ― 550,029 当期変動額 当期純利益 68,146 68,146 △402 △402 新株の発行 自己株式の取得 △402 減資 株主資本以外の項目 の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 3,958 3,958 △402 67,744 3,958 71,703 △175,176 617,773 3,958 621,732 9
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:千円) 株主資本 資本剰余金 利益剰余金 資本金 その他利益剰余金 資本準備金 資本剰余金合計 利益剰余金合計 繰越利益剰余金 当期首残高 100,000 607,299 607,299 85,650 85,650 74,972 74,972 74,972 169,348 169,348 △164,972 164,972 164,972 △90,000 239,945 10,000 847,245 239,945 169,348 169,348 847,245 254,999 254,999 当期変動額 当期純利益 新株の発行 自己株式の取得 減資 株主資本以外の項目 の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 株主資本 新株予約権 自己株式 当期首残高 △175,176 純資産合計 株主資本合計 617,773 3,958 621,732 当期変動額 当期純利益 169,348 169,348 新株の発行 149,945 149,945 △1,308 △1,308 自己株式の取得 △1,308 減資 株主資本以外の項目 の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 17,598 17,598 △1,308 317,985 17,598 335,583 △176,485 935,759 21,557 957,316 10
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (4)キャッシュ・フロー計算書 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 減価償却費 減損損失 のれん償却額 顧客関連資産償却額 株式報酬費用 貸倒引当金の増減額(△は減少) 賞与引当金の増減額(△は減少) 退職給付引当金の増減額(△は減少) 受注損失引当金の増減額(△は減少) 長期未収入金の増減額(△は増加) 受取利息及び受取配当金 支払利息 受取保険金 固定資産除却損 抱合せ株式消滅差損益(△は益) 事業譲渡損益(△は益) 売上債権の増減額(△は増加) 仕掛品の増減額(△は増加) 立替金の増減額(△は増加) 未収入金の増減額(△は増加) 前払費用の増減額(△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少) 未払金の増減額(△は減少) 未払費用の増減額(△は減少) 未払消費税等の増減額(△は減少) 前受金の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 保険金の受取額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー 40,875 5,128 92,497 42,140 ― ― △1,468 335 △1,544 3,005 1,310 △32 3,743 △20,425 1,511 △42,771 ― △8,609 2,219 3,765 659 3,914 △1,310 1,485 827 24,480 5,353 2,638 159,729 25 △3,618 20,425 △580 175,982 11 (単位:千円) 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 47,282 2,271 74,010 80,689 18,516 17,598 △1,777 △4,144 842 △3,005 1,330 △350 11,117 ― 62 47,546 △5,000 4,190 3,962 △39,625 △23,088 2,530 14,171 △22,767 △2,454 △5,899 △10,346 △3,330 204,330 350 △12,469 ― △1,681 190,529
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 貸付金の回収による収入 貸付けによる支出 子会社株式の取得による支出 事業譲受による支出 敷金及び保証金の差入による支出 定期積金の預入による支出 定期預金の払戻による収入 保険積立金の積立による支出 保険積立金の解約による収入 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の純増減額(△は減少) 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 株式の発行による収入 新株予約権の発行による収入 自己株式の取得による支出 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 現金及び現金同等物の期首残高 合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 現金及び現金同等物の期末残高 12 (単位:千円) 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) △498 △1,720 1,708 ― ― △10,000 △4,549 △700 302,051 △750 1,397 1,110 288,048 ― △5,275 140 △7,854 △1,130,493 △43,750 △158 △50,000 20,003 ― ― 10 △1,217,378 △88,328 150,000 △154,496 ― 3,958 △402 △89,267 374,763 210,767 72,396 657,927 ― 959,470 △232,608 149,945 ― △1,308 875,498 △151,350 657,927 154,484 661,061
