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June 11, 25
スライド概要
2025/06/11 なんでもCopilot#33「miyakeさんと木澤さんと新コパPC触りながら1周年プレパーティ!」の登壇資料です。
都内で働いているインフラエンジニアです。Azure を含むMicrosoft 製品、インフラ、CI/CD を強みとしています。Microsoft MVP 2025~
コードをあまり触ってこなかったインフラエンジニアでも GitHub Copilot Chat Agent Mode で 楽しくコードを学習しよう 2025/06/11 なんでもCopilot #33「miyakeさんと木澤さんと新コパPC触りながら1周年プレパーティ!」 Kazuki Yamabe
アジェンダ • 自己紹介 • GitHub Copilot & Copilot Chat Agent Mode • インフラエンジニアの業務で出てくるコード • GitHub Copilot Chat のAgent Mode で何か作ってみる • GitHub Copilot Chat のAgent Mode でどう学習する? • まとめ • 参考資料 2
自己紹介 名前:Kazuki Yamabe 所属:株式会社エーピーコミュニケーションズ 受賞歴:Microsoft MVP 2025 ~ (Azure Compute Infrastructure、Azure Networking) ◼ ブログ・SNS • ブログ:https://www.kdkwakaba.com/ • X:@kdk_wakaba • Linkedin:kdk-wakaba 3
注意事項・お話しないこと • 本内容は2025年6月11日現在の内容となります。今後のアップデートで仕様変更となる可能性もあ るためご了承ください • 本内容ではインフラエンジニアがよく利用するスクリプトやIaC のようなコードをメインにお話します。ミドル ウェアの設定、構成ファイルにおけるGitHub Copilot の活用はお話しません 4
GitHub Copilot & Copilot Chat Agent Mode ■GitHub Copilot • GitHub 社が提供するソフトウェア開発を支援するAI コーディングアシスタント • コードの提案、説明に加え、コードレビュー、Issue やPull Request の説明文作成と幅広くサポート • 一部のAI モデルのみ利用可能な無料プランもある ■Copilot Chat Agent Mode • 2025年5月に正式リリースされた、AI が指示内容の意図を汲み取り複数の処理を自動で行う機能 • ターミナル操作のコマンドもCopilot が提案してくれる (実行するかどうかは人間が判断する) • 2025年6月11日現在ではVisual Studio Code とVisual Studio のみ利用可能 5
インフラエンジニアの業務で出てくるコード • シェルスクリプト、PowerShell のようなスクリプト (定常運用業務、バッチ処理、など) - PHP、Ruby、Python、Go のようなプログラミング言語でスクリプト開発を行うこともある • Infrastructure as a Code (IaC) 今回はここの お話 - Chef、Ansible のようなサーバーサイドのプロビジョニング - Bicep、Terraform、Pulumi のようなクラウドリソースのプロビジョニング • SQL、各種モニタリングツールのクエリー言語 - PromQL、SPL、Kusto のようなメトリクス抽出 ※ 企業 (ロール) によってはインフラエンジニアもアプリケーションのコードを開発することもあります 6
GitHub Copilot Chat のAgent Mode で何か作ってみる GitHub Copilot に適当なBicep テンプレートファイルでも作らせてみるか。 @workspace /new 以下の要件を満たすディレクトリおよびBicepテンプレートファイルを作成してください。 - Azureのリソースグループ、仮想ネットワーク、仮想マシン、ストレージアカウントを作成します - 新規ディレクトリ内に作成せず、現在のパスに作成します - parametersディレクトリを作成し、本番環境、ステージング環境、開発環境用のパラメーターを設定できるようにします - パラメーターファイルは拡張子・bicepparamファイルで作成します - パラメーターファイルのAzureリソース名は「<リソースの短縮形>-<環境名の短縮形>-test-<リソース番号の連番>」とします - modulesディレクトリを作成し、compute、network、storageとリソースに応じたディレクトリ構成、モジュール化を行います - main.bicepファイル実行時はパラメーターファイルを指定します。各リソースの設定値はparameters配下のbicepparamファイル から取得します - paramがどのような値か分かるように @description で説明をつけます - Bicepテンプレートファイルの概要、フォルダ構成、使い方を記載したREADME.mdファイルを作成します 7
GitHub Copilot Chat のAgent Mode で何か作ってみる 修正の必要な箇所は色々ある けど、それっぽいものの大枠を 作ってくれた! (ステージング環 境だけ西日本リージョンにされた のは謎) ※ Model により成果物の内容 は異なります (今回はGPT-4.1 を使用) ※ Premium リクエストを使うに は度胸が足りなかった…。 8
GitHub Copilot Chat のAgent Mode で何か作ってみる ちょっと指示を書くだけで色々なものを作成してくれるやん! コードだけでなくディレクトリ作成やモジュールのインストールも提案して くれるし、あまりコードを書いてこなかったインフラエンジニアでも色々で きそう!出てくる内容を読み解くだけでも勉強になりそう! 9
GitHub Copilot Chat のAgent Mode でどう学習する? • 一度で完璧な成果物生成は中々ない。Copilot と対話しコード修正と共に仕組みを理解する - 想定しない提案の改善はトラブルシューティングと同じのため経験となる - 何度もやることでプロンプトを書く力が身についていく • 生成された成果物がよくわからなければ /explain のようにCopilot が説明してくれる - エラーメッセージの原因や対処法も説明してくれる - 既存のコードやブラックボックス化したコードの解析にも有効 - Agent Mode であれば /fix でエラー箇所の修正依頼も可能 • 1回作って終わりではなく、様々なケースのコードを書いて数をこなす - 何を作成すればいいかわからない、みたいなハードルを下げてくれる - インフラ関連であれば業務に関連するスクリプトやIaC、クエリー言語のようなものから生成してみる 10
まとめ • GitHub Copilot のようなAI 開発支援ツールの登場で、普段コードをあまり書かないインフラエンジニア でもコードの学習、開発の敷居が下がり挑戦しやすくなった • 一度で完璧な成果物は生成されないため、Copilot と対話し繰り返し修正することでコードへの理解を 深めていこう • 数をこなせば使い方も慣れていくため、様々なケースで使ってみて自身に合ったやり方を身につける 11
参考資料 • GitHub Copilot とは何ですか? • Copilot Chat のプロンプトの概要 • GitHub Copilot Chat チート シート • Use agent mode in VS Code • GitHub Copilot:エージェントの覚醒 12
ご清聴ありがとうございました。 13