OpenClaw Windows Hub × Microsoft Foundry の Entra ID 認証のセットアップが 少し面倒だったお話

>100 Views

August 01, 26

スライド概要

2026年8月1日の『第10回 Azure Travelers 勉強会 広島の旅』のLT資料です。

profile-image

外資系の会社でAzure Platform に関するコンサルタントをやっています。Azure を含むMicrosoft 製品、インフラ、CI/CD などを強みとしています。Microsoft MVP 2025 (Azure Compute Infrastructure、Azure Networking)

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

ダウンロード

関連スライド

各ページのテキスト
1.

OpenClaw Windows Hub × Microsoft Foundry の Entra ID 認証のセットアップが 少し面倒だったお話 第10回 Azure Travelers 勉強会 広島の旅 2026.08.01 / Kazuki Yamabe

2.

Agenda ● 自己紹介 ● OpenClaw、Microsoft Foundry とは ● Microsoft Build 2026 での OpenClaw Windows Hub の登場 ● Microsoft Foundry のモデルを Entra ID 認証でセットアップ ● まとめ・参考資料

3.

自己紹介 専門領域 / Area of expertise • Microsoft Azure / Cloud Infrastructure • Containers / Kubernetes • Infrastructure Automation ( CI/CD、Infrastructure as code、Scripts、etc ) 受賞歴 / Awards • 2025年:Microsoft MVP (Azure Compute Infrastructure、Azure Networking) • 2026年:Microsoft MVP (Azure Compute Infrastructure、Azure Kubernetes and Open Source) Blog / SNS Kazuki Yamabe B Blog https://www.kdkwakaba.com Avanade Japan K.K. X X (Twitter) @kdk_wakaba in LinkedIn https://www.linkedin.com/in/kdk-wakaba

4.

注意事項・本日話さないこと 注意事項 • 本内容は2026年8月1日現在の内容です。今後のアップデートで内 容が変更される可能性があります • 本内容ではプレビューの機能についてお話します。実務で使用する場 合、十分検討した上で使用してください • 本内容は個人の見解であり、会社の方向性、戦略、意見ではあり ません ✓ 本日話さないこと • 本内容では各ツールに関する具体的な説明、設定手順は話しませ ん - 詳細な概要、設定手順は参考資料のURL を参照してください

5.

OpenClaw とは 日常のチャットから業務のサポートのようなものを任せられるセルフホスト型 の AI アシスタント基盤 Gateway を中心としたLLM や複数のサービスとの連携によるタスクの遂行が可能 メッセージ、エージェント、ツール、LLM を仲介し、OpenAI、Anthropic、Google、クラウド基盤と多彩なサービスに対応 チャットアプリを起点としたマルチチャネルによるエージェントの利用 Microsoft Teams、Slack、Discord のような有名なチャットアプリをサポートするため、チャットを起点としたタスクの委任が可能 用途に応じた振る舞いと権限設計による、人間のアシスタントがいるようなサポート AI アシスタントへのキャラ付け、Skill 登録、実行可能な操作の制御、承認ポリシーと個人から業務に合わせたサポートが可能 Molty (モルティ)

6.

Microsoft Foundry とは Azure 上でモデル、AI エージェントのような AI アプリケーションを開発・評価・運用するための統合プラットフォーム 使用用途に応じた複数のモデルのデプロイ、エンドポイントの統合 OpenAI、Anthropic、Microsoft (MAI) のようなモデルを1つのエンドポイントで実行、比較・評価が可能 多様なツール・サービスをオーケストレーションするAIエージェント基盤 コードの実行、RAG、業務データ、Microsoft 製品を中心とした外部ツールを活用する複数のエージェントを構築可能 Azure サービスとの統合による運用・統制の一元化 Entra ID やRBAC、Azure Policy、Azure Monitor のようなサービスでプラットフォームの管理を簡素化

7.

Microsoft Build 2026 での OpenClaw Windows Hub の登場 出典元: https://www.youtube.com/watch?v=FFMm454fxNA

8.

