オーバー50の転職活動とその後

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December 14, 24

スライド概要

合同勉強会 in 大都会岡山 -2024 Winter-
https://gbdaitokai.connpass.com/event/330065/

でのお話の資料です。

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岡山県在住。小売店、飲食業を経て2000年よりウェブ制作に従事し、2023年6月からClassiに所属。 業務外の活動として、セミナーイベント・勉強会への登壇、書籍の執筆・寄稿など執筆活動、技術系ドキュメントの翻訳などを行う。 ウェブクリエイターズニュース管理人。okayama-js主宰。Okayama WordPress Meetup オーガナイザー。

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各ページのテキスト
2.

オーバー50の 転職活動とその後 合同勉強会 in 大都会岡山 -2024 Winter- 前川昌幸

3.

はじめに

4.

昨年(2023年)の6月、私は51歳で現職に転職しました(現在52歳です)。転 職を考え始めたときには、「50歳を越えて本当に転職なんてできるのか?」 といった不安もありましたが、結果として納得のいく形で新しい道を歩むこ とができました。 おそらく今日ここにいる多くの方は50歳未満だと思います。でも、どのみち 皆さんもいずれ50歳を迎えます。そのとき、転職を選択肢の一つとして考え る場面があるかもしれません。そんなときに、「そういえば50歳を越えて転 職した人の話を聞いたことがあるな」と思い出していただけたら幸いです。 また、逆に「50歳を越えた転職者を受け入れる側」の皆さんにとっても、50 代の転職者がどんなことを考え、どんな想いで新しい環境に飛び込むのかを 知る機会になればと思っています。

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自己紹介 • 前川昌幸(まえかわまさゆき) • 1972年生まれ、52歳 • 岡山県在住 • Classi株式会社 • 開発グループ2 リーダー • プロダクトオーナー • Okayama WordPress Meetup オーガナイザー • ウェブクリエイターズニュース 管理人

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今回の転職概要

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時系列 • 2022年末〜2023年始:転職活動開始 • これまではリファラルでの転職だったので、転職活動やってみた • 今回はFindy/Greenに登録、これらのサービスで活動 • 〜2023年3月:複数の会社のカジュアル面談→面接 • コンタクトがあった会社さんとのカジュアル面談は全て実行 • 2023年3月:転職先決定 • オファー頂いた中から現職に決断 • 2023年6月〜:現職

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注釈 • リファラルではなく…としていたが • 最終的に所属しているClassiには(元同僚→上司の)曽根が アドバイザーとして関わっていた • 何らかの働きかけ、身分照会などはあったと思われる • 「リファラルではない」と言い切れる?感あります • 他にオファー頂いたところは特に関連はありませんでした

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振り返ると

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結果から見ると • オファーを頂いたケースでは… • エンジニアではあるが、マネジメントやビジネスとの 連結・調整にも期待値があったという印象 • オファーに至らなかったケースでは… • 開発メンバーとしてのパフォーマンスに期待値があった印象

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当時の私の状態

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軽く経歴① • 2000年(28歳)から「ホームページ制作」で業界入り • 個人事務所の社長と社員1人の会社から • 受託制作で3社経験 • 前時代のフロントエンド・バックエンド・インフラ • 客先の打ち合わせなど、非エンジニアリング業務 • 書籍の執筆など派手目の業務外活動 • リーダー・責任者「っぽい」位置取りはしていた • 2018年(46歳)、「事業会社でやってみたい!」で前職に

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軽く経歴② • 前職(オミカレ) • フロントエンド・ウェブアプリケーション開発 • 開発組織マネージャー • プロダクトマネージャー • 事業責任者 • 「向いてない」と言い続けていたマネージメントをやった • 責任者として、プロダクト・事業の「決め」役をやった

14.

まとめると • 技術スタック • トラディショナルなMPA中心のフロントエンド • Perl/PHP/Python/TypeScript • 小規模オンプレサーバーインフラ/軽くAWS • 経験 • エンジニアマネージャー • プロダクトマネージャー/事業責任者 • リモートワーク

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現職での私

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現在やっている仕事 • 技術スタック • フロントエンド:Angular(経験無し) • バックエンド:Go(経験無し) • ロール • 開発チームリーダー • プロダクトオーナー • プロダクトボードメンバー

17.

まとめると • 技術スタック • トラディショナルなMPA中心のフロントエンド • Perl/PHP/Python/TypeScript • 小規模オンプレサーバーインフラ/軽くAWS • 経験 • エンジニアマネージャー • プロダクトマネージャー/事業責任者 • リモートワーク

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結局

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年齢を経てからの転職を想定すると • マネージメントや「決める仕事(責任者)」を経験していること • そのロールは求められている • その役割を求められて、引き受けているという実績 • それらをリモートワークでやっていた • 技術スタックが多少合わなくても成立すると思ってもらうこと • これは面接などを通して伝えていくことかもしれない • 学ぶことができる人と信じてもらう必要がある

20.

マネージャーや責任者に なることから 逃げるな!

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その後の話

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オーバー50として 気をつけていること

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年齢を言い訳にしない • 「若い人にはかなわない」とか言わない • かなわないのはその人がすごいからで、若いからではない • 努力だったり、適正だったり、能力だったり • 年齢以外の変数全て揃えた上で言ってますか? • シンプルな年齢による能力の衰えは多分ある • で、それ言ってなんになるの? • その上でどうするか?ってハナシ

24.

年齢を自覚する • 気を遣われてる可能性を常に考慮しておく • 自分の意見が通るのは気を遣われているだけかも? • ギャップはある前提をしておく • いちいち驚いたり嘆いたりしない • 体力は落ちている • ちゃんとペース配分する

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リーダー・マネージャーとして

26.

やっぱり難しい • 言語化が難しい、いまのところ本能でやっている感じ • 本を読んだりしてもまだピンときていない • 量も読み込みも足りない • 今のところ言語化していること • 「職務経歴書に書けることをやっていこう」 • ステップアップを想定してパフォーマンスを出してもらう • それをチームの成果につなげるのが仕事かな、と

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まとめ

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年齢、年齢言いましたが • 年齢と言うより、経験や環境によって 求められる役割は変化するので、 転職する、しないに限らず対応していくこと • 常に転職できるような状態でいることが、 今の組織でも自分の価値を出していけることにつながる • 年齢で選択肢を減らさないためにも大事なこと

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ありがとうございました