iOS開発のAIアシストツール、結局どれがいいのか？ #osaka_swift
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January 12, 25
スライド概要
[Osaka.swift #1 - connpass](https://osaka-swift.connpass.com/event/336324/) での発表資料です。
フリーランスiOSエンジニア 「エンジニアと人生」コミュニティ主宰
関連スライド
各ページのテキスト
iOS開発のAIアシストツール、結局ど れがいいのか？ - 2025年1月版 @Osaka.swift
自己紹介 • 堤 修一 • @shu223 (GitHub, Zenn, Qiita, note, Docswell, 𝕏, YouTube, Podcast, etc...) • 書籍（商業出版4冊、個人出版多数 @BOOTH）:
Osakaと私 • 両親がどちらも関西人（兵庫／京都） • 兵庫 京都の移動でいつも梅田を通っていた • 家での標準語が関西弁だった • 大学時代は京都で6年間 気持ちとしては関西勢です
今日話すこと • 各種AIコーディングアシスト系ツールの（iOS開発観点での）紹介 1. Copilot for Xcode サードパーティー版 2. Cursor 3. ChatGPT for macOS 4. Copilot for Xcode 公式版 5. Swift Assist • 結局どれがいいのか？
おことわり • すべて個人の感想です • 基本的に個人での利用を想定 • 価格体系の解説や比較は今回は割愛 • DevinやCline等のエージェント系は今回はスコープ外
各ツールの紹介
1. Copilot for Xcode サードパーティー版 • Xcodeプラグインとして動く • 野良版だからと敬遠していた 1 • Chatではコンテキストのスコープ が、相当よくできている 指定が可能（@project でプロジ ェクト全体を指定） 1 Copilot for Xcode をもう一度入れ直した｜shu223
1. Copilot for Xcode サードパーティー版 私の使用状況：サジェストよりもChat機能を愛用（していた）
2. Cursor • VS CodeをベースにしたAIエディタ • Xcodeプロジェクトのビルド＆実機デバッグも可能 • @Codebase でコードベース全体をコンテキストに指定できる • Docs：渡したURLのドキュメントをベースに質問できる • Composer：複数ファイルにまたがってAIが編集までやってくれる
2. Cursor 渡したURLのドキュメントをベースに質問（Docs）
2. Cursor 複数ファイルにまたがってAIが編集（Composer）
2. Cursor 私の使用状況： XcodeをメインのIDEとして使いつつ、AIに聞いたりコード提案 してもらいたいときに使用 2 CursorでiOS開発を効率化したい｜shu223 2
3. ChatGPT for macOS • OpenAI公式のデスクトップアプ • Xcodeで開いているソースコード の内容をコンテキストとして リ ChatGPTと会話できる • 会話ログをChatGPTアカウントに 保存せず、モデルの学習にも使用 しないオプションもある
3. ChatGPT for macOS 私の使用状況： o1 pro や o1 mini に聞きたいときに使っている 3 ChatGPT for macOSでiOS開発を効率化したい｜shu223 4 o1 mini は Cursor Pro でも選択可能 3 4
4. Copilot for Xcode 公式版 • 2024.10にGitHubがリリース • 野良版と同じくXcodeプラグイン • サジェスト機能しかない（野良版 • インラインで補完候補を提示して くれる（野良版はポップアップだ った） で私が愛用していた Chat機能が ない）
4. Copilot for Xcode 公式版 私の使用状況： たまにサジェストを受け入れることもある （が、正直 Xcode 16 の Predictive code completion からのサジェストと区別がついていない） 5 Copilot for Xcode公式版を使ってみた雑感｜shu223 5
5. Swift Assist • 「最新のSDKや言語仕様について • コードをサーバに保存しない／学 習に使わない • が、そもそもまだベータすら出て も知っている」という点で本命 きていない 6 記事： Swift Assistの概要 6 『年内から提供を始めます』って去年のWWDCで言ってたのに...
結局どれがいいのか？
結局どれがいいのか？ → 現状、まだ決定版はない
一長一短あり、棲み分けている • • Cursor • 長：AIコーディング専用エディタなのでいろいろと高機能 • 短：やっぱ別エディタを併用するのはダルい ChatGPT for macOS • 長：o1 proを使える／Xcodeのコードをそのまま読み取ってくれる • 短：複数ファイルをコンテキストにできない etc...
棲み分け （2025年1月現在版） • Xcode ：やっぱり軸足は標準に置きたい。基本はここで開発。 • ChatGPT for macOS：コンテキストが単一のファイルにおさまる場合／o1 • Cursor：コンテキストが複数ファイルにまたがる場合に使う • Copilot for Xcode 公式版： サジェストが間違っていてうざいことも多々あ pro や o1 mini に質問したい場合に使う るが受け入れることもあるので一応常時起動している Copilot野良版： Chat機能はChatGPTやCursorでいいし、サジェストはCopilot公式版を利用しているので、使わなくなってしまった
今後の展望 • Swift Assistが楽しみ • エージェント系のツールを試す • ビルドエラーが解決するまで、テストをパスするまで自動 でやってくれるようになる？
もっと良い使い方やおすすめのツール があればぜひ教えてください！
ご清聴ありがとうございました！