A-5 Yahoo!カード天神チームの立ち上げからこれまで #devsumi

308 Views

September 10, 18

スライド概要

Developers Summit 2018 FUKUOKAの資料です。

profile-image

2023年10月からSpeaker Deckに移行しました。最新情報はこちらをご覧ください。 https://speakerdeck.com/lycorptech_jp

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

(ダウンロード不可)

関連スライド

各ページのテキスト
1.

Yahoo!カード天神開発チームの 立ち上げからこれまで -アジャイルなアプリケーション開発2018年9月6日 Developers Summit 2018 FUKUOKA ヤフー株式会社 コマースカンパニー 決済金融統括本部 山崎 勝平 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

2.

自己紹介 ヤマサキ ショウヘイ 山崎 勝平 Ruby Java PHP Node.js Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 2

3.

概要 1. Yahoo! JAPANカードのアプリケーション開発の事例 1.1 プロジェクトの概要 1.2 アジャイル開発について 1.3 チームの立ち上げ 1.4 チームの混乱期 1.5 混乱期から機能期へ 1.6 正しいやり方は対話して見つけていこう Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 3

4.

概要 2. モダンになったYahoo! JAPANカードのアプリケーション 2.1 PHPからJavaへ 2.2 マイクロサービスアーキテクチャの採用 2.3 コンテナアプリケーションへの移行 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 4

5.

概要 3. アジャイルとは 3.1 私の考えるアジャイルとは 3.2 さいごに Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 5

6.

Yahoo! JAPANカードの アプリケーション 開発の事例 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

7.

概要 1. Yahoo! JAPANカードのアプリケーション開発の事例 1.1 プロジェクトの概要 1.2 アジャイル開発について 1.3 チームの立ち上げ 1.4 チームの混乱期 1.5 混乱期から機能期へ 1.6 正しいやり方は対話して見つけていこう Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 7

8.

プロジェクトの概要 Yahoo! JAPANカードのアプリケーションを モダンにする Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 8

9.

なぜモダンにするのか 機能の提供や改修を早く行いたい Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 9

10.

アジャイル開発について アジャイル開発とは アジャイルソフトウェア開発宣言に 価値を置いた開発の手法 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 10

11.

アジャイルソフトウェア開発宣言 プロセスやツールよりも個人と対話を、 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、 契約交渉よりも顧客との協調を、 計画に従うことよりも変化への対応を、 価値とする。 アジャイルソフトウェア開発宣言 http://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 11

12.

要するに 大事なのはコミュニケーション Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 12

13.

コミュニケーションが大事な理由 システム開発の失敗は コミュニケーションがうまくいかない ことによって発生する Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 13

14.

スクラムとは チーム開発のフレームワーク 朝会 ふりかえり スプリント スプリント レビュー プランニング チームメンバーとコミュニケーションをとる機会が増える Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 14

15.

チームの立ち上げ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

16.

Yahoo!カード天神開発チームのメンバー • 初期メンバーは5人 • 5人ともYahoo! JAPANカードについては素人 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 16

17.

どうやってYahoo! JAPANカードのシステムについて理解したのか まずはコードを読んでみるものの・・・ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 17

18.

コードから読み取れないこと そのコードが書かれた意図、背景 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 18

19.

意図や背景を知る方法 有識者に教えてもらう Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 19

20.

有識者とは • Yahoo! JAPANカードのシステムの開発、 保守、運用を行なっている人 • 東京にいる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 20

21.

どのようにコミュニケーションをとるのか • テキストチャット • ボイスチャット • ビデオチャット • GitHubのイシュー Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 21

22.

実際に会うのが大事 • 実際に会うとそのあとのリモートワークが やりやすい • 定期的に会うのがおすすめ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 22

23.

開発開始から2ヶ月が経過 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

24.

とあるチームメンバーの会話 このコードの仕様書って書いてあるの? ここに書いてあるよ エラーハンドリングをもっと詳細に書いたほうがよくない? てか、そもそも仕様書って必要なのかな Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 24

25.

ぶつかり合う意見 なんか違うんだよなぁ🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 25

26.

チームの混乱期 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

27.

混乱期とは メンバー間で考えや価値観の違いが ぶつかり合う状態 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 27

28.

