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March 10, 22
スライド概要
2022/03/10 JaSST Tokyo22
http://www.jasst.jp/symposium/jasst22tokyo/timetable.html
メディア・エンタメ業界一筋のPM。DevSumiコンテンツ委員なども少々。 ▼ X https://twitter.com/PassionateHachi ▼ note https://note.com/hiroki_hachisuka
PdMと考える QAとプロダクトマネジメント 2022/03/10 はち@PassionateHachi 1
はち @PassionateHachi メディア業界一筋のPM ・2012/4~2021/3:株式会社IMAGICA (現 IMAGICA Lab.) ・2021/4~9: 複業でプロダクトマネージャー ・2021/10/1〜: 株式会社サイカ プロダクトマネージャー ・2020年の「すごいベンチャー100」選出企業 ・Forbes JAPAN 2022 2月号の特集 「JAPAN’ s CLOUD 20」にて、 弊社が16位に選ばれました! @PassionateHachi
アジャイルYoutubeやってます! はちの遊び場 で検索! 3
このセッションについて ➢ 本セッションでは、”プロダクトの成果を最大化するには?”という視点で、プロダクトマネジ メントのあらゆる活動におけるQAに関する部分にフォーカスしてお話しします。 質問、常時受付中 ➢ Slidoを用いて、視聴者の方々からの質問を 常時受け付けます! 4
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 5
➢ 第二部:PdM x QA座談会 ● Slidoに質問を記入してください! ● 気になる質問には 👍をしてください! ○ 👍が多いものを中心に2人でディスカッションしていきます ● そのほかにも事前に用意した内容に回答していこうと思います! 6
あなたの最も近い役割は? ⓘ Start presenting to display the poll results on this slide. 7
今日の期待値を教えてくださ い ⓘ Start presenting to display the poll results on this slide. 8
本セッションで得られること / Outcome & Target Audience ➢ 毎日の業務に活かせるミクロな視点でのヒントが得られる ○ ➢ プロダクトビジョンや、ロードマップにおけるQAとの関わり方のヒントが得られる ○ ➢ プロダクトマネージャー、事業責任者向け QAの採用、組織についてのヒントが得られる ○ ➢ 現場メンバー、実務者向け マネージャー向け QAのキャリアや未来についての一つの考えがわかる ○ QAのキャリアを考える方向け 9
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 10
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 11
スクラムチームと どう働けばいいの? 12
スクラムチームと 私のチームの事例をお話しします! どう働けばいいの? 13
チームの構成 責務:顧客の成果を大きくし続ける役割。 「根本課題を定義する」「課題をより良く解決する」「サイカをワクワクさせる」 PdM 責務:プロダクトの品質を司る Why, What, Howをもとに ユーザーストーリーから、運用まで QA 責務:プロダクトビジネスの成果を具現化する ビジネスの成果を指標にスクラムチームで日々開発 SWE 14
チームの現在地 ● ● ● 名 も な き 開 発 手 法 ● 新メンバージョイン ふりかえりの開始 プランニングの開始 プロダクトバックログの整理 ● ● ● ● 新メンバージョイン QAもスプリントにジョイン プロジェクト見積もりの開始 スプリント見積もりの開始 ● ● 年間ロードマップ の開始 プロジェクトを1つ 完走 私のジョインから4ヶ月。 15
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プロジェクトの進め方 (1/3) 【PRD Product requirements document】 ・どんな課題を解決するのか ・Pjの成功 / 失敗は何か ・どうやって測り、判断できるか ・どんなユーザーストーリーか ・何を作るのか / どんな打ち手 ・この打ち手を選んだ理由は ・やらないことは? PRDを起点に ”Why” からチーム全員で考え、意志を揃える 17
プロジェクトの進め方 (2/3) QA設計 QA見積もり テスト実行 PRD更新 PRD 基本設計 実装見積もり 機能実装 Sprintの中で同期 / 非同期を繰り返して 責務を全うする 18
プロジェクトの進め方 (3/3) 基本 設計 テスト設 計 レビュ Issue Issue Issue Issue User Story A QA 見積 データ 準備 PRD Issue Issue Issue Issue Issue Issue 実装 見積 テスト 実行 実装 Issue 高速に価値提供するために、Agilityを追求した細分化 Issue Issue
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 20
WhyやVisionを QAと共有する 意味は?必要性は? 21
WhyやVisionを QAと共有する 私のチームの事例をお話しします! 意味は?必要性は? 22
プロダクトライフサイクル ● QAの関わり方: ○ 共有を受けて、チームで対話する ○ 自分の言葉で語る 23