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (5)財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。 (企業結合等関係) (取得による企業結合) 当社は、2024年3月28日開催の取締役会において、以下のとおり、株式会社ゼロワン(以下「ゼロワン社」といい ます)が営むノーコード業務アプリ開発SaaS事業の譲受を行うことについて決議し、2024年4月1日に実施いたしま した。 1. 事業譲受の概要 ① 事業譲受の相手先の名称および取得した事業の内容 相手先の名称 株式会社ゼロワン 事業の内容 ノーコード業務アプリ開発SaaS事業 ② 事業譲受の理由 当社は、2023年9月25日に開示しました新中期経営計画(対象期間:2023年10月~2026年3月)において、テッ クカンパニーとして再成長するための基盤強化に重点を置いています。ゼロワン社の提供するノーコード業務ア プリ開発SaaS事業は顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進において、システム開発の生産性を大 幅に向上させることが期待できるソリューションです。CRM領域でも多数の運営実績を持つことから当社のSMS事 業との高いシナジー効果も望めるものであります。SaaS型のサービス提供に加え、業務コンサルティング、イン テグレーションを組み合わせて顧客の業務課題解決の支援を行っており、当社が掲げる新中期経営計画の一つの 軸としてDX事業の拡大、及び業績面においても大きく寄与すると判断し、同事業を譲り受けることにいたしまし た。 ③ 事業譲受時期 2024年4月1日 ④ 事業譲受の法的形式 現金を対価とする事業譲受 2.当事業年度に係る損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年4月1日から2025年3月31日まで 3.事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 41百万円 取得原価 41百万円 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生したのれんの金額 41百万円 ② 発生原因 今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間の定額法 5.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳 受け入れた資産・負債はありません。 (企業結合に係る条件付き取得対価の会計処理) 条件付き取得対価は、2024年1月31日に締結した株式会社クロノスのSMS配信事業の事業譲渡契約に基づき、取 得後一定の事象が発生することに伴い支払う契約となっていましたが、当事業年度において、取得対価の追加支 払が確実となったため、支払対価を取得原価として追加的に認識するとともに、のれんを追加的に認識していま す。なお、追加的に認識するのれんは、企業結合時点で認識されたものと仮定して計算しています。 1.追加的に認識した取得原価 2百万円 2.追加的に認識したのれんの金額、のれん償却額、償却方法及び償却期間 追加的に認識したのれんの金額 2百万円 13
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 のれん償却額 0百万円 償却期間及び償却方法 8年にわたる均等償却 (取得による企業結合) 当 社 は、2024 年 6 月 19 日 開 催 の 取 締 役 会 に お い て、 以 下 の と お り、 企 業 向 け ク ラ ウ ド 電 話 シ ス テ ム 「CallConnect」を運営する合同会社selfree(以下「selfree社」といいます)の全持分を取得しselfree社を完全子 会社とすることについて決議しており、2024年7月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 合同会社selfree 事業の内容 企業向けクラウド電話システム事業 ② 企業結合を行った主な理由 クラウドソリューション事業の規模の拡大と間接業務の一体的運用による効率化を図り、クラウドソリューシ ョン事業の競争力を高めるため。 ③ 企業結合日 2024年7月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする持分取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として持分を取得するためであります。 2.当事業年度に係る損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2025年3月31日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 447百万円 取得原価 447百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業仲介手数料等 31百万円 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生したのれんの金額 360百万円 ② 発生原因 主としてselfree社が企業向けクラウド電話システム事業において期待される超過収益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 6.のれん以外の無形固定資産に配分された金額及び償却期間 種類 金額 償却期間 顧客関連資産 84百万円 4年 7.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳 流動資産 99百万円 固定資産 0百万円 資産合計 99百万円 流動負債 68百万円 負債合計 68百万円 14
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 8.企業結合が事業年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当事業年度の損益計算書に及ぼす影響の概算額及 びその算定方法 当事業年度における概算額の算定が困難であるため、記載しておりません。 (取得による企業結合) 当社は、2024年7月30日開催の取締役会において、以下のとおり、企業向けDX・AI推進事業を営むグルーコ ードコミュニケーションズ株式会社(以下「グルーコード社」といいます)の発行済株式の全てを取得して完全子会 社化することを決議し、2024年8月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 グルーコードコミュニケーションズ株式会社 事業の内容 企業向けDX・AI推進事業 ② 企業結合を行った主な理由 受託開発を補完するSES事業の拡大やエンジニア採用・育成の要となるグルーコード社の取得は、当社の既 存事業だけでなく、今後のM&A候補企業の事業取得においても、高いシナジー効果をもたらし、当社の非連続 な成長に不可欠な要素であり、DXソリューション事業の競争力を高めるため。 ③ 企業結合日 2024年8月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする株式取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として株式を取得するためであります。 2.当事業年度に係る損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2025年3月31日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 601百万円 取得原価 601百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生するのれんの金額 522百万円 ② 発生原因 主としてグルーコード社が企業向けDX・AI推進事業において期待される超過収益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 6.のれん以外の無形固定資産に配分された金額及び償却期間 種類 金額 償却期間 顧客関連資産 78百万円 5年 7.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳 流動資産 63百万円 固定資産 0百万円 資産合計 64百万円 流動負債 38百万円 15
