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August 12, 22
スライド概要
2019年以降のFP1級学科試験の基礎編より出題頻度順に抜粋。
FP1級勉強用スライド
出る順!FP1級基礎編 計算問題ドリル (2019年以降の基礎編過去問より) Ver.4.0
目次 1. 親族関係図 15. 貸倒引当金の繰入限度超過額 2. 総所得金額 16. 年金繰上げ受給(*) 3. 法人保険の経理処理 17. DCF法 4. サスティナブル成長率 18. 所用運転資金 5. DSCR 19. 個人年金保険の雑所得 6. 贈与税額 20. 外貨預金の利回り 7. 債券の利回り 21. 損益分岐点分析(*) 8. 売建て可能な最大株式数 22. 時間過重収益率 9. 圧縮限度額 10. 収益分配金の手取金額 11. 中心的な同族株主 12. 6つの係数 13. シャープレシオ 14. 相関係数 (*)は解説外部リンクまたは省略
2021年9月学科試験 問46(親族関係図)
2021年9月学科試験 問46(親族関係図) 民法上の法定相続人…相続放棄した人は含めない。普通養子は何人でも子供として数える。 相続税法の法定相続人(今回はこちら)…相続放棄がなかったものと仮定する。 被相続人に実子がいる場合は養子は1人まで。実子がいない場合は養子は2人まで。 相続税法上の法定相続人はB、C、F(みなし実子) E(orG)の4人。 3,000万円+600万円 4人=5,400万円(③が正解)
2021年9月学科試験 問47(親族関係図)
2021年9月学科試験 問47(親族関係図) a)ここでは民法上の法定相続分を指す。Fは普通養 b)弟Gは普通養子で子供であるため、2割加算の対象 子かつ代襲相続人で二重身分。 にはならない。 ①まずは配偶者と子供で1/2ずつ(今回はなし) 2割加算の対象:1親等の血族(代襲相続人含む)と配 ②死亡者がいないと仮定した場合の民法上の法定相 偶者以外よって 。 続人の子供の数で相続分を出す。民法上は普通養子 の数は無制限。子は(B,C,D,E,F,G)の6人。 c) 2022年4月15日に死亡+10ヶ月=2月15日 ③死亡しているDの相続分をFへ代襲相続させる。 正解は① F:1/6+1/6=1/3 よって 。 ○
2022年1月学科試験 問27 (総所得金額)
2022年1月学科試験 問27 (総所得金額) 共通事項:所得=収入-経費 事業所得:800万-900万=▲100万円(赤字) (1次通算) 不動産所得:700万-640万=60万円(黒字) 経常グループ:-100万+60万=-40万円 ★土地の負債利子が損益通算できないのは赤字の場合 臨時グループ:一時所得=100万円 のみ。そもそも黒字なら損益通算しない。ここでは負 (2次通算) 債利子10万円はトラップで無視。 -40万+100万=60万円 一時所得:保険期間5年超の養老保険なので金融類似 総所得金額=60万円 1/2=30万円(③が正解) 商品ではない。 500万-350万-50万円=100万円(1/2前)
2021年5月学科試験 問12 (法人保険の経理処理)
2021年5月学科試験 問12 (法人保険の経理処理) ①定期保険or終身保険かチェック(終身保険なら全 ④2019年7月8日以降なら最高解約返戻率で判 額資産計上) 定 ②契約日チェック➡2019年7月7日以前以降 70%以下➡前半4割期間4割資産計上 ③全額損金算入に該当しないかチェック。 300万円 40%=120万円資産計上 全額損金: (①が正解) ・最高解約返戻率が50%以下 定期保険料➡損金(費用)の勘定科目 ・最高解約返戻率が70%以下かつ年換算保険料30万 円以下 ・保険期間が3年未満 前払保険料、保険料積立金➡資産の勘定科目
2022年1月学科試験 問20 (サスティナブル成長率)
2022年1月学科試験 問20 (サスティナブル成長率) サスティナブル成長率=ROE (1ー配当性向) ROE(自己資本当期純利益率) =EPS(1株あたりの当期純利益)/BPS(1株あたりの純資産) =PBR/PER =売上高純利益率 総資本回転率 財務レバレッジ(3指標分解) ROEはこのいずれかのパターンで出題されています。今回はEPSとBPSを使う サ成長率=365/3034 100 (1-0.25)=9.0227…→9.02%(②が正解)
2020年9月学科試験 問41 (DSCR)
2020年9月学科試験 問41 (DSCR) DSCR(返済額に対してどのくらい収益の余裕があるか) =正味利益/元利金返済額(DSCRはRatioなので%ではない) 家賃収入!運営費用 = 運営費用:支払利息、減価償却費、税金含まない 元利金返済額 "#万円 ×"%戸×"&月×'(%!#((万円 = '%(万円 = 1.90117…→1.90(②が正解)
2022年5月学科試験 問42 (贈与税額)
