20250707_エンタープライズアイル_大企業をボトムからアジャイルにする3年間の挑戦

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July 07, 25

スライド概要

エンタープライズアジャイル勉強会に登壇した内容となります。
https://easg.connpass.com/event/359505/

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1.

大企業をボトムからアジャイルにする3年間の挑戦 2025年7月7日

2.

0.はじめに 2

3.

とあるお悩み相談 社長にアジャイルの話を入れるため、役員・部長 層にレビューしますが、なかなか伝わりません。 その中で、いろいろとご指摘を受けますが、理解 がかみ合わずモヤモヤします。 どのように進めていくと上手くいきますか? 3

4.

とあるお悩み相談 3年間やってきたが、結局うまくできない・・・ ただ、経験した中での話せることはある。。 ※N=1の素朴理論です。 4

5.

目次 0.はじめに 組織のコンテキストについて 1.3年間の軌跡 3年間の成果と課題、具体施策の紹介 2.お悩み(闇)相談 エンタープライズあるあるのお悩みについて考えること 3.終わりに これからの抱負 ※N=1の素朴理論です。 5

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本日ラーニングアウトカム ・エンタープライズアジャイルを推進する上での現場のTipsを 知ることができ、具体的に試せるようになる ・現場でのモヤモヤを共有して、お互いに癒しあい、明日からまた 頑張ろうと思える ※N=1の素朴理論です。 6

7.

自己紹介 小泉 岳人 X(Twitter):@koitake_ note :https://note.com/rich_hyssop406/ ニッセイ情報テクノロジー(株) プロダクトサービス事業推進室 主席スペシャリスト 趣味:コントラバス 7

8.

組織紹介 ニッセイ情報テクノロジー ◼「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」といった社会 保障領域のマーケットに対して、質の高いITサービス やコンサルティングなどを提供しています。私たちの 使命は、ITで“いのちを支える”産業に貢献すること。 社会や生活の基盤となるプラットフォーマーを目指し、 新たな価値の創造に取り組んでいます。 設立 1999年7月 事業内容 保険・金融に関するシステムサービス 医療・介護に関するシステムサービス ネットワークサービス、アウトソーシング、収納代行 従業員数 等 2,535名 (2024年4月1日 現在) 8

9.

組織紹介 営 業 部 門 コ ンン グサ 部ル 門テ ィ 開 発 運 用 部 門 企 フ画 部ス 門タ ッ 特別プロジェクト対 策室 社内でのプロダクト作成の 推進を実施 プロダクトサー ビス事業推進室 我々のチーム 次期システム推進室 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業部 ○○事業本部 ○○事業本部 日本生命の今後のシステム戦略を 推進する組織 ・パートナーメンバー/兼務者 合わせて30名程度の組織 ・保険を中心としたWeb サービスのR&D活動と アジャイル開発の推進/支援を実施 9

10.

1.3年間の軌跡 10

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1.3年間の軌跡 2004.春 2020.春 2022.春 入社 2023.春 2024.春 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 2024.夏 保険会社の Agile推進 2025.春 事業部の Agile支援 組織内での対 話の取組 11

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1.3年間の軌跡 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 12

13.

①.ラボ設立 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 13

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①.ラボ設立 ・デザイン(UI/UX)、Agile、クラウドが得意なスタートアップに負けて失注 ⇒ ケイパ取得のための投資組織 ・出島形式で既存の業務とは離れて組成 ・アジャイルもプロダクトもほぼ初めて、暗中模索での設立 ・社外コミュニティ ・出島でのスタート ・会社や上位層の方針に 右往左往 ⇒営業や政治は大事そう ・ストーリーテリングが 求められる 14

15.

①.ラボ設立_コミュニティについて 社外コミュニティは「実践知」の宝庫 はじまりの村 冒険のダンジョン 賢者の祠 別の大陸 15

16.

①.ラボ設立_コミュニティについて ちょっとずつ覗いて、徐々に入っていく 正統的周辺参加 ・学習は、個人の中だけで完結 するのではなく、実践共同体へ の参加を通して行われる。 ・学習者は、共同体のルールや 文化を学び、それに適応してい くことで、自己成長を遂げる。 親方 師匠 熟練者 新人 ・初心者は「周辺」から徐々に 「中心」へと移行する ※ SCRUM TOKYOの動画から 入るのがおすすめ 16

17.

