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October 21, 22
スライド概要
令和2年 第70回“社会を明るくする運動”オンライン広報活動
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、御影クラッセ「集い」、夏祭り・盆踊りでの街頭キャンペーン等イベントを中止しました。そこで、新たな試みとして「このスライド」を見ていただき、
犯罪や非行のない地域をつくるために,
一人ひとりが考え,参加するきっかけ
になることを願っております。
保護司会、更生保護女性会、BBS会のみなさん、それぞれが作成したスライドをタグ「更生保護」で共有しましょう。
第70回“社会を明るくする運動”オンライン広報活動 少年院に送致されず 保護観察処分になった少年(1号観察)の 保護統計10年間データで 変わったこと、変わらなかったこと 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、御影クラッセ「集い」、夏祭り・盆 踊りでの街頭キャンペーン等イベントを中止しました。 そこで、新たな試みとして「このスライド」を見ていただき、 犯罪や非行のない地域をつくるために, 一人ひとりが考え,参加するきっかけ になることを願っております。 東灘区保護司会 広報部長 和田 道夫
保護統計から学ぶ 少年院に送致されず 保護観察処分になった少年(1号観察)の 保護統計10年間データで 変わったこと、変わらなかったこと 令和2年7月 更生支援プロジェクト 和田 道夫 (東灘区保護司会)
保護観察対象者、保護観察の期間および人員 保護観察対象者 保護観察の期間 1号観察 保護観察処分少年 家庭裁判所で保護観察に付された少年 2号観察 少年院仮退院者 少年院からの仮退院を許された少年 3号観察 仮釈放者 刑事施設からの仮釈放を許された人 4号観察 保護観察付執行猶予者 裁判所で刑の全部又は一部の執行を 猶予され保護観察に付された人 5号観察 婦人補導院仮退院者 婦人補導院からの仮退院を許された人 保護観察開始人員 平成30年(人) 原則として20歳に達す るまで 12,945 2,146 残刑期間 12,299 20歳まで又は2年間 3,455 執行猶予の期間 - 補導処分の残期間 合計 30,845 保護統計 1 保護観察の開始及び終了人員等累年比較
保護観察開始人員 平成30(人) 4.814 2.115 1.582 4.434 1号観察総数 12.945 法制審議会少年法・刑事法(少年年齢・犯罪者 11 処遇関係)部会 第2分科会第6回会議配布資料 保護統計 4 観察所別1号観察の開始及び終了人員
刑事司法手続の流れ 法務省 http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_hogo01.html
1 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の推移 (注) 交通短期保護観察対象者を含む 30,000 25,000 20,000 15,000 100% 26,09425,525 23,580 22,557 20,811 19,599 減少率-50.4% 18,202 49.6% 16,304 14,465 12,945 10,000 5,000 0 H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 10年で半減 保護統計 2 観察所別 開始人員累年比
2 保護統計から学ぶ-1 観察開始人員の推移 110% 100% 1号観察 2号観察 3号観察 4号観察 4号 100% 94.1% 89.3% 90% 85.9% 82.8% 80% 3号 82.6% 77.4% 70% 70.9% 2号 63.8% 55.5% 62.5% 55.4% 1号 49.6% 60% 50% 40% H21 22 23 24 1・2号:10年で半減 3・4号:減少傾向 25 26 27 28 保護統計 2 観察所別 29 30 開始人員累年比
3 保護統計から学ぶ-1 観察所別 1号観察開始人員(H30)とH21⇒30減少率 (注) 交通短期保護観察対象者を含む 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 0% -10% -20% -30% -40% -50% -60% -70% -80% 佐賀 福井 甲府 函館 旭川 松江 高松 津 釧路松山 鳥取 宮崎 山形 奈良 新潟 山口 大津 徳島 盛岡 富山長野 福島 仙台 岐阜 前橋 長崎 鹿児島 和歌山 金沢 宇都宮 秋田 高知 熊本 大分 神戸 那覇 岡山 札幌 水戸 京都 広島 静岡 横浜 東京 千葉 さいたま 福岡 名古屋 大阪 青森 -90% 減少率 :-30~-80% 開始人員:大阪が突出 保護統計 2 観察所別 開始人員累年比
4 保護統計から学ぶ-1 観察所別 1号と1~4号観察開始人員のH21⇒30減少率 -70% -60% -50% -40% -30% -20% -10% 0% 0% 1~4号観察減少率 全国-36.4% -10% -20% 佐賀 神戸 福井 那覇 甲府 函館 岡山 札幌 旭川 水戸 横浜 東京 大阪 松山 松江 津 高松 釧路 名古屋 鳥取 さいたま 京都 千葉 宮崎 全国-50.4% 山形 奈良 広島 新潟 静岡 福岡 山口 大津 徳島 長野 盛岡 富山 仙台長崎 福島 前橋 岐阜 鹿児島 和歌山 金沢 秋田 高知 宇都宮 熊本 大分 青森 減少率は1号≒1~4号 地域差 減少率 1号>1~4号 保護統計 2 観察所別 -30% 1 号 -40% 観 察 減 -50% 少 率 -60% -70% -80% 開始人員累年比