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 負債合計 38百万円 8.企業結合が事業年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当事業年度の損益計算書に及ぼす影響の概算額及 びその算定方法 当事業年度における概算額の算定が困難であるため、記載しておりません。 (取得による企業結合) 当社は、2024年7月30日開催の取締役会において、以下のとおり、飲食店向け日次決算プラットフォームのSaaS 事業を営む株式会社イー・クラウドサービス(以下「イー・クラウド社」といいます)の発行済株式の全てを取得し て完全子会社化することを決議し、2024年8月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 株式会社イー・クラウドサービス 事業の内容 飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業 ② 企業結合を行った主な理由 イー・クラウド社は、当社がM&A戦略における注力領域のひとつであるフードテック領域に位置づけられ、 また店舗人材の勤怠管理ソリューションを有しており、業界特化型のHRテック領域もカバーしているため。 ③ 企業結合日 2024年8月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする株式取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として株式を取得するためであります。 2.当事業年度に係る損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2025年3月31日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 50百万円 取得原価 50百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生するのれんの金額 50百万円 ② 発生原因 主としてイー・クラウド社が飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業において期待される超過収 益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 6. 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳 流動資産 75百万円 資産合計 75百万円 流動負債 76百万円 負債合計 76百万円 7. 企業結合が事業年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当事業年度の損益計算書に及ぼす影響の概算額及 びその算定方法 16
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 当事業年度における概算額の算定が困難であるため、記載しておりません。 (共通支配下の取引等) 当社は、2024年8月13日開催の取締役会における決議に基づいて、2024年9月30日を効力発生日として、完全子 会社の合同会社selfree(以下「selfree社」)、グルーコードコミュニケーションズ株式会社(以下「グルーコー ド社」)、株式会社イー・クラウドサービス(以下「イー・クラウド社」)を、吸収合併いたしました。 1.取引の概要 (1) 結合当事企業の名称と事業の内容 結合企業の名称 :株式会社fonfun 事業の内容 :クラウドソリューション事業及びDXソリューション事業 被結合企業の名称:合同会社selfree 事業の内容 :企業向けクラウド電話システム事業 被結合企業の名称:グルーコードコミュニケーションズ株式会社 事業の内容 :企業向けDX・AI推進事業 被結合企業の名称:株式会社イー・クラウドサービス 事業の内容 :飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業 (2) 企業結合日 2024年9月30日 (3) 企業結合の法的形式 株式会社fonfunを存続会社として、selfree社、グルーコード社、イー・クラウド社を消滅会社とする吸収合 併 (4) 結合後企業の名称 株式会社fonfun (5) その他の取引の概要に関する事項 selfree社、グルーコード社、及びイー・クラウド社は、2024年7月~8月にM&Aを通じて当社の完全子会社 となっております。当社グループは、2023年9月25日開示の新中期経営計画において、「DX」による付加価 値最大化を実行可能な企業集団を目指すことを基本方針としており、クラウドソリューション事業とDXソリ ューション事業を運営する親会社である当社による直接的な事業運営体制をとることで、事業効率の向上・投 資意思決定の迅速化を実現し、さらなる事業拡大を加速してまいります。 2.実施する会計処理の概要 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離 等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引と して処理しております。 17
