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June 23, 26
スライド概要
令和8年度診療報酬改定で見直された退院時リハビリテーション指導料を図解で解説。対象患者は入院中に疾患別リハビリ等を算定した患者に限定されます。対象となる3つの算定項目グループと、算定漏れを防ぐ実務の確認ポイントを医療事務向けにまとめました。
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【令和8年度改定】退院時リハビリテーション指導料の対象患者が限定に|算定要件のポイント解説
https://www.daitoku0110.news/p/rehabilitation-guidance-fee-target-patients
病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用
【令和8年度診療報酬改定】 退院時リハビリテーション指導料 算定要件の完全ガイド 対象患者の限定化と、算定漏れを 防ぐ3つの重要確認ポイント 2026年4月施行対応版 医療経営戦略室
Executive Summary: 令和8年度改定の3つの結論 結論1: 対象患者の 厳格化 従来「限定なし」だった対象 者が、入院中にリハビリ関連 点数を算定した患者「のみ」 に限定。 結論2: 制度の本来 の目的への回帰 「入院中のリハビリテーショ ンの内容を踏まえてこそ効果 を発揮する」という理念に基 づき、適切な患者への指導を 推進。 結論3: 実務における 必須アクション 指定された「3つの算定項目 グループ」のいずれかを入院 中に満たしているかの確実な スクリーニング体制が必要。
改定の背景: なぜ対象患者が限定されたのか? 入院中 入院中のリハビリテーション (身体機能の回復・評価) 「退院後の訓練の指導は、 入院中のリハビリテーションの内容 を踏まえてはじめて効果を発揮する」 退院時リハビリテーション指導料 在宅 在宅生活での回復 (基本的動作・応用的動 作・社会的適応) 今回の見直しの狙いは「制度の目的に沿った算定の徹底」。 入院中のリハビリ実績という土台があってこそ、退院指導という架け橋が成立する。
診断的比較マトリックス: 何が変わり、何が変わらないのか 現行 令和8年度改定 対象患者 限定なし 【重要変更】入院中に疾患別リハ ビリ等を実施した患者に限定 指導の目的・内容 在宅での動作能力・ 社会的適応能力の回復 変更なし(これまで通り維持) 併算定の制限 退院時共同指導料2との 同一日算定不可 変更なし(これまで通り維持) 指導の内容や制約は維持されたまま、 「入り口(対象者)の条件」のみが厳格化された。
新たな「フィルター」メカニズムの導入 算定要件フィルター 「入院中に特定の 【リハビリ関連点数】を 算定しているか?」 当該保険医療機関での 全入院患者 退院時リハビリ指導料 算定対象者 自動的に算定対象外 入院中にリハビリテーションを受けていない患者に対する算定は、システム的・実務的に完全にブロックされる。
対象条件となる「3つの算定項目グループ」の全体像 退院時リハビリテーション指導料 グループ1: 連携体制 グループ2: 早期離床・ リハビリ グループ3: 疾患別 リハビリ 入院中の算定実績 「これら3つのグループのうち、いずれか1つでも入院中に算定していれば 条件クリア(対象患者となる)」
算定コード一覧: システム照合に必要な具体項目の分解 リハビリテーション・ 栄養・口腔連携の加算 【A233】リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算 【A304注10】リハビリテーション・栄養・口腔連携加算 早期離床・ リハビリテーション加算 【A301注4】 【A301-2注3】 【A301-3注3】 【A301-4注3】 疾患別 リハビリテーション 【第7部 リハビリテーション】第1節の各区分のいずれか 【医事課・会計担当者へのアラート】これらのコードが当該患者の入院 会計データに存在するか、退院前に必ずフラグ照合を行うこと。
変わらない要素の再確認: 現場スタッフの業務は維持される 指導のコア・コンテンツ 算定の対象となる指導内容は、 これまで通り「在宅での回復を図る 訓練の指導」です。 ・基本的動作能力の回復 ・応用的動作能力の回復 ・社会的適応能力の回復 排他ルール(併算定不可) 重複算定の禁止ルールは 現行のまま維持されます。 「退院時共同指導料2」との 同一日算定は引き続き不可。 現場の指導スタッフ(PT/OT等)の介入内容は本質的には変わらない。 変わるのは「入り口のスクリーニング(事務的確認)」のみ。
現場の算定・確認ワークフロー 退院決定・ 在宅生活への 移行を予定し ているか? [Yes] 入院中に 「G1:連携」 「G2:早期離床」 「G3:疾患別リハ」の のいずれかを 算定したか? [Yes] 同一日に 「退院時共同 指導料2」を 別に 算定していないか? [No] [Yes(重複あり)] [No] 【算定不可】 対象要件外 【併算定不可】 いずれかを選択 【算定可能】 退院時リハビリテーション 指導料を算定
まとめ: 令和8年度改定に組織としてどう備えるか 理解 政策の意図の共有。 算定対象の限定化はペ ナルティではなく、質の 高い在宅移行支援という 「制度の本来の目的」へ の回帰であることを全 全スタッフで理解する。 連携 部門間連携の強化。 リハビリ部門の介入実績と 医事課の算定状況が分断 されないよう、入院中の算 定フラグをリアルタイムで 共有する仕組みを構築す る。 実行 チェック体制の自動化。 退院時サマリーや電子カル テ・会計システムにおいて、 「3つの対象グループ」を 自動でスクリーニングする 体制を整備し、過誤と算定 漏れを完全に防ぐ。