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October 27, 26
スライド概要
エンジニア達の「完全に理解した」Talk #82 の登壇スライド資料です。
https://easy2.connpass.com/event/409014/
▼note記事:AIボットで個人ゲーム開発スタジオを作った話:10日で4本出した運用の裏側
https://note.com/unsoluble_sugar/n/n8b8216883915
▼Zenn記事:Grok Bot × Cloudflare Workersで、AIボットが出すPRのレビューと開発版デプロイを自動化した
https://zenn.dev/unsoluble_sugar/articles/grok-bot-pr-review-dev-deploy
フルオタクエンジニア
T E C H TA L K Grok Botを完全に理解するため 個人ゲーム開発スタジオを作ってみた 〜ボットのチームが10日で4本出した運用の裏側〜 2026/10/27 @unsoluble_sugar
今日話すこと 1 Grok Botとは 2 10日で出したミニゲーム4本 3 ボットのチーム構成 4 1本のゲームが出るまで 2
CHAPTER 01 Grok Botとは
自分のPCを持ったAIチームメイト SpaceXAI(旧 xAI)と Cursor が提供する常時稼働のAIエージェント クラウド上に専用の作業マシンがあり、離席中も仕事が進む API がないサイトもブラウザを操作して作業できる デスクトップ・スマホアプリからチャットや音声で頼む 中身: サインインは Cursor アカウント。作業マシンも Cursor のクラウド上にある 4
主な機能 1 3 役割ごとのBot: 仕事ごとに作れて、 メモリやファイルが残る ルーティン: スケジュールやイベント を起点に自動実行 2 4 グループチャット: Bot同士で分担 し、判断が要るときだけ人を呼ぶ コネクタ: GitHub や X などのサービ スとつなぐ 5
アプリの見た目 見た目はふつうのチャットアプリ 左に役割ごとのBotが並ぶ デスクトップ・スマホから指示できる 左の一覧が、役割ごとのボット 6
公開から2か月の動き 8/11 ベータ公開 → 8/26 対象プラン拡大 → 8/29 X と連携 → 9/28 Team Bots → 10/12 料金を再編 X 連携: ポスト検索やメンション確認ができる(後半のシェア日報で活躍) 7
料金: The X Subscription(10/12〜) プラン 月額 Grok Bot 利用枠 Free $0 × — Plus $8 × 基準 Premium $30 ○ Plus の4倍 Super $100 ○ Plus の15倍 Ultra $200 ○ Plus の50倍 Premium: SuperGrok + Cursor Pro + X Premium+ のセット(以前は計 $90) 8
料金のポイント Grok Bot 単体の月額はなく、Xサブスクのプランに含まれる 利用枠は Grok アプリ・Cursor と共有する 週ごとのプール 使い切ったら、プリペイドのクレジットで追加課金 旧プラン(Cursor Pro 以上・SuperGrok 以上)でもそのまま使える 注意: 週の枠が何時間・何タスク分かは公式に数字が出ていない 9
CHAPTER 02 10日で出した ミニゲーム4本
ブラウザですぐ遊べるミニゲームを公開 11
ほぼGrok Bot製 基本はGrok Botメインで作成 音づくりや3Dモデルもおまかせ X&YouTubeでのプロモーション 動画や投稿文面の作成も Grok Bot製のゲームたち 12
CHAPTER 03 ボットのチーム構成
Grok Bot を窓口に 役割ごとのボットをチームとして動かす 企画・実装・デプロイ・告知・分析まで 手を動かす作業はほぼボットが自走 14
今のチーム 15
自分が受け持つ部分 試作から作るものを選ぶ ゲームデザインの方向性、UI や機能の取捨選択を決める 実際に遊んで確かめてフィードバックする マージの判断と「本番に出して」の指示 SNS への投稿 分担: 何を・どこまで作るかを自分が決め、形にする部分をボットが担う 16
CHAPTER 04 1本のゲームが出るまで
大まかに4フェーズ 企画 試作を触って選ぶ → 作る 実装して遊んで確認 → 出す 開発版から本番へ → 届ける・測る 告知と分析 ループ: 分析で見えた改善点は、またゲームボットへの依頼に戻っていく 18