メンバーの考えや価値観が違う バックグラウンドの違う人間が 集まっているため当然 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 28

29.

人それぞれの価値観がある シンプルに早く作りたい" Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 29

30.

人それぞれの価値観がある 運用する人が困らないように 作るのが大事だよね# Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 30

31.

全て正しい Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

32.

全て正しいと言われても 結局どうすればいいんだよ🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 32

33.

混乱期から機能期へ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

34.

機能期とは チームに一体感が生まれ、 チームの力が目標達成に向かう状態 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 34

35.

機能期へ行くために必要なこと チームの課題を見つけ その解決に向かって全員で進むこと Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 35

36.

Yahoo!カード天神開発チームの課題とは 開発スピードが遅い😨 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 36

37.

出来上がらない成果物 2ヶ月経ってもプロジェクトオーナーが 理解できるような成果物が できあがらなかった Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 37

38.

なぜなのか🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

39.

原因を見つけるために 現状の時間の使い方を分析⏰ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 39

40.

業務時間の分析をした 休憩 9% 開発 21% その他 23% MTG 24% 学習 23% 開発の時間が21%しかない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 40

41.

開発時間が少ないのはなぜか • チーム立ち上げ時に様々なイベントが発生 • 学習の時間が多かった • 認識合わせの時間が必要だった Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 41

42.

どうしようもない のでは・・・😂 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

43.

現状を把握することは大事 現状を把握することで改善していける💪 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 43

44.

地道な改善 • 定例MTGは極力作らない • MTGは時間内でやり終える • MTGは一気にやる 開発チームでコントロールできるのはMTG Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 44

45.

他にも課題はないのか🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

46.

様々な課題 • 成果物についての課題 • アプリケーションの構造の課題 • 終わらない議論 • レビューの手戻りの課題 • PRが溜まる課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 46

47.

成果物を意識するようになる前 トップページを完成させるには認証機能が必要です 認証機能ってどれくらいかかりそう? 認証機能を開発するのに1週間かかりそうです 長いなぁ。しかし、必要な機能だからしょうがないか 基盤機能から作成していた Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 47

48.

成果物を意識するようになる前 今回作成したのは認証機能です 画面は見れないのかな? テストコードならありますが。実行すると成功します。 なるほどー。。 プロジェクトオーナーにはよくわからない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 48

49.

開発する順番を変更した まずはプロジェクトオーナーに 見せれるところから 作った方がいいよね🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 49

50.

成果物を意識するようになった トップページを完成させるには認証機能が必要です 認証機能ってあとでもいいよね まずは画面から作った方が全体のイメージが掴めそうです まずは画面から作りましょう まずはプロジェクトオーナーが理解できるところから作る Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 50

51.

成果物を意識するようになった 今回作成したのはトップページです おー、デザインも当たっていていいですね 何か気になるところはないでしょうか? 文字をもう少し大きくしたいですね フィードバックが早くもらえる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 51

52.

様々な課題 • 成果物についての課題 • アプリケーションの構造の課題 • 終わらない議論 • レビューの手戻りの課題 • PRが溜まる課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 52

53.

アプリケーションの課題 ドメイン層 インフラ層 サービス層 Spring Framework 様々なレイヤーが存在する Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 53

54.

アプリケーションの課題 ドメイン層 インフラ層 サービス層 Spring Framework 各層で役割を分担することで影響範囲を制御できる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 54

55.

とあるチームメンバーの会話 ねぇ、このクラスってどこに置けばいいと思う? ドメイン層じゃない? サービス層でもいいような気もするんだけど どちらがいいんだろうなぁ 各層の役割について混乱が生じていた Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 55

56.

感じたことを素直に指摘した もっとシンプルな構造にした方がいいのでは? 私もそう思う 同じように考えている人はいる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 56

57.

アプリケーションの課題 インフラ層 サービス層 Spring Framework ドメイン層を取っ払った Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 57

58.

レイヤーを減らしたメリット レイヤーが減ったことで 悩むことが減った😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 58

59.

様々な課題 • 成果物についての課題 • アプリケーションの構造の課題 • 終わらない議論 • レビューの手戻りの課題 • PRが溜まる課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 59

60.

