テクギャザ vol.5の登壇資料「若手エンジニアがAIで成長を加速させるとき、理解を置き去りにしないために」

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June 30, 26

スライド概要

2026年6月19日(金)に開催したテックギャザリング vol.5の登壇資料です。

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シンプレクスは1997年の創業以来、メガバンクや大手総合証券を筆頭に、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開してきました。現在では、金融領域で培った豊富なノウハウを活用し、金融機関以外の領域でもソリューションを展開しています。2019年3月にはAI企業のDeep Percept株式会社、2021年4月には総合コンサルティングファームのXspear Consulting株式会社がグループに加わり、創業時より付加価値の創造に取り組んできたシンプレクスとワンチームとなって、公的機関や金融機関、各業界をリードする企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しています。

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各ページのテキスト
1.

Hello world, Hello innovation. 若手エンジニアが AIで成長を加速させるとき、 理解を置き去りにしないために Simplex Tech Gathering #5 ©️ 2026 Simplex Inc. 1

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Hello world, Hello innovation. Who am I? • 高野 剛丞 • 2023年新卒入社(4年目) • 経歴 • 1〜3年目: 主にWebアプリケーションのフロントエンド開発 • 4年目: BFF案件で要件定義 • AI歴 • 1〜2年目: Chat型AIはあったが簡単な調べ物/コード生成が中心 • 3年目: Agentic AI(ClaudeCode)を使い始める • 3年目後半には、AIに実装を任せる範囲が大きく広がった ©️ 2026 Simplex Inc. 2

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Hello world, Hello innovation. AIを使うほど、 本当に成長できるのか? ©️ 2026 Simplex Inc. 3

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Hello world, Hello innovation. 「成長」の前に そもそもAIによって 何が変わった? ©️ 2026 Simplex Inc. 4

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Hello world, Hello innovation. AIで変わったこと • 調べる、書く、作るスピードは上がった • 自分でゼロからコードやドキュメントを書く量は減った • AIに任せる範囲は少しずつ広がった • 自分の理解より先に、成果物が出るようになった ©️ 2026 Simplex Inc. 5

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Hello world, Hello innovation. でも 「判断すること」 は残った ©️ 2026 Simplex Inc. 6

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Hello world, Hello innovation. 速く進むほど、判断しないまま進めてしまう • AIは速く、それっぽいものを出せる • でも、出力をそのまま使っていいかは自分で判断する必要がある • 若手は、まだ判断軸が育っていない領域も多い • だから、判断できないまま進めてしまいやすい ©️ 2026 Simplex Inc. 7

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Hello world, Hello innovation. AIの出力を 「鵜呑みにするな」 とよく言われる ©️ 2026 Simplex Inc. 8

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Hello world, Hello innovation. 「鵜呑みにする」 ってなんだろう? ©️ 2026 Simplex Inc. 9

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Hello world, Hello innovation. 「鵜呑みにしない」=判断を通す 疑い続けることではなく、使う前に一度自分の判断を通す 鵜呑みにしている状態 判断を通している状態 判断なし AI出力 成果物 AI出力 自分の 判断 成果物 • AIが言ったから正しいと思う • なぜそれを採用するかを説明できる • 良い / 悪いを自分では判断できていない • 案件の文脈に合っているか判断できる • なぜそうしたか説明できない • 不安な点を把握し、確認できる 採用の根拠を、自分の中に一度つくってから使う ©️ 2026 Simplex Inc. 10

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Hello world, Hello innovation. 「鵜呑みにする」 = 成長できない? ©️ 2026 Simplex Inc. 11

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Hello world, Hello innovation. 判断しないまま出しても、理解は残らない • 成果物を出すことはできる • でも、なぜOKとしたかを説明できない • 判断の経験が残らないと、次もAIに頼るしかない 成長とは、自分で判断できる範囲を広げ理解を残すこと ©️ 2026 Simplex Inc. 12

