最高の開発者体験を目指してAWS CDKによるCI/CDパイプラインを改善し続けている話

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March 20, 23

#AlphaDrive #SRE #開発者体験 #AWS #Terraform

スライド概要

CI/CD Conference 2023で登壇した際の資料です。

Takahiro Hatakeyama

@keyamin

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Web Application Engineer @ AlphaDrive

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各ページのテキスト

最高の開発者体験を目指して AWS CDKによるCI/CDパイプラインを改善し続けている話 AlphaDrive Web Application Engineer / 畠山嵩広 2023.3.20@CI/CD Conference 2023 by CloudNative Days 1

サービス｜ Incubation Suite(インキュベーションスイート) 新規事業開発に特化したクラウド型総合支援ツール 3,500社以上の新規事業開発を支援してきたAlphaDriveの知見を余すことなく注ぎ込んだソリューション。新規事業制度を運営する事務局メンバーをサポートする管理機能から、起案者向け学習コンテンツ提供、起案ブラッシュアップ機能まで。新規事業開発に必要なサポートを1つのプラットフォームで実現します。ポイント対象課題新規事業開発 / 事業開発人材育成対応事務局業務の効率化を実現起案者の課題を先回りしたサポート機能対象部署新規事業プログラム参加メンバーの登録、研修 /イベントの告知、事業アイデアの進捗管理、審査フィードバックなど多岐にわたる事務局業務に対応。多忙な業務をサポートする機能を 1 つのツールに集約しました。新規事業開発にあたって必要となる事業フレーム、事業案の管理、アイデアを仮説検証した履歴を自動アーカイブ、事業開発スキルの向上など多様な機能を取り揃えており、新規事業の推進・検討に専念することができます。事業開発・新規事業 / R&D・イノベーションインキュベーション / 次世代事業開発経営企画・総合計画 / 人事・人財開発事業を前進させる支援オプションリクルートで社内事業開発プログラムを立ち上げた麻生要一ら専門家によるメンタリングや顧客ヒアリング支援など人的なサポートも組み合わせることで、新規事業の進捗をバックアップします。対象領域事業創出組織変革 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 人材育成導入企業 6

サービス｜ NewsPicks Enterprise 学びと対話の空間 NewsPicksを法人向けの人材及び組織開発ツールとしてカスタマイズすることで、イノベーション人材を育て、組織の変革力を生み出す「人材と組織の成長プラットフォーム」です。対象課題 VALUE 1 VALUE 2 VALUE 3 社員のインプット向上社員のアウトプット向上社員のコミュニケーションリレーション醸成次世代型変革人材発掘 / 自律型人材育成 / サイロ化打破 / エンゲージメント向上 / ビジョン・理念浸透対象部署人事・人材育成 / 人財開発・組織開発経営企画・総合計画 / 事業企画・経営管理 / 社内 VALUE 5 VALUE 4 社内変革に繋がるアクションイノベーション創出イノベーション人材開発・発掘広報 / 組織風土改革 / 総務・福利厚生 / 労働組合対象領域導入企業事業創出組織変革 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 人材育成 7

スータベフローデトン Incubation Suite TypeScript デザイン監視バックエンドインフラ Aurora - Postgres Amazon CloudWatch TypeScript Amazon ECS / Fargate Express.js AWS CloudFormation AWS CDK 9

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スータベフローデトン開発中の新SaaS TypeScript デザイン監視バックエ Chakra UI ンドインフラ Aurora - Postgres Storybook Amazon CloudWatch Go Gin OpenAPI Amazon ECS / Fargate AWS CloudFormation AWS CDK Gin-Gonic Framework Logo by Javier Provecho. The Gopher character is based on the Go mascot designed by Renée French. 10

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01 AlphaDriveが目指す「プロダクト開発者全員がSRE」自分が書いたコードは、デプロイや運用まで自分で面倒を見るそれを実現できる仕組みを作る 🙅「運用担当者さん、アラート鳴ってるよ〜！」そうは言っても、開発者全員にAWS(IAMポリシーの細かい書き方...)やTerraform(HCLのややこしいDynamicBlock...)を完璧に習得してもらうのは難しいではなく、開発者自身でソフトウェアエンジニアリングの知見を活かして開発者体験を向上させる！ただ開発者の負担が増えるだけでは、組織拡大の敷居も高くなる → 持続可能性が低い🙅 🙅「DevOpsエンジニアさん、パイプライン直して！」 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 16