5 保護統計から学ぶ-1 観察所別 15~19歳人口千人当たり1号観察開始人員(H30) (注) 交通短期保護観察対象者を含む 5.0 4.7 4.0 3.6 3.5 3.2 2.8 3.0 2.3 2.0 1.0 2.3 2.3 2.4 2.3 2.5 2.1 1.8 1.8 1.8 1.71.6 1.81.7 1.6 1.6 1.5 1.5 1.4 1.3 1.3 1.2 0.9 0.9 1.8 2.8 2.2 1.8 1.5 3.3 2.7 2.7 2.5 2.4 2.4 2.3 2.0 2.0 1.61.71.5 1.3 北海道 青森 盛岡 仙台 秋田 山形 福島 水戸 宇都宮 前橋 さいたま 千葉 東京 横浜 新潟 甲府 長野 静岡 富山 金沢 福井 岐阜 名古屋 津 大津 京都 大阪 神戸 奈良 和歌山 鳥取 松江 岡山 広島 山口 徳島 高松 松山 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 那覇 0.0 人口当たり開始人員 バラツキ大きい 人口推計 第3表 年齢(5歳階級),男 女別
6 保護統計から学ぶ-1 観察所別 全人口1万人当たり1~4号観察開始人員 15~19歳人口千人当たり1号観察開始人員(H30) 5 11 号5 観~ 察1 9 開歳 始人 人口 員千 人 当 た り 那覇 4 岡山 大阪 高松 神戸 京都 和歌山 福岡 徳島 津 佐賀 松山 甲府 山口 北海道 水戸 福井 横浜 広島 奈良 名古屋 高知 宮崎 大津 山形 鳥取 静岡さいたま 千葉 熊本 東京 宇都宮 仙台 長崎 前橋 富山 新潟 大分 福島 松江 岐阜 鹿児島 長野 盛岡 金沢 青森 秋田 3 2 1 0 0 1 2 3 4 5 全人口1万人当たり観察開始人員 人口当たり開始人員 1~4号の10倍≒1号 人口推計 第3表 年齢(5歳階級),男 女別
7 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の居住状況(H30) 4% 5% 2% 8,511人 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 単身 配偶者と同居 両親と同居 父と同居 33% 母と同居 44% その他の親族と同居 雇主宅 更生保護施設 更生保護施設以外の委託先 8% 父と同居+母と同居 =48,5% 両親と同居+父と同居+母と同居 その他 不詳 保護統計 13 開始人員の 保護観察種別 居住状況
8 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員と国勢調査の居住状況の推移 父と同居+母と同居 両親と同居+父と同居+母と同居 60% 48.3% 41.0% 40% 20% 49.1% 1号観察 32.5% 19.2% 21.8% 23.9% 24.9% 国勢調査 0% H12 17 ひとり親居住:増加 1号観察≒ 国勢調査の2倍 22 27 保護統計 13開始人員の保護観察種別居住状況 平成27年国勢調査「世帯構造等基本集計結果」 結果の概要(平成29年9月27日総務省統計局)
9 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の不良集団関係の推移 18,000 16,000 H30 8,511人 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 関係有率 30.3% 関係あり 14,000 関係なし 12,000 10,000 11,276 11,259 10,641 10,439 8,000 6,000 4,910 4,781 4,663 関係有率 21.0% 9,566 9,387 8,662 7,736 4,309 4,000 3,918 3,511 3,206 7,024 6,723 2,587 2,235 1,788 28 29 30 2,000 - H21 22 23 24 関係なし:40.3%減 関係あり:63.6%減 25 26 27 保護統計 22 観察所別 開始人員の不良集団関係
10 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の不良集団関係 H21⇒30 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 2,500 2,208 2,000 1,500 1,222 4,910人 H30 1,788人 1,202 3,122人減(63.6%減) 1,019 1,000 500 - H21 282 65 34 293 152 81 61 79 暴走族、地域不良集団、不良生徒・学生集団それぞれ1,000人減 暴走族、不良生徒・学生集団は75%程度減 保護統計 22 観察所別 開始人員の不良集団関係
11 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の薬物等使用関係の推移 400 400 H30 8,511人 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 400 麻薬・ あへん・ 大 麻 300 覚せい剤 シンナー・ ボンド・ トルエン等 その他 不詳 267 238 200 192 192 164 163 100 94 101 77 119 75 73 75 37 - H21 22 23 24 25 26 29 27 23 28 15 29 11 30 麻薬・あへん・大麻 :ここ5年で3.5倍増 シンナー・ボンド・トルエン等:10年で1/40の激減 保護統計 23 観察所別 開始人員の薬物等使用関係
12 保護統計から学ぶ-1 1号観察対象者の類型認定状況の推移 (注)12月31日現在 ・複数の類型に認定されている者については,該当する全ての類型について計上している ・交通短期保護観察及び短期保護観察の対象者を含まない。 2,000 21 6,284/16,992人 26 5,242/13,515人 30 3,588/ 9,262人 1,500 1,000 (-96.0%) 500 - 1.4倍 353 14 92 30 210 289 49 15 1,559 1,507 1,398 (-39.0%) 951 (-73.7%) 1.7倍 706 1.8倍 419 368 598 328 (-77.0%) 346 172 77 146 151 51 43 激減 : シンナー等乱用(-96.0%)、暴走族(-73.7%)、 中学生(-77.0%)、無職等(-39.0%) 激増 : 問題飲酒(1.4倍)、性犯罪等(1.7倍)、精神障害等(1.8倍) 犯罪白書 少年の保護観察対象者の類型認定状況