①.ラボ設立_会社の方針で右往左往 エンタープライズでは上位層の異動もあり、方向性も変わるので、長期的に 活動しようとすると、営業や政治は重要そう(苦手・・・) 新しい活動をやり続けるには、組織の変化に向き合い続けないといけない 部長の想いで 設立構想 設立時、部長は 別会社へ出向 組織再編で複数の部 署が合わさる また、別の組織と 兼務となる 新しい組織が必要 だ!!!俺が見る この組織のミッショ ンって?とりあえず走 りながら考えよう 組織が統合されたけど、 お互いに方向性合わな いなぁ また、変更ですか?と りあえずチームを存続 できるように・・・ 17

18.

①.ラボ設立の経緯_会社の方針で右往左往 組織が変化していく中で、意味を後から修正してストーリーを描くことが重要 むしろ大事なのは、 「ああ、このひとはこういうひとだったのか」 「この話題はこんなにおもしろかったのか」 という意外性の発見です。 そういう事例を数多く見ていると、ひとはどうも、 「じつは……だった」という発見、 つまり定義の訂正そのものに強い快楽を感じている のではないか、という仮説が出てきます。 訂正する力 東浩紀 朝日新聞出版 (2023.10) 18

19.

①.ラボ設立_会社の方針で右往左往 意味付けのためにストーリーテリングが大事。 定期的にストーリーを考え続けている サクセス ファクター システム思考のワーク。ス テークホルダーの成功の定義 に徹底的にフォーカスする https://www.docswell.com/s/sobarecord/5J2EN5-2023-01-27-210835 ストーリー マッピング 「状況説明」、「事件や問題 の発生」、「盛り上げる行 動」、「危機」、「落とし込 み」、「エンディング」の6 コマでストーリーを描く ストーリーマッピングをはじめよう ドナ・リシャウ ビー・エヌ・エヌ新社 (2016.12) 19

20.

①.ラボ設立_会社の方針で右往左往 ご参考:2025に訂正した戦略(ストーリー) ①.プロダクト作り 仮説検証Agile ノウハウ ①.プロダクト作りのケイパビ ②.CoP(実践的コミュニティ) ③.コンサル リティを生かして、③.高単価 高単価SI のコンサルやSIを実施してい ノウハウ き、その利益を元に更なるプロ ストック ダクト作りを行い、実験的な試 全社 ラボ 運営 活動 みをしよりケイパビリティを貯 活動 メンバー ブラン ディング オファリング めていく SECIモデル ビジネス 社内外に発信 また、その際の知見を②コミュ ニティに蓄えていくことで、コ ミュニティがハブとなって関連 するメンバーがより交流/成長 できるようにしていく 20

21.

②.プロダクトのケイパ取得 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 21

22.

②.プロダクトのケイパ取得 ・自分達でWebサービスのプロダクト作成に取り組んだ ・全員がノウハウを学ぶ (開発者もキャンバスやインタ ビュースクリプトも一定作れる) ⇒プロダクトケイパは汎用的 ・日経新聞に掲載、引き合いも あり、社内でも表彰 https://www.nikkei.com/arti cle/DGXZQOUB221UI0S4A42 0C2000000/ ・深く経験しないと理解が難しい PO枯渇する ・アウトカムをチームが考える中で アウトプットを軽視 (ケイパ取得ではアウトプット大事) ・プロダクトを共に推進してくれる 事業部が見つからない 22

23.

②.プロダクトのケイパ取得_仮説キャンバスの紹介 活動する際は、仮説キャンバスを元に活動。皆キャンバスを作れる。 <参考> 今回の登壇に関す る仮説キャンバス 仮説キャンバス 正しいものを正しくつくる 市谷 聡啓 著 ビー・エヌ・エヌ新社 (2019.6) より 23

24.

③.社内外への発信/コミュニティ 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 24

25.

③.社内外への発信/コミュニティ ・発信は設立当初から意識(最初のプロダクトが自分たちのチームのWebページ) ・社外登壇も精力的に実施 ・チームの勉強会を育て、全社に向けて毎週(毎日)勉強会コミュニティで活動 ・チームのブログは3年間266本 (週1件以上は誰かが投稿) ・発信については後ろ向きではない ものの、積極的なメンバーは一部 ・社外登壇も毎月1件以上実施 ・参加者が、あまり増えていかない ・社内の勉強会コミュニティを実施 (年間100件以上の勉強会企画) ⇒発信に力を入れて文化醸成 25

26.

③.社内外への発信/コミュニティ チームブログ 各種登壇 社内勉強会 なるべく、負荷低く継続できるように研究中 26

27.

③.社内外への発信/コミュニティ 「発信」や「勉強会」は表現の花ではなく、興味の種を植え探究の根を伸ばす活動 「興味のタネ」から「探究の根」が伸びその結 果が「表現の花」として表に出てくる 普段見ている「表現の花」より むしろ地下深くに様々な方向に 延びた探究の根が本質である 「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 末永 幸歩 (著) 27

28.