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01 ということで先に、今回のまとめ ● インフラ専任がいないような小規模チームなら、 CDKを使いましょう！ ○ ● チームにTypeScriptの知見があるなら、 CDK in TypeScriptを使いましょう！ ○ ● そうでないチームでも、 CDKはおすすめです 💪 なくても、他の言語でも CDKできます👍 みんなStepFunctions使おうぜ！🔥 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 20

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01 「プロダクト開発者全員がSRE」実現のためのIaCツール開発中のSaaSでは、IaCを実現するツールとしてAWS CDKを採用しています AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) ● 馴染みのあるプログラミング言語を使いつつ、IaCのメリットを享受できる ● L2 Constructなどによる抽象化で、直感的にインフラをコードで記述できる ● 内部でCloudFormationが使用されており、公式サービスならではの手厚いサポートや豊富な機能提供を受けられるこの2行でEventBridgeの通知先となるSNSトピックを記述できる🥰 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 23

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https://registry.terraform.io/modules/terraform-aws-modules/vpc/aws/latest

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03 Lambdaの開発体験が良くて最高🎉 aws-cdk-lib.aws-lambda-nodejs.NodejsFunction(*1)を使うと、エントリーポイントやlockファイルのpathなどを渡すだけでTypeScriptで書いたLambdaコードをいい感じにアップロードしてくれるので楽 ● アルファ版ですが、PythonやGo版もあります ● Terraformだと、terraform_dataやnull_resourceを使うなどしてトランスパイル・ビルドを記述する必要がある (*1)https://docs.aws.amazon.com/cdk/api/v2/docs/aws-cdk-lib.aws_lambda_nodejs.NodejsFunction.html ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 45

https://docs.aws.amazon.com/cdk/api/v2/docs/aws-cdk-lib.aws_lambda_nodejs.NodejsFunction.html

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StepFunctions、GUIでワークフロー作るのは簡単だけど IaCだとASL(*1)書くのが大変...🥲 (*1)Amazon States Language: https://docs.aws.amazon.com/step-functions/latest/dg/concepts-amazon-states-language.html ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 47

https://docs.aws.amazon.com/step-functions/latest/dg/concepts-amazon-states-language.html

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04 辛かった点① - ポインタへの変換が面倒 Goには言語仕様上Optionalを表す型がないため、ゼロ値と未指定を区別するためにポインタへの変換が必要になる。 Goに慣れていないメンバーからするとわかりにくい上、単純にコードの見通しが悪くなる... 左がTS、右がGoでバージョニング有効化したS3バケットを作成する例 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 55

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04 辛かった点② - Goらしくないコードがちらほら CDK in Goでは内部でjsii経由でTypeScriptの実装を呼んでいるため、各コンストラクタからエラーの値が返らず、実行時エラーはそのままpanicする。また、同じ理由で時間の書き方がGoのtimeパッケージでの書き方と異なり、アプリケーションコードを書く場合と若干勝手が変わってしまっていた。 panicのメッセージを読めばエラーの内容はわかるため、開発に大きな支障があるわけではない ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 56

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04 辛かった点③ - エスケープハッチに(実質)未対応エスケープハッチ(*1)とは、抽象化により本来指定できないパラメータを指定できるようにすることでConstructを拡張する方法のこと。他の言語ではL2 Constructを抽象度の低いL1 Constructにキャストするなどで実現可能だが、CDK in Goではその方法が使えない。一応jsii.Get(*2)関数で実現可能だが、非推奨。本来指定できないanalyticsConﬁgurationsをエスケープハッチにより指定している (*1)https://docs.aws.amazon.com/cdk/v2/guide/cfn_layer.html (*2)https://pkg.go.dev/github.com/aws/jsii-runtime-go#Get ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 57

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04 ではどうしたか CDK in TypeScriptに移行中(現在8割ほど移行完了) ● ほぼGoをTSに書き直すだけで移行できた🎉 ○ TS版を元にjsiiによって他言語版が展開されているためAPI構造がどの言語でも変わらず、書き直しやすかった ● ドキュメントがTSの方が見やすく、サンプルコードもほとんどTS版なので体験は良くなった ● あくまでNot for usだっただけなので、CDKを書くメンバーのスキルセットなどと要相談 ©Alphadrive Co.,Ltd. All Rights Reserved. 58

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