メンバーと取り組むチームオンボーディング改善

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September 13, 24

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メンバーと取り組むチームオンボーディング改善 北原 幹也 2024-09-11 D-Plus Tokyo #6 ~受けてよかった!⾃分が受けたい!オンボーディングのLT会~ 1

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⾃⼰紹介 北原 幹也(Kitahara Mikiya) ウェルスナビ株式会社 フロントエンド開発モバイルアプリ開発 ディレクター 経歴 ● 2023年7⽉⼊社:1年2ヶ⽉ (⾦融業界未経験から) ● モバイルアプリ開発チーム:エンジニアリングマネージャー ● 新規事業開発:テックリード 入社理由 ● “働く世代に豊かさを” というミッションの実現 2 @2024 WealthNavi Inc.

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アジェンダ 1. ウェルスナビについて 2. オンボーディングの期待効果と課題 3. オンボーディングの設計 4. オンボーディングの結果 5. オンボーディングでやったことの一例 6. まとめ 3 @2024 WealthNavi Inc.

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1. ウェルスナビについて 4 @2024 WealthNavi Inc.

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ミッションを実現するために - ウェルスナビというプロダクト 「⻑期‧積⽴‧分散」をサポートする全⾃動の資産運⽤サービス 5 @2024 WealthNavi Inc.

6.

ミッション 〜 組織の存在理由 6 @2024 WealthNavi Inc.

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ビジョン 〜 ミッションを実現するために、中期的に⽬指す組織の状態 7 @2024 WealthNavi Inc.

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バリュー 〜 ビジョンに近づくためのメンバーに求めるマインド 8 @2024 WealthNavi Inc.

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2015年に設⽴以降、継続的に成⻑して組織⽂化を醸成しています 9 @2024 WealthNavi Inc.

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2. オンボーディングの期待効果と課題 10 @2024 WealthNavi Inc.

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なぜオンボーディングを? ■ ミッションの共有、ビジョンの明確化、バリューの浸透 ■ 9年間で醸成したカルチャーの理解と共有 新規参画者に ‧組織やチームの⽂化を理解してもらうこと ‧新しい⾵を吹き込んでもらうこと 11 @2024 WealthNavi Inc.

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新規参画者の想い 期待と不安が⼊り混じった状態 ■ 期待 ● 新しい環境への期待:新しい仕事、新しい同僚、新しい経験など、未知なるものへのワクワク感 ● ⾃⼰成⻑への期待:⾃分の能⼒をさらに伸ばし、成⻑できるという期待 ● 貢献への期待:組織の⼀員として、何かを成し遂げたいという期待 ■ 不安 ● 新しい仕事への不安:仕事内容が難しく、⾃分にはできないのではないかという不安 ● ⼈間関係への不安:同僚との関係がうまく築けるかという不安 ● 組織への適応への不安:組織の⽂化や価値観に馴染めるかという不安 12 @2024 WealthNavi Inc.

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新規参画者に対する組織‧チームの期待値 組織‧チームは課題を抱えており、新規参画者には様々な期待を寄せている ■ 期待する⾏動 ● 組織‧チームへの貢献:新しい視点やアイデアを持ち込み、組織全体の活性化に貢献すること ● ⽬標達成:組織やチームの⽬標達成のために⼒を発揮すること ● チームワーク:チームの⼀員として協⼒し、チーム全体の⽬標達成に貢献すること ● 業務遂⾏:⾃分の担当業務を遂⾏し、成果を出すこと ● 問題解決:業務の中で発⽣する問題を解決すること 13 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの効果 新規参画者が組織‧チームにスムーズに馴染み、早くから活躍できるよう⽀援する ■ 期待する効果 ● 早期戦⼒化:新しい知識やスキルを早く習得し、業務に貢献できるようサポートする ● 定着率向上:組織への帰属意識を⾼め、早期離職を防ぐ ● ⽣産性向上:業務に早く慣れることで、⽣産性を⾼める ● 組織⽂化への理解:企業理念や価値観を理解し、組織の⼀員としての意識を⾼める ● 関係構築:同僚との関係を築き、円滑なコミュニケーションを促進します。 14 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの効果 新規参画者が組織‧チームにスムーズに馴染み、早くから活躍できるよう⽀援する ■ 期待する効果 ● 早期戦⼒化:新しい知識やスキルを早く習得し、業務に貢献できるようサポートする ● 定着率向上:組織への帰属意識を⾼め、早期離職を防ぐ ● ⽣産性向上:業務に早く慣れることで、⽣産性を⾼める ● 組織⽂化への理解:企業理念や価値観を理解し、組織の⼀員としての意識を⾼める ● 関係構築:同僚との関係を築き、円滑なコミュニケーションを促進します。 新規参画者と組織‧チームの期待値をすり合わせ、 新規参画者の不安を取り除き、早期に活躍する環境構築の⽀援する 15 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの課題 オンボーディングが重要なイベントではあるが、難しい課題が発⽣する ■ 発⽣する課題 ● 情報過多:⼊社初⽇に⼤量の情報が⼀度に与えられ、新⼊社員が混乱してしまう ● フォローアップ不⾜:定期的なフォローアップが不⾜し、新⼊社員が孤⽴感を感じてしまう ● リモートワークとの両⽴:オンラインでのオンボーディングが難しい ● 組織⽂化の伝達:組織の⽂化や価値観を効果的に伝えられない ■ 課題の背景 ● 準備不⾜:オンボーディングプログラムが⼗分に準備されていない ● 担当者の負担:オンボーディングを担当する者が、他の業務も抱えている 16 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの課題 オンボーディングが重要なイベントではあるが、難しい課題が発⽣する ■ 発⽣する課題 ● 情報過多:⼊社初⽇に⼤量の情報が⼀度に与えられ、新⼊社員が混乱してしまう ● フォローアップ不⾜:定期的なフォローアップが不⾜し、新⼊社員が孤⽴感を感じてしまう ● リモートワークとの両⽴:オンラインでのオンボーディングが難しい ● 組織⽂化の伝達:組織の⽂化や価値観を効果的に伝えられない ■ 課題の背景 ● 準備不⾜:オンボーディングプログラムが⼗分に準備されていない ● 担当者の負担:オンボーディングを担当する者が、他の業務も抱えている 準備不⾜‧担当者の負担を減らしつつ、効果的なオンボーディングを設計する 17 @2024 WealthNavi Inc.