13 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の非行名推移 (注)複数の罪(非行)を犯した場合は最も重い罪(非行)で計上) 7,000 6,000 5,000 6,646 H21 16,186人 26 12,898人 30 8,511人 (注)交通短期保護観察対象者 を含まない。 H21 4,000 26 (全体の32.2%) 2,744 3,000 2578 (減少-58.7%) 2,156 2,027 2,000 1,000 30 1478 1,377 917 347242 145 202 264 245 890 639 194339 625 184 314144 0 住居 侵入 強制わい せつ・同 致死傷 傷害 暴行 過失 運転 致死傷 窃盗 詐欺 恐喝 横領・ 道 路 背 任 交通法 その他 窃盗:H30の32.2%が窃盗で、H21から減少率ー58.7% 保護統計 8 観察所別 1号観察開始人員の非行名
14 保護統計から学ぶ-1 14~19歳 窃盗(内訳)における検挙人員の推移 60,000 万引き オートバイ盗 ひったくり その他 55,047 50,000 40,000 自転車盗 部品ねらい 自動販売機ねらい 30,000 13,374(-75.7%) 20,000 10,000 29,153 0 H21 H22 H23 H24 H25 H26 窃盗はー75.7% 48.2%を占める万引きはー77.9% H27 H28 H29 H30 6,449(-77.9%) 全体の48.2% 警察庁HP 統計 犯罪情勢 図表:3-1-2(主な 罪種・手口における少年検挙人員H21-H30の推移)
15 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の保護観察回数の推移 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 18,000 16,000 2回以上 13,110 12,994 14,000 12,495 初回 10,000 19.5% 11,999 11,005 12,000 19.0% 10,546 9,573 19.0% 8,273 19.0% 6,854 (-47.7%) 18.6% 6,000 18.5% 18.4% 18.4% 19.5% y = 0.10%x + 18.40% 7,454 4,000 19.5% 19.3% 8,000 2,000 20.0% 19.9% 2回以上率 18.2% 3,076 3,046 2,809 2,749 2,479 2,352 2,295 - H21 22 23 24 25 26 27 2,050 28 (-46.1%) 1,805 1,657 29 30 18.0% 初回47.7%減、2回以上46.1%減 2回以上0.1%/年の増 保護統計 20 開始人員の年齢別 保護観察回数
16 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の年齢別保護観察回数(H30) 8,511人 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 100.0% 100% 95.0% 70% 99.0% 83.9% 100.0% 100.0% 99.5% 94.2% 90% 80% 100.0% 15歳以下 1,171人 16・17歳 3,303人 18・19歳 4,037人 (13.8%) (38.8%) (47.4%) 73.6% 初回 2回 3回 47.4%の年長で、2回以上26.4% 4回 5回 以上 保護統計 20 開始人員の年齢別 保護観察回数
17 保護統計から学ぶ-1 1号観察開始人員の18・19歳 保護観察回数 (注)交通短期保護観察対象者を含まない。 6,000 2回以上 3969 初回 32% 2回以上率 y = -0.33%x + 29.39% 3905 3716 29.8% 3611 3366 4,000 3368 30% 3339 3,174 28.8% 28.1% 3,053 2,970 28% 27.9% 27.7% 27.0% 26.9% 2,000 26.5% 26.7% 26.4% 26% 1,607 1,661 1,454 1,397 1,289 1,241 1,202 1,172 1,114 1,067 0 24% H21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 2回以上 0.3%/年の減 保護統計 20 開始人員の年齢別 保護観察回数
18 保護統計から学ぶ-1 保護統計から学ぶ-1 まとめ H21から10年間で 〇1号観察開始人員 減少率 ―50.4% 観察所別 -30~―80% 居住状況 ひとり親同居率H22 32.5%⇒H27 49.1% 国勢調査のH22 1.7倍 ⇒H27 2.0倍 不良集団関係 関係あり -63,6% 暴走族、不良生徒・学生集団 -75% 薬物等使用関係 麻薬・あへん・大麻ここ5年で3.5倍増 シンナー等10年で 1/40の激減 類型認定状況 シンナー等乱用 -96.0% 暴走族 -73.7% 中学生 -77.0% 無職等 -39.0% 問題飲酒 1.4倍 性犯罪等 1.7倍 精神障害等 1.8倍 非行名 H30の32.2%が窃盗 -58.7% 保護観察回数 初回 ―47.7% 2回以上―46.1% 2回以上 0.1%/年の増 18・19歳では -0.3%/年の減