③.社内外への発信/コミュニティ 発信活動はどれも等しく価値がある。自分に合ったところから発信数を増やす よう意識。また組織として一定仕組み化して、大事さを言い続ける 1.チャットでの反応、X等のいいね 2.勉強会等への参加、コミュニティ参加 難 易 度 3.勉強会で感想を言う、コミュニティで発言する 4.分報、X等でのリポストやコメント 5.チームブログで発信、個人でのブログ記載 6.社内登壇、社外登壇 社内運営、社外運営 7.書籍、査読付き論文 28

29.

④.伴走/共創 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 29

30.

④.伴走/共創 ・保険会社のAgile CoEの伴走を実施 ・事業部のAgile開発サポートを実施 ・プロジェクトのPMOのサポートや仮説検証のサポートも実施 ・今までのケイパに価値はあった ・既存の組織でAgil始める際の壁 ・合宿実施等、適応課題にもリーチ ・自分たちのメンバーの モチベーションをどう保つか ・一定の売り上げも見込める ⇒合わない組織とどう始めるか? ⇒ノリが合う所とできるか? 30

31.

④.伴走/共創_技術課題と適応課題 『技術的課題』の解決が目的で始めるが、『適応課題』の問題の方が重い課題 技術的課題 すでに分かっている知識や方法で解決で きる課題 例:アジャイルを導入すれば開発が早くなる、生産性向上の ためのツールを導入する 解決策:既存の知識・手法(べスプラ導入) リーダーシップ:指示・管理 適応課題 正解がなく、人や組織の考え方や行動の 変化が求められる課題 例:一部のメンバーに負荷が集中。組織のメンバーが後ろ向 き 解決策:新しい価値観・行動の変化 リーダーシップ:問題提起・対話促進 合宿での対話、いろいろなワークショップ(場の設定)等を 実施できることが問題に対して有効なことが多い 31

32.

④.伴走/共創_合宿 https://agile-douga.tv/products/webinar-training-camp ※泊りの合宿を年間2回以上実施。泊り以外も含めたイベントは数多く実施 32

33.

④.伴走/共創_エンタープライズで共創が難しい理由 エンタープライズ受託アジャイル課題 今までのやり方 ・発注元と受託側等、責任分界点を しっかり分ける アジャイル開発で目指すやり方 ・発注元と受託側で責任と価値を 共有する ・今までのやり方をより洗練する ・新たなやり方を試し、検査・適応 ・発注 - 一次請け - 二次請け 等 それぞれの中で階層管理。 (特に大きな会社は会社の中で ヒエラルキーが強いところが多め) ・フラットな関係で自己組織化する 今までのメンバーでAgile開発を進めると、やり方の違い等の「適応課題」に ぶち当たる。そこで「合宿」などもできない雰囲気だと辛い 33

34.

⑤.個人と対話 2004.春 2020.春 2022.春 ①.ラボ設立 入社 2023.春 2024.春 ②.プロダクトのケイパ取得 プロダクト ラボ設立 日経で紹介 2024.夏 2025.春 ④.伴走/共創 保険会社の Agile推進 事業部の Agile支援 ③.社内外への発信 コミュニティ 東京へ 初登壇 (案件失注) (EA勉強会) 全社勉強会 Daily実施 組織内での対 話の取組 ⑤.個人と対話 34

35.

⑤.個人と対話 ・パートナー/プロパー一体で3か月に1回、個人のGolden Cercleと目標、 ふりかえりを共有しあう ・毎週1時間の対話のワークや3か月に1回の対面イベントを継続 ・組織、チームのレジリエンスや 共通言語は増えてきている ・グロースしづらい (独特なノリになる) ・メンバーが取組自体を大事に 感じている ・周りからは価値が理解されない ・すぐに成果は出ない ⇒個人の探究と対話を重視 35

36.

⑤.個人と対話_ゴールデンサークルライトニングトーク ゴールデンサークル 1.WHY 2.How 3.What 物事を「Why(なぜ)」→「How(ど うやって)」→「What(何が)」の 順で語り、「何をするのか」よりも 「なぜするのか」を優先して伝えるこ とが聞き手の共感を生み、行動変容を 促すという理論 36

37.

⑤.個人と対話_ゴールデンサークルライトニングトーク 四半期に一度、個人のゴールデンサークルを共有し、ふりかえり や目標を共有する(ゴールデンサークルライトニングトーク) 自身の ゴールデンサークル 組織の6つの ビジョンから3つ選んで 自身の目標を表明 37

38.

