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November 09, 17
スライド概要
Variational Recurrent Adversarial Deep Domain Adaptation
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Variational Recurrent Adversarial Deep Domain Adaptation 2017-06-29 NIPS+読み会・関西 第4回 Yasuo YAMAMOTO 1
自己紹介 山本 康生 (Yasuo Yamamoto) 所属:データ&サイエンス サイエンス本部@大阪オフィス 担当:広告サイエンス 経歴: • Yahoo! JAPAN 在籍 • これまで京阪奈地区で研究開発(NICT, ATRなど) • KaggleTop10%入賞とか Airbnb(143rd/1462)、HomeDept(85th/2125) 2
本論文について Variational Recurrent Adversarial Deep Domain Adaptation Sanjay Purushotham*,Wilka Carvalho*, Tanachat Nilanon, Yan Liu @南カリフォルニア大学 ICML 2017 accepted paper 3
本テーマの課題 教師ありデータが不足している • 現状、教師ありデータが溜まった特定の分野で しか精度の高いモデルが構築できない 4
転移学習のモチベーション じゃあモデルを転移しよう “転移学習しよう” 5
転移学習の問題設定 Source Domain 6 Target Domain 𝑌𝑠 𝑌𝑇 𝑋𝑠 𝑋𝑇 1.データが異なる場合 𝑋𝑠 ≠ 𝑋𝑡 2.データの分布が異なる 𝑃(𝑋𝑠 ) ≠ 𝑃(𝑋𝑡 ) 3.ラベルが異なる 𝑌𝑠 ≠ 𝑌𝑡 4.ラベルの分布が異なる 𝑃(𝑌𝑠 ) ≠ 𝑃(𝑌𝑡 )
本研究が扱う転移学習の課題 Source Domain Target Domain 𝑌𝑠 𝑋𝑠 𝑋𝑇 ドメイン転移 Domain Adaptation 7 1.データが異なる場合 𝑋𝑠 ≠ 𝑋𝑡 2.データの分布が異なる 𝑃(𝑋𝑠 ) ≠ 𝑃(𝑋𝑡 ) 3.ラベルが異なる e.g.) ドメインが異なる例 𝑌𝑠 ≠ 𝑌𝑡 年齢別の薬品の効果予測 4.ラベルの分布が異なる 地域別のレコメンデーション 𝑃(𝑌𝑠 ) ≠ 𝑃(𝑌𝑡 )
転移学習の取組み Reducing the domain discrepancy between the source and target domains(Ben-David et al. (2007)) ドメイン不一致度を低減する手法 Instance re-weighting (Jiang & Zhai (2007)) 学習に優良なインスタンスの重み付けを行う Subspace alignment (Fernando et al. (2013)) ドメイン間の部分空間のマッピング関数を学習する手法 Deep learning (Tzeng et al. (2015); Ganin & Lempitsky (2014)) Deep Featureなど深層学習から得られる特徴量の転移 Deep Transfer Learning with Joint Adaptation Networks ;(Mingsheng Long, Jianmin Wang, Michael I. Jordan(2016)) 特徴量とラベルの結合分布をヒルベルト空間にマッピングする手法 8
転移学習の取組み Reducing the domain discrepancy between the source and target domains(Ben-David et al. (2007)) ドメイン不一致度を低減する手法 Instance re-weighting (Jiang & Zhai (2007)) 学習に優良なインスタンスの重み付けを行う Subspace alignment (Fernando et al. (2013)) ドメイン間の部分空間のマッピング関数を学習する手法 時系列データなどには最適でない Deep learning (Tzeng et al. (2015); Ganin & Lempitsky (2014)) Deep Featureなど深層学習から得られる特徴量の転移 Deep Transfer Learning with Joint Adaptation Networks ;(Mingsheng Long, Jianmin Wang, Michael I. Jordan(2016)) 特徴量とラベルの結合分布をヒルベルト空間にマッピングする手法 9