企画|リサーチボットがネタを集める 個人・インディーの制作者の動きをベンチマークとして眺める 「どんなテーマが伸びているか」「どう見せているか」をまとめる 日常のあるあるを少しだけ変にするネタは、ここから出てくる 19
企画|リサーチ段階の「洗濯物、傾けずに干せ」 重さの違う洗濯物がランダムに1枚ずつ届く 角ハンガーのどの洗濯バサミに吊るすかをタップ。一度はさむと動かせない 重さが片寄ると傾き、ときどき吹く風で揺れが増す 傾きすぎると全部ベランダの下へ スマホ縦画面、1プレイ30〜60秒 20
企画|企画案から試作まで作ってもらう リサーチボット 企画と試作を作る → 自分 触って選ぶ → 両者で往復 要素を足して試す → 自分 OKなら専用ボット化 利点: 全部を作り込む前に、試作の段階で見極められる 21
企画|触ってみるとボツも多い 毎日出す人 自分 まず出して、反応に任せる 面白いと思えたものだけ進める 面白いかどうかの判断はユーザーに委ねる ただ、自分と世間の感覚のズレは悩ましい スタンス(おそらく) ところ… 22
作る|ゲームごとのボットと PR リポジトリは Cursor Origin ゲームごとにフォルダを分ける ボットは自分のフォルダだけ触る 1日に何十本も PR が立つ日も Cursor Origin の PR 一覧(一部) 23
作る|中では Cursor が動いていた 最初は Grok Bot が直接コードを書いて いると思っていた 「作業依頼しますね」の返事や Cursor のリンクで気付いた 仕組みをほとんど意識させない見せ方は ある意味すごい Cursor 側で見た、滑り込み電車のゲームボット 24
作る|遊んで確かめるループ 手触りは遊んでみないとわからない 遊ぶ → 返す → 直る → また遊ぶ 納得するまで回してからレビューへ 千人大縄は2日で改修依頼がずらり 千人大縄のプレイ画面 25
“ ゲームづくりで一番楽しいところだけを 担当している気分 — 「遊んで、感じたことを言う」に集中できる 26
作る|Claude のアーティファクトでバランス調整 27
作る|Grok Bot のレビュー 新しい PR は、ルーティンが自動で検知して Grok Bot がレビュー 原則読むだけ。コメント・マージ・デプロイはしない main と PR の両方をビルドし、画面サイズごとにスクショを撮り比べる 自分はそれを読んで、マージするかどうかを決めるだけ 28
作る|PR 検知は3段階で作り直した 第1段階 Origin のリスナー → 不発 → 第2段階 15分おきのポーリング → 第3段階 Webhook を Worker で中継 詳しくは Zenn: 仕組みの中身は記事に(参考ページに QR) 29
出す|開発版で何周か回してから本番へ 自分 マージ → Grok Bot 開発版に反映 → 自分+ボット 修正 PR を回す → 自分 本番 GO の指示 → ポータル管理 本番デプロイ 開発版: デプロイして初めて見つかる不具合や調整が、たいてい何かしら出てくる 30
届ける|SNS と動画でのプロモーション 告知は X と YouTube ショート SNS プロモーションボットが告知動画とポスト文を下書き 下書きには毎回事実確認のメモが付いてくる 動画の内容が本番と一致しているか、本番を触って確かめている ただし: 投稿だけは自分でやる 31
届ける|ショート動画のサムネイル例 32
測る|分析レポート Cloudflare Analytics Engine を SQL で 集計 ゲームから view / start などのイベント を送信 取れなかった数字と理由まで書く 自分で集計するより丁寧 33
測る|朝9時のシェア日報 前日のスコアシェアのポスト スコアと称号、いいね数など 公式ポストへの引用やリプライ X と連携できるGrok Bot の強み 見ながら公式アカウントからお礼リプ 34
測る|夜間対応ボットの日報 進んだことを毎朝まとめてくれる 前日のマージや本番公開が一目で 次に何をすべきかが分かる 10/24 分の日報(一部) 35
まとめ 1 Grok Bot を窓口に、役割ごとのボットを チームとして動かす 3 企画は試作まで作らせ、触って面白いも のだけ進める 2 人がやるのは、選ぶ・遊んで確かめる・ マージ・本番 GO・投稿 4 量産より、納得できるクオリティを優先 する 36
参考 note Zenn 個人ゲーム開発スタジオを作った話 Grok Bot で PR レビューを自動化 37
ご清聴ありがとうございました @unsoluble_sugar