⑤.個人と対話_対話と1on1のワーク 対話の重要性を改めて共有 議論 合意形成や意思決定のための納得解を決める話合い 対話 自由な雰囲気の中で相互理解を深め、共通認識を作る 話合い ※想定を持ち出さず、判断を保留状態にする ことが求められる ※議論も大事だよ 38

39.

⑤.個人と対話_対話と1on1のワーク 対話について上手くなるために、毎週1時間とって、 1on1の勉強会/練習を実施 ①.勉強会 ②.チームのメン バー同士で1on1 ③.全員に共有 ※くりかえし 39

40.

⑤.個人と対話_対話と1on1のワーク ①.勉強会 ポイントとする章を読んで、ディスカッ ション & 関連する記事や動画鑑賞 (運営側で)チェックシートを作成 聞き手 話し手 話したいことをそのまま話せる ネガティブなことでも、素直に言 ように促すことが出来たか? えたか? https://guide.1on1guide.org/ 尾澤 愛実,笹尾 納勇仁, @chachaki,@eroccowaruico 著 (運営側で)困ったときの 質問事例を作成 感情や思いつきを引き出す事例 チームで働いてみた感じを天気で言い表 すと、晴れ or 雨 or 曇 のどれですか? 40

41.

⑤.個人と対話_対話と1on1のワーク ②.チームのメンバー 同士で1on1 テーマ:自身が実施する(した)内容 /興味/不安について共有して、問題 があれば、方向性について話し合う 1on1 シート作成 ふりかえり 41

42.

まとめ ①.ラボ設立 ポイント 課題 出島でのスタート 会社や上位層の方針に右往左往 ②.プロダクト プロダクトケイパは共通的 のケイパ取得 深く経験しないと理解が難しい ③.社内外への 発信に力を入れて文化醸成 発信/コミュニ ティ 参加者はなかなか増えない ④.伴走/共創 合わない組織とどう始めるか? ノリが合う所とできるか?(合宿 等) ⑤.個人と対話 個人の探究と対話を重視 時間がかかる。グロースしない 42

43.

2.お悩み(闇)相談 43

44.

先日のイベントのOST(Open Space Technology)でエンタープライズアジャイルの闇を集めました!! 44

45.

先ほどの課題に関する質問が来ています。 課題 ①.ラボ設立 会社や上位層の方針に右往左往 質問③ 質問③ 理解されない問題 ②.プロダクト 深く経験しないと理解が難しい のケイパ取得 ③.社内外への 参加者はなかなか増えない 発信/コミュニ ティ ④.伴走/共創 質問①、② 質問①、② 広がらない問題 合わない組織とどう始めるか? ⑤.個人と対話 時間がかかる。グロースしない 45

46.

お悩み相談①_質問 社内で、アジャイル開発を始めるため、規定の見 直しが必要となり、ガイドの整備を始めました。 しかしながら、頑張ってガイドを作成したものの アジャイル開発は始まらず、ガイドが日の目を見 ることはありませんでした。 どう始めるのが正したっかのでしょうか? 46

47.

お悩み相談②_質問 社内で、アジャイルやプロダクトに関する知見を 広げようと、勉強会を実施しても、盛り上がらず、 参加者も増えません。 社外の知見を広げようとカンファレンス等に参加 を訴えても響きません。 会社として学習は大事と言っているにも関わらず、 この状況はどうすればよいでしょうか? 47

48.

何をやっても広がらない問題 (砂漠で水を撒いている感) 48

49.

何をやっても広がらない問題 ①.アーリーアダプターに注力する ②.持続するやり方を見つける (楽しむ/負荷を下げる) ③.複利を効かせる(学習・発信・人間関係) ④.時間軸を複数持つ 49

50.

何をやっても広がらない問題 ①.アーリーアダプターに注力する ②.持続するやり方を見つける (楽しむ/負荷を下げる) ③.複利を効かせる(学習・発信・人間関係) ④.時間軸を複数持つ 新しい事を実施する際に前向き に受け入れてくれる層は15% 50

51.

何をやっても広がらない問題 ①.アーリーアダプターに注力する ②.持続するやり方を見つける (楽しむ/負荷を下げる) ①.勝手にイベント(祭り)化 ・Dailyで勉強会 ・お披露目会 ③.複利を効かせる(学習・発信・人間関係) ②.自分達のカタを作る ④.時間軸を複数持つ 51

52.