2022年5月学科試験 問42 (特例贈与財産と一般が混在してるパターン) 特例贈与:直系尊属(父母や祖父母)から18歳以上(贈与を受けた年の1月1日時点)の子や 孫などへの贈与:300万円 一般贈与:叔父叔母や兄弟姉妹からの贈与:300万円 ①300万+300万-110万=490万円(基礎控除 ①一旦もらった財産を全部合算する(基礎控除引く) 後の課税価格) <解き方手順> ②全部特例贈与だと仮定して贈与税額を計算する →特例/全体で按分 ②特例:490 20%-30万=68万円 ③全部一般贈与だと仮定して贈与税額を計算する →一般/全体で按分 ④ ②+③ ③一般:490万 30%-65万=82万円 82万 300万/600万=41万円 68万 300万/600万=34万円 ④ ②+③=34万+41万=75万円(④が正解)
2021年9月学科試験 問18 (債券の利回り)
2021年9月学科試験 問18 (債券の利回り) ① 割引債券(ゼロクーポン債) 複利計算の式:現在価値 (1+r)n=将来価値 に当てはめて考える。 x円(買付価格) (1+0.005)4=100円(償還価格) x=100/(1.005)4=98.024…→98.02円 ② 固定利付債券 最終利回り={0.75+(100-100.90)/5} 100.90 100=0.5649… →0.56%(①が正解)
利回り計算の基本
2021年9月試験基礎編問20 (売建て可能な最大株式数)
2021年9月試験基礎編問20 委託保証金=1250円 4000株 80%+200万円=新規建可能額(取引可能額) 30% 新規建可能額=600万円 0.3=2000万円 4000円 B株数=2000万円 B株売建て可能株数=2000万円 4000円=5000株 ④が正解
2020年9月学科試験 問15 (圧縮限度額)
2020年9月学科試験 問15 (圧縮限度額) 保険差益=保険金ー滅失資産の帳簿価額ー支出費用=2000万円 圧縮限度額=保険差益× 代替資産の取得に充てた保険金の金額 保険金!支出費用 もうけ× =2000万円× =1500万円 よって②が正解 #%((万円 *&((万円 !&((万円 新しく買った代金 保険金と費用と実際の流出入
圧縮記帳とは(参考) <保険金の圧縮記帳適用要件> ・滅失資産の滅失・損壊のあった日から3年以内に支払いが確定 した保険金 ・代替資産は保険金の支払年度または翌期首から原則として2年以内に取得 見込みであること ・滅失資産と代替資産は用途が異なっていても同一種類であれば 適用可能(工場建物と倉庫建物など) ・法人のみ適用可能、個人事業主は圧縮記帳を使えない ・棚卸資産にかかる保険金や売上補填に係る保険は不可
2022年5月学科試験 問23 (収益分配金の手取金額)
2022年5月学科試験 問23
2021年5月学科試験 問48 (中心的な同族株主)
2021年5月学科試験 問48 判定する対象から見て「自分と直系血族と兄弟姉妹と1親等の姻族」 の議決権を合計対象とする。 自己株式は議決権がないため議決権総数から除外する。 総数:100株 判定基準:100株 25%=25株 E:E+C+A+G=3+20+30+3=56株>25株 中心的な同族株主 F:F+C=3+20=23<25株 中心的な同族株主ではない G:G+E+C=3+3+20=26>25株 中心的な同族株主 ④が正解 Aから見たときの合計対象
2022年1月学科試験 問1 (6つの係数)
2022年1月学科試験 問1 (6つの係数) ① 65歳時点で必要な年金原資:1,000千円 年金現価係数=1,000千円 8.5302=8,530.2千円 ② 10年間の積立額:8,530.2千円 減債基金係数=8,530.2千円 0.0372=317.3…千円 →317千円(①が正解)
2022年1月学科試験 問22 (シャープレシオ・トレイナーレシオ)
2022年1月学科試験 問22 (シャープレシオ・トレイナーレシオ) ポートフォリオの収益率!安全資産利子率 ① Xのシャープレシオ = 標準偏差 = !.#$%.# &.# ② Yのトレイナーレシオ = = = 1.166 …→1.17 ポートフォリオの収益率!安全資産利子率 " %'.#$%.# %.'# ①が正解 = 9.166 …→9.17
2021年9月学科試験 問22 (相関係数)
相関係数:相関性の強さの指標 2資産間(証券Aと証券B)の相互関係のバラツキを見る指標 定義 共分散 相関係数 = Aの標準偏差×𝐵の標準偏差 +1~-1に収まるよう調整にためそれぞれの標準偏差で割っている 共分散=Σ(Aの偏差)×(Bの偏差)×⽣起確率i⇦試験には出ません 共分散は取り扱いがムズカシイので+1~-1に収まるよう相関係数を使って相関性の程度をみる
2021年9月学科試験 問22 (相関係数) 共分散 相関係数 = Aの標準偏差×𝐵の標準偏差 −70.00 = 12.00×11.00 = −0.5303 …→ー0.53(②が正解)
2019年9月学科試験 問30 (貸倒引当金の繰入限度超過額)