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Hello world, Hello innovation. AI前後で変わった成果物と理解の関係 AI以前 AI以後 自分で調べ・考え・書くので、成果物と理解が近いペースで伸びる 成果物は速く伸びるが、理解は自分の判断を通さないと追いつかない 量 量 成果物 成果物 理解 理解(自分の判断を通した場合) 理解(判断を通さなかった場合) 成果物と理解の差が開く = 成長した気になる罠 時間 時間 成果物の増加を、成長と勘違いしない ©️ 2026 Simplex Inc. 13

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Hello world, Hello innovation. 自分の経験と 照らし合わせると… ©️ 2026 Simplex Inc. 14

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Hello world, Hello innovation. フロントエンドでは、すでに判断軸があった • AI Agent以前からWebアプリケーションのフロントエンドを開発していた • 公式ドキュメントを読んでいた • 既存実装を読んでいた • 自分で考えてコードやドキュメントを書いていた • その経験が、AIの出力を見るときの判断軸になった ©️ 2026 Simplex Inc. 15

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Hello world, Hello innovation. 判断できないものは、そのまま使わない • 自分の方針と照らし合わせ、良いと思えば採用する • ただ、フロントエンドでも全部を知っていたわけではない • その場では良し悪しを判断できない提案もあった • そのときは、なぜ良いのかを納得できるまでAIと議論してから使った ©️ 2026 Simplex Inc. 16

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Hello world, Hello innovation. 4年目から BFF/認証認可という 未知の領域へ ©️ 2026 Simplex Inc. 17

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Hello world, Hello innovation. RP? PKCE? DPoP? PPID? ©️ 2026 Simplex Inc. 18

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Hello world, Hello innovation. なんじゃそりゃ ©️ 2026 Simplex Inc. 19

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Hello world, Hello innovation. 鵜呑みにしない以前に なにもわからないと 判断はできない ©️ 2026 Simplex Inc. 20

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Hello world, Hello innovation. Step 1: 一次情報で、最低限の地図を作る • 公式情報、案件の過去議論、議事録をざっと読む • 完璧に理解するためではなく、全体像を掴むため • 何が論点になっていたのかを知る • あとでAIの回答に違和感を持てる状態にする ©️ 2026 Simplex Inc. 21

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Hello world, Hello innovation. AIで判断軸を作る ©️ 2026 Simplex Inc. 22

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Hello world, Hello innovation. Step 2: AIに聞き返して、わからない点を分解する • 過去議論や議事録をrepositoryに入れてAIが案件文脈を読める状態にする • わからない単語・概念・過去議論をAIに聞く • それっぽい説明を1回聞いて終わりにせず、わかったつもりで進まない • 一次情報をざっと見ておくことで、AIに聞く質問も具体的になる ©️ 2026 Simplex Inc. 23

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Hello world, Hello innovation. Step 3: 案件の文脈にマッピングする • 用語の一般的な意味だけでは足りない • この案件ではどの機能の、どのシーケンスの、どの処理に登場するのか • なんのために必要なのか • 特殊な制約はないのか • 脳内で知識のマッピングを作る ©️ 2026 Simplex Inc. 24

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Hello world, Hello innovation. Step 4: 自分の仮説をぶつける • 聞くだけでなく、自分の理解をぶつける • 「この理解で合っている?」 • 「この制約があるから、こうしている?」 • 答えをもらうのではなく、自分の理解を検証する ©️ 2026 Simplex Inc. 25

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Hello world, Hello innovation. Goal: 自分の言葉で説明し 判断できるようになる ©️ 2026 Simplex Inc. 26

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Hello world, Hello innovation. まとめ AI時代の理解を置き去りにしないとは 自分で説明でき、判断できる状態を作ること 既知領域 未知領域 持っている判断軸でAIを見る AIを使って、自分で判断できる状態に変えていく 判断できない部分は、AIと議論して判断できると ころまで持っていく 判断できる範囲が広がることが、成長そのもの ©️ 2026 Simplex Inc. 27