プロダクトライフサイクル ● 年間計画が達成できれば、ロードマップが実現で きるような構成 ● ● ロードマップを受けて、PMが語る ○ どのタイミングで ○ 何をするのか ○ ”どんなインパクトなのか” QAの関わり方: ○ チームで対話し、深堀る。 ○ 自分の言葉で語る 24
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プロダクトライフサイクル ● OKRが達成できれば、年間計画が達成できるよう な構成 ● ● 年間計画で建てた、部署ごとのOKRを追う ● 定量的でムーンショットなチャレンジ ○ プロダクトの力でxx円売上増 ○ NPSの平均満足度8以上 QAの関わり方: ○ OKRを理解した上で、どうすれば達成でき るかを考え、実行する。 26
プロダクトライフサイクル ● プロジェクトが全て期間内に達成できれば、OKR は達成できるような構成 ● PRDや技術仕様を言語化。事業インパクトも含め て、関係者と合意して走り出す ● QAの関わり方: ○ プロジェクトのWhyから理解し、提案、実行 を行う 27
● この実績をもとに、次のプロジェクトの見積もり誤 差率を加味してスケジュールを決める ※ 数字は適当です。 28
プロダクトライフサイクル ● プロジェクトの達成に必要なSprint数を大方見積 もって走る。 ● ● 不確実性を徐々に解きほぐしながら、軌道修正 QAの関わり方: ○ Sprint単位でのQA実行 ○ プロセスのふりかえり、改善提案 29
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プロダクトライフサイクル ● ● 日時の積み上げから Sprint Goalの達成を目指す ● Sprint goalとの差分を毎日確認 QAの関わり方: ○ ふりかえりを待たずに毎朝迅速に! ○ 進捗の共有、疑問点の解消、アラートをあげる 31
各進捗を追うメトリクス ● 3年: ○ ● 1年 ○ ● OKR、プロダクト/チームKPI 週 ○ ● OKR、プロダクト / チームKPI 月 ○ ● 事業計画。OKR進捗 4半期 ○ ● 事業計画 OKR、プロダクト / チームKPI、プロダクトKPI、ベロシティ 日 ○ OKR、プロダクト/ チームKPI、ベロシティ 32
Why 新規MRR マーケKPI 我々はなぜここにいるのか? インサイドセールスKPI ・そもそも事業のため ・チームや開発のみではない プロダクトKPI ・どう事業に貢献しているか 事業目標 CS KPI RR プロダクトKPI CS KPI チャーン プロダクトKPI 詳しくは別資料 https://www.slideshare.net/HirokiHachisu ka/po-251238767 33
要件のPBI化の速さ Why 実装の速さ Sprint単位のベロシティ 新機能の提供速度 マニュアル作成速度 LP、営業資料の更新 プロダクトKPI Logへの反映速度 不具合特定の速さ 通知頻度 調査、要員確定の早さ 不具合修正速度 意思決定のはやさ 修正実装の速さ 実装の速さ 34
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 35
どうしてもQAの 採用の優先順位って 下がってしまう 36
5名のCTO、EM、PM達の WhyやVisionを 本音を聞いてきました! QAと共有する 意味は?必要性は? ※ 刺激が強いですが、抜粋してありのままをお届け ※ いずれも私含め、あくまで個人の見解です。 37
Q1. 現在の組織におけるQAは誰が担っている? ● ● ● 「外部パートナーに準委任契約でお願いしている」 ○ 業界で名前が上がる1~2社のどこかに。 ○ 割と迷わず、「ここでいいよね」という印象 ○ エンジニアには実装に注力してもらいたいので”人手として”という意味が大きい 「自社のエンジニアが工夫しながら頑張ってる」 ○ 自動化することを第一に置いているし、できてきている ○ QA専任を雇うより、3rd Partyの自動化ツールに投資 ○ 手動テストは見様見真似でやってるが、誰がやっても完璧などないので、それで良いと思う ○ CICD、インフラと同じようにエンジニアの仕事の一つと考えている 「自社で雇用している」 ○ QAチームが複数プロダクトを横断してQAしている ○ 正直、掛け持ちが多いのでプロダクトの深い理解に及んでない ○ 社内外注扱いに近い。テスターになりがち。ただ、チーム専任できるほど、常時稼働できるよ うなプロセスが確立してない 38
Q2. QAを自社雇用せず外注する理由は? ● ● 「採用優先順位が低い」 ○ エンジニア、PM、CSが事業の拡大とともに必要になるので、そちらの方が優先順位が高い ○ “QAの人が得意”はあるが、“QAじゃないとできない”はないと思ってる ○ 得意かそうかは性格や経験であって、役割ではない 「キャリアパスを用意できない」 ○ CTO、VPoE、CPOのような3000万円/年稼げる QA最高位が思い浮かばない ○ 給与を上げてあげることができないのに雇うのは双方不幸になる ○ かといって、QA→エンジニアというパスも意味があるとは思えない。(未経験からエンジニア を始めた方が良い) ● 「いずれなくなる仕事だと思ってる」 ○ 今後ますます自動化されるので、一過性の職業と思っている ○ クラウドの出現でインフラ専任が激減し、CICDの出現でデプロイ職人が減ったようにQAもそ の道を辿ると思う 39