終わらない議論 この実装をする際にはこのような問題が発生しそう こういう問題もありそうですね 保守の問題もあるからあれも考慮しないとですね こういうパターンも考えられそうですね 口頭だと議論が発散する Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 60

61.

わからないことは必要以上に議論しない 一旦プロトタイプを作ってから 議論しません?🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 61

62.

プロトタイプをもとに議論する プロトタイプを作ってみました ふむふむ。ここがちょっと気になるな このようにするのはどうでしょう なるほど。問題ないと思います 議論が発散しづらくなる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 62

63.

様々な課題 • 成果物についての課題 • アプリケーションの構造の課題 • 終わらない議論 • レビューの手戻りの課題 • PRが溜まる課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 63

64.

レビューの手戻りの課題 レビューお願いします! ここの修正をお願いします 修正しました! すみません、ここも修正お願いします。。 何度も手戻りが発生 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 64

65.

ペアプログラミングの導入 2人で開発し、実装とレビューを一気に終える 手戻りが発生しない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 65

66.

様々な課題 • 成果物についての課題 • アプリケーションの構造の課題 • 終わらない議論 • レビューの手戻りの課題 • PRが溜まる課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 66

67.

PRが溜まる課題 🤖 OPENされているプルリクエストは10件です [yjcard/app] #90 トップページの作成 (3日前) [yjcard/app] #91 APIの作成 (2日前) [yjcard/app] #92 バリデーション (1日前) ….. なかなかマージされないなぁ レビュー待ちのPRが溜まる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 67

68.

レビュータイム レビュータイムでは集中的にコードレビューを行う ⏰10:30 〜 11:00 レビュー待ちのPRを一気に消化 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 68

69.

細かい改善が積み重なって 開発スピードがアップ🚀 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

70.

開発時間が増えた 開発時間の比較 72% 23% ! P U に 倍 3 が 間 時 発 開 2017 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 2018 70

71.

Yahoo! カード天神開発チームのベロシティ 開発効率がUP! ベロシティとはスプリントごとに消化したポイント数 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 71

72.

気づいたら自然と混乱期を抜けていた 改善を続けることでチームに 一体感が生まれた😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 72

73.

なぜうまくいったのか こういうことやりたいです こういうやり方はどうだろう これやってみました チームメンバーが自発的に改善を行ったから Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 73

74.

正しいやり方は対話して 見つけていこう Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

75.

うまくいかないときは やり方が間違っている😨 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 75

76.

うまくいかない例 このMTGってやる意味あります? だって本にはこうしろって書いてあるし 時間がもったいなくないですか? いや、これは必要だと思うけど Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 76

77.

見落とされがちなポイント 本を書いた人はそれを利用する 全ての人のことを考慮できていない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 77

78.

使い手にあった正しいやり方をする必要がある 正しさとはなんなのか🤔 チームにあったやり方 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 78

79.

例えばこんな感じ このMTGってやる意味あります? なんでそう思うのかな? 時間がもったいなくないですか? なるほど。他のメンバーの意見も聞いてみよう Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 79

80.

大事なのはコミュニケーション メンバーの意見を大事にしよう😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 80

81.

メンバーの意見を大事にすると どんどんチームの雰囲気がよくなっていく😄 こういうことやりたいです こういうやり方はどうだろう これやってみました どんどん改善案が出てくる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 81

82.

うまくいくやり方を 見つけていこう😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

83.

モダンになった Yahoo! JAPANカード のアプリケーション Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

84.

概要 2. モダンになったYahoo! JAPANカードのアプリケーション 2.1 PHPからJavaへ 2.2 マイクロサービスアーキテクチャの採用 2.3 コンテナアプリケーションへの移行 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 84

85.

どのように変わったのか 言語 アーキテクチャ サーバー 変更前 PHP モノシリック VM 変更後 Java マイクロ コンテナ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 85

86.

アプリケーションの一新 言語をPHPからJavaへ一新 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 86

87.

なぜJavaを選んだのか Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

88.

可読性 Javaは型が厳格なため変数の値が明瞭 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 88

89.

Spring Frameworkの存在 Spring Bootが開発されて 使いやすくなった Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 89

90.

デプロイがシンプルに デプロイはjarファイルを配置するだけ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 90

91.

アーキテクチャを変更 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

92.

モノリシックなサービス をマイクロサービスへ Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

93.