何をやっても広がらない問題 ケイパビリティが次 の学びを引き寄せる 発信が発信を作る ①.アーリーアダプターに注力する ネットワークが更なる ネットワークをつなぐ ②.持続するやり方を見つける (楽しむ/負荷を下げる) ③.複利を効かせる(学習・発信・人間関係) ④.時間軸を複数持つ 52

53.

何をやっても広がらない問題 ①.アーリーアダプターに注力する ②.持続するやり方を見つける (楽しむ/負荷を下げる)3年前に作ったガイド があったから始めやす かったです。 ③.複利を効かせる(学習・発信・人間関係) ④.時間軸を複数持つ 53

54.

お悩み相談③_質問 社長にアジャイルの話を入れるため、役員・部長 層にレビューしますが、なかなか伝わりません。 その中で、いろいろとご指摘を受けますが、若干 理解がかみ合わずモヤモヤします。 どのように進めていくと上手くいきますか? 54

55.

上の人が変わる中でどう対応していくか ①.プロダクトマネジメントを学ぶ ②.〇〇問題 ③.時間軸を複数持つ 55

56.

上の人が変わる中でどう対応していくか ①.プロダクトマネジメントを学ぶ ②.〇〇問題 ③.時間軸を複数持つ その具体的な手段 は? 課題に対してどんな 価値を提供できるか 偉い人がどんな課題 を感じているか (Solution-Product-Fit) (Problem-Solution-Fit) (Customer-Problem-Fit) 結局、上記理解が足りていないだけ 56

57.

上の人が変わる中でどう対応していくか ①.プロダクトマネジメントを学ぶ ②.〇〇問題 ③.時間軸を複数持つ https://speakerdeck.com/kawaguti/hagechabin 57

58.

上の人が変わる中でどう対応していくか ①.プロダクトマネジメントを学ぶ ②.〇〇問題 ③.時間軸を複数持つ ○○さん、異動で 来年いないらしいですよ。 58

59.

3.終わりに 59

60.

時間軸を複数持つ 毎日 1~数か月 ・1DAY SPRINT ・毎日勉強会 1年~ ・1か月/4半期毎にふりかえり ・4半期毎にイベント できる範囲に集中して、 複利が効くことをやる、生成する 「学習・発信・人間関係」 ・ケイパビリティを使って しなやかにやっていく 60

61.

私のプロダクトの時間軸 ・生命保険という数10年の保守が必要な プロダクトの情報子会社 ・毎日うまくいかないけど、 少しずつ築いているものもある ・このまま複利で育てていければ、 何年かしたら面白いことになるかも・・・ 61

62.

『葬送のフリーレン』 山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)小学館より 62

63.

また、コミュニティでお会いしましょう Fin 63

64.

補足資料 64

65.

補足資料や、ワークショップの具体内容等、 下記MIROに搭載しています。 https://miro.com/app/board/uXjVIghvpy4 =/?share_link_id=851440430106 65

66.

サクセスファクターワークショップ 手順1-1:今回の主体を決定する(〇〇チーム、〇〇ソリューション等) ※メンバー全員が考えられる主体にすることが重要 手順1-2:主体に対してのステークホルダーを洗い出して、付箋に書く。自分たちも含めて、 お客様のお客様まで関連しているステークホルダーを広く洗い出す。 手順1-3:現在、ステークホルダーが決定した主体に対して喜んでいる、認めている点を付 箋書いて、ステークホルダーの下に貼っていく。加えて、主体が1年後『大成功』したと仮定 して、1年後ステークホルダーがどうなっていれば大成功か付箋に書いて貼っていく。 ○○生命 IT部門 マーケ部門 現時点 で喜ん でいる 1年後の 大成功 事務部 門 △△ 生命 自社 他社 生保 自チーム ○○生命の事 例について参 考にしている ITだけでなく ビジネスも含 めた提案をし てもらって喜 んでいる Aチーム エンドユーザー B事業 部 C事業部 契約者 使いやすいマ イページ 開発事例につ いてイベント で登壇してい る 委託会 社 見込客 残業等ひ どくない この領域で得 たスキルが他 でも使える 66

67.

サクセスファクターワークショップ 手順2:手順1で書いたステークホルダーを外して、残った状態について、グルーピングする。 グルーピングしたものについてグループ名をつける(グループ名はXXが〇〇になっている、〇〇 している)といった形で簡単な文になっているとよい。 67

68.

サクセスファクターワークショップ 手順3-1:手順2で書いたグループ名だけを残し、グループ名について因果関係を書く 手順3-2:因果関係を書いた後、特に重要な3点について選ぶ ⇒選んだ要素が、チームとして「我々はなぜここにいるのか?」の目的となる 68