Q3. QAパートナー企業への期待値は? ● 「ぶっちゃけそもそもそんなに期待値高くない」 ○ 100%はないものなので、普通に設計して、実行してくれればそれ以上は求めていない ○ QA実行の足りないリソースを補填してくれていること ○ 強いて言うなら、その質を上げ続けて、カイゼン提案をして欲しいが、カイゼン提案はエンジ ニアやスクラムマスターなどほか役職の方が得意 ● 「自動化のコンサルやプロジェクトリード」 ○ 自動化を加速していきたいので、良いサービスの提供や紹介、運用設計などのプロジェクト リードをお願いしたい ○ ただ、コンサルやプロジェクトマネージャーの仕事かつ、現状のreactとカニバるので今の パートナーに期待できるとはあまり思ってない。 40
Q4. 世の中や業界がどう変わったら自社で雇用する? ● ● 「”QAじゃないとできない”が生まれたら」 ○ 現状はQAは”得意な人”であってエンジニアでも大抵のことはできてしまう。 ○ ジュニアなQAだと、むしろ社内エンジニアの方が詳しい ○ 自動テストなどはコードをかけないとむしろQAではできないことが多い 日本にもQA界のスーパープレイヤーCxOが生まれたら ○ キャリアが描けない限り自社雇用はない。 ○ ましてや、今後自動化が進んで先細るのであれば、尚更。 ○ この状況下でQA特価でスーパープレイヤーが生まれる事例が出てきたら、気 にはなる。 41
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 42
「3章:QAと組織・採用」より ● 今後「自動化が進んでいく領域」という認識がつよく、経営判断での投資が移行する ● 「QAじゃないとできない」がない ● スーパープレイヤーの不在 / キャリアが用意できない 他の業界に目を向けるとヒントがあるかもしれない ● 例 ○ 命を預かる仕事 ■ ○ 自動車、飛行機 ブランドを守る仕事 ■ ゲーム、テーマパーク 43
メーカーの品質保証 標準規格を熟知し、全ての工程でブランドを守る活動 https://job.dmkt-sp.jp/topics/article/work_quality_management_180807.html 44
メーカーの品質保証 標準規格を熟知し、全ての工程でブランドを守る活動 https://www.career-on.jp/contents/7422/ 45
三菱モータースの品質保証 組織としての責任感を持つ https://www.mitsubishi-motors.com/jp/recruit/newgrads/work/people/04.html 46
ANAの航空整備士 工程管理、原因究明、改善など多岐にわたるスペシャリストがコラボ https://www.mitsubishi-motors.com/jp/recruit/newgrads/work/people/04.html 47
JALの航空整備士 役割のみならず、それぞれの得意分野を生かした働き方 https://www.tsukuniha.net/interview/special/01_06/ 48
JALの整備計画部 先んじて、手を打ち不具合が生まれないことを目指す https://www.job-jal.com/work/interview/interview11.html 49
任天堂の品質保証 当たり前を疑い、技術者のモノづくりの品質基準を作る https://www.nintendo.co.jp/jobs/keyword/10.html 50
品質保証界のスーパープレイヤー (トヨタ 宮本 元常務) https://newswitch.jp/p/12633 https://irbank.net/E02144/fee 51
他業種に学ぶ未来 ● 規格や世の中のトレンドを誰よりも熟知している ○ ● QAの中でも得意分野を持ち、責任を持つ ○ ● ISO規格、ユニバーサルデザイン、自社のブランドアイデンティティ 工程管理、設計、実行、自動化など得意な部分を作る 多くの技術者のものづくりの基準をつくり、それを守れる運用を構築する ○ ブランドを守りながら、開発組織の流動性、拡張性を担保する品質ガイドラインを作る ■ ● 例:デザインガイドライン プロセス自体のテストを行い、品質基準が守られることに責任を持つ ○ 開発プロセスのなかでQA工程のみならず PM、エンジニアの作業工程についてもアドバイス 52
こんなのできるのスー パーマンじゃん 53
PM も どうしてもQAの エンジニアも 採用の優先順位って めちゃくちゃ勉強してます。 プロダクトマネジメントトライアングルの苦手部分 下がってしまう 最新の技術トレンド 54
PM も どうしてもQAの エンジニアも 採用の優先順位って めちゃくちゃ勉強してます。 あなたもできる! プロダクトマネジメントトライアングルの苦手部分 下がってしまう 最新の技術トレンド 55
今日のアジェンダ ➢ 第一部:PdMの視点で考えるプロダクトとQA ○ 1章:QAとスクラム開発・チーム ○ 2章:QAと事業・プロダクトビジョン ○ 3章:QAと組織・採用 ○ 4章:QAとキャリア・未来 ➢ 第二部:PdM x QA座談会 ○ 5章:参加型ディスカッション 56
ディスカッションの進め方 ● Slidoに質問を記入してください! ● 気になる質問には 👍をしてください! ○ 👍が多いものを中心に2人でディスカッションしていきます ● そのほかにも次ページの内容に回答していこうと思います! 57
ディスカッションテーマ案 QAってそもそも何? 逆にチームの他の人たちか らの期待値ってなに? QAからチームに提供出来 る価値とは? スクラムチームでどう働いて る? キャリアパスどう描いてる? どんなQA,PMと働きたい? どんな組織で働きたい? 5年後のQAとPM 自動化との向き合い方 他業種から学べること 経営視点で考える人員配置 について これからQAを目指す人へ 58
Audience Q&A Session ⓘ Start presenting to display the audience questions on this slide. 59