本研究のシナリオ 時系列隠れ変数の依存性を考慮する 教師なしドメイン適応を実現する 実際の医療データを使って実験する 10
本研究の提案 Variational Recurrent Neural Network Domain Adversarial Neural Networks VRNN DANN (Chung et al. (2016)) (Ganin et al. (2016)) Variational Recurrent Adversarial Deep Domain Adaptation VRADA 11
先行研究の特徴 Variational Recurrent Neural Network Domain Adversarial Neural Networks VRNN DANN (Chung et al. (2016)) (Ganin et al. (2016)) 隠れ変数をドメインラベルで Adversarial Trainingする タイムステップが異なる時系列デー タの隠れ変数モデリングに強い Variational Recurrent Adversarial Deep Domain Adaptation VRADA 12
VRADA グラフィカル・モデル : VRNN - Variational Recurrent Neural Network : DANN - Domain Adversarial Neural Networks 13
VRADA グラフィカル・モデルの処理 : inference process : generation process : recurrent process : classification 𝑧: latent variable ℎ: hidden state 𝑥: data 𝐺𝑦: DNN for a label 𝐺𝑔: DNN for a domain 14
VRNNの目的関数 Encoder: Prior: DNN DNN Decoder: DNN 15
VRNNの目的関数 KL-Divergence 推論モデル: 𝑖 𝑖 𝑞𝜃𝑒 𝑧𝑡𝑖 𝑥≤𝑡 , 𝑧<𝑡 過去のモデル: 𝑖 𝑖 𝑝 𝑧𝑡𝑖 𝑥<𝑡 , 𝑧<𝑡 生成モデル: 𝑖 𝑖 𝑝𝜃𝑔 𝑥𝑡𝑖 𝑧≤𝑡 , 𝑥<𝑡 16
DANN分類正則化項の追加 分類正則化項 分類正則化項: DNN DNN 17 正解レベル ドメインラベル
VRADAの目的関数 RNN項 ラベル分類項 ドメイン分類項 𝑁: 全サンプル数 𝑇: 対象時間 𝑛: ソースドメイン・サンプル数 𝑛′: ターゲットドメイン・サンプル数 18
最適化とパラメータ更新 Generator, Encoder, クラス分類 のパラメータを求める ドメイン分類のパラメータを求める SGDで更新 𝜂: 学習率 19
実験データ MIMIC-III • 匿名化された成人38,645人と新生児7,875人の入院 記録58,000件以上 https://physionet.org/physiobank/database/mimic3cdb/ 20
実験データ:MIMIC-III AHRF(急性低酸素呼吸不全)データセット 患者分類 ドメイン 説明 サンプル数 成人 グループ2 20〜45歳 508 グループ3 46〜65歳 1,888 グループ4 66〜85歳 2,394 グループ5 85歳以上 437 グループ1 0〜19歳 398 子供 ICD9 データセット 変数 説明 𝑋 患者の体液(インスリンなど) 臨床検査結果(pH値、血小板数など) 処方イベント(アスピリン、塩化カリウムの詳報など) 𝑦 21 ICD9診断コード
問題設定 死亡率予測 ICD9診断コード予測 ドメイン適応タスク 22
死亡率予測の結果 提案手法は 死亡率推定 で良い結果 Domain Adaptationなし 23 Domain Adaptationあり
ICD9診断コード予測 提案手法はICD9診断コー ド予測でもで良い結果 24
ドメイン適応3-4,2-5:ニューロン発火状態 提案手法はSource-Target間で ニューロンの励起が似ている 25
ドメイン適応3-4,2-5:ドメイン適応・時間推移 提案手法はニューロンの時系列 遷移を鮮明に表現している 26
t-SNEプロジェクション 提案手法はTargetとSourceが分離 されることなく表現できている 27
VRADAのまとめ 時系列データに対するドメイン遷移を効果的に実現 ヘルスケア領域の実データに対しても優れた精度を達成 他手法と比べ時系列潜在変数を的確に表現可能 他手法と比べドメイン間のデータ分離を削減 28