マイクロサービスアーキテクチャのメリット 例えば言語のメジャーバージョンアップをする場合 モノシリックサービス マイクロサービス 影響範囲が限定される Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 93

94.

もし変更の影響が様々なところに出る可能性があったら うーん、影響範囲が広そうだから このリリースはリスク高すぎない?🤔 消極的になってしまう😨 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 94

95.

コードの変更による影響が想定しやすいと 影響範囲が小さいと心理的にも安心👩 積極的にチャレンジしていける😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 95

96.

マイクロサービスアーキテクチャのメリット モノシリック マイクロ テスト実行時間の短縮 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 96

97.

テスト実行時間の短縮 テストが1分程度で完了する🚀 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 97

98.

もちろんデメリット もあります Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

99.

マイクロサービスアーキテクチャのデメリット サービスA サービスB サービスC • 認証機能 • 認証機能 • 認証機能 • APIクライアント • APIクライアント • APIクライアント コードの共有がしにくい Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 99

100.

ライブラリ化すれば よくない🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

101.

共通コードはライブラリ化 サービスA サービスB サービスC 認証機能ライブラリ ライブラリは社内Artifactoryで管理 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 101

102.

アプリケーション構築の初期コスト 初期設定 CI設定 CD設定 手動構築 初期構築に2時間かかる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 102

103.

自動化できそうだな🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

104.

アプリケーション構築の初期コストの削減 エコーサービスの開発 コマンドをいくつか実行するだけで アプリケーションとCI/CD環境を構築 30分程度でアプリケーションの初期構築が可能 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 104

105.

アプリケーション構築の初期コスト 2時間から30分に短縮された 手動構築 エコーサービス 初期構築時間の短縮 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 105

106.

コンテナ アプリケーション Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

107.

コンテナアプリケーションの主要技術 Docker + Kubernetes Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 107

108.

コンテナアプリケーションのメリット スケーラブル Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. オート ヒーリング ローリング アップデート 108

109.

スケーラブル アプリケーションのポッドを 自由に増減できる アクセスが増えたから Pod Podを4台にしよう New Pod Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. Pod Pod 109

110.

オートヒーリング 障害の発生したポッドを自動的に削除し 新たにポッドを作成する New Pod Pod Pod Pod ❌ Pod ポッドの障害に対応する必要がない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 110

111.

ローリングアップデート ポッドの作成と削除を繰り返して アプリケーションを更新する仕組み Pod Pod Pod V1 Pod数が減っていき Pod 最終的に0になる V1 Pod V2 V2 Pod Pod数が増えていき 最終的に元の数になる アプリケーションを無停止で更新できる Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

112.

コンテナアプリケーションのメリット サーバーの保守、運用が楽😄 スケーラブル Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. オート ヒーリング ローリング アップデート 112

113.

コンテナ アプリケーション 移行への課題 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

114.

認証 IPアドレスが定まらないのでIPアドレス によるアクセス制御ができない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 114

115.

ロールベースの認証システムに変更 認証トークン 認証 Service Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 認証システム 115

116.

ログの集約 • コンテナのログは消える • どこかにログを集約しないといけない Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 116

117.

ログはSplunkに集約 Splunk ログを送信 Pod Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. ログの検索、参照 Pod 117

118.

技術面でよくなったこと 扱いやすいシステムになった Java マイクロサービス コンテナ 可読性 影響範囲が 保守、管理 の向上 限定される が容易 開発スピードの向上 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

119.

アジャイルについて Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

120.

概要 3. アジャイルとは 3.1 私の考えるアジャイルとは 3.2 さいごに Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 120

121.

アジャイルという言葉 アジャイルの意味が人によって 異なっているような🤔 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 121

122.

アジャイルはやり方ではない Don't just do agile. Be agile. Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 122

123.

アジャイルとは姿勢である よりよいやり方を見つけていく 姿勢こそがアジャイル Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 123

124.

アジャイルにこだわらない ゴールはプロジェクトを成功させること Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved. 124

125.

さいごに Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

126.

アプリケーション開発に 正解はないが工夫する ことはできる😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.

127.

アプリケーション開発 って楽しい😄 Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Rights Copyright (C) 2018 Yahoo Japan Corporation. All Reserved. Rights Reserved.