令和8年度診療報酬改定|医療機関の事務簡素化・効率化5つのポイント

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February 19, 26

スライド概要

令和8年度診療報酬改定における医療機関の事務簡素化・効率化を解説。各種様式の記載統一、入院診療計画書の署名廃止と運用見直し、施設基準届出のオンライン化推進、定例報告の限定、歯科の事前承認縮小の5分野について、改定の背景と具体的な変更内容を整理しています。
メルマガ『【令和8年度改定】医療機関の事務負担が変わる5つの簡素化ポイント』:https://www.daitoku0110.news/p/r8-medical-office-simplification
チャットでの質問はこちら:https://notebooklm.google.com/notebook/8249d331-dd21-4428-83fd-2930297e28a4

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病院事務長。急性期から回復期まで多岐にわたる医療機関で勤務。 医事、介護事務、経理、財務、税務、監査、総務、設備、情報システム、地域連携、法人業務まで、幅広い部門で自ら実務を経験し全体を統括。福祉業界の知見やイベント開催経験に加え、課題解決のためにAIエージェントを作成し、法人を支援した実績も多数有する。 【公開資料】主に以下の2テーマでスライド・動画を提供。 1. 令和8年度診療報酬改定(算定要件・疑義解釈など)や施設基準、医療DXの解説 2. AIエージェント(miiboなど)の構築・活用

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各ページのテキスト
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OLD WAY (Burden) REVISION / TRANSFORMATION NEW WAY (Efficacy) 令和8年度診療報酬改定 医療DX推進 書類群 手書き報告 申請書 分散データ 物理保管 印鑑 電子カルテ連携 オンライン請求 自動化ツール 自動化ツール AI分析 統合データベース リアルタイム分析 医療DXと働き方改革を推進する5つの変更点 令和8年度診療報酬改定:事務負担軽減・簡素化の全貌 For Internal Review / Administrative Planning Bureaucratic Grey (#767676) Inter Regular NotebookLM

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現場の悲鳴に応える「5つの簡素化」領域 医療現場で長年の課題であった事務負担。今回の改定では、医療DXの基盤整備と共に、実務を直撃する「5つの分野」で抜本的な見直しが行われます。 01 各種様式の共通項目の記載統一 02 計画書の様式簡素化と署名・押印の廃止 03 施設基準届出の様式削減とオンライン化 04 定例報告の限定と添付書類の省略 05 歯科診療報酬における事前承認の縮小 NotebookLM

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【1. 様式統一】「標準様式のアプリ化」を見据えたデータ整備 従来 (Before) 生年月日 要介護度 氏名 今後 (After) 76様式のデータテーブル活用 生年月日 要介護度 氏名 従来の様式は「生年月日」や「要介護度」などの共通項目でさえ記載方法がバラバラであり、データ連携の阻害要因となっていました。 診療報酬改定DX対応方針の一環として作成されたデータテーブルを基に標準化。将来的な「標準様式のアプリ化」とデータ連携への対応が容易になる基盤を構築。 NotebookLM

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【2. 計画書・署名】「ハンコをもらう業務」からの解放 令和7年度実態調査において、病棟業務の負担として「患者・家族等の署名・記名押印」が45.1%を占めていました。 BEFORE 書類作成 看護師が探す 患者不在 再訪 署名 書類を作成し、患者・家族を探して署名を依頼。不在なら再訪。 AFTER (NEW RULE) 医師が説明 カルテ記載 医師および患者等の署名は不要。説明日および説明者を診療録(カルテ)に記載するのみ。 ※署名がある場合は、従来通り説明日・説明者の記載は不要。 入院診療計画書等の様式から「本人・家族署名欄」が削除されます。 NotebookLM

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【2. 入院計画】 短期入院・事前説明における「作成省略」のルール 入院診療計画 入院前の外来で文書を提供・説明済み 入院後7日以内に行ったものとみなす(有効) 入院期間が2日以内(短期滞在) 診療に支障がないか? Yes 計画の策定・文書説明・交付を「省略可能」 ※その旨を診療録に記載すること NotebookLM

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【3. 施設基準】2028年の「完全オンライン化」へのロードマップ R4 (Start) 段階的開始 R6 116件オンライン化 R7 +210件追加(計326件) R10 (2028) 全届出の完全オンライン化 オンライン化を円滑にするため、「届出様式の削減」と「記載項目の最小化」を実施。 紙での届出から、スムーズなオンライン移行が期待されます。 NotebookLM

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【4. 定例報告】「既知の情報」の再報告を廃止 事務部門の「夏の繁忙期」(8月報告)の負担が大幅に軽減されます。 従来の報告対象 厚労省様式(32種) 地方厚生局様式(33種以上) 既存データで確認可能(NDB / DPC / 適時調査) 除外(報告不要) 真に必要な報告のみ(添付書類省略) 除外(報告不要) 代替手段(適時調査、DPCデータ、NDBデータ)で確認できる内容は報告対象から除外。 NotebookLM

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【5. 歯科】ブリッジ・小児義歯の「事前承認」不要化 通知等で明確化されている項目は、地方厚生局への事前承認(理由書・模型提出)が不要に。 クラウン・ブリッジ維持管理 2年以内のやむを得ない抜歯(外傷・腫瘍等) 事前承認不要 「う蝕」および「根尖性歯周炎」も除外理由に追加 摘要欄に理由を記載 小児義歯 先天性疾患以外の疾患 事前承認不要 小児保険装置は除外 カルテ・レセプトに理由を記載 NotebookLM

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単なる「手間の削減」ではなく、「医療DX」への助走 標準化 (Standardization) 様式統一 = データ連携・自動化 署名廃止 (No Signatures) 署名廃止 = ペーパーレス完結 医療DX / 標準型電子カルテ オンライン届出 (Online Filing) オンライン届出 = デジタルファースト 既存データ活用 (Data Usage) 既存データ活用 = 自動抽出(NDB/DPC) これらの変更は、将来的な「標準型電子カルテ」や「医療機関等の負担軽減」を持続可能にするためのインフラ整備です。 NotebookLM

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事務部門が今すぐ着手すべきアクション 様式確認 現在使用している院内様式の「共通項目」が新基準に適合しているか確認する。 運用変更 病棟クラークや看護師に対し、「署名廃止」と「カルテ記載」の新しいフローを周知する。 基準届出 令和7年度に追加されるオンライン届出項目を確認し、ID取得等の準備を進める。 歯科連携 (歯科がある場合) 補綴物維持管理料の適応除外理由(う蝕等)を現場に周知する。 NotebookLM

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事務作業から、患者ケアへ。 規制改革推進に関する答申でも求められてきた「署名・押印」の見直し。 この簡素化によって生まれた時間は、本来注力すべき「患者への説明」や「ケアの質向上」へと還元されます。 NotebookLM