OpenClaw Windows Hub とは Windows 環境で OpenClaw Gateway と AI エージェントを導入、運用・管理するためのネイティブ Companion アプリ Windows 向けの導入、運用・管理を一つのアプリに集約 GUI 操作による管理で CLI や設定ファイルに慣れていないユーザーも OpenClaw を素早く開始可能 ※ Windows 11 / Windows 10 に対応、Windows Server は未サポート WSL 上を利用した管理対象の Gateway 構築 ローカルPC 内を汚さず、ロックダウン環境の Gateway を準備可能。既存の Gateway を接続した継続利用も可能 MXC (Microsoft eXecution Containers) との連携によるWindows ノードの操作を隔離・制御 デフォルトのロックダウン環境に加え、隔離環境によるOpenClaw の意図しない操作や権限不備によるセキュリティリスクを削減 ※ 連携機能を使うにはホスト側への MXC 導入が必要

9.

Microsoft Foundry のモデルを Entra ID 認証でセットアップ OpenClaw はMicrosoft Foundry を実行基盤に指定可能 Foundry で管理されているモデルを容易に切り替え可能 OpenClaw の用途に合わせたタスクの実行が容易。管理側も許可するモデルのみ提供可能 LLM のエンドポイント統合により、不必要なネットワーク経路を削減 Azure の経路のみにできるため、セキュアなネットワーク経路で実行可能 Foundry の認証は Entra ID 認証または API キー認証をサポート ※ セキュリティの観点から個人検証や一時的な PoC を除き、Entra ID 認証を推奨

10.

Error: Azure CLI (az) is not installed. Setup でインストールする Gateway に Azure CLI が同梱されていない コード上では WSL インスタンスを作成し OpenClaw と必要なパッケージのみ導入 該当コード箇所 ロックダウン環境は sudo 使用不可のため、root ユーザーによるインストールが必要 1. OpenClaw Windows Hub から新規 Gateway を WSL 上に作成 2. Gateway Setup の前に WSL の root ユーザーでログインし Azure CLI をインストール 3. Azure CLI でログイン 4. Gateway Setup で Microsoft Foundry の Entra ID 認証を設定

11.

Foundry を参照、実行するための RBAC 付与を忘れずに Gateway の認証ユーザーに Reader + Foundry User ロールが必要 Reader ロールが無いと Subscription 内のリソースやモデルを見つけられない Setup 時に自動で Foundry リソースとモデルを参照するため、これが無いとエラーになる OpenClaw からモデルを実行するには Foundry User 以上のロールが必要 アプリケーション同様、Foundry のモデル実行権限を付与しないと右記のようなエラーになる ローカルPC なら Entra グループに必要な権限を付与して追加すると管理しやすい • 複数人が利用するケースであれば、専用グループを置くと管理側の負担を減らせる • AVD のような Azure リソースであればマネージドID でユーザーに依存しない設定もあり

12.

おまけ:Microsoft Teams Plugin を使ったOpenClaw との連携 Teams 連携は現時点だと Gateway に CLI での操作、設定が必要 公式ドキュメントでは Teams CLI、devtunnel ツールの追加導入も必要 1. Teams Plugin をインストール 2. devtunnel ツールをインストール 3. Teams へのトンネリングを作成し、トンネリング先をTeams アプリに登録 (作成) 4. OpenClaw の設定ファイル (openclaw.json) に channel 設定を追加 5. Teams アプリをインストール 6. Teams で Bot に話しかける 設定によって初回実行時にペアリングの許可が必要 • Teams 経由で返信が来ない…、の時にハマりやすいポイント • OpenClaw Windows Hub からペアリングの承認可能なので承認すること

13.

まとめ OpenClaw Windows Hub は Windows PC で OpenClaw の導入、管理を簡素化するアプリケーション 現時点では UI で全て完結できないこともあるが、OpenClaw を使ったことのない方が手軽に始められる仕組み Microsoft Foundry の Entra ID 認証を使いたい場合、事前に Azure CLI のインストールが必要 ロックダウン環境では sudo が使えないため、ホスト側から root ユーザーで Gateway にログインしてインストールする Entra ID 認証のため、Foundry User のような RBAC 設定を必ず付与する OpenClaw もアプリケーション同様に Foundry の操作権限を付与しないと Agent error になる

14.

参考資料 / References OpenClaw - Windows https://docs.openclaw.ai/platforms/windows https://docs.openclaw.ai/platforms/windows OpenClaw Windows Hub https://github.com/openclaw/openclaw-windows-node Microsoft Foundry とは https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/foundry/what-is-foundry Microsoft Foundry での認証と承認 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/foundry/concepts/authentication-authorization-foundry Microsoft eXecution Container (MXC) https://github.com/microsoft/mxc OpenClaw - Microsoft Teams https://docs.openclaw.ai/channels/msteams