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3. オンボーディングの設計 18 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの設計 ■ ロジックモデル*1:インパクトに⾄るまでの⼀連の⾏動や事象のつながりを⽰す*2 Input Input (投⼊資材) Input (投⼊資材) (投⼊資材) Outcome Outcome (結果) Output (結果) (結果) Activity (活動) アウトカム アウトカム (成果) Outcome (成果) (成果) Impact (社会経済的変化) (波及効果) Target (⼈‧周囲) *1 W.K.Kellogg Foundation, Logic Model Development Guide (2004) *2 マーク‧J‧エプスタイン (著), クリスティ‧ユーザス (著), 鵜尾雅隆 (監修), 鴨崎貴泰 (監修), 松本裕 (翻訳), 社会的インパクトとは何か ― 社会変⾰のための投資‧評価‧事業戦略ガイド (10 14, 2015) 19 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの設計 以前の私は、インプット(投⼊資材) の最適化や改善に⽬を向けていた → 期待する効果を得ることが出来なかった...... (ワークしていないように感じる) Input Input (投⼊資材) Input (投⼊資材) (投⼊資材) Outcome Outcome (結果) Output (結果) (結果) Activity (活動) アウトカム アウトカム (成果) Outcome (成果) (成果) Impact (社会経済的変化) (波及効果) Target (⼈‧周囲) 20 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの設計 コルブの経験的学習モデル*3 や コルトハーヘンのALACT(アラクト)モデル*3 をもとに、 経験を起点にしたオンボーディングを実施してみるのはどうか? Creating Alternative Methods of Action 行為の選択肢の拡大 4 能動的に実験 具体的な経験 Awareness of Essential Aspects 本質的な諸相への気づき 要点を概念化 3 5 Trial 試行 1 Action 行動 リフレクティブ に観察 2 Looking Back on the Action 行動の振り返り *3 坂⽥ 哲⼈ (著), 中⽥ 正弘 (著), 村井 尚⼦ (著), ⽮野 博之 (著), ⼭辺 恵理⼦ (著), ⼀般社団法⼈学び続ける教育者のための協会(REFLECT) (編集), リフレクション⼊⾨ (2 6, 2019) https://www.amazon.co.jp/dp/4297135655/ 21 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの設計 アウトプットやアクティビティに⽬を向けることにした → 1⽇も早くアウトプット量を出すようにオンボーディングを改善 Input Input (投⼊資材) Input (投⼊資材) (投⼊資材) Outcome Outcome (結果) Output (結果) (結果) Activity (活動) アウトカム アウトカム (成果) Outcome (成果) (成果) Impact (社会経済的変化) (波及効果) Target (⼈‧周囲) 22 @2024 WealthNavi Inc.

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オンボーディングの設計 オンボーディング担当者のアウトプット (オンボーディングで利⽤する資料)にも注⽬ ● ● ● 新規参画者からのフィードバック(アウトプット)をもとにオンボーディング活動へアウトプット 繰り返し⾏うことで、オンボーディング活動がブラッシュアップする また、新規参⼊者もアウトプットを継続することで、学習することができる ④ オンボーディング(インプット) ↓ アクションへ ③ 改善したオンボーディングを実施 (アウトプット) 新規参画者 オンボーディング担当者 ①アクション ↓ フィードバック (アウトプット) ② フィードバック(インプット) ↓ オンボーディング資料を改善 23 @2024 WealthNavi Inc.

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4. オンボーディングの結果 24 @2024 WealthNavi Inc.