2019年9月学科試験 問30 (貸倒引当金の繰入限度超過額) 貸倒引当金:将来発生する可能性が高い貸し倒れ損失に対する見積額 ① 原則(実績繰入率に基づく計算) 繰入限度額 = 期末一括評価金銭債権の帳簿価額 = 2億円 貸倒実績率 0.0071=142万円 ② 特例(法定繰入率による計算):中小法人のみ = (2億円 -1000万円) 0.008=152万円 繰入限度額が最も高くなるように計算するため152万円が繰入限度額(税法上の損金) 繰入限度超過額=会計上の損金ー税法上の損金算入限度額=200万円-152万円=48万円 (②が正解)別表四では損金不算入として加算項目となる。
2019年5月学科試験 問5(改題) (年金繰上げ受給)
2019年5月学科試験 問5(改題) (年金繰上げ受給) ②が正解。 過去問道場さんオリジナル改題のため以下リンク先をご参照ください。 https://fp1-siken.com/kakomon/2019̲5/05.html
2022年1月学科試験 問41 (DCF法)
2022年1月学科試験 問41 (DCF法) 割引現在価値 = 将来価値 ("#$)! (rは割引率) 現価係数(複利現価係数)とは る場合はそれを使う。 DCF法による収益価格=Σ " ("#$)! を予め計算してくれているもの。現価係数が与えられてい 毎期の純収益 復帰価格(売却価格&売却費用) + ! ! ("#$) ("#$) =1000万円×0.952 + 1000万円×0.907 + (1000万円+1億5000万円)×0.864 =1億5683万円(②が正解) DCF法の収益価格=各期のCF(純収益、復帰価格)の現在価値の総和
割引現在価値=将来価値 1/(1+r)n 割引率r=5%のとき N年後のCF 現在価値に 1年目 1000万円 2年目 1000万円 3年目 1000万円+1億5000万円 割り引いている 現在価値 1000万円/(1+0.05) DCF法による収益価格=Σ 1000万円/(1+0.05)2 16000万円/(1+0.05)3 毎期の純収益 復帰価格(売却価格'売却費用) + ! ! (#$%) (#$%) 現価係数が与えられていない場合はこのように(1+割引率0.05)で割引いて電卓を叩き 現在価値を出す。DCF法は各CFの現在価値の和。
割引現在価値 将来受け取ることができるお金を現在の価値に割り引いて計算したも のを割引現在価値(単に現在価値とも)と言う。r=割引率(年利) 現在価値= 将来価値 (1+r)n
2020年1月学科試験 問7 (所要運転資金)
2020年1月学科試験 問7 (所要運転資金) 所要運転資金=売上債権+棚卸資産-買入債務 今回は関係ないですが、この形式で出る場合も 所用運転資金=(売掛金+受取手形)+棚卸資産(商品)-(買掛金+支払手形)) 売上債権回転期間= 棚卸資産 売上債権 買入債務 棚卸資産回転期間= 買入債務回転期間= 月商 月商 月商 月商=3億6000万/12=3000万円 所要運転資金=1.8ヶ月 3000万円+1.2ヶ月 3000万円-1.0ヶ月 3000万円 売上債権=売上債権回転期間 月商 棚卸資産=棚卸資産回転期間 月商 買入債務=買入債務回転期間 月商 =6000万円
2021年5月学科試験 問11 (個人年金保険の雑所得金額)
2021年5月学科試験 問11 (個人年金保険の雑所得金額) 払込保険料総額 必要経費=年金額× 年金額×平均余命 =60万円× 必要経費率:小数点第3位を繰上げ 4##万円 &#万円 ×'5年 =60万円 0.51(0.507...の小数点第3位を繰上げ) =30.6万円 雑所得=収入ー必要経費=60万円-30.6万円=29.4万円
2022年5月学科試験 問21 (外貨預金の利回り)
2022年5月学科試験 問21 (外貨預金の利回り) 投資額(預入時)=1豪ドル 80.00円=80円…① 1豪ドル預け入れたとする TTS 満期1ヶ月=30/360 =1/12年 元本=1豪ドル 利子=1豪ドル 3% 1/12年=0.0025豪ドル 元利合計(円換算)=(1+0.0025)豪ドル 81.00円=81.2025円…② TTB ②!① ① 年利回り(円ベース)= " "# 年 100 1年あたりに換算を忘れない! $".#&#'!$& "# × " ×100 $& = =18.0375 … → 18.04%(④が正解)
2019年9月学科試験 問33 (損益分岐点分析)
2019年9月学科試験 問33 (損益分岐点分析) 正解は○が2つで②です。 解答解説:損益分岐点分析・限界利益率について - みにまるメモ@FP1級勉強の記録はて なブログ版
2020年9月学科試験 問22 (時間加重収益率)
2020年9月学科試験 問22 (時間加重収益率) 100万円× (1 + 𝑟) 2 = 100万円 × 1+𝑟 2 120万円 160万円 × 100万円 120万円 + 20万円 = 1.37142 … 1 + 𝑟 = 1.37142 …=1.17108… 電卓でルートを1回叩く r= 0.17108 … ∴時間加重収益率= 17.11%(②が正解) 解説:https://www.docswell.com/s/minimalgblog/58E8XZ-2022-08-11-050820