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (セグメント情報等) a.セグメント情報 1 報告セグメントの概要 (1) 報告セグメントの決定方法 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源 の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 (2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類 クラウドソリューション事業は、当社が以前より提供してきた、SMS配信サービス「バンソウSMS」やモバイル端 末向けWebメールサービス「リモートメール」をはじめとする、主にSaaS型のサービス群を包含する事業となりま す。当期においてはM&Aによりクラウド電話システム「CallConnect」や、飲食店向け日次決算プラットフォーム 「れすだく」など、SaaSプロダクトの拡充をしております。 DXソリューション事業は、顧客それぞれのニーズにより向き合い、データとテクノロジー、顧客のビジネスへの 深い理解をもって、企業・社会全体のDX化を推進し顧客と共にビジネスをプロデュースしていく事業となります。 「ソフトウェア開発」、「技術者派遣」などの具体的なソリューションを通じてDX化を支援しております。 2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、財務諸表を作成するために採用される会計方針に準拠した 方法であります。 報告セグメントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:千円) 報告セグメント クラウド ソリューション 事業 DXソリューション 事業 調整額 (注) 計 合計 売上高 外部顧客への売上高 559,294 140,449 699,744 ― 699,744 ― ― ― ― ― 計 559,294 140,449 699,744 ― 699,744 セグメント利益 137,554 47,924 185,479 △110,862 74,617 セグメント資産 211,907 37,387 249,295 759,229 1,008,524 減価償却費 2,943 276 3,220 1,908 5,128 のれん償却額 42,140 ― 42,140 ― 42,140 390 12,218 セグメント間の 内部売上高又は振替高 その他の項目 有形固定資産及び 11,330 498 11,828 無形固定資産の増加額 (注) 調整額は、全社費用で、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 18
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:千円) 報告セグメント クラウド ソリューション 事業 DXソリューション 事業 調整額 (注) 計 合計 売上高 外部顧客への売上高 798,042 470,657 1,268,700 ― 1,268,700 ― ― ― ― ― 計 798,042 470,657 1,268,700 ― 1,268,700 セグメント利益 263,219 80,600 343,819 △194,184 149,634 セグメント資産 586,353 689,757 1,276,111 872,899 2,149,010 693 ― 693 1,575 2,268 のれん償却額 50,322 30,366 80,689 ― 80,689 顧客関連資産償却額 10,605 7,911 18,516 ― 18,516 514 1,120,251 セグメント間の 内部売上高又は振替高 その他の項目 減価償却費 有形固定資産及び 488,765 630,971 1,119,737 無形固定資産の増加額 (注) 調整額は、全社費用で、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 4.報告セグメントの変更に関する事項 当社は、2023年9月に公表した新中期経営計画「プロジェクト フェニックス」に基づき、既存事業であるSMS事 業、リモートソリューション事業並びにDX事業の事業拡大を推進し企業価値の向上に努めております。経営資源の 配分、類似性・関連性に基づき、既存プロダクトを中心とした事業を「クラウドソリューション事業」として集約 し、今後のコア事業となるDX事業を「DXソリューション事業」として2つの区分に変更することといたしました。 当該変更に伴い、報告セグメントを前事業年度において「SMS事業」「リモートメール事業」「ボイスメール事 業」としていたものを「クラウドソリューション事業」とし、前事業年度において「受託開発ソフトウェア事業」 としていたものを「DXソリューション事業」としております。また、前事業年度において「その他」に含まれてい た事業は、「クラウドソリューション事業」と「DXソリューション事業」にそれぞれ含まれております。 5.報告セグメント合計額と財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項) (単位:千円) 利益又は損失(△) 前事業年度 報告セグメント計 全社費用(注) 財務諸表の営業利益 (注) 当事業年度 185,479 343,819 △110,862 △194,184 74,617 149,634 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 19
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (単位:千円) 資産 前事業年度 当事業年度 報告セグメント計 249,295 1,276,111 全社資産(注) 759,229 872,899 1,008,524 2,149,010 財務諸表の資産合計 (注) 全社資産は、主に余資運用資金(現金及び預金)及び報告セグメントに帰属しない本社資産であります。 (単位:千円) 報告セグメント計 その他の項目 前事業 年度 調整額 当事業 年度 前事業 年度 財務諸表計上額 当事業 年度 前事業 年度 当事業 年度 減価償却費 3,220 693 1,908 1,575 5,128 2,268 のれんの償却額 42,140 80,689 ― ― 42,140 80,689 12,218 1,120,251 有形固定資産及び 11,828 1,119,737 390 514 無形固定資産の増加額 (注) 調整額は、主に報告セグメントに帰属しない本社資産に係るものであります。 b.関連情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載しておりません。 2.地域ごとの情報 (1) 売上高 本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略し ております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 1.製品及びサービスごとの情報 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載しておりません。 20
