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October 23, 25
スライド概要
QAエンジニアしています
バグチケット起票後の「一次調査」をAIに任せてみた 株式会社ZENKIGEN 横田雅和 2025.10.22 © ZENKIGEN Inc.
自己紹介 横田 雅和 (X:@y_6_5_) 株式会社ZENKIGEN harutaka事業本部 兼 新規事業部 QAエンジニア ● ● 2024年2月入社 ○ 開発チームに所属するQAエンジニア QAエンジニア歴10年 ○ 前職はモバイルオーダー事業のQAエンジニア ○ toB,toCどちらも経験あり ○ SaaS系が多い © ZENKIGEN Inc.
本発表の概要 ● QAテスト期間における、バグチケットの一次調査を 生成AIに任せる取り組みについて ● それ以外にも生成AI活用していますが、今回は話しません © ZENKIGEN Inc.
前提:現状の整理 ● リリース前に行うテストをQAエンジニアが担当 ○ 受け入れテスト、リグレッションテストが含まれる ● 生成AI導入前バグチケットの簡易フロー ○ テスト実施→バグ検出→チケット起票→修正担当者アサイン テスト 実施 バグ 検出 チケット 起票 修正 担当者 アサイン 青部分がQAエンジニア担当 (テスト実施より前の工程は省略) © ZENKIGEN Inc. 修正 &反映 修正 確認
生成AIを活用したバグチケットフロー テスト 実施 テスト 実施 バグ 検出 バグ 検出 修正 担当者 アサイン チケット 起票 チケット 起票 生成AIで 一次調査 修正 担当者 アサイン 青部分がQAエンジニア担当 (テスト実施より前の工程は省略) © ZENKIGEN Inc. 修正 &反映 修正 &反映 修正 確認 修正 確認
生成AIで一次調査とは?:何のために実施するのか ● 開発者がバグ対応に着手する前に、AIが原因や修正方針を サジェストする ○ 原因 ○ 修正箇所 ○ 修正方針 ○ 但し、プルリクは作らない(ようにしている) ■ サジェスト内容が誤っている可能性があるため ● 開発エンジニアがチケット内容を把握する前に実施する ○ 第三者(生成AI)の修正方針を見ながら修正を進められる ○ 原因調査を代替出来る © ZENKIGEN Inc.
生成AIで一次調査とは?:どうやって実施するのか ● 何を使っているの? ○ Claude Code GitHub Actionsを利用 ■ GitHubのRepository内にworkflow設定が必要 ● どうやって実施するの? ① GitHubにバグチケットを起票する ② コメント欄に “@claude このバグの一次調査して” と投稿 ③ コメントに返答が来るまで待つ ④ 内容確認する © ZENKIGEN Inc.
生成AIで一次調査とは?:留意点 ● 留意点 ○ バグチケット内容から調査するので記載内容は 正しく記載する必要がある ■ QAエンジニアの腕の見せどころですね!! ○ スクリーンショットや動画も確認してくれるけど テキストで補完するとより正確になる © ZENKIGEN Inc.
生成AIで一次調査とは?:なぜQAエンジニアが実施するのか ● 自身が起票したバグ内容において、どこが原因なのかを 自然言語で把握できる ○ 「これが原因なら、このパターンも同様では?」といった バグの連鎖を予期する思考に繋がる ● 修正確認までの時間が短縮できる ○ 開発者の調査時間を削減し、バグ修正確認までの時間が スピーディになる © ZENKIGEN Inc.
まとめ ● バグチケット起票後の一次調査は、生成AIに任せられる ○ 但し、内容の確認は必要 ● 開発者は調査時間から解放され、修正に集中できる ● AI活用により、QAエンジニアはバグの深掘りや 連鎖の予期といったより高度な思考に時間を充てられる 生成AIは私たちの仕事を奪うのではなく QAの思考を深めるための道具となる © ZENKIGEN Inc.
お知らせ Tokyo Test FestにてLTします! 2025/11/14 14:40 – 14:50 QAエンジニアが挑む! 生成AI活用リアル実践記 https://tokyotestfest.com/ © ZENKIGEN Inc.
お知らせ 二人目のQAエンジニア募集しています!! プロダクトが大きくなっており、実施すべきことがどんどん増えています。 二人目のQAエンジニアを求めています。宜しくお願いします! QAエンジニア採用ページ © ZENKIGEN Inc.
ご清聴ありがとうございました! © ZENKIGEN Inc.