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結果 2週間スプリント内でのワークに成功 🎉 ■ インプットから設計したオンボーディング ● プルリクエスト提出までに3週間掛かっていた 🐛 ○ インプット量が多すぎた...... ○ オンボーディングのゴールが不明瞭でどこまでやればいいかわからなかった...... ○ 「困ったら聞いてね」の「困った」がわからない...... ■ アウトプットから設計したオンボーディング ● 2週間スプリントでのアウトプットが激増した 🎉 ○ 「わからないところがわかる」→ 質問ができる ○ ゴールが明確になり達成感が⽣まれる(⾃⼰効⼒感が⾼まる) ○ 担当者も オンボーディングの整理をすることで⾃社の変化をキャッチアップできる 25 @2024 WealthNavi Inc.

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5. オンボーディングでやったことの⼀例 26 @2024 WealthNavi Inc.

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やったこと⼀例 ■ ユーザーの状態を把握するために 管理画⾯/オペレーションの オンボーディングを実施 ● 業務ドメイン上、ユーザーには複数の状態があり、状態を再現するためのオンボーディングを実施 ○ 開発にとっても重要なテストアカウント作成にもなる。 ■ 次のスプリントからチームイベントのファシリテーションに参画 ● 参加者として聞いているだけでは⾝につかないのでファシリテーションを実施する。 ○ コミュニケーション機会を提供をするとともに、新しい視点でのフィードバックをもらう。 ■ メンバーによる会社資料LT⼤会 ● 経験が⻑くなるほど触れる機会が減っていく会社資料 ○ カジュアル⾯談⽤資料やIR資料をもとに、新規参画者がわかりやすく伝わることを考えたLTを実施 27 @2024 WealthNavi Inc.

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6. まとめ 28 @2024 WealthNavi Inc.

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まとめ ■ 経験してアウトプットから考えるオンボーディング実施する ● 新規参画者がワークしやすい環境を構築できた! ● 9年の積み重ねがある組織はインプット量が多く、オンボーディングのゴールも不明瞭。 ○ ⼀⽇も早くワークしてもらうために、アウトプットから考えるのは効果がありそう。 ■ 担当メンバーによるオンボーディング活動の改善 による効果 ● 新規参画者と担当メンバーによるフィードバックループを構築して、より良いオンボーディング活動へ! ○ 新規参画者が、わからないことを発⾒できて聞きやすい環境を構築 ○ 担当メンバーのアンラーンにも寄与できる プロダクトを速く作ることは出来ないが、速く作れるチームを作ることはできる*4 速く作れるチームを構築するためには哲学や⽂化が揃っていることが⼤事 哲学や⽂化を確認するために、気持ち良くフィードバックを得られるアウトプットを出す環境を提供する *4 倉貫 義⼈, ⼈が増えても速くならない 〜変化を抱擁せよ〜 (6 10, 2023) https://www.amazon.co.jp/dp/4297135655/ 29 @2024 WealthNavi Inc.

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【重要な注意事項】 ● 本資料は、断定的判断を提供するものではなく、情報を提供することのみを⽬的としており、いか なる種類の商品も勧誘するものではありません。最終的な決定は、お客様⾃⾝で判断するものと し、当社はこれに⼀切関与せず、また、⼀切の責任を負いません。 ● 本資料には将来の出来事に関する予想が含まれている場合がありますが、それらは予想であり、ま た、本資料の内容の正確性、信頼性、完全性、適時性等を⼀切保証するものではありません。本資 料に基づいて被ったいかなる損害についても、当社は⼀切の責任を負いません。また、当社は、新 しい情報や将来の出来事その他の情報について、更新⼜は訂正する義務を負いません。 ● 本資料を利⽤することによりお客様に⽣じた直接的損害、間接的損害、派⽣的損害その他いかなる 損害についても、当社は⼀切の責任を負いません。 商号等:ウェルスナビ株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第2884号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 30 @2024 WealthNavi Inc.

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ご清聴ありがとうございました 31 @2024 WealthNavi Inc.

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Appendix.Ⅰ ウェルスナビでは複数の開発系ポジションで採⽤を強化しています。 主な採⽤中職種 ● ● ● ● ● バックエンド開発エンジニア エンジニアリングマネージャー モバイルエンジニア SRE ITサービスマネジメント 採⽤情報詳細 ● 下記URL(QRコード)よりご確認ください。 https://hrmos.co/pages/wealthnavi 採⽤に関する お問い合わせ先 ● ● 「カジュアルに話を聞いてみたい」という温度感でも構いません。 ウェルスナビ採⽤チーム([email protected])までご連 絡お待ちしております。 32 @2024 WealthNavi Inc.

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Appendix.Ⅱ 定期的にWealthNavi開発(技術‧組織)に関する情報を発信しています。 開発者ブログ 技術広報に関する お問い合わせ先 https://zenn.dev/p/wn_engineering ● ● ウェルスナビ技術広報チーム([email protected]) 33 @2024 WealthNavi Inc.