名刺デザインで学ぶプレゼンテーション

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August 08, 11

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2011PCカンファレンスでの角南北斗の発表スライドです。

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教育系ウェブデザイナー

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各ページのテキスト
1.

名刺デザインで学ぶ プレゼンテーション 角南 北斗(すなみ ほくと) 2011 PC Conference

2.

自己紹介 2011 PC Conference

3.

角南 北斗(すなみ ほくと) フリーランスの Web Designer 大学院での専門は日本語教育学 e-Learningのデザインや 情報教育系の講師などもしてます PCCは今年で9回目の参加 2011 PC Conference

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プレゼンとは? 2011 PC Conference

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私にとってのプレゼン 昨年度から大学二年生を対象に プレゼンの学び方の授業を担当中 2010PCC分科会で発表 ✴ 勝たないプレゼンテーションの学び方 http://www.slideshare.net/hokuto/pcc2010 2011 PC Conference

6.

プレゼンをどう捉えるか ビジネスコンペで他社に勝つ技術? 就活で内定を得るための面接術? 情報を伝え、相手を動かすための コミュニケーションスキル 2011 PC Conference

7.

つまり、プレゼンは 誰しも学ぶ価値のある コミュニケーションの問題 2011 PC Conference

8.

プレゼンは学ばれにくい プレゼンは特別すぎる遠い存在。 特に学生にとっては。 ✴ 自分に関係のあることと捉えにくい ✴ 既存のスタイルに縛られがち ✴ その場限りで継続的に考えない 2011 PC Conference

9.

授業で心がけていること プレゼンを学びはじめ、 今後も学び続けてもらうための 授業実践を考えることが必要 ✴ プレゼンはあの子への告白と同じ ✴ Tipsの使いどころを理解する ✴ 目標を設定し達成度を意識する 2011 PC Conference

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実践例の紹介 2011 PC Conference

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活動:名刺のデザイン 自分の名刺をデザインする ✴ まず、名刺交換時に自己紹介として 話したい内容を考え、台本を書く ✴ 話し始めは、自分ではなく相手から ✴ 次に、自然にその流れになるような 仕掛けのある名刺をデザインする 2011 PC Conference

12.

なぜ自己紹介なのか 自己紹介は ・誰もが何度も経験し ・自分に最も関係がある内容の ・人生を変えるきっかけにもなる プレゼンだから 2011 PC Conference

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なぜ名刺交換なのか? 名刺交換は、ビジネスの現場での 自己紹介プレゼンの場と考えられる 名刺交換はごく一般的な習慣なので 相手との自己紹介に持ち込みやすい ✴ あのー、名刺交換させてもらっても よろしいでしょうか?・・でOK 2011 PC Conference

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始めるは易しだが・・ 名刺交換後の会話は難しい ✴ 相手との共通点が見えないなかで 何を話し、何を聞けばよいのか? 沈黙を作って気まずくなることも ✴ 自分を印象的に見せたいが 一方的に話すだけでは相手も引くし 相手のことを知ることもできない 2011 PC Conference

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唯一の道具=名刺 名刺交換のプレゼンにおける道具は 自分が相手に渡した名刺のみ ✴ PowerPointのスライドに頼れない 名刺の多くは意外に無頓着な作り。 印象的な名刺であれば、 それがきっかけに会話になるかも? 2011 PC Conference

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会話のデザインの条件 最初に相手のツッコミで始まる 会話をデザインすること ✴ 自分から話し始めない点にこだわる ✴ 相手が質問する=自分の発話ターン ✴ 相手が振った話=相手の興味ある分野 ✴ その後も会話になるような台本を書く 2011 PC Conference

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名刺デザインのポイント 名刺の視覚表現の出来ではなく、 設計したコミュニケーションの中で 機能するような名刺を考える ✴ どうすれば声をかけてもらえるか、 自分の表現はどう受け取られるかを 相手ありきで考えているか? 2011 PC Conference

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学生の取り組み例 2011 PC Conference

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学生のアプローチ例1 自分の名前と絡めた話に持ち込む ✴ 名前の由来をグラフィックで表現 ✴ 漢字を強調して自己の性格に言及 ✴ 読み方をクイズにしたり 覚えやすい語呂合わせを表現 2011 PC Conference

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学生のアプローチ例2 自分の性格などをコピーにして提示 ✴ 私こう見えて**なんです、と 聞かれる前に印象の先手を打つ ✴ 特定の人向けのニッチな表現や ネガティブにも聞こえる言葉を提示し 自分から相手を選ぼうとする 2011 PC Conference

21.

学生のアプローチ例3 名刺の両面を使って話を展開 ✴ 表はネームカード、裏は割引券 → 店員として販促も兼ねる ✴ 表にクイズ、裏に答えを書いておく ✴ 裏表同じで「裏表のない人」に 2011 PC Conference

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直面している課題 コミュニケーションのデザイン という意図は大半が感じたようだが 名刺交換にリアリティを感じないとも ✴ 名刺をあまり見たことがない ✴ 名刺交換の場をイメージできない ✴ 人のネットワークの価値がピンと来ない 2011 PC Conference

23.

今後について 学生がプレゼンを身近に感じやすい 授業実践を考えていきたい 他にやっている実践例 ✴ 道案内 ✴ じゃんけんのルールの説明 ✴ 自分のお気に入り商品を勧める 2011 PC Conference

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みなさんに聞きたいこと どんな名刺を使っていますか? 現状の不満や工夫はありますか? ✴ どんな「出会いのデザイン」を して(したいと思って)いますか? プレゼンスキルは日常のあれこれに どう関係していると思いますか? 2011 PC Conference

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ご清聴ありがとうございました。 ご意見やご感想をお待ちしています。 ハッピープレゼン(プレゼンを考えるブログ) http://happypresentation.com Private Blog http://withcomputer.jp Twitter @shokuto 2011 PC Conference