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 2.地域ごとの情報 (1) 売上高 本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略し ております。 3.主要な顧客ごとの情報 外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:千円) クラウド ソリューション事業 減損損失 DX ソリューション事業 92,236 当事業年度(自 2024年4月1日 至 全社・消去 261 合計 ― 92,497 2025年3月31日) (単位:千円) クラウド ソリューション事業 減損損失 DX ソリューション事業 74,010 全社・消去 ― 合計 ― 74,010 d.報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:千円) クラウド ソリューション事業 DX ソリューション事業 全社・消去 合計 当期償却額 42,140 ― ― 42,140 当期末残高 124,948 ― ― 124,948 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:千円) クラウド ソリューション事業 DX ソリューション事業 全社・消去 合計 当期償却額 50,322 30,366 ― 80,689 当期末残高 404,946 524,504 ― 929,450 e.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 至 2025年3月31日) 該当事項はありません。 当事業年度(自 2024年4月1日 該当事項はありません。 21
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (持分法損益等) (自 至 関連会社に対する投資の金額 前事業年度 2023年4月1日 2024年3月31日) 16,100 (自 至 (単位:千円) 当事業年度 2024年4月1日 2025年3月31日) 16,100 持分法を適用した場合の投資の金額 15,610 14,913 持分法を適用した場合の投資利益の金額 △974 △696 (1株当たり情報) 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (自 至 当事業年度 2024年4月1日 2025年3月31日) 1株当たり純資産額 92.62円 133.62円 1株当たり当期純利益 10.22円 24.63円 潜在株式調整後 ― 24.61円 1株当たり当期純利益 (注) 1.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま す。 (自 至 前事業年度 2023年4月1日 2024年3月31日) (自 至 当事業年度 2024年4月1日 2025年3月31日) 1株当たり当期純利益 当期純利益(千円) 68,146 169,348 ― ― 68,146 169,348 6,670,633 6,876,256 普通株式増加数(株) ― 4,302 (うち新株予約権(株)) ― (4,302) 普通株主に帰属しない金額(千円) 普通株式に係る親会社株主に帰属する 当期純利益(千円) 普通株式の期中平均株式数(株) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 2023年12月20日 取締役会決議による 新株予約権 3,299個 普通株式 329,900株 希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり 当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要 ― 2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 前事業年度末 (2024年3月31日) 純資産の部の合計額(千円) 当事業年度末 (2025年3月31日) 621,732 957,316 3,958 21,557 (うち新株予約権(千円)) (3,958) (21,557) 普通株式に係る期末の純資産額(千円) 617,773 935,759 6,669,958 7,003,096 純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式 の数(株) 3.前事業年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在し ないため記載しておりません。 4.当社は2025年2月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に 当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。 22
株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 決算短信 (重要な後発事象) (取得による企業結合) 当社は、2025年5月15日開催の取締役会において、以下のとおり、インバウンドテクノロジー株式会社 (以下 「IBT社」といいます)が営むSES事業(ITフリーランス)の譲受を行うことについて決議し、2025年6月1日に実施 する予定です。 1. 事業譲受の概要 ① ② 事業譲受の相手先の名称および取得した事業の内容 相手先の名称 インバウンドテクノロジー株式会社 事業の内容 SES事業(ITフリーランス) 事業譲受の理由 当社は、「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」というミッションを掲げ、持続的な企業価値の最大 化を経営方針としております。また、2023年9月25日に公表した新中期経営計画「プロジェクトフェニック ス」を中期経営ビジョンとし、売上高20億円、EBITDA 4億円、エンジニア100人体制を2026年3月末までに達成 するために、成長戦略の重要な柱としてM&A戦略を掲げております。今後の当社の競争力向上において重要 である優秀なエンジニア人材の採用や体制強化は当社のDXソリューションにおいて重要事項と認識しておりま す。このような中、人材紹介業を中心に創業され、昨今の高まる企業のDX推進の需要に対応しITエンジニアの 技術力をリソース提供する同事業へと事業を展開しているIBT社より事業譲受について打診を受けました。な お、この事業譲受の結果、売上規模約3億円、エンジニア人材約30名の獲得につながり、当社の掲げる中期経 営ビジョン(売上高:20億円、エンジニア100人体制)の目標達成に向けて大きく前進します。 ③ 事業譲受時期 2025年6月1日(予定) ④ 事業譲受の法的形式 現金を対価とする事業譲受 2.事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 62百万円 取得原価 62百万円 3.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業価値算定等費用 0百万円 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生したのれんの金額 62百万円 ② 発生原因 今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間の定額法 23